>>569
すなわち「色即是空」と「空即是色」という二義が同異義だと云うのですが、その前にある「三性同意義(唯識で説かれる三性(円成実性、依他起性、遍計所執性)にはそれぞれ二義がありそれは通じて同一であるという理論)」は説明が長くなるので割愛しますけど、

>有に異ならざるの空、空に異ならざるの有
>(同)

というのは、有執すれば常見、空執すれば断見に堕するので、空有の交徹(一体化)を説くって云うことの様です。

しかしこの「この故に相破して返って相成するなり」と云うのは、非常に素晴らしい見解だと思います。

(続く)