>>285 つづき

3 独立確率変数列. 39
3.1.1 独立という概念の「気持ち」. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
(抜粋)
事象の独立性の定義から情報としてのσ 加法族という視点が明確になる.この視点は確率過程の一般論の定式化の際に重要になる,

無限個の独立確率変数を考えるということは無限次元空間上の関数を考えていることになる.無
限次元空間の上の解析は20 世紀以降の重要な研究課題なので,無限個の確率変数の解析は重要であ
る.その中で独立確率変数列は確率論にとって分かりやすい(解析しやすい)無限次元という,研究
の出発点や計算できる具体例としての重要性がある.