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これだね
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韓国初のフィールズ賞受賞者が日本の数学者から受けた大きな影響
国際2022.07.07 by 『キムチパワー』

数学界における最高賞のひとつであるフィールズ賞。2022年度の受賞者の中に韓国初の受賞者がいます。今回のメルマガ『キムチパワー』では、韓国在住歴30年を超える日本人著者が、その許吭煖ウ授のインタビューを紹介し、彼について詳しく語っています。

許吭煖ウ授の韓国初フィールズ賞受賞が意味するもの
2022年度のフィールズ賞受賞者の一人、韓国の許吭焉iホ・ジュンイ、39)教授。50年近く解けなかった難題「リード予想(Read’sconjecture)」を大学院時代に証明し、世界数学界を驚かせた人物である。

2015年には同僚2人と共にもう一つの難題である「ロタ予想(Rota-Heron-Welsh conjecture)」も解き、「ブラバトニク若い科学者賞」(2017)、「ニューホライズン賞」(2019)など世界的権威の科学賞を総なめした。昨年は国内最高学術賞である湖岩賞も受賞した。

そして昨年プリンストン大学に赴任。その直前には、6年間プリンストン高等研究所(IAS)の長期研究員と訪問教授を務めていた。IASはアインシュタインなど世界最高の知性が在籍したところだ。

さらに驚くべきことは、彼の人生の軌跡だ。幼い頃は九九もうまくできなかった数学放棄者(スポジャ=数放者。韓国ではこういう略語がはやっている)だった。

高校の時は詩人になりたくて退学して検定試験を受けてソウル大に入った。大学時代の専攻は数学ではなく科学(ソウル大学物理天文学部)。成績表にはFが数え切れないほど多かった。

スポジャ(=数放者)が世界数学界のスターになれた力は何だったのだろうか。米国にいる許教授に画像で会った。(朝鮮日報記者)

※ 朝鮮日報をかなり加工してお伝えする

「私は人々と話すのが大好きです。それに10年以上外国にいるので韓国人と話すことがとても少ないです。こんな会話がとても楽しいです」。画面の中のホ教授が無邪気な子供のように明るく笑った。小部屋に閉じ込められて一人だけの世界に没頭する映画の中の天才数学者のイメージとは全く違った。

―学部最後の学期の時、日本の世界的数学者である広中平祐(91)ハーバード大学名誉教授の授業が人生を変えたと聞いています

「教授が書いた『学問の楽しみ』があまりにもベストセラーでした。有名数学者が講義すると聞いて好奇心で受講登録をしました。科学記者もしばらく夢を見ていた時なので、もしかしたら後でインタビュー対象になるかも知れないという考えもしました。

広中教授専攻の『代数幾何学』の中で『特異点理論』を集中的に教えられましたが、とても難しかったです。専攻学生のほとんどが受講撤回をしましたが、私は最後まで聞きました。ある日、一人でご飯を食べている広中教授に先に近づいてゆき、学生会館でご飯を一緒に食べませんかと言った。その後、ほぼ毎日昼食を一緒に食べる『ご飯の友達』になった」

つづく