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後悔や罪悪感の欠如
 サイコパスには後悔や罪悪感など感じないというイメージがあるが、
 実際にはそうした感情を感じることはある。

 だが、それは自分に直接影響がある時だけだ。
 すなわち、彼らが他人を傷つけたとしても、それで罪悪感を感じることはない。
 だが例えば、ある状況のために経済的に困窮するといったことがあれば後悔することはあるだろう。
 2014年の研究によれば、罪悪感を感じやすい人は、自分よりも有能だと感じた他人と相互依存的な関係を築くことを避ける傾向にある。
 その理由は、自分が相手の利益になっていないという思いが、罪悪感を感じさせるからだ。
 しかし罪悪感には明らかに利点もある。
 その研究では、そうした罪悪感を感じやすい人には他人を失望させまいと努力する傾向があることも明らかになっている。
 また倫理的に振る舞い、不正をしないよう行動する指針にもなる。
 サイコパスは頭では善と悪を理解しているが、それを実感することができない人間たちだ。