【特集:第31回日本リスク研究学会年次大会 総説論文】
福島の甲状腺がんの過剰診断―なぜ発生し,なぜ拡大したか― 高野 徹
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sraj/28/2/28_67/_pdf/-char/ja

1.甲状腺がんから始まったがん診療のパラダイムシフト
2.なぜ発生したのか―2つの要因
3.なぜ過剰診断といえるのか
4.なぜ拡大したのか―蔓延する認識不足と偏向
  4.1 過小評価されている過剰診断の被害―“がん患者”のレッテルが子供の未来を奪う
  4.2 専門家に蔓延する認識不足と偏向
  4.3 実行力に欠ける有識者会議
  4.4 行政の不作為
  4.5 反原子力発電所運動とメディアの偏った報道姿勢
  4.6 福島県民に対する情報の遮断
  4.7 置き去りにされた医学倫理
  4.8 不安のマッチポンプ (Figure 1)
  4.9 被害者は被害を訴えない
  4.10 福島のガラパゴス化
5.解決のためにまずなにをすべきか
6.解決へ向けてのロードマップ
  6.1 学校検診の縮小・中止
  6.2 県民への率直な説明
  6.3 超音波検査に変わる診療システムの導入
  6.4 がん登録を利用した放射線の影響調査
7.最後に―科学に基づかない医療は誰も幸せにしない

(Figure 1)
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