>>897
>ファルティングスの論文は読みにくいものなのか?

本当にそうかは知らない
下記は別の例だが
"[V1] はとても読みにくい論文である"
”まだまだ発展途上であったし、現在では考えられないよ
うな間違いも含まれていた”
ってありそうですよね
良いんじゃね? 間違いや、読みにくさ、そういうのも、数学者のメシのタネだろう

(参考)
http://www4.math.sci.osaka-u.ac.jp/~fujino/Nagoya-Iitaka.pdf
飯高予想について
大阪大学大学院理学研究科数学専攻
藤野 修 ?
令和 2 年 6 月 3 日
P9
川又先生の修士論文はとても
素っ気なく、証明には穴がある。もう少し詳しく書くと、川又先生の論文
[K] は Viehweg の論文 [V1] に大きく依存している。証明は self-contained
ではなく、Viehweg の論文を手直しすればよいという形で書かれている。
残念なことに、[V1] はとても読みにくい論文である。曲線のモジュライ空
間の話を使っていたと思うが、[V1] が書かれた当時は曲線のモジュライ
空間に関してもまだまだ発展途上であったし、現在では考えられないよ
うな間違いも含まれていた。Viehweg 本人は [V1] の訂正 [V2] を出版して
いるが、川又先生の修士論文はその訂正 [V2] を考慮に入れていないので、
明らかに [K] の証明には穴があるのである。そこで私は川又先生の修士論
文の細部を詰めるのではなく、論文を参考にしつつ自分なりの証明をつ
けることにした。私が使った強力なテクニックは、Abramovich?Karu に
よる弱安定還元定理である。

つづく