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母とのやりとりから、「中毒」の人にありがちな回答パターンが出ていると思いました。
考えられる限りの言い訳をひねりだし、どんどん例外を作り、どうにかして糖質を食べようとするのです。
どこかのサイトで、「糖質を食べたときに反応する脳の部位は、中毒の患者が原因物質を摂取したときに反応する脳の部位と似ている」という記事を見かけたことがあるのですが、なるほどと思わされました。
アルコール中毒の人の例を見ると、上記母の反応とあまりにそっくりなので、我が母ながら悲しくなりました。

この段階で、このままやっても母のダイエットが失敗することを確信しました。
でも、こんな有様で「バターコーヒーを試したが、私には効果が無かった」と言われるのもなぁ と思い、ちゃんとやらないならもう指導しないよ、と言ったところ、その週に 1kg するりと落としてくれました。
そこからは順調で、今や「ご飯(=お米)を食べなくても、夕方まで保つもんだねぇ。」としれっと言い放ってくださっています。
中毒を抜けたらこんなものです。

ちなみに、私自身は母のダイエットには、あまり賛成していません。
「老人のダイエットには賛成しかねる。バランスを崩して体調を壊しては元も子もない。そもそも今さらダイエットが必要か? 食べたいものを食べたいだけ食べ切って、残りの生をまっとうする行き方だってあるのでは?」と言い続けています。
でも本人がやる気で、実際に減量に成功してしまったので、かつ、体調も良好なようなので、結果オーライかな、と思っています。

私自身、厳密じゃないバターコーヒーをやってるので、どうなんだろうと思わないではないですが、守るべきポイントはある、と実感しています。
2〜3週間も停滞したら、それは何かが間違っています。そのとき、中毒脳で間違った判断をしていないだろうか、と振り返るのは、有効だと思います。
私自身も、昼バターに気づくまで1ヶ月近く、パンのドカ食いをやってしまっていました。これも中毒脳だったんだろうな、と今では思います。