言葉としてのアートマンは「自分」「自己」「我」という意味を持つが、
ブラフマンと一体であるところのアートマンには、記憶や認識、思考といった
一般的に「自己」と聞いて思い浮かばれる物を構成する要素を持たない。
肉体や精神をアートマンとみなすことは無明(無知)によるものであり、真理ではないとされる。
人格的要素を持たない、という意味で他文化における「霊魂」とも異なる。