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数学の証明という理論がわからないです
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1132人目の素数さん
2021/02/15(月) 11:24:49.96ID:/E2KyCsI2021/02/15(月) 20:01:54.26ID:iT3CrOuB
>>77
l, m, nを正の整数とする。
A = (a_i,j)∈M_l,m(k), B = (b_i,j)∈M_m,n(k)に対して、AB∈M_l,n(k)を以下のように定義する。
AB = (農[k=1 to m] a_i,k b_k,j) (1≦i≦l, 1≦j≦n)
たとえば、
((a b), (c d))(x, y) = (ax + by, cx + dy)
である。(,がついてる方は縦に書くと思ってほしい)
l, m, nを正の整数とする。
A = (a_i,j)∈M_l,m(k), B = (b_i,j)∈M_m,n(k)に対して、AB∈M_l,n(k)を以下のように定義する。
AB = (農[k=1 to m] a_i,k b_k,j) (1≦i≦l, 1≦j≦n)
たとえば、
((a b), (c d))(x, y) = (ax + by, cx + dy)
である。(,がついてる方は縦に書くと思ってほしい)
2021/02/15(月) 20:27:59.82ID:iT3CrOuB
例:
kを体、V = k^n, W = k^m。
VはM_n,1(k)、WはM_m,1(k)見なせる。
A∈M_m,n(k)とする。x∈Vに対して、Ax∈Wを対応させる写像
f_A: V → W
は線型写像である。
kを体、V = k^n, W = k^m。
VはM_n,1(k)、WはM_m,1(k)見なせる。
A∈M_m,n(k)とする。x∈Vに対して、Ax∈Wを対応させる写像
f_A: V → W
は線型写像である。
2021/02/15(月) 20:33:22.82ID:iT3CrOuB
>>79
kを体、V = k^n, W = k^m, U = k^lとする。
A∈M_m,n(k), B∈M_l,m(k)とすると、線型写像
f_A: V → W
f_B: W → U
が定まるが、この写像の合成と、行列の積はcompatible。すなわち、
f_B ○ f_A = f_BA
である。
kを体、V = k^n, W = k^m, U = k^lとする。
A∈M_m,n(k), B∈M_l,m(k)とすると、線型写像
f_A: V → W
f_B: W → U
が定まるが、この写像の合成と、行列の積はcompatible。すなわち、
f_B ○ f_A = f_BA
である。
2021/02/15(月) 20:37:15.37ID:iT3CrOuB
例:
k = R, V = R^2とする。
p = (x, y)∈Vは、正の数rと、αを用いて
x = r cos(α)
y = r sin(α)
と書ける。すなわち、p = r (cos(α), sin(α))。
2次正方行列R(θ)を
R(θ) := ((cos(θ) -sin(θ)), (sin(θ) cos(θ)))
と置くと、
R(θ)p
= r (cos(θ)cos(α) - sin(θ)sin(α), sin(θ)cos(α) + cos(θ)sin(α))
= r (cos(θ + α), sin(θ + α))
これは、原点を中心とするθ回転である。
k = R, V = R^2とする。
p = (x, y)∈Vは、正の数rと、αを用いて
x = r cos(α)
y = r sin(α)
と書ける。すなわち、p = r (cos(α), sin(α))。
2次正方行列R(θ)を
R(θ) := ((cos(θ) -sin(θ)), (sin(θ) cos(θ)))
と置くと、
R(θ)p
= r (cos(θ)cos(α) - sin(θ)sin(α), sin(θ)cos(α) + cos(θ)sin(α))
= r (cos(θ + α), sin(θ + α))
これは、原点を中心とするθ回転である。
2021/02/15(月) 21:22:59.19ID:iT3CrOuB
例:
kを体、V = k。a∈kとする。
k = M_1,1(k)だから、aによる掛け算による写像f: V → V
f(x) := ax
は線型写像である。
kを体、V = k。a∈kとする。
k = M_1,1(k)だから、aによる掛け算による写像f: V → V
f(x) := ax
は線型写像である。
2021/02/15(月) 21:24:55.05ID:iT3CrOuB
2021/02/15(月) 21:28:12.11ID:iT3CrOuB
2021/02/15(月) 21:30:44.12ID:iT3CrOuB
>>70
訂正:
> C^n(R)⊂C^0(R)を、n回以上微分可能な関数全体とする。
C^n(R)⊂C^0(R)を、n回以上微分可能で、導関数が連続な関数全体とする。
この議論では問題ないと思うが、一般的な定義に合わせる。
訂正:
> C^n(R)⊂C^0(R)を、n回以上微分可能な関数全体とする。
C^n(R)⊂C^0(R)を、n回以上微分可能で、導関数が連続な関数全体とする。
この議論では問題ないと思うが、一般的な定義に合わせる。
2021/02/15(月) 21:32:36.89ID:iT3CrOuB
例:
k = R, Vをx = aで微分可能なRからRへの関数全体のなすベクトル空間とする。
f: V → Rをx = aでの微分係数を取る写像とすると、fは線型写像である。
k = R, Vをx = aで微分可能なRからRへの関数全体のなすベクトル空間とする。
f: V → Rをx = aでの微分係数を取る写像とすると、fは線型写像である。
2021/02/15(月) 21:34:15.62ID:iT3CrOuB
2021/02/15(月) 21:36:52.90ID:iT3CrOuB
例:
I = [a, b]⊂Rを閉区間とする。
k = R, V = C^0(I)はI上の実数値連続関数全体のなすベクトル空間とする。
Vの元はRiemann積分可能であるから、f∈Vに対して∫_I f dxを対応させる写像が定まる。
この写像は線型写像である。
I = [a, b]⊂Rを閉区間とする。
k = R, V = C^0(I)はI上の実数値連続関数全体のなすベクトル空間とする。
Vの元はRiemann積分可能であるから、f∈Vに対して∫_I f dxを対応させる写像が定まる。
この写像は線型写像である。
2021/02/15(月) 21:40:27.91ID:iT3CrOuB
例:
kを体、V = k[X]とする。
多項式f∈Vに対して、その微分df/dXは以下のように定まる。
f = 納i=0 to N] a_i x^i
df/dX = 納i=0 to N-1] (i + 1) a_(i + 1) x^i
fにdf/dXを対応させる写像は線型写像である。
kを体、V = k[X]とする。
多項式f∈Vに対して、その微分df/dXは以下のように定まる。
f = 納i=0 to N] a_i x^i
df/dX = 納i=0 to N-1] (i + 1) a_(i + 1) x^i
fにdf/dXを対応させる写像は線型写像である。
2021/02/15(月) 21:42:33.64ID:iT3CrOuB
2021/02/15(月) 21:46:49.11ID:iT3CrOuB
kを体、V, Wをk上のベクトル空間、f: V→Wを線型写像とする。
Ker(f) := { x∈V; f(x) = 0 }
Im(f) := { f(x)∈W; x∈V }
と定める。Ker(f)をfの核、Im(f)をfの像と言う。
Ker(f) := { x∈V; f(x) = 0 }
Im(f) := { f(x)∈W; x∈V }
と定める。Ker(f)をfの核、Im(f)をfの像と言う。
2021/02/15(月) 21:48:22.53ID:iT3CrOuB
2021/02/15(月) 21:53:50.51ID:iT3CrOuB
2021/02/15(月) 21:55:49.13ID:iT3CrOuB
命題:
kを体、V, Wをk上のベクトル空間、f: V → Wを線型写像とする。
(1) fが全射 ⇔ Im(f) = W
(2) fが単射 ⇔ Ker(f) = {0}
kを体、V, Wをk上のベクトル空間、f: V → Wを線型写像とする。
(1) fが全射 ⇔ Im(f) = W
(2) fが単射 ⇔ Ker(f) = {0}
2021/02/15(月) 21:59:57.64ID:iT3CrOuB
>>94
証明:
(1)は明らか。
(2)
まず、fが線型写像ならば、f(0) = 0 f(0) = 0である。
したがって、fが単射ならば、f(x) = 0となるx∈Vは0のみである。
逆に、Ker(f) = {0}とする。
x, y∈Vが、f(x) = f(y)を満たすとすると、fが線型写像であることから
f(x - y) = 0
Ker(f) = 0より、x = y。よって、fは単射である。□
証明:
(1)は明らか。
(2)
まず、fが線型写像ならば、f(0) = 0 f(0) = 0である。
したがって、fが単射ならば、f(x) = 0となるx∈Vは0のみである。
逆に、Ker(f) = {0}とする。
x, y∈Vが、f(x) = f(y)を満たすとすると、fが線型写像であることから
f(x - y) = 0
Ker(f) = 0より、x = y。よって、fは単射である。□
2021/02/15(月) 22:10:49.25ID:iT3CrOuB
例:
kは体、V = k^n, W = k^mとする。
A = (a_i,j) ∈ M_m,n(k)
とする。>>79の記号で、f_Aは
f_A(x) = Ax
で定まる線型写像とする。
Ker(f_A)は、連立一次方程式
a_1,1 x_1 + ... + a_1,n x_n = 0
...
a_m,1 x_1 + ... + a_m,n x_n = 0
の解(x_1, ..., x_n)全体からなる集合である。
kは体、V = k^n, W = k^mとする。
A = (a_i,j) ∈ M_m,n(k)
とする。>>79の記号で、f_Aは
f_A(x) = Ax
で定まる線型写像とする。
Ker(f_A)は、連立一次方程式
a_1,1 x_1 + ... + a_1,n x_n = 0
...
a_m,1 x_1 + ... + a_m,n x_n = 0
の解(x_1, ..., x_n)全体からなる集合である。
2021/02/15(月) 22:17:16.99ID:iT3CrOuB
kを体、Vをk上のベクトル空間とする。
x_1, ..., x_n∈Vが一次独立であるとは、以下の条件を満たすことである。
a_1 x_1 + ... + a_n x_n = 0 (a_1, ..., a_n∈k)
⇒ a_1 = ... = a_n = 0
x_1, ..., x_n∈Vが一次独立であるとは、以下の条件を満たすことである。
a_1 x_1 + ... + a_n x_n = 0 (a_1, ..., a_n∈k)
⇒ a_1 = ... = a_n = 0
2021/02/15(月) 22:31:30.61ID:iT3CrOuB
例:
kを体、V = k^nとする。
e_1 := (1, 0, ..., 0),
e_2 := (0, 1, ..., 0),
...,
e_n := (0, 0, ..., 1) ∈ V
は一次独立である。
kを体、V = k^nとする。
e_1 := (1, 0, ..., 0),
e_2 := (0, 1, ..., 0),
...,
e_n := (0, 0, ..., 1) ∈ V
は一次独立である。
2021/02/15(月) 22:42:06.46ID:iT3CrOuB
例:
kは体、Vはk上のベクトル空間とする。
x_1∈Vが一次独立でない
⇔ <x_1> = <0>
x_1, x_2∈Vが一次独立でない
⇔ x_2∈<x_1>
...
x_1, ..., x_n, x_(n+1)∈Vが一次独立でない
⇔ x_(n+1)∈<x_1, ..., x_n>
kは体、Vはk上のベクトル空間とする。
x_1∈Vが一次独立でない
⇔ <x_1> = <0>
x_1, x_2∈Vが一次独立でない
⇔ x_2∈<x_1>
...
x_1, ..., x_n, x_(n+1)∈Vが一次独立でない
⇔ x_(n+1)∈<x_1, ..., x_n>
100132人目の素数さん
2021/02/15(月) 22:50:36.06ID:iT3CrOuB 例:
kは体、V = k^2。
A = ((a b), (c d))∈M_2,2(k)とする。
連立一次方程式
Ax = 0 --- (*)
を考える。
(a, b), (c, d)が一次独立 ⇔.(*)の解が(0, 0)だけ
kは体、V = k^2。
A = ((a b), (c d))∈M_2,2(k)とする。
連立一次方程式
Ax = 0 --- (*)
を考える。
(a, b), (c, d)が一次独立 ⇔.(*)の解が(0, 0)だけ
101132人目の素数さん
2021/02/15(月) 22:55:32.07ID:iT3CrOuB kは体、V, Wはk上のベクトル空間。f: V → Wは線型写像とする。
fが全単射のとき、同型写像という。
V, Wの間に同型写像f: V → Wが存在するとき、V, Wは同型であるという。
fが全単射のとき、同型写像という。
V, Wの間に同型写像f: V → Wが存在するとき、V, Wは同型であるという。
102132人目の素数さん
2021/02/15(月) 23:16:54.46ID:iT3CrOuB kは体、U, V, Wはk上のベクトル空間
f g
U→V→W
が完全であるとは、Im(f) = Ker(g)となることである。
f g
U→V→W
が完全であるとは、Im(f) = Ker(g)となることである。
103132人目の素数さん
2021/02/15(月) 23:24:14.00ID:iT3CrOuB 例:
kは体、V, Wはk上のベクトル空間。f: V → Wは線型写像。
0 → Ker(f) → V → Im(f) → 0
は完全。
kは体、V, Wはk上のベクトル空間。f: V → Wは線型写像。
0 → Ker(f) → V → Im(f) → 0
は完全。
104132人目の素数さん
2021/02/15(月) 23:34:49.36ID:iT3CrOuB kは体、Vはk上のベクトル空間。
部分集合B⊂Vが、Vの基底であるとは、以下を満たすことである。
(1) Bの空でない任意の有限部分集合は一次独立。
(2) 任意のx∈Vは、有限個のb_1, ..., b_n∈Bを適当に取れば、x∈<b_1, ..., b_n>とできる。
部分集合B⊂Vが、Vの基底であるとは、以下を満たすことである。
(1) Bの空でない任意の有限部分集合は一次独立。
(2) 任意のx∈Vは、有限個のb_1, ..., b_n∈Bを適当に取れば、x∈<b_1, ..., b_n>とできる。
105132人目の素数さん
2021/02/16(火) 09:02:53.66ID:c/rM9q1s kは体、Vはk上のベクトル空間。
あるx_1, ..., x_n∈Vが存在して
V = <x_1, ..., x_n>
となるとき、Vは有限生成であるという。
まず、ベクトル空間に>>104の意味の基底が存在することを示す。
有限生成でない場合も存在するが、実用性皆無なので、有限生成の場合のみ扱う。
あるx_1, ..., x_n∈Vが存在して
V = <x_1, ..., x_n>
となるとき、Vは有限生成であるという。
まず、ベクトル空間に>>104の意味の基底が存在することを示す。
有限生成でない場合も存在するが、実用性皆無なので、有限生成の場合のみ扱う。
106132人目の素数さん
2021/02/16(火) 09:04:48.41ID:c/rM9q1s107132人目の素数さん
2021/02/16(火) 09:29:48.89ID:c/rM9q1s >>106
証明:
V = <x_1, ..., x_n> --- (1)
とする。集合X = {x_1, ..., x_n}の、一次独立な元からなる部分集合には、包含関係に関する極大元が存在する。
(∵ 有限集合だから。Vが有限生成でないときはZornの補題を使う)
それをB = {b_1, ..., b_d}とする。Bは一次独立なので、
V = <b_1, ..., b_d>
を示せばよい。⊃は明らかだから、⊂を示す。
証明:
V = <x_1, ..., x_n> --- (1)
とする。集合X = {x_1, ..., x_n}の、一次独立な元からなる部分集合には、包含関係に関する極大元が存在する。
(∵ 有限集合だから。Vが有限生成でないときはZornの補題を使う)
それをB = {b_1, ..., b_d}とする。Bは一次独立なので、
V = <b_1, ..., b_d>
を示せばよい。⊃は明らかだから、⊂を示す。
108132人目の素数さん
2021/02/16(火) 09:32:15.37ID:c/rM9q1s >>107
簡単のため、元の順番を入れ替えて、
b_1 = x_1, ..., b_d = x_d (d≦n)
とする。まず、
x_(d+1), ..., x_n∈<b_1, ..., b_d>
であることを示す。
BはXの一次独立な部分集合の極大元だから、x_(d+1)以降を加えると、必ず一次独立でなくなる。したがって、
a_1 x_1 + ... + a_d x_d + c x_i = 0 (a_i, c∈k)
とすると、c = 0ならば、Bの一次独立性よりa_1 = ... = a_d = 0だから一次独立でないことに矛盾する。よって、c ≠ 0であるから
x_i = -1/c (a_1 x_1 + ... + a_d x_d)
である。(kが体であることをここで使った)
簡単のため、元の順番を入れ替えて、
b_1 = x_1, ..., b_d = x_d (d≦n)
とする。まず、
x_(d+1), ..., x_n∈<b_1, ..., b_d>
であることを示す。
BはXの一次独立な部分集合の極大元だから、x_(d+1)以降を加えると、必ず一次独立でなくなる。したがって、
a_1 x_1 + ... + a_d x_d + c x_i = 0 (a_i, c∈k)
とすると、c = 0ならば、Bの一次独立性よりa_1 = ... = a_d = 0だから一次独立でないことに矛盾する。よって、c ≠ 0であるから
x_i = -1/c (a_1 x_1 + ... + a_d x_d)
である。(kが体であることをここで使った)
109132人目の素数さん
2021/02/16(火) 09:33:51.06ID:c/rM9q1s >>108
x∈Vとする。(1)より
x = a_1 x_1 + ... + a_n x_n
と書ける。x_iはすべて<b_1, ..., b_d>に属するから
x∈<b_1, ..., b_d>
である。□
x∈Vとする。(1)より
x = a_1 x_1 + ... + a_n x_n
と書ける。x_iはすべて<b_1, ..., b_d>に属するから
x∈<b_1, ..., b_d>
である。□
110132人目の素数さん
2021/02/16(火) 09:47:13.43ID:c/rM9q1s 定理:
kを体、Vを有限生成ベクトル空間とする。
Vの基底の濃度は、取り方によらず一定である。
kを体、Vを有限生成ベクトル空間とする。
Vの基底の濃度は、取り方によらず一定である。
111132人目の素数さん
2021/02/16(火) 11:58:26.22ID:c/rM9q1s >>110
証明:
B = {b_1, ..., b_d}, B' = {b'_1, ..., b'_d'}をVの基底とする。
このとき、(d', d)行列A = (a_i,j)と、(d, d')行列A' = (a'_i,j)があって、
b'_i = 納j=1 to d] a_i,j b_j(1≦i≦d')
b_i = 納j=1 to d'] a'_i,j b'_j(1≦i≦d)
を満たす。このとき、
A' A = I_d
A A' = I_d'
(I_nは、n次の単位行列。すなわち、対角成分が1、それ以外が0のn次正方行列)
証明:
B = {b_1, ..., b_d}, B' = {b'_1, ..., b'_d'}をVの基底とする。
このとき、(d', d)行列A = (a_i,j)と、(d, d')行列A' = (a'_i,j)があって、
b'_i = 納j=1 to d] a_i,j b_j(1≦i≦d')
b_i = 納j=1 to d'] a'_i,j b'_j(1≦i≦d)
を満たす。このとき、
A' A = I_d
A A' = I_d'
(I_nは、n次の単位行列。すなわち、対角成分が1、それ以外が0のn次正方行列)
112132人目の素数さん
2021/02/16(火) 12:02:14.41ID:c/rM9q1s >>111
n次正方行列A = (a_i,j)に対して、Aのトレースを
tr(A) = 納i=1 to n] a_i,i =a_1,1 + ... + a_n,n
で定義する。
補題:
Aを(m,n)行列、Bを(n,m)行列とする。このとき、
tr(AB) = tr(BA)。
証明:
計算するだけ。□
n次正方行列A = (a_i,j)に対して、Aのトレースを
tr(A) = 納i=1 to n] a_i,i =a_1,1 + ... + a_n,n
で定義する。
補題:
Aを(m,n)行列、Bを(n,m)行列とする。このとき、
tr(AB) = tr(BA)。
証明:
計算するだけ。□
113132人目の素数さん
2021/02/16(火) 12:03:08.31ID:c/rM9q1s114132人目の素数さん
2021/02/16(火) 12:06:04.37ID:c/rM9q1s kを体、Vをk上の有限生成ベクトル空間とする。
>>110より、Vの基底の濃度は一定であるから、その値をdim(V)と書き、Vの次元という。また、dim(V) = n < ∞であるとき、Vは有限次元、特にn次元であるという。
>>110より、Vの基底の濃度は一定であるから、その値をdim(V)と書き、Vの次元という。また、dim(V) = n < ∞であるとき、Vは有限次元、特にn次元であるという。
115132人目の素数さん
2021/02/16(火) 12:28:52.14ID:c/rM9q1s116132人目の素数さん
2021/02/16(火) 12:44:24.46ID:c/rM9q1s 次の補題は、部分空間の基底を適当に延長して、全体の基底にできることを言っている。
補題:
kを体、Vをn次元ベクトル空間とする。
b = (b_1, ..., b_n)
をVの基底とする。1≦k≦nとし、{x_1, ..., x_k}⊂Vを一次独立な部分集合とする。このとき、bの適当なn - k個の元
b'_(n-k+1), ..., b'_n∈b
を取れば、
(x_1, ..., x_k, b'_(n-k+1), ..., b'_n)
をVの基底にすることができる。
補題:
kを体、Vをn次元ベクトル空間とする。
b = (b_1, ..., b_n)
をVの基底とする。1≦k≦nとし、{x_1, ..., x_k}⊂Vを一次独立な部分集合とする。このとき、bの適当なn - k個の元
b'_(n-k+1), ..., b'_n∈b
を取れば、
(x_1, ..., x_k, b'_(n-k+1), ..., b'_n)
をVの基底にすることができる。
117132人目の素数さん
2021/02/16(火) 13:35:18.96ID:c/rM9q1s >>116
証明:
n - kの帰納法で示す。
k = nのとき。
>>110より、n次元ベクトル空間のn+1個以上の元は必ず一次従属になる。よって、b_iはすべて<x_1, ..., x_k>に属する。
bはVの基底なので、<x_1, ..., x_k> = Vである。x_1, ..., x_kは一次独立なので、これは基底である。
k < nのとき。
>>110より、<x_1, ..., x_k> ≠ Vである。よって、<x_1, ..., x_k>に含まれないb_iがある。{x_1, ..., x_k, b_i}は一次独立であるから、帰納法の仮定より、bの元をさらにn-k-1個加えてVの基底にできる。□
証明:
n - kの帰納法で示す。
k = nのとき。
>>110より、n次元ベクトル空間のn+1個以上の元は必ず一次従属になる。よって、b_iはすべて<x_1, ..., x_k>に属する。
bはVの基底なので、<x_1, ..., x_k> = Vである。x_1, ..., x_kは一次独立なので、これは基底である。
k < nのとき。
>>110より、<x_1, ..., x_k> ≠ Vである。よって、<x_1, ..., x_k>に含まれないb_iがある。{x_1, ..., x_k, b_i}は一次独立であるから、帰納法の仮定より、bの元をさらにn-k-1個加えてVの基底にできる。□
118132人目の素数さん
2021/02/16(火) 13:43:41.74ID:c/rM9q1s 命題:
kを体、Vをk上の有限次元ベクトル空間、W⊂Vを部分空間とする。このとき
dim(W) ≦ dim(V)
である。
kを体、Vをk上の有限次元ベクトル空間、W⊂Vを部分空間とする。このとき
dim(W) ≦ dim(V)
である。
119132人目の素数さん
2021/02/16(火) 13:47:35.95ID:c/rM9q1s120132人目の素数さん
2021/02/16(火) 14:00:12.29ID:c/rM9q1s >>119
これはベクトル空間以外の代数構造では成り立つとは限らない。
たとえば、多項式環k[X, Y]は、k上の多元環として1, X, Yで生成されるが、
その部分環
k[X, XY, XY^2, ...]
はk上の多元環として有限生成ではない。
これはベクトル空間以外の代数構造では成り立つとは限らない。
たとえば、多項式環k[X, Y]は、k上の多元環として1, X, Yで生成されるが、
その部分環
k[X, XY, XY^2, ...]
はk上の多元環として有限生成ではない。
121132人目の素数さん
2021/02/16(火) 14:27:39.53ID:c/rM9q1s122132人目の素数さん
2021/02/16(火) 14:35:14.39ID:c/rM9q1s123132人目の素数さん
2021/02/16(火) 14:50:47.24ID:c/rM9q1s >>110
この形で使っているようなので、証明しておく。
系:
kを体、Vをk上のベクトル空間。
W = <b_1, ..., b_k>⊂V
とする。{x_1, ..., x_l}⊂Wが一次独立とすると、
l ≦ k
である。
この形で使っているようなので、証明しておく。
系:
kを体、Vをk上のベクトル空間。
W = <b_1, ..., b_k>⊂V
とする。{x_1, ..., x_l}⊂Wが一次独立とすると、
l ≦ k
である。
124132人目の素数さん
2021/02/16(火) 16:04:29.87ID:c/rM9q1s 方針変換。
ベクトル空間の一般論を確立してから、連立一次方程式をやろうと思ったけど、先に連立一次方程式をやる
>>123
証明:
W = <b_1, ..., b_k>より、(l, k)行列A = (a_i,j)が存在して
x_1 = a_1,1 b_1 + ... + a_l,k b_k
...
x_l = a_l,1 b_1 + ... + a_l,k b_k
となる。
Aを基本変形すると階数はk以下であるから、l > kならばx_1, ..., x_lは一次従属である。□
ベクトル空間の一般論を確立してから、連立一次方程式をやろうと思ったけど、先に連立一次方程式をやる
>>123
証明:
W = <b_1, ..., b_k>より、(l, k)行列A = (a_i,j)が存在して
x_1 = a_1,1 b_1 + ... + a_l,k b_k
...
x_l = a_l,1 b_1 + ... + a_l,k b_k
となる。
Aを基本変形すると階数はk以下であるから、l > kならばx_1, ..., x_lは一次従属である。□
125132人目の素数さん
2021/02/16(火) 23:32:28.19ID:dluONYOe 定理:
kを体、V, Wをk上有限次元ベクトル空間、f: V→Wを線型写像とする。このとき
dim(Im(f)) = dim(V) - dim(Ker(f))。
kを体、V, Wをk上有限次元ベクトル空間、f: V→Wを線型写像とする。このとき
dim(Im(f)) = dim(V) - dim(Ker(f))。
126132人目の素数さん
2021/02/16(火) 23:54:14.11ID:dluONYOe >>125
証明:
dim(V) = n、dim(Ker(f)) = k、(b_1, ..., b_k)をKer(f)の基底とする。
>>116より、Vの適当な元b_(k+1), ..., b_nを取ることにより、
B = (b_1, ..., b_n)
をVの基底にできる。
B' = (f(b_(k+1)), ..., f(b_n))
がIm(f)の基底であることを示す。
BがVの基底であること、b_1, ..., b_n∈Ker(f)であることから、
Im(f) = <f(b_(k+1)), ..., f(b_n)>。
a_(k+1) f(b_(k+1)) + ... + a_n f(b_n) = 0 (a_i∈k, k+1≦i≦n)
とすると、
f(a_(k+1) b_(k+1) + ... + a_n b_n) = 0
よって、a_(k+1) b_(k+1) + ... + a_n b_n∈Ker(f)。
n = dim(Ker(f)) + dim(<b_(k+1), ..., b_n>) - dim(Ker(f)∩<b_(k+1), ..., b_n>)
= k + (n-k) - dim(Ker(f)∩<b_(k+1), ..., b_n>)
なので、Ker(f)∩<b_(k+1), ..., b_n> = <0>。よって、a_(k+1) = ... = a_n = 0。
よって、f(b_(k+1)), ..., f(b_n)は一次独立。□
証明:
dim(V) = n、dim(Ker(f)) = k、(b_1, ..., b_k)をKer(f)の基底とする。
>>116より、Vの適当な元b_(k+1), ..., b_nを取ることにより、
B = (b_1, ..., b_n)
をVの基底にできる。
B' = (f(b_(k+1)), ..., f(b_n))
がIm(f)の基底であることを示す。
BがVの基底であること、b_1, ..., b_n∈Ker(f)であることから、
Im(f) = <f(b_(k+1)), ..., f(b_n)>。
a_(k+1) f(b_(k+1)) + ... + a_n f(b_n) = 0 (a_i∈k, k+1≦i≦n)
とすると、
f(a_(k+1) b_(k+1) + ... + a_n b_n) = 0
よって、a_(k+1) b_(k+1) + ... + a_n b_n∈Ker(f)。
n = dim(Ker(f)) + dim(<b_(k+1), ..., b_n>) - dim(Ker(f)∩<b_(k+1), ..., b_n>)
= k + (n-k) - dim(Ker(f)∩<b_(k+1), ..., b_n>)
なので、Ker(f)∩<b_(k+1), ..., b_n> = <0>。よって、a_(k+1) = ... = a_n = 0。
よって、f(b_(k+1)), ..., f(b_n)は一次独立。□
127132人目の素数さん
2021/02/16(火) 23:55:53.73ID:dluONYOe128132人目の素数さん
2021/02/16(火) 23:56:45.15ID:dluONYOe129132人目の素数さん
2021/02/16(火) 23:59:19.98ID:dluONYOe130132人目の素数さん
2021/02/17(水) 00:00:10.58ID:roaJxwbL131132人目の素数さん
2021/02/17(水) 00:19:59.45ID:8rLvZi8O ようやくルベーグに進んだと思ったら結局また線形に逆戻り、か……
132132人目の素数さん
2021/02/17(水) 09:37:32.95ID:roaJxwbL >>129
訂正:
> dim(U⊕W) = dim(U) + dim(W) - dim(U∩W)
dim(U + W) = dim(U) + dim(W) - dim(U∩W)
U + W := { u + w; u∈U, w∈W }
訂正:
> dim(U⊕W) = dim(U) + dim(W) - dim(U∩W)
dim(U + W) = dim(U) + dim(W) - dim(U∩W)
U + W := { u + w; u∈U, w∈W }
133132人目の素数さん
2021/02/17(水) 19:39:30.17ID:je7Fy8iq 「選択公理がないと証明できない」という命題はどうやって証明するんだろな。
ハーンバナッハの定理は選択公理無しには証明できないらしい。
ハーンバナッハの定理は選択公理無しには証明できないらしい。
134132人目の素数さん
2021/02/17(水) 20:07:05.13ID:zld65fln135132人目の素数さん
2021/02/18(木) 15:55:02.33ID:nRIK6KzM 非数学科の学生です。
数学科の同級生に問題を出してもらったので、解きます。
数学科の同級生に問題を出してもらったので、解きます。
136132人目の素数さん
2021/02/18(木) 15:55:26.65ID:nRIK6KzM 解けました。
137132人目の素数さん
2021/02/18(木) 15:56:09.11ID:nRIK6KzM 問題
Xをコンパクト位相空間とする。
Xの閉部分集合はコンパクトである。
Xをコンパクト位相空間とする。
Xの閉部分集合はコンパクトである。
138132人目の素数さん
2021/02/18(木) 15:56:34.18ID:nRIK6KzM まず、用語を確認しました。
139132人目の素数さん
2021/02/18(木) 16:00:31.63ID:nRIK6KzM 定義1.
位相空間Xがコンパクトであるとは、Xの任意の開被覆
U = {U_i} s. t. X = ∪ U_i
に対して、有限個のU'_1, ..., U'_n∈Uを選んで、
X = U'_1∪ ... ∪ U'_n
とできることを言います。
位相空間Xがコンパクトであるとは、Xの任意の開被覆
U = {U_i} s. t. X = ∪ U_i
に対して、有限個のU'_1, ..., U'_n∈Uを選んで、
X = U'_1∪ ... ∪ U'_n
とできることを言います。
140132人目の素数さん
2021/02/18(木) 16:01:45.40ID:nRIK6KzM また、位相空間Xの部分集合Sがコンパクトであるとは、
SにXの相対位相を入れたときにコンパクトになることを言います。
SにXの相対位相を入れたときにコンパクトになることを言います。
141132人目の素数さん
2021/02/18(木) 16:04:24.36ID:nRIK6KzM 次に、コンパクト位相空間の例を考えました。
142132人目の素数さん
2021/02/18(木) 16:05:17.38ID:nRIK6KzM まず、任意の有限集合はコンパクトです。
なぜならば、有限集合には有限個の開集合しか存在しないからです。
なぜならば、有限集合には有限個の開集合しか存在しないからです。
143132人目の素数さん
2021/02/18(木) 16:07:03.65ID:nRIK6KzM Xを実直線Rとします。
Rの有界閉区間[a, b]はコンパクトです。
これは、次の方法で証明できます。
Rの有界閉区間[a, b]はコンパクトです。
これは、次の方法で証明できます。
144132人目の素数さん
2021/02/18(木) 16:14:50.84ID:nRIK6KzM (1) まず、[a, b] = [0, 1]としてよいです。
a = bならば、>>142よりこれはコンパクトです。
そうでなければ、f: [0, 1] → [a, b]を
y = f(x) = (b - a)x + a
で定めると、これは連続全単射で、逆写像
x = g(y) = (y - a)/(b - a)
も連続であるので、fは同相写像となります。
a = bならば、>>142よりこれはコンパクトです。
そうでなければ、f: [0, 1] → [a, b]を
y = f(x) = (b - a)x + a
で定めると、これは連続全単射で、逆写像
x = g(y) = (y - a)/(b - a)
も連続であるので、fは同相写像となります。
145132人目の素数さん
2021/02/18(木) 17:39:55.54ID:umGW1Vqs (2) [0, 1]がコンパクトでないとして、矛盾を導きます。
I = [0, 1]とします。
Uを、Iの無限個の開集合による開被覆とします。
I = [0, 1/2] ∪ [1/2, 1]
なので、Iがコンパクトでないとすると、[0, 1/2], [1/2, 1]の少なくとも一方は、Uの有限個の開集合で被覆できません。
なぜならば、両方の区間がともにUの有限公個の開集合で被覆できると、それはIの被覆でもあるため、Iがコンパクトになるからです。
簡単のため、[0, 1/2]が、Uの有限個の開集合で被覆できないとします。 --- (*)
I_1 = [0, 1/2]
とします。
I_1 = [0, 1/4] ∪ [1/4, 1/2]
なので、上と同様の議論により、[0, 1/4]は、Uの有限個の開集合で被覆できないとしてよいです。これを繰り返して、
I_n = [0, 2^(-n)]
とすると、I_nはすべて、Uの有限個の開集合で被覆できません。そして
0 ∈ ∩[n≧0] I_n --- (**)
です。しかし、Uの開集合のうち、0を含むものを取り、それをU'とすると、十分小さな正の数rに対して、
B_0(r) := { x ∈ I | 0 ≦ x < r }
はU'に含まれます。そして、nが十分大きければ、
0 < 2^(-n) < r
とでき、
I_n ⊂ B_0(r) ⊂ U'
となり、I_nはUの有限個の開集合で被覆できることになり、矛盾します。□
(*)を厳密にするには、各I_nは実際に有限個で被覆されない方を選び、(**)で0の代わりに、それらの共通部分の元を取ります(それは存在します)。
I = [0, 1]とします。
Uを、Iの無限個の開集合による開被覆とします。
I = [0, 1/2] ∪ [1/2, 1]
なので、Iがコンパクトでないとすると、[0, 1/2], [1/2, 1]の少なくとも一方は、Uの有限個の開集合で被覆できません。
なぜならば、両方の区間がともにUの有限公個の開集合で被覆できると、それはIの被覆でもあるため、Iがコンパクトになるからです。
簡単のため、[0, 1/2]が、Uの有限個の開集合で被覆できないとします。 --- (*)
I_1 = [0, 1/2]
とします。
I_1 = [0, 1/4] ∪ [1/4, 1/2]
なので、上と同様の議論により、[0, 1/4]は、Uの有限個の開集合で被覆できないとしてよいです。これを繰り返して、
I_n = [0, 2^(-n)]
とすると、I_nはすべて、Uの有限個の開集合で被覆できません。そして
0 ∈ ∩[n≧0] I_n --- (**)
です。しかし、Uの開集合のうち、0を含むものを取り、それをU'とすると、十分小さな正の数rに対して、
B_0(r) := { x ∈ I | 0 ≦ x < r }
はU'に含まれます。そして、nが十分大きければ、
0 < 2^(-n) < r
とでき、
I_n ⊂ B_0(r) ⊂ U'
となり、I_nはUの有限個の開集合で被覆できることになり、矛盾します。□
(*)を厳密にするには、各I_nは実際に有限個で被覆されない方を選び、(**)で0の代わりに、それらの共通部分の元を取ります(それは存在します)。
146132人目の素数さん
2021/02/18(木) 17:50:00.99ID:umGW1Vqs 次に、コンパクト位相空間の満たす性質を調べました。
147132人目の素数さん
2021/02/18(木) 17:50:53.89ID:umGW1Vqs やはり、例を続けます。
今度は、コンパクトにならない例を挙げます。
今度は、コンパクトにならない例を挙げます。
148132人目の素数さん
2021/02/18(木) 17:51:31.94ID:umGW1Vqs Rの開区間(0, 1)はコンパクトではありません。
149132人目の素数さん
2021/02/18(木) 17:58:25.28ID:umGW1Vqs X = (0, 1)
I_n = (2^(-n), 1) (n=1, 2, ...)
とおきます。I = {I_n}はXの開被覆です。
実際、任意のx∈Xに対して、十分大きなnを取れば、2^(-n) < xとできるからです。
しかし、Iのいかなる有限個の開集合を選んでも、Xを被覆することはできません。
I_nをどのように有限個選んでも、添字nの最大値Nが存在します。そして、0 < x < 2^(-N)となるx∈Xが存在し、それは今選んだどのI_nにも含まれないからです。
I_n = (2^(-n), 1) (n=1, 2, ...)
とおきます。I = {I_n}はXの開被覆です。
実際、任意のx∈Xに対して、十分大きなnを取れば、2^(-n) < xとできるからです。
しかし、Iのいかなる有限個の開集合を選んでも、Xを被覆することはできません。
I_nをどのように有限個選んでも、添字nの最大値Nが存在します。そして、0 < x < 2^(-N)となるx∈Xが存在し、それは今選んだどのI_nにも含まれないからです。
150132人目の素数さん
2021/02/18(木) 18:00:11.57ID:umGW1Vqs X = Z = { ... -2, -1, 0, 1, 2, ... }
とします。Zに離散位相を入れたものはコンパクトではありません。
明らかに、開被覆{{n}}_{n∈Z}から有限個を選んでX全体を被覆することはできません。
とします。Zに離散位相を入れたものはコンパクトではありません。
明らかに、開被覆{{n}}_{n∈Z}から有限個を選んでX全体を被覆することはできません。
151132人目の素数さん
2021/02/18(木) 18:06:30.83ID:umGW1Vqs152132人目の素数さん
2021/02/18(木) 18:33:32.89ID:umGW1Vqs 実数列{a_n}で、
(a_n)^2 < ∞
を満たすもの全体の集合をXとする。
(a_n)^2 < ∞
を満たすもの全体の集合をXとする。
153132人目の素数さん
2021/02/18(木) 18:36:08.05ID:umGW1Vqs Xには、以下のようにして距離が入る。
154132人目の素数さん
2021/02/18(木) 19:07:54.06ID:umGW1Vqs a = {a_n}, b = {b_n}∈X
に対して、成分ごとの和と実数倍を定めます。つまり、
a + b = {a_n + b_n}
ca = {c a_n}
です。三角不等式により、これらもXの元になります。
に対して、成分ごとの和と実数倍を定めます。つまり、
a + b = {a_n + b_n}
ca = {c a_n}
です。三角不等式により、これらもXの元になります。
155132人目の素数さん
2021/02/18(木) 20:03:26.99ID:9NOYrmy+ aとbの距離を
d(a, b) = √||a - b||
で定めます。ただし、a = {a_n}に対し、
||a|| = (a_n)^2
です。
d(a, b) = √||a - b||
で定めます。ただし、a = {a_n}に対し、
||a|| = (a_n)^2
です。
156132人目の素数さん
2021/02/18(木) 20:52:09.90ID:IrdJv5En Xの部分集合Sを、1つの成分が1、その他が全部0の元全体とする。つまり、
S = {(1, 0, 0, ...), (0, 1, 0, ..., ), (0, 0, 1, 0, ...), ...}
S = {(1, 0, 0, ...), (0, 1, 0, ..., ), (0, 0, 1, 0, ...), ...}
157132人目の素数さん
2021/02/18(木) 20:53:08.50ID:IrdJv5En まず、Sは明らかに>>155の距離に関して有界
158132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:05:12.45ID:IrdJv5En Sは閉集合。
∵
x = {x_n} ∈ X\Sを取る。
x_nは収束するから、十分大きなNを取れば、
|x_N| < 1/2
とできる。だから、a∈Sで、N番目以降が1のものに対して、
d(x, a) ≧ |x_(aが1の添字) - a_(aが1の添字)| > 1/2
だから、r = min{1/2, d'}とおく。ただし、
d' = min{d(x, 1番目が1), d(x, 2番目が1), ..., d(x, N番目が1)}
とすれば、
x ∈ B_x(r) ⊂ X\S。
∵
x = {x_n} ∈ X\Sを取る。
x_nは収束するから、十分大きなNを取れば、
|x_N| < 1/2
とできる。だから、a∈Sで、N番目以降が1のものに対して、
d(x, a) ≧ |x_(aが1の添字) - a_(aが1の添字)| > 1/2
だから、r = min{1/2, d'}とおく。ただし、
d' = min{d(x, 1番目が1), d(x, 2番目が1), ..., d(x, N番目が1)}
とすれば、
x ∈ B_x(r) ⊂ X\S。
159132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:07:58.03ID:IrdJv5En Xがコンパクトでないこと。
Xの異なる2元間の距離は√2だから、各点を中心とする半径√2/2の開球を無限個でXを被覆すれば、これらの1つでも欠けたらXを被覆できない。
Xの異なる2元間の距離は√2だから、各点を中心とする半径√2/2の開球を無限個でXを被覆すれば、これらの1つでも欠けたらXを被覆できない。
160132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:10:12.57ID:IrdJv5En コンパクト空間の性質を見ていく。
161132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:11:09.65ID:IrdJv5En まず、コンパクト空間の連続写像による像はコンパクトである。
162132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:17:52.59ID:IrdJv5En X, Yは位相空間、Xはコンパクト、f: X→Yは連続写像とする。
U = {U_i}
をf(X)の開被覆とすると、
V = {V_i = f^(-1)(U_i)}
は、Xの開被覆である。Xはコンパクトだから、そのうち有限個
V_(i_1), ..., V_(i_n)
でXを被覆できる。よって、
U_(i_1), ..., U_(i_n)
でf(Y)を被覆できる。
U = {U_i}
をf(X)の開被覆とすると、
V = {V_i = f^(-1)(U_i)}
は、Xの開被覆である。Xはコンパクトだから、そのうち有限個
V_(i_1), ..., V_(i_n)
でXを被覆できる。よって、
U_(i_1), ..., U_(i_n)
でf(Y)を被覆できる。
163132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:18:57.39ID:IrdJv5En Xをコンパクト位相空間、f: X → Rを連続写像とする。
fには最大値・最小値が存在する。
fには最大値・最小値が存在する。
164132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:37:23.87ID:IrdJv5En 最小値の存在を示す。
fに最小値が存在しないとして矛盾を導く。
任意のa∈Xに対して、
U_a = { x∈X | f(x) > f(a) } = f^(-1)((f(a), ∞))
はXの開集合である。fには最小値が存在しないので、任意のx∈Xに対して、適当なa∈Xを取れば、
x ∈ U_a
とできる。つまり、{U_a}はXの開被覆である。Xはコンパクトなので、有限個のU_aで被覆できる。その内f(a)が最小となるU_aを取ると、U_aの定義から
U_a' = U_a ∀a'
∴ X = U_a
である。ところが、aはU_aに含まれないので矛盾である。
fに最小値が存在しないとして矛盾を導く。
任意のa∈Xに対して、
U_a = { x∈X | f(x) > f(a) } = f^(-1)((f(a), ∞))
はXの開集合である。fには最小値が存在しないので、任意のx∈Xに対して、適当なa∈Xを取れば、
x ∈ U_a
とできる。つまり、{U_a}はXの開被覆である。Xはコンパクトなので、有限個のU_aで被覆できる。その内f(a)が最小となるU_aを取ると、U_aの定義から
U_a' = U_a ∀a'
∴ X = U_a
である。ところが、aはU_aに含まれないので矛盾である。
165132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:38:37.47ID:IrdJv5En Xはコンパクト空間、Yはハウスドルフ空間とする。任意の連続写像f: X → Yは閉写像である。
166132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:43:48.85ID:IrdJv5En F⊂Xを閉集合とする。f(F)が閉集合であることを示す。
y ∈ Y\f(F)を任意に取る。
Yはハウスドルフ空間なので、次のようなf(F)の開被覆が取れる。
任意の点f(x)∈F(X)に対して、2つの開集合f(x)∈U_x、y∈V_xで、U_x ∩ V_x = ∅となるものが存在する。
U = {U_x}
とする。
y ∈ Y\f(F)を任意に取る。
Yはハウスドルフ空間なので、次のようなf(F)の開被覆が取れる。
任意の点f(x)∈F(X)に対して、2つの開集合f(x)∈U_x、y∈V_xで、U_x ∩ V_x = ∅となるものが存在する。
U = {U_x}
とする。
167132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:50:03.48ID:IrdJv5En Fがコンパクトであることを示す。
Fの開被覆V = {V_x}を取る。
X\Fは開集合なので、任意の点x∈X\Fに対して、
x ∈ W_x ⊂ X\F
となる開集合W_xが存在する。W = {W_x}はX\Fの開被覆である。
V∪WはXの開被覆で、Xはコンパクトだから、この内有限個の開集合でXを被覆できる。
Wに属する開集合はFと交わらないので、このとき、FはVに属する有限個の開集合で被覆される。
つまり、Fはコンパクト。
Fの開被覆V = {V_x}を取る。
X\Fは開集合なので、任意の点x∈X\Fに対して、
x ∈ W_x ⊂ X\F
となる開集合W_xが存在する。W = {W_x}はX\Fの開被覆である。
V∪WはXの開被覆で、Xはコンパクトだから、この内有限個の開集合でXを被覆できる。
Wに属する開集合はFと交わらないので、このとき、FはVに属する有限個の開集合で被覆される。
つまり、Fはコンパクト。
168132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:53:40.71ID:IrdJv5En169132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:54:18.89ID:IrdJv5En170132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:55:32.60ID:IrdJv5En171132人目の素数さん
2021/02/18(木) 21:56:33.55ID:IrdJv5En172132人目の素数さん
2021/02/18(木) 22:02:35.47ID:IrdJv5En x∈X\Kを任意に取る。
Xはハウスドルフ空間なので、Kの開被覆が以下のように取れる。
任意の点y∈Kに対して、2つの開集合y∈U_y、x∈V_yで、U_y ∩ V_y = ∅となるものが存在する。
U = {U_y}
はKの開被覆である。Kはコンパクトなので、有限個のU_(i_1), ..., U_(i_n)で被覆できる。このとき、
V_(i_1) ∩ ... ∩ V_(i_n)
はyを含む開集合で、Kと交わらない。よって、Kは閉集合である。
Xはハウスドルフ空間なので、Kの開被覆が以下のように取れる。
任意の点y∈Kに対して、2つの開集合y∈U_y、x∈V_yで、U_y ∩ V_y = ∅となるものが存在する。
U = {U_y}
はKの開被覆である。Kはコンパクトなので、有限個のU_(i_1), ..., U_(i_n)で被覆できる。このとき、
V_(i_1) ∩ ... ∩ V_(i_n)
はyを含む開集合で、Kと交わらない。よって、Kは閉集合である。
173132人目の素数さん
2021/02/18(木) 22:03:39.77ID:IrdJv5En174132人目の素数さん
2021/02/18(木) 22:04:56.59ID:IrdJv5En175132人目の素数さん
2021/02/18(木) 22:06:48.40ID:IrdJv5En 距離空間はハウスドルフ空間です。
176132人目の素数さん
2021/02/18(木) 22:07:50.40ID:IrdJv5En 実際、異なる2点x, yを取ると
d = d(x, y) > 0
なので、半系d/2の開球で分離できます。
d = d(x, y) > 0
なので、半系d/2の開球で分離できます。
177132人目の素数さん
2021/02/18(木) 22:09:27.20ID:IrdJv5En 位相空間Xが連結であるとは、互いに交わらない空でない2つの開集合の和で書けないことです。
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