宗教信者諸君は、科学につい
て無知蒙昧だった大昔の開祖
が「何を言ったか」ではなく、
「開祖が現代に生きていれば
何を言うか」を考えるべきだな。
開祖たちは、「当時における最
新のこと」をいったはずである。
現代に生きていれば、現代の
最新科学に付いて語るはずだ。

古代人における宗教の発生は、
あくまで「生存の手段」の一つ
としてであった。当時における
彼らなりの、「生存のための精
一杯の現実性、合理性、科学
性の表れであった。その意味で、
宗教と科学の発生は同根なの
である。いずれも、生命の維持に
仕えるためであった。
創唱宗教は、例外なく、開祖の
精神障害から発生したもので、
宗教本来の生存との関係を断ち
切ってしまったのである。