セブンが植物工場 サラダ7万食分のレタス安定調達(日経電子版)
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO37989600Q8A121C1MM8000
セブン―イレブン・ジャパンは東京都と神奈川県の店舗で販売するサラダやサンドイッチ向けに、大規模な植物工場を設ける。
発光ダイオード(LED)を使って1日でサラダ7万食に相当するレタスを生産する能力を持ち、天候で仕入れ価格や品質が変動するリスクを抑える。
流通大手による大量調達は植物工場の経営安定にもつながり、拡大を後押ししそうだ。

地下10mで“完全自動化”も 「植物工場」最前線
https://dot.asahi.com/amp/wa/2018111600054.html
「人工的な環境ですから気象に影響を受けません。都市近郊に工場を造って安定した収入を保証すれば、若者が働きだすことでしょう。消費地に近いので、輸送費を減らせるというメリットもあります」

「最近はLEDを使うことで電力消費量を抑えられるうえ、立体的に作物を並べられるようになり、生産性が飛躍的にアップ。工場のための専用品種開発も行われています。
日本の技術は、欧米や中国より10年進んでいるんです。これを生かす形で今、研究開発に投資をすれば、農業環境が一気に変わる可能性があります」

■毎日レタス2万株を生産 規模の大きさで価格を下げる
808FACTORY(静岡県焼津市)

レタスの生育には通常3カ月以上かかるが、大気中の数倍の二酸化炭素とLEDにより光合成を促す工場内では、わずか35日ほどで生育する。
常に同じ条件で育てられているため大きさはほぼ一定なうえ虫もつかないので、選別も楽。収穫され別室に運ばれると、あっというまに梱包して出荷される。その数、1日2万株!
収穫した量と同じだけのパネルが苗室から新たに運ばれて、最上段にセットされる。翌朝9時に同じ作業が始まるのだ。

■まさに近未来! 地下10mにある「完全自動化」無人工場
幕張ファーム ベチカ :(千葉県習志野市)

この工場では、野菜はセルと呼ばれる240×100×33.6〜42.6cmの閉ざされたスペースで栽培される。二酸化炭素濃度などの管理はセル単位で行われるため、工場全体を空調する必要はない。
栽培トレイはコンベヤー等によって横移動と縦移動が可能なので、地下で成長した野菜は自動で地上に運び出される。電気代と人件費を最小限に抑えるシステムなのだ。