研究目的で購入された機材を売却して代金を着服したとして、福岡県警は12日、北九州市立大国際環境工学部准教授、
松波勲(いさむ)容疑者(35)=同市若松区ひびきの=を業務上横領容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は2016年9月20日ごろ、研究機材の映像製作用カメラ「ラージセンサーカメラ」のセット(購入価格62万1600円)
を市内の質屋に50万円で売却し、代金を着服したとしている。「間違いない」と容疑を認めているという。

 県警などによると、松波容疑者は車の自動運転の研究をしており、大学事務局に「研究用に車の助手席に取り付ける」とカメラ購入を申請し、
大学が国の補助金を使って購入。カメラは納品された当日に売却されていた。

 中尾泰士副学長は12日夜、北九州市役所で記者会見し、「備品の管理態勢に甘い部分があった。県警の捜査を踏まえ厳正に対応する」と謝罪した。


yahooニュース(毎日新聞) 4/12(木) 21:18配信
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