>>363
つづき
ルベーグの積分は, それが提供する収束定理がフーリエ解析におい
て特に有効に働くことが示されたことによって市民権を得た. この
意味では, リーマンによる積分の再定義の狙いはルベーグ積分に
よってようやく果されたと言える.
さしあたりの結論
1 ルベーグの積分論が提供する各種の収束定理は, 解析学にとっての福音であった.
2 しかし, 本来そのことを目的として構築された理論というわけではない.
3 ルベーグの積分論はジョルダンの理論(面積概念の定式化) を測度論として強化する努力の副産物として生まれた.
4 リーマンの積分論が集合論的/測度論的に再構成される過程の延長線上にルベーグの積分論はある.
(引用終り)
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364現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE
2019/06/09(日) 08:10:51.64ID:nOfbA8rJ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています