【『WiLL』5月号チョイ読み】共同通信デスク=「桜ういろう」だけは許さない【ナザレンコ・アンドリー】
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メディアに潜む極左思想

 桜ういろうを名乗るアカウントは、3年前から私に粘着していた。
 ナザレンコは実在しない架空の人物だ、ナザレンコのアカウントは日本人のネトウヨ(ネット右翼)がやっている、ナザレンコはウクライナ軍事産業の工作員で日中戦争を引き起こして武器を売りつけたい「死の商人」だ、ナザレンコは統一教会の関係者だ……私について数々のデマを広めてきた悪質なアカウントだった。
 2年前から無視を貫いていたにもかかわらず、彼はほぼ毎日絡んできてはニセ情報を拡散していた。
 
 桜ういろう氏が広めたデマのせいで、ウクライナ支援活動が妨害されたこともあった。去年、まだG7による対ウクライナ支援が今ほど手厚くなかった頃、とある日本政府の要人と会談する約束をしていた。祖国の現状を説明し、協力をお願いする大事な機会だった。ところが、桜ういろう氏のデマ(私が統一教会の関係者であるかのような印象操作)が炎上し、彼の取り巻きが集中攻撃を始めたせいでキャンセルになった。言うまでもなく、私は統一教会の教義を知らないし、信仰したこともないし、信者になった事実も布教活動に協力した事実も一切ない。一度だけ、ウクライナをテーマにした講演を頼まれたので引き受けただけ。にもかかわらず、宣教師のレッテルを貼られた。

 さらに悪質なのは、安倍総理が同じ噂のせいで暗殺されたことを知りながら、私を統一教会関係者呼ばわりしただけではなく、私の住所がわかる資料のURLまで投稿していた点だ。まるで「次はこいつを狙え」と言わんばかり。命を危険に晒しかねない行為ですらある。
 桜ういろう氏に粘着されているのは私だけではない。百田尚樹氏や有本香氏、杉田水脈氏、岡田ゆうじ氏(神戸市議)、添田詩織氏(泉南市議)、少しでも野党に批判的な論客に執拗に絡み、レッテル貼りと印象操作で活動の妨害を繰り返していた。