>>151
ああ、こんなのが
このカスタマーレビュー、”脱背理法で有名なお二方の著作で、その背理法に対する憎悪を味わうことの出来る本になっています”だって(^^
https://www.amazon.co.jp/dp/4865432418
数理論理の手法 - 証明の発見と背理法の除去 (MyISBN - デザインエッグ社) 2017/2/13
安部直人 (著), 中西泰雄 (著)
内容紹介
本書は「数学の方法としての実践的論理」の解説書であり、数理論理の基礎的事項とともに「(新たに)証明を発見する方法」および「既存の背理法証明から背理法を除去する方法」を述べた書物である。本書の方法を用いれば、原理的には任意の(証明可能な)定理の証明を機械的に発見することができるほか、背理法による証明を非背理法証明に機械的に書き換えることによって、格段に多くの情報を得ることができる.

著者について
安部直人:1950年生まれ。現在、東京理科大学理学部第一部数学科教授(理学研究科数学専攻教授)。理学博士。 中西泰雄:1960年生まれ。現在、東京都立産業技術高等専門学校ものづくり工学科教授。理学修士。

トップカスタマーレビュー
JRN 5つ星のうち5.0厳密な証明の発想法
2015年7月18日
脱背理法で有名なお二方の著作で、その背理法に対する憎悪を味わうことの出来る本になっています。
よく勘違いされているのが背理法を使ってはならないと言っているのでは無い点について書かなくてはと思いました。

巷で脱背理法が詭弁であるような書き方が散見されますが、著者は詭弁を喋っているのでは無いのです。
ただあまりに熱心に背理法をこけ下ろすのでみなさんが勘違いなさるのです。ですので中立な立場として著者の弁護をさせていただきます。

第一に背理法による証明は正しい証明です。
第二に背理法の証明はバリエーションが豊かで、一つの定理に独自に面白い発想で証明できます。
第三に背理法は数学の定理の内容を理解するにはあまり向いていないです。

著者は教育者としてこの第三の理由から極力背理法を避けて考える方が勉強になると書いてあります。
なぜ定理の内容があまり理解出来ないかと言いますと、定理を証明しようとする段階でその定理の特性を考え、その定理の内容に沿って証明を書くことで、その定理の使えるシチュエーションを見抜くことが出来るようになると言う主張です。