<拡張型心筋症患者への恐るべき不必要なCTスキャンの実態>

著者の近藤誠慶応病院放射線科医によりますと

1 15カ国の原発作業従事者40万人の調査で、平均被曝線量が
20ミリシーベルトで、発がん死亡の増加が認められた。

2 一回あたりのCT検査による被曝線量は、胸部CTで
最低10ミリシーベルト、腹部・骨盤CTは最低でも20ミリシーベルト。
造影剤を使って再撮影すると、倍になる。

 その上、日本で行われているCT検査はその8〜9割が不要なものである。

 CTの要・不要を見分けるには、実施日がいつになるかもてがかりになる。
 忙しい病院では数日、数週間、数ヶ月かか
る。今日検査しないで、明日に延ばしても良いCTは、すべて必要性が疑わしい。