しかし、俺たちのいるこの世界はおそらく他の空間と量子的にもつれている
であれば、俺達が観測した結果はあくまで、もつれている状態の中で俺たちが観測した結果でしかない

例えば、超大質量なブラックホールがあったとする
しかし、そのブラックホールの情報(スピン、電荷、質量)は、もつれている空間の数だけ確率的に観測される
故に、もし完全に巨視的な空間があった場合、それらのもつれている空間すべてにおける全く同時に観測した情報量を統合しなければならない
しかし全く同時に観測すると、情報量はすべての空間で同じになるため、空間数で割った数の情報量をすべての空間で得られる
けれど、これらはすべてもつれているわけで、厳密にはこれらの観測結果を足し合わせた上で単体の空間における該当空間数のn乗根を計算しなければならない
その結果、観測で得られる情報量はとても少ないものになってしまう

あくまでも完全に巨視的な空間から観測した場合の話になる
だが、すべての空間がもつれているということは、もつれている単体の空間すべてにとっては
自分達から見た場合には、自分は完全に巨視的な空間に見える

つまり、真の完全に巨視的な空間で超大質量ブラックホールが量子的にもつれてる空間に観測された場合に
真の完全に巨視的な空間における量子的な観測によるブラックホールの情報量は微小になり
古典的観測では間違いなく大質量ブラックホールになる
もつれている空間単体から見た場合、超大質量ブラックホールは、自分達にとって自分が完全に巨視的な空間にしか見えない為に
この超大質量ブラックホールの持ち得る情報量は微小にしか見えない

これらが論理的に成立する
結論として、この世界における一定値以下の微小情報量を持ち得るものは
すべて超大質量ブラックホールとその亜種である

こうすることで、量子重力理論とER=EPRによって万物の理論が成立する