「奇数位数の群は可解群である」
これが有限群論の大定理、Feit-Thompsonの定理で
単純群の分類においても重要な役割を果たす。
なぜなら、非可解群の位数は必ず偶数であり
シローの定理から必ず偶数位数の元、特に位数2の
元を持つことが従うから。分類理論全盛の時代
マイケル・アティヤーは、(大まかに言うと)
「あんな問題に熱心になりすぎるのは間違ってる、
表現論の方が遥かに重要だろ」というようなことを
言い放つ。このように群論プロパーが数学主流
の価値観からズレていることが批判されたりもしたが
この批判は、後にモンスター群とムーンシャイン現象
が数学主流の舞台に躍り出てくることによって
返されたのだった・・・というのが、わたしの
聞いた有限群論史。