https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180604/k10011463771000.html

中米のグアテマラで、活火山として知られるフエゴ火山が大規模な噴火を起こし、AP通信は当局者の話として、
これまでに少なくとも子ども2人を含む7人が死亡、20人がけがをしたと伝えています。

中米のグアテマラで、活火山として知られる標高3700メートル余りのフエゴ火山が3日、大規模な噴火を起こしました。

現地からの映像では、山頂付近から灰色の噴煙が勢いよく吹き出る様子が確認できます。

この噴火で、AP通信は当局者の話として、これまでに少なくとも子ども2人を含む7人が死亡、20人がけがをし、
行方不明者も出ていると伝えています。

また、死亡した7人のうち4人は、溶岩が住宅に到達して発生した火災で犠牲となり、残る子ども2人は、
橋の上で噴火の様子を眺めていて巻き込まれたとしています。

フエゴ火山は、首都グアテマラシティーの南西およそ40キロに位置しており、現在、火山灰などのため国際空港が閉鎖されているということです。

一方、グアテマラの日本大使館によりますと、これまでのところ、日本人が被害にあったという情報は入っておらず、
引き続き情報収集を進めているということです。


灰色の煙が空高く

グアテマラのフエゴ火山の噴火で、現地からの映像には、灰色の煙が空高く上っている様子や、それを不安げに見守る人たちの姿が映っています。

また、道路には、車輪の跡が残るほど火山灰が降り積もっていて、ドライバーたちが慎重に運転している様子が確認できます。


https://www3r.nhk.or.jp/news/r/html/20180604/K10011463771_1806041024_1806041026_01_02.jpg