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続き

永野理化学研究所に、旗竜作、永野博士、川村博士はいた
旗竜作はナショナルキッドが追跡したおかげで、化け物魚が海底人達のギルトールと呼んでいる潜水艦だと見破ったと伝える
旗竜作は、シーラカンスは魔王ネルコンの元に、一大海底王国を作っていると教える。永野博士は、我々はこんな精巧な潜水艦は作ることができないと言う
バチスカーフは海の中を上下するだけで7,000mが精一杯、原子力潜水艦は500mを潜行するだけ
ギルトールのように10,000mの海底から、一息に海上に浮上して走ることはできない
ギルトールが攻めてきたら大変なので、旗竜作たちは早急に対策を考えることにする

新聞記事「永野 川村 両博士 学会で重大発表 ギルドールこそ海底王国の潜水艦 恐るべきシーラカンスの謎?」

学会が開かれる。永野博士は、ギルトールの徹底究明を訴える
川村博士は、バチスカーフ遭難事件、三陸沖の大津波などは、自分達の海底調査が海底王国の平和を脅かす物として、海底魔王ネルコンの挑戦だと言う
真田博士は、インチキな説は世間を惑わすもので、科学者として取るべき態度ではない、海の底の魚が潜水艦を作れるはずがないと笑う
その他の学者8人は言い争い、永野博士は頭を抱える

旗竜作研究所の寝室で、小畑幸男は武部友宏、大谷蔵三、大谷吾郎、山口京子に「海賊船」という絵本を読んで聞かせる
大谷吾郎は海賊の恰好をして、キャプテンキッドを名乗る。小畑幸男たち4人は、大谷吾郎に枕を投げる。旗竜作とチャコが入ってくる
大谷吾郎は旗竜作に、海底人は魚なのに自分で泳いでこないで、ギルドールに乗ってくるのかと聞く。旗竜作は、海の中は深くなればなるほど圧力が強くなると言う
10m深くなれば1気圧増えるから、10,000mの海底では地上の1,000倍。こんな深い圧力の所から出て来るのは、海底人にしても到底耐えられない
急な圧力の変化のために、体の中に泡が出来る。潜水病。旗竜作は少年探偵グループに、寝るように言う。少年探偵グループは就寝する
旗竜作とチャコは、寝室を出る。少年探偵グループは起きて、相談する。小畑幸男は、真田博士が怪しいと言う。武部友宏は、今度の事件の犯人じゃないかと言う
大谷吾郎は、事件の鍵を握る重要な容疑者だと言う。少年探偵グループは、明日から真田博士を探偵することにして寝る
寝室の窓にはカーテン越しに、人影があった

翌日、少年探偵グループは真田博士の家に行く。少年探偵グループは家の裏に回り、塀の下の隙間から真田博士の家の敷地内に入る。真田博士が待っていた
大谷吾郎は挨拶をして誤魔化すが、真田博士には見破られてた。真田博士は、少年探偵グループが私の家を調べに来たと言うと、小畑幸男は肯定する
真田博士は、少年探偵グループを家の中へと案内する