『仮面ライダーアマゾン』に『ゴレンジャー』、『ロボコン』の意外な超合金も…! ELT・伊藤一朗が語る「特撮黄金時代」の原体験


──まさに黄金時代ですね。超合金やラジコン、プラモデルなど、そういったおもちゃ類で遊んだ経験は?

伊藤 欲しいものを何でも買ってもらえる感じではなかったんですよね。買ってもらえるのは、誕生日やクリスマスぐらいでしたかね。私が初めて買ってもらった超合金は──(間をおく)。

──なんでしょう?

伊藤 それが『がんばれ!!ロボコン』(1974年)のロボコンではなくて……「ロボパー」ってご存知ですか? そういうバラバラに壊れるロボットがいまして、それをねだって買ってもらった気がします。

──ロボパーは明らかに不人気キャラでしたよね?

伊藤 ロボコンは常に売り切れていて、売り場にはロボパーしかなかったんです(笑)。それでも欲しかったんでしょうね。それから夢中になったのが、タカラから出ていたアクションフィギュアの「変身サイボーグ」。あれは好きでしたね。実はうちの親が高齢で、数年前に実家を片づけに行ったんです。そのとき全部残っていたんですよ。かなりノスタルジックな気分になりましたね。