>>261
つづき

東大生は無口だと言いましたが、大学入学時点でとても優秀でも、そのあと学生時代の貯金をどんどん食いつぶして、40代で伸び悩むのが日本人。私はこの原因が「発言不足」にあると思っています。一方、内容が正しかろうが間違っていようがとにかく発言しまくるアメリカ人には、そういう「落ち込みの時期」がないように感じます。

発言は、いわば真剣勝負の「他流試合」です。自分の持ちうる知識を総動員して発言し、反論されたり論破されたりしても、また発言を繰り返す。ところが、発言という他流試合を放棄して、不戦のまますごしていくとどうなるでしょう?

戦わないので「負け」はありません。そこで、大半の人が「不戦勝だ」と自分に都合よく解釈してしまうのです。不戦勝のまま生きてきた人は、他者とぶつかった経験がないから成長しません。自分に何が足らないのかわからないのです。ーーなぜ、ハーバードの学生は東大生より自信があるのか

いくら頭が良くても自分の事を表現する能力や、相手を説得する力、プレゼンする力がないとアメリカでは評価されない。つまりは、世界で評価されないということです。

だからこそ、ハーバード大学の入学試験では、「自分」をどのように説明するのか、説明できるどんな経験を積んで来たかも含めて評価されるんですね。

日本人が世界で戦っていくためには世界レベルのアメリカでも評価されるスキルを身につける必要があるのではないでしょうか。
(引用終り)
以上