「信仰について ラッツィンガー枢機卿との対話 V. メッソーリ 著 ??向キエ 訳
ドン・ボスコ社 (1993、原書 1984)」 第二章 再発見すべき公会議、の、
「断絶ではなく継続」の、 p. 49 からの引用。

R 「・・・。それにしても、教会と世界という二つの現実が葛藤なしに出会い、さらにはため
らうことなく一体化すると考える者は、教会も世界も知ってはいないことになろう」。
M あなたはもしや、"世との対立”という古めかしい霊性に帰れ、と提案しているのか?
とわたし。
R 「世界に対立するのはキリスト教徒たちではない。神について、キリストについて、人間
についての真理が宣言されるとき、キリスト教徒に対立するのは世界である。世は、
罪と恩恵がはっきりと示されるときに反発する。見境のない"開放”の時期が過ぎると、
キリスト教徒たちは自分たちが少数派であることに再び気づき、新約聖書が”世の心”
として、明らかで、筋が通っていて、当たり前としているものと、自分たちが対立している
のに気づく時期がくる。・・・」