>>883
メトホルミンの特徴は、インスリン分泌促進作用はないが、それ以外の幅広い膵外作用を併せもつ薬剤という点。
メトホルミンは糖新生の抑制、筋肉など末梢での糖利用の促進し、腸管からのグルコース吸収を抑制することで、血糖降下作用を示す。
 メトホルミンの作用機序がわかってきたのは最近のことで、AMPキナーゼという酵素を活性化させることが明らかになっている。
この酵素は肝臓におけるブドウ糖を合成する糖新生を促し、中性脂肪やコレステロールを合成する経路に関係して、生命活動に必要なエネルギーを作り出すATPを増加させる作用をもつ。
肝臓のAMPキナーゼが活性化されると、脂肪がエネルギー源として燃焼されるのが促される。

あと塩分を排出して血圧を抑制する効果がある。
日本では副作用を心配して老人には使って来なかったが米国で老人に対する大規模投薬実験があり心配された副作用も健常人と変わらない事が確認されている。