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激動の2020s
◆ナノテクノロジー革命が始まる10年:”ブリッジ lll”。生物学的障害を大きく克服するが、生物学的アプローチではこれに至らない。
この十年はロボット工学も大きく進展する(強いAI)。2029年にAIがチューニングテストに合格し、人間(平均的な教養ある人間)のレベルに達する。
その後、機械の知性が指数関数的成長を遂げる(AIの急成長)。
そして途方もなく拡張し、2045年には人間の知能が何十億倍も強化された状態:シンギュラリティへと至る。

◆この十年の始めに1000ドルで人間の知性をエミューレート可能なハードウェアが登場する。
20年代半ばに向けて人間の知性を効率的にモデル化したソフトウェアが出現:これにより、脳スキャン技術が継続的かつ指数関数的な成長と遂げる。
周波数帯、時間・空間の解像度が毎年2倍になり、さらにナノテクノロジーにより大幅に増強される。
これにより人間の脳の部位の詳細な理解が可能になり、20年代後半にて人間レベルの知性を開発する大きな助けになる。

◆100ナノメートル以下の超小型コンピュータが実現可能になる。

◆最初の実用化技術として、ナノマシンが医療目的で利用される。高度に進歩した医療ナノボットは生きた患者の詳細な脳スキャンを実施できる。
これらの非常に詳細な脳スキャンにより正確な全脳シミュレーションが登場、脳の働きが解明される。
この10年の終わりに血流に侵入し細胞に栄養を与え老廃物を処理するナノボットが登場する。これにより人間の従来の栄養摂取方法である食事が廃れる。

◆20年代後半、ナノテクを利用した製造が普及し、すべての製品が無料に近いほど安く作れるようになる。
製品の実質的なコストは製品のデザイン(知的財産)を購入し、ダウンロードする費用になる。