ヴィルヘルムグストロフ沈没・硫黄島陥落・大和戦没・ヒトラー自殺・ドイツ降伏
・沖縄陥落(・ゴジラ襲来)・原爆投下・ソ連対日参戦・宮城事件
・玉音放送・終戦より80年
前線拠点
キーク 新堂彩音
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/entrance2/1735485738/
のっこちゃん 野々原紀子
1創造神
2025/01/01(水) 03:04:11.86ID:nPHl86Ui37Classical名無しさん
2025/01/01(水) 13:56:56.20ID:VuWx5SiL 発動機 三菱重工業製「ハ-43-42(MK9D改) 」星形複列18気筒 [転載禁止]©2ch.net
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1441449729/ ※実戦投入装備用の一覧 途中でdat落ち
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1441449729/ ※実戦投入装備用の一覧 途中でdat落ち
38Classical名無しさん
2025/01/01(水) 14:10:20.58ID:VuWx5SiL 終末軍参加兵力リスト
シャドウゲール 魚山護 シュガーライツ ST-2
https://agree.5ch.net/test/read.cgi/akari/1731202127/
******難民キャンプ******
secret fragrance
https://agree.5ch.net/test/read.cgi/akari/1649472561/
姫宮アンシー 薗部篠 小野塚ひかり ゆんゆん
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/entrance2/1709134331/l50
シャドウゲール 魚山護 シュガーライツ ST-2
https://agree.5ch.net/test/read.cgi/akari/1731202127/
******難民キャンプ******
secret fragrance
https://agree.5ch.net/test/read.cgi/akari/1649472561/
姫宮アンシー 薗部篠 小野塚ひかり ゆんゆん
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/entrance2/1709134331/l50
2025/01/01(水) 15:40:08.77ID:VuWx5SiL
結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
次の日、サンドイッチを頬張りながら飛行場に集められた。如何せん空を爆音で埋め尽くしているタイフーン戦闘機が気になる。昨日をもって座学は終了し、実際に練習機を操縦してみるという流れになった。誰も彼もがワクワクとソワソワになって整列する。
@
次の日、サンドイッチを頬張りながら飛行場に集められた。如何せん空を爆音で埋め尽くしているタイフーン戦闘機が気になる。昨日をもって座学は終了し、実際に練習機を操縦してみるという流れになった。誰も彼もがワクワクとソワソワになって整列する。
40証言集 終末軍と私たち
2025/01/01(水) 15:46:17.74ID:VuWx5SiL 結城 友奈(声 - 照井春佳)
目の前にあるのはパーシヴァル プロヴォスト呼ばれるプロペラ機でXFとWVとWWの記号が。全部で11機並ぶ。
順番に操縦席に座った。目の前には色々な部品やレバーが並んでいて初めて見る人間に色々な情報を提供してくる。教官があれこれ教えてくる。
言われるがままに操作してみる。まだエンジンはかけない。次に飛行機の下や翼を見ながらグルグル回る。これは初歩的な機体の異常を確認するというもの。
後ろで誰か分からないけど楽しそうな声がした。『早くバルカンに乗りたいいいいい!』っていう感じ。
目の前にあるのはパーシヴァル プロヴォスト呼ばれるプロペラ機でXFとWVとWWの記号が。全部で11機並ぶ。
順番に操縦席に座った。目の前には色々な部品やレバーが並んでいて初めて見る人間に色々な情報を提供してくる。教官があれこれ教えてくる。
言われるがままに操作してみる。まだエンジンはかけない。次に飛行機の下や翼を見ながらグルグル回る。これは初歩的な機体の異常を確認するというもの。
後ろで誰か分からないけど楽しそうな声がした。『早くバルカンに乗りたいいいいい!』っていう感じ。
2025/01/01(水) 15:52:32.98ID:VuWx5SiL
結城 友奈(声 - 照井春佳)
番号はXF597、603,690、840.WV493,462,605,606,609.WW421,442。
いずれも機体それぞれに書かれていて日本語の表記は全くない。だから何なのか分からない。教官に聞いても任務には必要はないと言って説明はなかった。
そして順番に操作をしてエンジンをつける。見た目以上に音が凄い。そして座っている場所がジンジン揺れてくる。
この時、私は足下のブレーキを教官と一緒に踏んでいる。係員がチョークという輪留めを外すと、スーっと前に出た。
後ろでは喝采の声が。思わず操縦桿を握ってわたわたする。自転車に初めて乗った時以上に緊張する。
番号はXF597、603,690、840.WV493,462,605,606,609.WW421,442。
いずれも機体それぞれに書かれていて日本語の表記は全くない。だから何なのか分からない。教官に聞いても任務には必要はないと言って説明はなかった。
そして順番に操作をしてエンジンをつける。見た目以上に音が凄い。そして座っている場所がジンジン揺れてくる。
この時、私は足下のブレーキを教官と一緒に踏んでいる。係員がチョークという輪留めを外すと、スーっと前に出た。
後ろでは喝采の声が。思わず操縦桿を握ってわたわたする。自転車に初めて乗った時以上に緊張する。
2025/01/01(水) 16:00:19.24ID:VuWx5SiL
結城 友奈(声 - 照井春佳)
次に誘導路を緩やかに移動するんだけど初飛行はもっと後になるらしく教官は私が誤操作で飛び上がらないだろうかと心配そうに見つめ
ている。もちろん私はそんな凡ミスはしない。スピードを出しすぎないように誘導路から滑走路へ飛びだす。あくまで「体験」として滑
走路を走る。ブーンとエンジンの爆音が前から響く。教官は「まだいけるぞ。」と喜ばせながら隣で話しかけてくる。そのまま移動をし
て滑走路の終わりになるやブレーキを目一杯かけて停止した。次に私は操縦桿を倒しながら機体を180度向きを修正して元来た道を戻
る。初めてだからか、滑走路の先の木々が見えてくると突っ込まないかかなり緊張する。隣のレーンには、もう1機のプロヴォストT.
1が終端へ向けて走ってくる。ちらりと見ると乗っているのは髪の長い子だった。なんか金髪に近いけど表情はとても硬い。隣にいる教
官も真顔で前を見ている。スロットルを維持しながら浮き上がらないようにフラップを微調整してエプロンとよばれる場所へ移動する。
次に誘導路を緩やかに移動するんだけど初飛行はもっと後になるらしく教官は私が誤操作で飛び上がらないだろうかと心配そうに見つめ
ている。もちろん私はそんな凡ミスはしない。スピードを出しすぎないように誘導路から滑走路へ飛びだす。あくまで「体験」として滑
走路を走る。ブーンとエンジンの爆音が前から響く。教官は「まだいけるぞ。」と喜ばせながら隣で話しかけてくる。そのまま移動をし
て滑走路の終わりになるやブレーキを目一杯かけて停止した。次に私は操縦桿を倒しながら機体を180度向きを修正して元来た道を戻
る。初めてだからか、滑走路の先の木々が見えてくると突っ込まないかかなり緊張する。隣のレーンには、もう1機のプロヴォストT.
1が終端へ向けて走ってくる。ちらりと見ると乗っているのは髪の長い子だった。なんか金髪に近いけど表情はとても硬い。隣にいる教
官も真顔で前を見ている。スロットルを維持しながら浮き上がらないようにフラップを微調整してエプロンとよばれる場所へ移動する。
2025/01/05(日) 21:18:34.55ID:ItfGA+Xj
結城 友奈(声 - 照井春佳)
というわけで、2月28日まで滑走路のあちこちを走り回ってみんなで競うだけの授業が続いた。東郷さんはすっかり我が物顔で乗り回せるようになった。
そして、この日に仲間と一時的に別れの時が。アメリカ側が遅れたとはいえ、やっと受け入れ体制が整ったたということで風先輩はイギリス発の
輸送機に乗せて貰う形で渡米する流れに。すっかり樹ちゃんも真面目に対応するようになったので風先輩はほぼ1ヶ月ちかくプロヴォストT.1を乗り回していたけど最初は緊張していたのが自転車に乗っているかのような感じになっていた。
見送りは私達勇者部だけだった。民間空港ではなく同じ空軍基地で、目の前に降りてきたC-141Bスターリフターと呼ばれる輸送機に
とても狭そうな感じで乗り込んでいく。。
というわけで、2月28日まで滑走路のあちこちを走り回ってみんなで競うだけの授業が続いた。東郷さんはすっかり我が物顔で乗り回せるようになった。
そして、この日に仲間と一時的に別れの時が。アメリカ側が遅れたとはいえ、やっと受け入れ体制が整ったたということで風先輩はイギリス発の
輸送機に乗せて貰う形で渡米する流れに。すっかり樹ちゃんも真面目に対応するようになったので風先輩はほぼ1ヶ月ちかくプロヴォストT.1を乗り回していたけど最初は緊張していたのが自転車に乗っているかのような感じになっていた。
見送りは私達勇者部だけだった。民間空港ではなく同じ空軍基地で、目の前に降りてきたC-141Bスターリフターと呼ばれる輸送機に
とても狭そうな感じで乗り込んでいく。。
2025/01/07(火) 18:41:16.84ID:0TDN6zU4
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「風先輩は、後ろから荷物の隙間にねじ込まれるように乗ると元気よく手を振ってきた。周りにはガタイのいい軍人が笑顔でハンドサインを送ってきた。そして、一言を樹に話してきた。」
風「イギリス料理が、どんなにまずくても感謝して食べるのよ!爆撃機に乗ってて悩みがあったら相談してね!あと、来年が平和だったらうどん食べに行こうよ!日本に!」
「風先輩は、後ろから荷物の隙間にねじ込まれるように乗ると元気よく手を振ってきた。周りにはガタイのいい軍人が笑顔でハンドサインを送ってきた。そして、一言を樹に話してきた。」
風「イギリス料理が、どんなにまずくても感謝して食べるのよ!爆撃機に乗ってて悩みがあったら相談してね!あと、来年が平和だったらうどん食べに行こうよ!日本に!」
2025/01/07(火) 18:43:13.58ID:0TDN6zU4
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「その瞬間、エンジンが次々と起動して音が周りを包んだ。爆音とともに滑走路に移動して、すごい音と共にアメリカへ向けて飛んで行った・・・・。」
「その瞬間、エンジンが次々と起動して音が周りを包んだ。爆音とともに滑走路に移動して、すごい音と共にアメリカへ向けて飛んで行った・・・・。」
2025/01/07(火) 18:43:46.37ID:0TDN6zU4
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「にぼっしー、樹ちゃん、乃木さん、三ノ輪さん、そして東郷さんは見えなくなるまで手を振り続けた。音が消えると、静かに飛行学校へ移動する。元々卒業して離れ離れとはいえ、いざ目の前からいなくなると寂しい。樹ちゃん握りこぶしに日章旗を書いてアメリカ方面に向けて突き上げた。」
「にぼっしー、樹ちゃん、乃木さん、三ノ輪さん、そして東郷さんは見えなくなるまで手を振り続けた。音が消えると、静かに飛行学校へ移動する。元々卒業して離れ離れとはいえ、いざ目の前からいなくなると寂しい。樹ちゃん握りこぶしに日章旗を書いてアメリカ方面に向けて突き上げた。」
47証言集
2025/01/07(火) 18:47:43.31ID:0TDN6zU4 結城 友奈(声 - 照井春佳)
「3月1日、プロヴォストT.1で初飛行する授業に移った。穏やかなイギリスにしては珍しい雲一つない青空。私はプロヴォストT.1のWW442号機に乗って待機している。すると、前の機体が滑走路をいつものように走り抜けるとふわりと浮き上がって大空高く舞い上がった・・・・。誰もがワーーーッと喜んだ。私の番なので緊張する。東郷さんは私の次の次。後ろで控えているのは猪熊陽子。4〜5回しか顔を合わせてないけど元気いっぱいで誰かさんに似ているような気がした。」
「3月1日、プロヴォストT.1で初飛行する授業に移った。穏やかなイギリスにしては珍しい雲一つない青空。私はプロヴォストT.1のWW442号機に乗って待機している。すると、前の機体が滑走路をいつものように走り抜けるとふわりと浮き上がって大空高く舞い上がった・・・・。誰もがワーーーッと喜んだ。私の番なので緊張する。東郷さんは私の次の次。後ろで控えているのは猪熊陽子。4〜5回しか顔を合わせてないけど元気いっぱいで誰かさんに似ているような気がした。」
48証言集
2025/01/07(火) 18:50:48.00ID:0TDN6zU4 結城 友奈(声 - 照井春佳)
「そして、私の番。エンジンのスロットルをこれまでより更に先に押し込んでいくとエンジンがブオオオオオオと音を立てた。スルスルと機体は誘導路を通って滑走路について、そこでブレーキを踏む。すべての計器は正常。鳥の群れも人影も滑走路上にはない。教官がいいよと言ってくれたので、私はブレーキを解除した。とたんに機体は加速を始めた。どんどんスピードが上がる。今までとは違った感触が。そして、後ろが浮き上がったというので教官に言われたとおりに操縦桿を後ろへ引いた。機体はフワーーーッと浮き上がった。そして後ろに木々が建物が過ぎ去っていく。周りを見た。飛んでいる!」
「そして、私の番。エンジンのスロットルをこれまでより更に先に押し込んでいくとエンジンがブオオオオオオと音を立てた。スルスルと機体は誘導路を通って滑走路について、そこでブレーキを踏む。すべての計器は正常。鳥の群れも人影も滑走路上にはない。教官がいいよと言ってくれたので、私はブレーキを解除した。とたんに機体は加速を始めた。どんどんスピードが上がる。今までとは違った感触が。そして、後ろが浮き上がったというので教官に言われたとおりに操縦桿を後ろへ引いた。機体はフワーーーッと浮き上がった。そして後ろに木々が建物が過ぎ去っていく。周りを見た。飛んでいる!」
49証言集
2025/01/07(火) 18:54:29.29ID:0TDN6zU4 結城 友奈(声 - 照井春佳)
「次は操縦桿を倒したりあげたりして上昇と降下を。そのまま勢いつけて急旋回を。少し揺れてきた感じがしたので教官が代わりに水平にさせた。それから私に操縦桿を託すると下の様子を見る。後から追いついてきたプロヴォストT.1が追い越していった。得意げに翼を振りながら急旋回をする。緊張の面持ち。それから飛行場を上を1周して、また滑走路に降り立った。この時、緊張のあまり手元は汗びっしょり。操縦桿を倒してフラップの位置を見ながら・・・・無事に降りられた。そのままエンジン出力を落としていつもの地上滑走みたいな勢いで無事にエプロンに戻ってこれた。時間は20分。2倍近く感じた。降りてくると勇者部のメンバーが歓迎してくる。まあおかれた立場を思えば当たり前だよね・・・・。」
「次は操縦桿を倒したりあげたりして上昇と降下を。そのまま勢いつけて急旋回を。少し揺れてきた感じがしたので教官が代わりに水平にさせた。それから私に操縦桿を託すると下の様子を見る。後から追いついてきたプロヴォストT.1が追い越していった。得意げに翼を振りながら急旋回をする。緊張の面持ち。それから飛行場を上を1周して、また滑走路に降り立った。この時、緊張のあまり手元は汗びっしょり。操縦桿を倒してフラップの位置を見ながら・・・・無事に降りられた。そのままエンジン出力を落としていつもの地上滑走みたいな勢いで無事にエプロンに戻ってこれた。時間は20分。2倍近く感じた。降りてくると勇者部のメンバーが歓迎してくる。まあおかれた立場を思えば当たり前だよね・・・・。」
2025/01/13(月) 20:15:07.42ID:zbucM8Gz
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「その日のうちに、全員がプロヴォストT.1で大空を飛んだ。ちょうど夕方という辺りで滑走路に1機の飛行機が滑り込んできた。後ろにいた教官が説明してくれた。」
あればB-25J。君たち爆撃機組は順繰りで訓練過程ではジェットプロヴォスト、B-25J、ランカスター、キャンベラと乗っていく。最後はバルカンになる。
「夕日に照らされた機体は色白く輝いていた。エプロンに止まると、4人の搭乗員が降りてきて、近づいてきたジープに乗って詰め所へと走っていく。」
「その日は初飛行を祝ってウナギゼリー・・・・ではなくて鰻丼が出てきた。みんな眼を輝かせて食べる。ただし、タレは独特でいつものあの味がしない。かすかにお酒っぽい?」
「その日のうちに、全員がプロヴォストT.1で大空を飛んだ。ちょうど夕方という辺りで滑走路に1機の飛行機が滑り込んできた。後ろにいた教官が説明してくれた。」
あればB-25J。君たち爆撃機組は順繰りで訓練過程ではジェットプロヴォスト、B-25J、ランカスター、キャンベラと乗っていく。最後はバルカンになる。
「夕日に照らされた機体は色白く輝いていた。エプロンに止まると、4人の搭乗員が降りてきて、近づいてきたジープに乗って詰め所へと走っていく。」
「その日は初飛行を祝ってウナギゼリー・・・・ではなくて鰻丼が出てきた。みんな眼を輝かせて食べる。ただし、タレは独特でいつものあの味がしない。かすかにお酒っぽい?」
2025/01/13(月) 20:31:04.49ID:zbucM8Gz
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「3月2日、新聞には終末軍の在り方や今後の方針などが堂々と掲載されていた。そして結びに、プリキュアがそのような道を外れることはあり得ない。最後は笑って凄そう。≠サう書かれていた。」
「そして、ニュースでも私達が始めて空を飛んだことが紹介された・・・・いつの間にか外から撮影されたらしい。そして、夜の兵舎の一角で指揮官が答えている様子も出てきた。」
「私達はウナギのゼリー寄せやローストチキンを食べながらその様子をありありとみていた。乃木さんは楽しげに見ている。東郷さんは寂しそうな顔で見ている。」
「部屋に戻ってから、短い間だけスカイプをつけた。出たのはフランスのダイワスカーレットさんとエアシャカールさん。飛んだことを伝えると、2人はおめでとうと讃えてくれた・・・・。」
「3月2日、新聞には終末軍の在り方や今後の方針などが堂々と掲載されていた。そして結びに、プリキュアがそのような道を外れることはあり得ない。最後は笑って凄そう。≠サう書かれていた。」
「そして、ニュースでも私達が始めて空を飛んだことが紹介された・・・・いつの間にか外から撮影されたらしい。そして、夜の兵舎の一角で指揮官が答えている様子も出てきた。」
「私達はウナギのゼリー寄せやローストチキンを食べながらその様子をありありとみていた。乃木さんは楽しげに見ている。東郷さんは寂しそうな顔で見ている。」
「部屋に戻ってから、短い間だけスカイプをつけた。出たのはフランスのダイワスカーレットさんとエアシャカールさん。飛んだことを伝えると、2人はおめでとうと讃えてくれた・・・・。」
2025/01/13(月) 20:33:43.98ID:zbucM8Gz
結城 友奈(声 - 照井春佳)
ダイワスカーレット:まだ大型機まで先は長いけど事故には気をつけてね!なんかこっちはドイツの飛行場を間借りしてるからかいつも、ドイツ人の人達からちやほやされて大変よ!
エアシャカール:スペシャルウィークもハルウララも、来るや否やでドイツの高級将校に囲まれてサイン求められていたぜ!そしてハグすると誤解したエアグルーヴに羽交い締めにされていた・・・・。
「なんか大変だね向こうは・・・・。そう思いながら別れを告げてスカイプを閉じると、私達はきびすを返して飛行場へ行く。」
「行く途中、にぼっしーは早く大型機に乗りたいな〜と言ってるけどジェットプロヴォストに乗ってジェット機のあれこれを学ばないと・・・・そう思った。」
ダイワスカーレット:まだ大型機まで先は長いけど事故には気をつけてね!なんかこっちはドイツの飛行場を間借りしてるからかいつも、ドイツ人の人達からちやほやされて大変よ!
エアシャカール:スペシャルウィークもハルウララも、来るや否やでドイツの高級将校に囲まれてサイン求められていたぜ!そしてハグすると誤解したエアグルーヴに羽交い締めにされていた・・・・。
「なんか大変だね向こうは・・・・。そう思いながら別れを告げてスカイプを閉じると、私達はきびすを返して飛行場へ行く。」
「行く途中、にぼっしーは早く大型機に乗りたいな〜と言ってるけどジェットプロヴォストに乗ってジェット機のあれこれを学ばないと・・・・そう思った。」
2025/01/13(月) 21:06:25.15ID:zbucM8Gz
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「平穏な一日が過ぎる。プロヴォストT.1で場周飛行をしたり緊急発進の訓練もした。燃料補給を実際にやってみるとか、計器調整とかもした。」
「それから数日後の3月20日。すっかりプロヴォストT.1のノウハウが埋め込まれた私は、なぜか選抜で選ばれた他の5人と共に、とある施設に案内された。」
「ウェストミンスター・スクール。イギリスでも屈指の名門校で日本で言うならどこなんだろう・・・・?そんな場所にバスに乗せられてやってきた。」
「平穏な一日が過ぎる。プロヴォストT.1で場周飛行をしたり緊急発進の訓練もした。燃料補給を実際にやってみるとか、計器調整とかもした。」
「それから数日後の3月20日。すっかりプロヴォストT.1のノウハウが埋め込まれた私は、なぜか選抜で選ばれた他の5人と共に、とある施設に案内された。」
「ウェストミンスター・スクール。イギリスでも屈指の名門校で日本で言うならどこなんだろう・・・・?そんな場所にバスに乗せられてやってきた。」
2025/01/13(月) 21:09:54.35ID:zbucM8Gz
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「メンバーは私の他に、アリス・カータレットさん、星野瑠美衣さん、青葉モカさん、上原歩夢さん、葉山陽和さん。同じく爆撃隊志願です。」
「プロヴォストT.1に乗り慣れて初日に料理のまずさに目を疑った仲だった。部屋が別々だから、お互い話し合うことはなかったけど、」
「メンバーは私の他に、アリス・カータレットさん、星野瑠美衣さん、青葉モカさん、上原歩夢さん、葉山陽和さん。同じく爆撃隊志願です。」
「プロヴォストT.1に乗り慣れて初日に料理のまずさに目を疑った仲だった。部屋が別々だから、お互い話し合うことはなかったけど、」
2025/01/13(月) 21:10:32.89ID:zbucM8Gz
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「せっかくだからお互いの出身地や文化やらについてワイワイ話した。しばらく仲間同士でやってきたからこういうのは新鮮。」
「知らないことを一杯覚えられた。その後で、私達はバスを降りると、辺りにはBBCという表記をした報道陣が詰めかけている。」
「突然の事態に目が点になった。なにかが待っている。この名門校で!」
「せっかくだからお互いの出身地や文化やらについてワイワイ話した。しばらく仲間同士でやってきたからこういうのは新鮮。」
「知らないことを一杯覚えられた。その後で、私達はバスを降りると、辺りにはBBCという表記をした報道陣が詰めかけている。」
「突然の事態に目が点になった。なにかが待っている。この名門校で!」
2025/02/06(木) 23:11:41.58ID:ZxWTEtvI
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「それから、私達は校舎に案内された。内装は凄く綺麗で日本語であれやこれや歓迎の言葉が綴られている。誰もが緊張した。」
「先頭を行くのはこの学校の校長先生らしき人。如何せん英語でスムーズな会話なんて出来ないので通訳を介してようやく誰かを知った。」
「ガヤガヤ騒ぎ声がする教室。そして校長は戸を開けた。私達は中に入ると・・・・割れるほどの拍手と共に生徒たちからの歓迎が。」
『ようこそ勇者の皆さん』『ようこそ軍人さん』
「拙い日本語で生徒たちは話しかけてくる。なんというか、私達の時代と変わらない笑顔がそこにはあった。」
「それから、用意された木製・・・・の椅子に座ると生徒との間で質疑応答みたいな遣り取りに。具体的には何を食べているかとか飛行機を操縦してみてどうだったとか・・・・。」
「いつのまにか報道陣が私達と生徒の遣り取りを撮影している。フラッシュがたかれた。」
「それから、私達は校舎に案内された。内装は凄く綺麗で日本語であれやこれや歓迎の言葉が綴られている。誰もが緊張した。」
「先頭を行くのはこの学校の校長先生らしき人。如何せん英語でスムーズな会話なんて出来ないので通訳を介してようやく誰かを知った。」
「ガヤガヤ騒ぎ声がする教室。そして校長は戸を開けた。私達は中に入ると・・・・割れるほどの拍手と共に生徒たちからの歓迎が。」
『ようこそ勇者の皆さん』『ようこそ軍人さん』
「拙い日本語で生徒たちは話しかけてくる。なんというか、私達の時代と変わらない笑顔がそこにはあった。」
「それから、用意された木製・・・・の椅子に座ると生徒との間で質疑応答みたいな遣り取りに。具体的には何を食べているかとか飛行機を操縦してみてどうだったとか・・・・。」
「いつのまにか報道陣が私達と生徒の遣り取りを撮影している。フラッシュがたかれた。」
57証言集 終末軍と私たち
2025/02/06(木) 23:23:26.11ID:ZxWTEtvI 結城 友奈(声 - 照井春佳)
「そして、その日は夜になるまで生徒と楽しい時間を過ごした。相も変わらず美味しくない料理を食べて、校庭を駆け回り、私は小さい子を背負って飛行機ごっこをした。」
「青葉さん、アリスさんは何人かを友達を作って初歩的な遊びに興じている。そんな中、軍部の人達から私が所属していた勇者部の活動の様子が伝えられた。」
「奉仕活動のようで面白いと誰もが納得する。誰もが私に質問してきた。なにが入部に必要なのか・・・・なにがこの部を作るきっかけになったか。」
「おさげが可愛い子や背の低い男の子が伺ってきたので、私も思いつく限り答えた。町の人達のためにありたい、ただ人の心を慈しめるなら誰でも入れると。」
「星野さんと上原さん、葉山さんも男の子を相手に何やかんや口説いていた。私以外は高校生だから大人に見えるかもしれない・・・・。」
「なんだかんだでトラブルもなく無事にイベントは終了。生徒達ががんばって書いたであろう日本語が輝く。」
『お仕事がんばって!いつでも応援しているよ!また会おうね!』
「そして、その日は夜になるまで生徒と楽しい時間を過ごした。相も変わらず美味しくない料理を食べて、校庭を駆け回り、私は小さい子を背負って飛行機ごっこをした。」
「青葉さん、アリスさんは何人かを友達を作って初歩的な遊びに興じている。そんな中、軍部の人達から私が所属していた勇者部の活動の様子が伝えられた。」
「奉仕活動のようで面白いと誰もが納得する。誰もが私に質問してきた。なにが入部に必要なのか・・・・なにがこの部を作るきっかけになったか。」
「おさげが可愛い子や背の低い男の子が伺ってきたので、私も思いつく限り答えた。町の人達のためにありたい、ただ人の心を慈しめるなら誰でも入れると。」
「星野さんと上原さん、葉山さんも男の子を相手に何やかんや口説いていた。私以外は高校生だから大人に見えるかもしれない・・・・。」
「なんだかんだでトラブルもなく無事にイベントは終了。生徒達ががんばって書いたであろう日本語が輝く。」
『お仕事がんばって!いつでも応援しているよ!また会おうね!』
58証言集 終末軍と私たち
2025/02/06(木) 23:35:22.64ID:ZxWTEtvI 結城 友奈(声 - 照井春佳)
「3月22日、待望のジェットプロヴォストが訓練機として登場。プロペラのない異質の姿に誰もが興味津々。だけどこの日は教官の説明だけで終わった。」
「3月25日、ジェットプロヴォストのシミュレーターが登場。ここでそれなりのテストや訓練を受けた。やっぱり最初から上手くいくわけないので、何回か自爆して教官やパイロットから笑われた。私は離陸しようとスロットルを開いたけど間に合わずに鉄柵にぶつかった。」
「3月27日、イギリス政府より自転車が20台供与される。買い物に是非っていう感じだけど暇つぶしに滑走路の辺りをグルグル走っている子がいた。」
「3月29日、ロンドン市長が突然の表敬訪問。慌てて準備したので着崩した状態で挨拶を受けた。」
「4月1日、うどんがイタリア発祥というニュースが。勇者部全員が凍り付いてテレビをバンバンする。更にロールスロイスが高級車の値下げを発表するという話題まで。全てはエイプリルフール企画だった。」
「4月5日、ジェットプロヴォストで基地内を走り回ることになった。教官を隣に乗せてエンジンを全開にしないようにチョコチョコ操作しながら移動するのは緊張を通り越して苦痛だった。もし全損したらと思うと・・・・。」
「4月7日、東郷さんの誕生日なので、全員で祝った。イギリスの計らいでうどん鍋という料理が出された。日本から取り寄せたありとあらゆる饂飩を鍋に入れて煮詰めたという・・・・。まあゆで加減がちょっとアレだった。」
「3月22日、待望のジェットプロヴォストが訓練機として登場。プロペラのない異質の姿に誰もが興味津々。だけどこの日は教官の説明だけで終わった。」
「3月25日、ジェットプロヴォストのシミュレーターが登場。ここでそれなりのテストや訓練を受けた。やっぱり最初から上手くいくわけないので、何回か自爆して教官やパイロットから笑われた。私は離陸しようとスロットルを開いたけど間に合わずに鉄柵にぶつかった。」
「3月27日、イギリス政府より自転車が20台供与される。買い物に是非っていう感じだけど暇つぶしに滑走路の辺りをグルグル走っている子がいた。」
「3月29日、ロンドン市長が突然の表敬訪問。慌てて準備したので着崩した状態で挨拶を受けた。」
「4月1日、うどんがイタリア発祥というニュースが。勇者部全員が凍り付いてテレビをバンバンする。更にロールスロイスが高級車の値下げを発表するという話題まで。全てはエイプリルフール企画だった。」
「4月5日、ジェットプロヴォストで基地内を走り回ることになった。教官を隣に乗せてエンジンを全開にしないようにチョコチョコ操作しながら移動するのは緊張を通り越して苦痛だった。もし全損したらと思うと・・・・。」
「4月7日、東郷さんの誕生日なので、全員で祝った。イギリスの計らいでうどん鍋という料理が出された。日本から取り寄せたありとあらゆる饂飩を鍋に入れて煮詰めたという・・・・。まあゆで加減がちょっとアレだった。」
2025/02/24(月) 20:40:52.58ID:CLDfrgZF
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「4月12日、その日はジェットプロヴォストで初めて空を飛んだ。ジェットエンジンにガンガン押してもらう感じで、どこまでも飛んでった。
ちょっとでも操作を誤ると暴走してしまうので、最初にプロヴォストで飛んだ時以上にブレーキをかけながら誘導路を走った。これが怖い。
とにかく目に映る景色は一瞬で後ろへ飛び去っていく。ただ、緊張しながら操縦桿を握ったので思わず急降下した。隣に座ってた教官が青ざめて
操縦桿を引き直したので立て直せた。着陸して急減速すると、エプロンにいた人達が緊張した面持ちで構えていた。ほか、三ノ輪さんや東郷さん
は上昇しすぎて隣町まで行ってしまった。はちゃめちゃに終わった一日は、誰もがげっそりと瘦せこけたような感じで兵舎に戻った・・・・。」
「が、突然兵舎にはいると騒ぎ声と深刻そうな声が。つられて私と東郷さんと郡さんで広間にある大直径のテレビの前に・・・・。そこには
衝撃的な映像が。道路いっぱいにカメラマンが集まり、救急車が到着して担架で運ばれる人の姿が。おまけに軍の車両が集まっていて・・・・。」
「字幕にはこう書いていた。<<ウマ娘が群衆に衝突>>。何が言いたいのか分からないけど、どうやらウマ娘が現地住民とトラブルを起こした
らしい。インタビューが流れた。字幕にはキタサンブラックという名前が。日本語なのでこちらにも伝わる。東郷さんは青ざめた顔で
郡さんは魂が抜けたような顔で見ていた。誰もが心配している。次に評論家とニュースキャスターの対談に代わった。心配した私達は、
程なくしてウマ娘との間でスカイプをつけたけれど、出たのは帽子をかぶった緑ずくめの人・・・・たづなさんだった。」
たづなさんはこう言った
「今日いっぱいはトレセンとの会話は出来ません。明日以降お願いします。こちらは現在立て込んでいます。」
「4月12日、その日はジェットプロヴォストで初めて空を飛んだ。ジェットエンジンにガンガン押してもらう感じで、どこまでも飛んでった。
ちょっとでも操作を誤ると暴走してしまうので、最初にプロヴォストで飛んだ時以上にブレーキをかけながら誘導路を走った。これが怖い。
とにかく目に映る景色は一瞬で後ろへ飛び去っていく。ただ、緊張しながら操縦桿を握ったので思わず急降下した。隣に座ってた教官が青ざめて
操縦桿を引き直したので立て直せた。着陸して急減速すると、エプロンにいた人達が緊張した面持ちで構えていた。ほか、三ノ輪さんや東郷さん
は上昇しすぎて隣町まで行ってしまった。はちゃめちゃに終わった一日は、誰もがげっそりと瘦せこけたような感じで兵舎に戻った・・・・。」
「が、突然兵舎にはいると騒ぎ声と深刻そうな声が。つられて私と東郷さんと郡さんで広間にある大直径のテレビの前に・・・・。そこには
衝撃的な映像が。道路いっぱいにカメラマンが集まり、救急車が到着して担架で運ばれる人の姿が。おまけに軍の車両が集まっていて・・・・。」
「字幕にはこう書いていた。<<ウマ娘が群衆に衝突>>。何が言いたいのか分からないけど、どうやらウマ娘が現地住民とトラブルを起こした
らしい。インタビューが流れた。字幕にはキタサンブラックという名前が。日本語なのでこちらにも伝わる。東郷さんは青ざめた顔で
郡さんは魂が抜けたような顔で見ていた。誰もが心配している。次に評論家とニュースキャスターの対談に代わった。心配した私達は、
程なくしてウマ娘との間でスカイプをつけたけれど、出たのは帽子をかぶった緑ずくめの人・・・・たづなさんだった。」
たづなさんはこう言った
「今日いっぱいはトレセンとの会話は出来ません。明日以降お願いします。こちらは現在立て込んでいます。」
2025/02/26(水) 23:33:32.92ID:kxCZHxrI
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「私の他にも、スカイプで様子をうかがおうとした子はゾロゾロと出てきた。郡ちゃんに東郷さん、黄前さん、田中さん、黒澤さん・・・・後にアクセスが集中していたことを知った。」
「心配しながら朝を迎えた。例によって焼いたトマトとソーセージと煮豆が並ぶ。目の前のテレビには事件の様子が映されていた。」
「年老いた評論家らしき人が黙々と会話していて、更にも再現VTRや市民の証言も交えて特集していた。」
「私達のグループの会話は様々で、<ウマ娘がよそ見でもしたのかな?>とか<なんか子供が飛び出したのを避けたらしいよ>とか<バナナの皮でも落ちていたんでしょ>とか根拠のない話まで。」
「それから、私達は心配をよそにジェットプロヴォストでの訓練を再開。6月にはキャンベラが控えていて、ランカスターとリンカーンを介して待望のバルカンへの道が開かれようとしている。」
「」
「私の他にも、スカイプで様子をうかがおうとした子はゾロゾロと出てきた。郡ちゃんに東郷さん、黄前さん、田中さん、黒澤さん・・・・後にアクセスが集中していたことを知った。」
「心配しながら朝を迎えた。例によって焼いたトマトとソーセージと煮豆が並ぶ。目の前のテレビには事件の様子が映されていた。」
「年老いた評論家らしき人が黙々と会話していて、更にも再現VTRや市民の証言も交えて特集していた。」
「私達のグループの会話は様々で、<ウマ娘がよそ見でもしたのかな?>とか<なんか子供が飛び出したのを避けたらしいよ>とか<バナナの皮でも落ちていたんでしょ>とか根拠のない話まで。」
「それから、私達は心配をよそにジェットプロヴォストでの訓練を再開。6月にはキャンベラが控えていて、ランカスターとリンカーンを介して待望のバルカンへの道が開かれようとしている。」
「」
2025/02/26(水) 23:47:46.79ID:kxCZHxrI
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「少なくともイギリス方面軍で運用できたジェットプロヴォストは次の通りです。他にもライトニングやバッカニアの部隊にも配備されていました。」
ジェットプロヴォストT.3A(G-BVEZ)
ジェットプロヴォストT.3A(XM464)
ジェットプロヴォストT.3A(I-PROV)
ジェットプロヴォストT.5(G-BWSG)
ジェットプロヴォストT.5A(XW323)
ジェットプロヴォストT.5A(XW374)
ジェットプロヴォストT.5A(G-JPVA)
「2機編隊で基地周囲を飛んで、爆撃機をイメージした投弾(実際に落としているわけではありません)の訓練もしました。だけど、片隅にはウマ娘達のその後が残っていました。」
「例によって昼ご飯。駐機場にあるスカイプを通して、やっとリバーライトさんと会話が出来ました。」
リバーライト「こちらドイツから分け与えられた練習場ですが、朝からみんなの雰囲気が最悪です。ニュースじゃ私達の日頃の行いが悪くて事故が起きたなんていう報道がされて、ライスシャワーさんやイクノディクタスさんもそっぽを向いていました。おまけにヤエノムテキさんが怒りのあまりにお皿を握りつぶして、評論家が如何にも私達を知らないで過去の事例だけで説明しているって感じで、そのあまりにも雑すぎる説明にジャングルポケットさんがスプーンを握りつぶしたかと思えばテレビに投げつけて、周りが怖がって退室して、フジさんやタナベさんが大声を張り上げて、もう大変でした。今はおさまって平穏な飛行訓練をしていますが、この先どうなるか分かりません。ともかく外での疾駆は当分見合わせです。」
「少なくともイギリス方面軍で運用できたジェットプロヴォストは次の通りです。他にもライトニングやバッカニアの部隊にも配備されていました。」
ジェットプロヴォストT.3A(G-BVEZ)
ジェットプロヴォストT.3A(XM464)
ジェットプロヴォストT.3A(I-PROV)
ジェットプロヴォストT.5(G-BWSG)
ジェットプロヴォストT.5A(XW323)
ジェットプロヴォストT.5A(XW374)
ジェットプロヴォストT.5A(G-JPVA)
「2機編隊で基地周囲を飛んで、爆撃機をイメージした投弾(実際に落としているわけではありません)の訓練もしました。だけど、片隅にはウマ娘達のその後が残っていました。」
「例によって昼ご飯。駐機場にあるスカイプを通して、やっとリバーライトさんと会話が出来ました。」
リバーライト「こちらドイツから分け与えられた練習場ですが、朝からみんなの雰囲気が最悪です。ニュースじゃ私達の日頃の行いが悪くて事故が起きたなんていう報道がされて、ライスシャワーさんやイクノディクタスさんもそっぽを向いていました。おまけにヤエノムテキさんが怒りのあまりにお皿を握りつぶして、評論家が如何にも私達を知らないで過去の事例だけで説明しているって感じで、そのあまりにも雑すぎる説明にジャングルポケットさんがスプーンを握りつぶしたかと思えばテレビに投げつけて、周りが怖がって退室して、フジさんやタナベさんが大声を張り上げて、もう大変でした。今はおさまって平穏な飛行訓練をしていますが、この先どうなるか分かりません。ともかく外での疾駆は当分見合わせです。」
62証言集 終末軍と私たち
2025/02/28(金) 00:28:11.39ID:15hPjr9D 結城 友奈(声 - 照井春佳)
「事態の深刻さは段々と伝わってきた。新聞には昨日の出来事が3ページにわたって掲載されていて、当面の間公道レースは出来ないと書かれていた。」
「飛行訓練の後、夕方に兵舎からスカイプで再度通信しました。出たのはウォッカさんで、ピリピリした状態はある程度改善されたそうです。」
「いつ頃自由になれるか分からないけど、望むなら年内にまたあそこを駆けたいとのこと。」
「夜になってもメディアは被害者へのインタビューや今後の展望についての内容を報じてくる。」
「ただでさえ美味しくないイギリス料理がいつも以上に残る。ウナギのゼリー寄せにも慣れてきた頃、誰もがコップやスプーンを片手にニュースを見た。」
「しばらくの間は、ウマ娘と楽しい話題は避けるべきか・・・・心境を聞くべきかで悩んだ。東郷さんと乃木さんは悩みを受け入れるべきと助長する。」
「事態の深刻さは段々と伝わってきた。新聞には昨日の出来事が3ページにわたって掲載されていて、当面の間公道レースは出来ないと書かれていた。」
「飛行訓練の後、夕方に兵舎からスカイプで再度通信しました。出たのはウォッカさんで、ピリピリした状態はある程度改善されたそうです。」
「いつ頃自由になれるか分からないけど、望むなら年内にまたあそこを駆けたいとのこと。」
「夜になってもメディアは被害者へのインタビューや今後の展望についての内容を報じてくる。」
「ただでさえ美味しくないイギリス料理がいつも以上に残る。ウナギのゼリー寄せにも慣れてきた頃、誰もがコップやスプーンを片手にニュースを見た。」
「しばらくの間は、ウマ娘と楽しい話題は避けるべきか・・・・心境を聞くべきかで悩んだ。東郷さんと乃木さんは悩みを受け入れるべきと助長する。」
2025/02/28(金) 00:40:14.64ID:15hPjr9D
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「それから数日後、転機が訪れた。どうも事故当日に周辺の調査をしていた現地の警察官が、ある部品をみつけたらしい。それはトラックから外れたもので微妙に歪んでいたらしい。そこから事態は動く。」
「部品についた跡を調べると、ウマ娘がレース用に履く専用の靴と一致することが判明。そこから大凡の状況が明らかになった。」
「あの日、ウマ娘が疾駆する直前に走っていた民間企業のトレーラーから部品が1つ脱落。そして路上に転がった。それから1時間の間に部品は少しずつ車に潰されて歪んだ。
それから夕方の練習に出てきたウマ娘・・・・・スペシャルウィークさんとトウカイテイオーさんがその部品を思いっきり踏んでしまい、尖った部分が靴に直撃し、バランスを崩した結果、群衆の列に突っ込んだ・・・・。」
「やがてウマ娘を批判する記事や人はどんどん消えていき、遂には近い内に公道復帰を可能とする案を出した。ただいきなり出すのはリスキーなので様子を見た上で判断。それまでは郊外の野原を走っても良いという結論を下した。」
「この事実に、有馬さんや星野さんは喜んだ。もうそろそろ元気な姿を見られるので嬉しかった。新聞記事は次々と部品落下の件を報じた。」
「それから数日後、転機が訪れた。どうも事故当日に周辺の調査をしていた現地の警察官が、ある部品をみつけたらしい。それはトラックから外れたもので微妙に歪んでいたらしい。そこから事態は動く。」
「部品についた跡を調べると、ウマ娘がレース用に履く専用の靴と一致することが判明。そこから大凡の状況が明らかになった。」
「あの日、ウマ娘が疾駆する直前に走っていた民間企業のトレーラーから部品が1つ脱落。そして路上に転がった。それから1時間の間に部品は少しずつ車に潰されて歪んだ。
それから夕方の練習に出てきたウマ娘・・・・・スペシャルウィークさんとトウカイテイオーさんがその部品を思いっきり踏んでしまい、尖った部分が靴に直撃し、バランスを崩した結果、群衆の列に突っ込んだ・・・・。」
「やがてウマ娘を批判する記事や人はどんどん消えていき、遂には近い内に公道復帰を可能とする案を出した。ただいきなり出すのはリスキーなので様子を見た上で判断。それまでは郊外の野原を走っても良いという結論を下した。」
「この事実に、有馬さんや星野さんは喜んだ。もうそろそろ元気な姿を見られるので嬉しかった。新聞記事は次々と部品落下の件を報じた。」
2025/03/11(火) 00:03:11.47ID:UenKwgje
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「その後、微妙に授業内容が変わって、ジェットプロヴォストの後には5月にキャンベラ、7月にランカスターとリンカーン、そして9月にバルカン順番になった。」
「今のペースじゃ間に合わないという上層部のお達しらしい。」
「そんなこんなで平穏にジェットプロヴォストでの訓練を続けていた時、4月27日にとんでもない事件が起きた。」
「やっと規制が解除されて路上は無理だけど野原なら疾駆できるというお達しで、ウマ娘達は野原を駆けていたけれど、様々な要因があって泥沼にズブズブと沈んだ。」
「その日の夜にやっと全員を見つけて引き上げたんだけど、直前に謎の通信が入ってきて幽霊じゃないかって混乱したらしい。噂によればフジキセキが叛乱を起こしたとか・・・・。」
「でも、全員軽い風邪を引いてお腹を壊しただけで済んだのは良かった。それからしばらくナイスネイチャさんやハルウララさんと会話を交わした。」
「キタちゃんやダイヤちゃんもあの現場にいたから風邪をひいたらしい・・・・。今回の件を受けてフランス政府は無事にウマ娘専用レーンの整備を早めてくれたらしい。」
「その後、微妙に授業内容が変わって、ジェットプロヴォストの後には5月にキャンベラ、7月にランカスターとリンカーン、そして9月にバルカン順番になった。」
「今のペースじゃ間に合わないという上層部のお達しらしい。」
「そんなこんなで平穏にジェットプロヴォストでの訓練を続けていた時、4月27日にとんでもない事件が起きた。」
「やっと規制が解除されて路上は無理だけど野原なら疾駆できるというお達しで、ウマ娘達は野原を駆けていたけれど、様々な要因があって泥沼にズブズブと沈んだ。」
「その日の夜にやっと全員を見つけて引き上げたんだけど、直前に謎の通信が入ってきて幽霊じゃないかって混乱したらしい。噂によればフジキセキが叛乱を起こしたとか・・・・。」
「でも、全員軽い風邪を引いてお腹を壊しただけで済んだのは良かった。それからしばらくナイスネイチャさんやハルウララさんと会話を交わした。」
「キタちゃんやダイヤちゃんもあの現場にいたから風邪をひいたらしい・・・・。今回の件を受けてフランス政府は無事にウマ娘専用レーンの整備を早めてくれたらしい。」
2025/03/11(火) 00:11:05.48ID:UenKwgje
結城 友奈(声 - 照井春佳)
「そんな中、思いがけない事態が。6月下旬、いよいよキャンベラに乗り換えるのを前にしてメンバーの見知った子が1人子供を救った。」
「高嶋友奈さん・・・・私のそっくりさんでご先祖らしいけど今イチ信用できない・・・・・が軍用トラックに同乗して買い物に出ていた時のこと。」
「買い物して荷物を積んでいる時に、後ろを子供が通り過ぎたような感じがしたらしい。いざ後ろを見ると、なんと5歳に満たないであろう子供が道路を渡ろうとしている。」
「この年齢じゃ道路の危険すら分からないと思う。案の定車が近づいてきた。このままじゃ轢かれると思った矢先、高嶋さんは子供を抱きかかえて道路の反対側に身を投げた。」
「車は白い煙を上げて高嶋さんがいたあたりから10メートル先で止まった。子供は泣いてすっ飛んできた母親に顔を埋めた。高嶋さんは子供は大丈夫ですと宣言した。」
「次の瞬間、軍人はお見事とばかりに拍手した。たちまちこの一連の動きは世間で話題になり、ニュースのおまけコーナーでも紹介された。」
「そんな中、思いがけない事態が。6月下旬、いよいよキャンベラに乗り換えるのを前にしてメンバーの見知った子が1人子供を救った。」
「高嶋友奈さん・・・・私のそっくりさんでご先祖らしいけど今イチ信用できない・・・・・が軍用トラックに同乗して買い物に出ていた時のこと。」
「買い物して荷物を積んでいる時に、後ろを子供が通り過ぎたような感じがしたらしい。いざ後ろを見ると、なんと5歳に満たないであろう子供が道路を渡ろうとしている。」
「この年齢じゃ道路の危険すら分からないと思う。案の定車が近づいてきた。このままじゃ轢かれると思った矢先、高嶋さんは子供を抱きかかえて道路の反対側に身を投げた。」
「車は白い煙を上げて高嶋さんがいたあたりから10メートル先で止まった。子供は泣いてすっ飛んできた母親に顔を埋めた。高嶋さんは子供は大丈夫ですと宣言した。」
「次の瞬間、軍人はお見事とばかりに拍手した。たちまちこの一連の動きは世間で話題になり、ニュースのおまけコーナーでも紹介された。」
66証言集 終末軍と私たち
2025/03/12(水) 00:46:36.50ID:eE4Dcz82 結城 友奈(声 - 照井春佳)
「次は私にも注目が集まってきた。あまりにも似すぎたせいで姉妹ではと思われたからだった・・・・。正直、町に行けば何の理由もなしに
お姉ちゃんとか姉御とかいわれて凄く戸惑った。ニュースでも紹介された・・・・ちなみに私のところもそうだったけど、訓練中にからっきし
素人に近い私達は小規模な事故を何回か起こした。胴着、管制塔にガリガリってこする、オーバーランして木を倒す・・・・数え切れない。
でも、メディアではそういう正しい部分だけが報道された。星野ルビー・・・・親しくルビーって呼ぶ・・・・さんもかなり嬉しくて、
度々注目されていた。そうしている内に高嶋さんは英雄視されていった。ある日、近くの農家で消息が途絶えた老人を捜してくれないかって
ご家族から依頼が来た。そんなの分かるわけないし保障もできない。当然軍部は警察にお願いしますと言ったけど、警察でも見つからないので
勇者部という猫の手も借りたいという話だった。これは誰もが当惑したけど、私はとりあえずみんなと相談して、誓約書を作った上で引き受けた。
湖水地方だったけど、廃屋から川岸まで行ったり来たりしたけど、2日経っても見つからない。すると・・・・高嶋さんが近隣の民家を訪ねるのは
という真っ当な意見を出した。で、実際に数百件近い家屋を探した結果・・・・見つかった。近くの納屋に潜んでいた。今度は見逃さないでと
何度も念押しした。これをきっかけに高嶋さんと私の知名度はぐんぐん伸びていった。繰り返し取材も来た。アリスも満足げな顔で出迎えた。」
「次は私にも注目が集まってきた。あまりにも似すぎたせいで姉妹ではと思われたからだった・・・・。正直、町に行けば何の理由もなしに
お姉ちゃんとか姉御とかいわれて凄く戸惑った。ニュースでも紹介された・・・・ちなみに私のところもそうだったけど、訓練中にからっきし
素人に近い私達は小規模な事故を何回か起こした。胴着、管制塔にガリガリってこする、オーバーランして木を倒す・・・・数え切れない。
でも、メディアではそういう正しい部分だけが報道された。星野ルビー・・・・親しくルビーって呼ぶ・・・・さんもかなり嬉しくて、
度々注目されていた。そうしている内に高嶋さんは英雄視されていった。ある日、近くの農家で消息が途絶えた老人を捜してくれないかって
ご家族から依頼が来た。そんなの分かるわけないし保障もできない。当然軍部は警察にお願いしますと言ったけど、警察でも見つからないので
勇者部という猫の手も借りたいという話だった。これは誰もが当惑したけど、私はとりあえずみんなと相談して、誓約書を作った上で引き受けた。
湖水地方だったけど、廃屋から川岸まで行ったり来たりしたけど、2日経っても見つからない。すると・・・・高嶋さんが近隣の民家を訪ねるのは
という真っ当な意見を出した。で、実際に数百件近い家屋を探した結果・・・・見つかった。近くの納屋に潜んでいた。今度は見逃さないでと
何度も念押しした。これをきっかけに高嶋さんと私の知名度はぐんぐん伸びていった。繰り返し取材も来た。アリスも満足げな顔で出迎えた。」
67証言集 終末軍と私たち
2025/03/17(月) 22:44:21.51ID:BnXJfmh2 結城 友奈(声 - 照井春佳)
「すると・・・・私たちの活躍に刺激を受けたのか終末軍イギリス方面軍は私と高嶋さんをイメージキャラに据えてポスターを作っちゃった。これがとても完成度が高くてイギリス映画のポスターを作る専門事業が仕上げたらしい。とはいえ、これだけ宣伝されると私としては居心地が悪く思えてきた。行けばサインをねだられ、行けば握手を求められた。イギリス方面軍指揮官に事態を伝えた。これ以上過度なイメージアップはしないでって。」
「だけど、私たちのおかげで核戦略を担う終末軍のイメージが変化し万人が親しみを持ち始めたと意見を述べた。発足当時は核の時代をもたらす脅威としてメディアに宣伝されていた・・・・。だけど私達の活躍が世間に広まった結果、イメージは従来の死から幸せへと塗り替えられた。」
「正直な話、あまりにも復雑だったけど子供から大人までまんべんなく笑顔で接してくれるようになってきたので、いよいよ良い流れを断ち切るわけにはいかなくなった。」
「さて、そんな中でも軍用機の転換訓練は続いて、7月に待望のキャンベラに乗ることになった。この話をフランスのウマ娘たちや原爆工場に行った膳藤高校の藤白さんにすると凄く喜ばれた。・・・・・原爆工場、最初は極秘扱いで軍の一部だったとしても関係者と会えないと思っていたけど核についての話を探らなければOKと言われて驚いた。」
「そのついで、藤白さんと黒川さんから時間が空いたら会わないって言われた。私は変人についていくのは微妙だったけど東郷さんがいなかったし、中学生の私たちに自然と接してきたので良いよって言った。ただ、黒川さんは妙におとなしい所謂地味な出で立ちになっていた。」
「すると・・・・私たちの活躍に刺激を受けたのか終末軍イギリス方面軍は私と高嶋さんをイメージキャラに据えてポスターを作っちゃった。これがとても完成度が高くてイギリス映画のポスターを作る専門事業が仕上げたらしい。とはいえ、これだけ宣伝されると私としては居心地が悪く思えてきた。行けばサインをねだられ、行けば握手を求められた。イギリス方面軍指揮官に事態を伝えた。これ以上過度なイメージアップはしないでって。」
「だけど、私たちのおかげで核戦略を担う終末軍のイメージが変化し万人が親しみを持ち始めたと意見を述べた。発足当時は核の時代をもたらす脅威としてメディアに宣伝されていた・・・・。だけど私達の活躍が世間に広まった結果、イメージは従来の死から幸せへと塗り替えられた。」
「正直な話、あまりにも復雑だったけど子供から大人までまんべんなく笑顔で接してくれるようになってきたので、いよいよ良い流れを断ち切るわけにはいかなくなった。」
「さて、そんな中でも軍用機の転換訓練は続いて、7月に待望のキャンベラに乗ることになった。この話をフランスのウマ娘たちや原爆工場に行った膳藤高校の藤白さんにすると凄く喜ばれた。・・・・・原爆工場、最初は極秘扱いで軍の一部だったとしても関係者と会えないと思っていたけど核についての話を探らなければOKと言われて驚いた。」
「そのついで、藤白さんと黒川さんから時間が空いたら会わないって言われた。私は変人についていくのは微妙だったけど東郷さんがいなかったし、中学生の私たちに自然と接してきたので良いよって言った。ただ、黒川さんは妙におとなしい所謂地味な出で立ちになっていた。」
68証言集 終末軍と私たち
2025/03/17(月) 22:55:54.90ID:BnXJfmh2 結城 友奈(声 - 照井春佳)
「黒川さんの変化を見て、もしかして厳しい教育でも受けてるのって質問したら藤白さんは出会った時と変わらない笑顔でこう話してきた。」
藤白七姫「いやー、なんかさ・・・・原子核についていろんなことを学んだんだけど正直グロテスクっていうか残酷っていうか、それを見ていく内に奏はこうなった。もうあの頃の元気さはないけど友達として、出しまくる仲としては今も変わらないよ!」
「そんな話をしたので、向こうは大変なんだなって思った。どこで会うと聞いたら、人里離れた静かな場所。電話するからそこに来てって言われた。日付は8月の下旬。」
「その時、キイイイイイインというエンジン音がして後ろの窓を観た。外に1機の飛行機が見えた。ライトニングだった。きっと迎撃訓練的なものに行くんだろう。」
黒川奏「なんか凄い音だったね。もしかしてエンジンのテストでもしてる?」
「違うよ!ライトニングがエンジンを唸らせて飛んでいったんだよ。言うまでもなくあんな形の飛行機が観られるのはここだけだね!」
「そんな会話をしてから、私はスカイプを切った。ちょうどタイミングよく東郷さんが。今の話はウマ娘と会話していたことにしておいて、私は寝た。」
「黒川さんの変化を見て、もしかして厳しい教育でも受けてるのって質問したら藤白さんは出会った時と変わらない笑顔でこう話してきた。」
藤白七姫「いやー、なんかさ・・・・原子核についていろんなことを学んだんだけど正直グロテスクっていうか残酷っていうか、それを見ていく内に奏はこうなった。もうあの頃の元気さはないけど友達として、出しまくる仲としては今も変わらないよ!」
「そんな話をしたので、向こうは大変なんだなって思った。どこで会うと聞いたら、人里離れた静かな場所。電話するからそこに来てって言われた。日付は8月の下旬。」
「その時、キイイイイイインというエンジン音がして後ろの窓を観た。外に1機の飛行機が見えた。ライトニングだった。きっと迎撃訓練的なものに行くんだろう。」
黒川奏「なんか凄い音だったね。もしかしてエンジンのテストでもしてる?」
「違うよ!ライトニングがエンジンを唸らせて飛んでいったんだよ。言うまでもなくあんな形の飛行機が観られるのはここだけだね!」
「そんな会話をしてから、私はスカイプを切った。ちょうどタイミングよく東郷さんが。今の話はウマ娘と会話していたことにしておいて、私は寝た。」
69証言集 終末軍と私たち
2025/03/17(月) 23:26:13.81ID:BnXJfmh2 <初めてのキャンベラ。その中身は?>
結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
7月1日、私達爆撃機組は滑走路前の駐機場に集合した。目の前に登場したのはイングリッシュ・エレクトリック キャンベラT.4で
実際に本物の爆弾を投下するわけではなくあくまで練習機という代物だった。ちなみにイギリス本国にはB.2とB.6といった爆撃機型は
残っていなくて練習機と偵察機仕様しかないらしい。とはいっても、その見た目は異様なものを感じた。異様というか、これで飛ぶんですかっていう次元。
WE188、WT480、WT483、WJ866の4機が並んでいるけど、小さくて防御銃座すらない胴体にちょこんと飛び出たキャノピーでザ・小型機そのものだった。
如何せん初めてのジェット爆撃機なのでこれで慣らしてくださいという話らしい。私は堂々と乗り込んだ・・・・んだけどあまりにも狭い。
乗員が3人で1人が教官だから後2人しかのれない。おまけに窓はコクピットの他に横にもついてるけど小さい。ジェットプロヴォストに
乗り慣れたみんなは戸惑った。当然最初はエンジンの始動方法や計器類の位置を教わった。教育は軍用機以外一切ないのでスラスラと
頭に入ってくる。不味い料理しかほぼないから脳の動きは遅い。その日のうちにエンジン始動方法を教わってブレーキ解除による
タキシングもした。ただし数メートルいくだけ。私は慎重に操作した。ちなみに相方はもちろん東郷さん。狭苦しいけど誤操作しないように注意した。
7月3日にタキシングのみ可能になった。基地内をT.4でグルグル回る。2基のエンジンはカートリッジ式なのでかけると凄い煙を出す。故に火事っぽく見える。
7月10日、初めてジェット爆撃機の位置づけであるキャンベラで大空を舞った。といっても場周だけど狭い操縦席から見える光景はワクワクを誘った。
それから7月28日まで場周飛行をしてからいよいよ爆撃の訓練に移行した。とはいえ爆弾はなく落とすというシーケンスを学ぶというもの。実際にスイッチ類を操作して
爆弾を投下した気分になった。これが初めてだった。実際に落としたわけではないので実感は湧かない。爆撃よーそろと言いながら私はスイッチを操作した。
結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
7月1日、私達爆撃機組は滑走路前の駐機場に集合した。目の前に登場したのはイングリッシュ・エレクトリック キャンベラT.4で
実際に本物の爆弾を投下するわけではなくあくまで練習機という代物だった。ちなみにイギリス本国にはB.2とB.6といった爆撃機型は
残っていなくて練習機と偵察機仕様しかないらしい。とはいっても、その見た目は異様なものを感じた。異様というか、これで飛ぶんですかっていう次元。
WE188、WT480、WT483、WJ866の4機が並んでいるけど、小さくて防御銃座すらない胴体にちょこんと飛び出たキャノピーでザ・小型機そのものだった。
如何せん初めてのジェット爆撃機なのでこれで慣らしてくださいという話らしい。私は堂々と乗り込んだ・・・・んだけどあまりにも狭い。
乗員が3人で1人が教官だから後2人しかのれない。おまけに窓はコクピットの他に横にもついてるけど小さい。ジェットプロヴォストに
乗り慣れたみんなは戸惑った。当然最初はエンジンの始動方法や計器類の位置を教わった。教育は軍用機以外一切ないのでスラスラと
頭に入ってくる。不味い料理しかほぼないから脳の動きは遅い。その日のうちにエンジン始動方法を教わってブレーキ解除による
タキシングもした。ただし数メートルいくだけ。私は慎重に操作した。ちなみに相方はもちろん東郷さん。狭苦しいけど誤操作しないように注意した。
7月3日にタキシングのみ可能になった。基地内をT.4でグルグル回る。2基のエンジンはカートリッジ式なのでかけると凄い煙を出す。故に火事っぽく見える。
7月10日、初めてジェット爆撃機の位置づけであるキャンベラで大空を舞った。といっても場周だけど狭い操縦席から見える光景はワクワクを誘った。
それから7月28日まで場周飛行をしてからいよいよ爆撃の訓練に移行した。とはいえ爆弾はなく落とすというシーケンスを学ぶというもの。実際にスイッチ類を操作して
爆弾を投下した気分になった。これが初めてだった。実際に落としたわけではないので実感は湧かない。爆撃よーそろと言いながら私はスイッチを操作した。
70証言集 終末軍と私たち
2025/03/17(月) 23:33:24.70ID:BnXJfmh2 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
8月1日から遠距離飛行の訓練を開始。コニングスビーからロンドンやレイクンヒースまで燃料を満載にして2機編隊で飛んだ。時々雨がザーザーと降る状況ではワイパーを作動させた。
8月15日にはリバプールまで飛んだ。途中でタイフーンやトーネードとすれ違った。手を振ったら向こうも返してきた。そんな日々を過ごした・・・・。
ちなみに、機内が狭いと言うことはお互い密着する。当然私は専用の飛行服を誂えられたとはいえ東郷さんの体が直接顔に当たった。
東郷さんは恥ずかしそうな顔で『お願いだから鼻を鳴らさないで』と話してくる。勿論わたしはそんな卑屈な真似はしない。
着陸した時はパラシュートを使うので一気に減速できる。降りてくると解放感が凄かった。まあ狭い中でずーっと飛んでいたからそうなるわけで。
そんな日々を過ごしている内に、あの2人と会うことになった。
@
8月1日から遠距離飛行の訓練を開始。コニングスビーからロンドンやレイクンヒースまで燃料を満載にして2機編隊で飛んだ。時々雨がザーザーと降る状況ではワイパーを作動させた。
8月15日にはリバプールまで飛んだ。途中でタイフーンやトーネードとすれ違った。手を振ったら向こうも返してきた。そんな日々を過ごした・・・・。
ちなみに、機内が狭いと言うことはお互い密着する。当然私は専用の飛行服を誂えられたとはいえ東郷さんの体が直接顔に当たった。
東郷さんは恥ずかしそうな顔で『お願いだから鼻を鳴らさないで』と話してくる。勿論わたしはそんな卑屈な真似はしない。
着陸した時はパラシュートを使うので一気に減速できる。降りてくると解放感が凄かった。まあ狭い中でずーっと飛んでいたからそうなるわけで。
そんな日々を過ごしている内に、あの2人と会うことになった。
71証言集 終末軍と私たち
2025/03/18(火) 00:19:30.95ID:CXtJu9c2 <サセックスに引き留められた>
結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
8月29日、藤白さんと黒川さんから電話が来た。【サセックスのサウスダウンズで会いましょう。場所は・・・・】という感じでどこで会うかを知った。
その場所はまさかの国立公園。基本的に無料で誰でも出入りできるらしい。ちなみに終末軍本部は他人との交流を第一としていて、
当然ながら休暇も1日取れた。軍部は兵士の休暇は当然としている。常に猛訓練に励み兵器以外の授業については教わらない。自然な流れだった。
当日は朝から飛行機を乗り継いで、目的地に降り立った。日本の国定公園とは違った趣がある。そして・・・・なんというか、私が1人で出かけるのを東郷さんは止めないはずはなく
私の後を自然な流れで着いてきた。藤白さんの性格や在り方を疑問視していて、特別なまでに警戒していた。結局、東郷さんはこう私に言ってきた。
【もしも、2人がなにか良くないことを教えてきたら柱に縛り付けます!】結局そうする条件の下、一緒にいくことになった。
場所が場所だけに軍靴を履いた。履き心地はそれなりに良くて荒れた場所でも歩けるのは魅力的。だだっ広く、草木が昔そのままで残された場所。
こんなところに2人がいる・・・・気がつけば、観光客らしき人影もまばらになって、とうとう私と東郷さんだけになった。
雨が数時間前に降ってたからか、湿気が残るし道は段々と水たまりや泥んこが目立ち始めた。程なくして行く前に送られてきた岩が目立つ場所についたけど。
なぜか誰もいない。あれ?間違えた?そんな気持ちで地図を見返すけど、ここで合ってる。思わずトランシーバーをつけた。基本的に電波が届かない場所なので
トランシーバーが入り口で配られている。そこでつけて会話をする・・・・ところが、聞こえてきたのは藤白さんの声なんだけど、様子が変。
【あー、ごめんごめん。そこに私達いないよね?なんかちょっとそっちに行くの難しいし来てほしいんだけど・・・・向かって左側の一本道を歩いて。ずーっと。】
言われたとおりに左にある一本道を歩くと、なんか緩い上り坂っぽい。それを過ぎると周りが大きく開けて・・・・下り坂が緩く続いた先に手を振る人影が。藤白さんと黒川さんだ。
結城 友奈(声 - 照井春佳)
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8月29日、藤白さんと黒川さんから電話が来た。【サセックスのサウスダウンズで会いましょう。場所は・・・・】という感じでどこで会うかを知った。
その場所はまさかの国立公園。基本的に無料で誰でも出入りできるらしい。ちなみに終末軍本部は他人との交流を第一としていて、
当然ながら休暇も1日取れた。軍部は兵士の休暇は当然としている。常に猛訓練に励み兵器以外の授業については教わらない。自然な流れだった。
当日は朝から飛行機を乗り継いで、目的地に降り立った。日本の国定公園とは違った趣がある。そして・・・・なんというか、私が1人で出かけるのを東郷さんは止めないはずはなく
私の後を自然な流れで着いてきた。藤白さんの性格や在り方を疑問視していて、特別なまでに警戒していた。結局、東郷さんはこう私に言ってきた。
【もしも、2人がなにか良くないことを教えてきたら柱に縛り付けます!】結局そうする条件の下、一緒にいくことになった。
場所が場所だけに軍靴を履いた。履き心地はそれなりに良くて荒れた場所でも歩けるのは魅力的。だだっ広く、草木が昔そのままで残された場所。
こんなところに2人がいる・・・・気がつけば、観光客らしき人影もまばらになって、とうとう私と東郷さんだけになった。
雨が数時間前に降ってたからか、湿気が残るし道は段々と水たまりや泥んこが目立ち始めた。程なくして行く前に送られてきた岩が目立つ場所についたけど。
なぜか誰もいない。あれ?間違えた?そんな気持ちで地図を見返すけど、ここで合ってる。思わずトランシーバーをつけた。基本的に電波が届かない場所なので
トランシーバーが入り口で配られている。そこでつけて会話をする・・・・ところが、聞こえてきたのは藤白さんの声なんだけど、様子が変。
【あー、ごめんごめん。そこに私達いないよね?なんかちょっとそっちに行くの難しいし来てほしいんだけど・・・・向かって左側の一本道を歩いて。ずーっと。】
言われたとおりに左にある一本道を歩くと、なんか緩い上り坂っぽい。それを過ぎると周りが大きく開けて・・・・下り坂が緩く続いた先に手を振る人影が。藤白さんと黒川さんだ。
2025/03/18(火) 23:48:04.29ID:E/Fy69mh
結城 友奈(声 - 照井春佳)
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遠くから、「おーーーーい」って叫んでる。行くの難しいなんて言ってたけどそんな感じがしない。2人に偏見を持ってる東郷さんは怪訝な顔をした。
なぜか、2人とも縦1列のままあまり動く様子がない。ほとんど立ち止まってる。なんか変だった。東郷さんは早くも怪しいと思い始めた。
東郷「間違いありません。きっとわざと待ち伏せしてあなたに変な口説きをいれるつもりよ!」
そんなことを顔を赤くしながら叫んだ。でも私には、遠くから見える2人に顔が苦痛に歪んでいるように見えた。そして、2人の声が持っていたトランシーバーから聞こえてきた。
黒川「は、はやく来てください!」
藤白「なんとかしてってば!」
そんな感じで聞こえてきたので、なにか不味いことが起きたように思えた。東郷さんと一緒に、坂を下りようとしてギョッとした。この手の国立公園の道はしっかり舗装されているはずなんだけど、お国柄なのか雨上がりの道はドロドロになっていた。なんか人が歩くコースにはほど遠い。どれぐらい凄いっていえば軍靴の半分近くが沈む。ズボッと沈む。仕方がないので草地の部分をあるいて距離を縮めたら大分遠回りに近い状態に。
緩い坂を下りて、2人のところに辿り着いた・・・・が、その状態をみて変に思った。2人とも膳藤高校の制服姿という最初に松空港で出会ったときと変わらない出で立ち。
だけど怪我したわけでも虫に刺されたような感じもない。イギリスにありがちな厚い雲が空を覆う。雨は降ってこないと天気で言ってたけど降りそうだった。
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遠くから、「おーーーーい」って叫んでる。行くの難しいなんて言ってたけどそんな感じがしない。2人に偏見を持ってる東郷さんは怪訝な顔をした。
なぜか、2人とも縦1列のままあまり動く様子がない。ほとんど立ち止まってる。なんか変だった。東郷さんは早くも怪しいと思い始めた。
東郷「間違いありません。きっとわざと待ち伏せしてあなたに変な口説きをいれるつもりよ!」
そんなことを顔を赤くしながら叫んだ。でも私には、遠くから見える2人に顔が苦痛に歪んでいるように見えた。そして、2人の声が持っていたトランシーバーから聞こえてきた。
黒川「は、はやく来てください!」
藤白「なんとかしてってば!」
そんな感じで聞こえてきたので、なにか不味いことが起きたように思えた。東郷さんと一緒に、坂を下りようとしてギョッとした。この手の国立公園の道はしっかり舗装されているはずなんだけど、お国柄なのか雨上がりの道はドロドロになっていた。なんか人が歩くコースにはほど遠い。どれぐらい凄いっていえば軍靴の半分近くが沈む。ズボッと沈む。仕方がないので草地の部分をあるいて距離を縮めたら大分遠回りに近い状態に。
緩い坂を下りて、2人のところに辿り着いた・・・・が、その状態をみて変に思った。2人とも膳藤高校の制服姿という最初に松空港で出会ったときと変わらない出で立ち。
だけど怪我したわけでも虫に刺されたような感じもない。イギリスにありがちな厚い雲が空を覆う。雨は降ってこないと天気で言ってたけど降りそうだった。
73証言集 終末軍と私たち
2025/03/19(水) 00:13:23.59ID:BX4QDLES 結城 友奈(声 - 照井春佳)
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「よく見たら何気なく理由が分かったような気がした。制服のスカートや足に泥が跳ねた後が。そして、履いているであろうローファーを見ると、なんか凄い塊になってる。少しだけ動くとネチャネチャと音がする。」
東郷「あの・・・・怪我しているんじゃないですか?それとも何かに取り憑かれたとか?イギリスといえば幽霊に対して寛大らしいですから漂っていても不思議ではないですね。今までの経緯を説明して。」
「2人とも、なんか疲れたような顔をしている。苦痛というよりは疲れていただけだったみたい。そして、2人は理由を話した。」
藤白七姫「い、いや〜実は東郷さんや結城さんより1時間早く着いちゃってね。奏の提案でその辺りを見て回ろうってことで鳥とか珍しい木とか見ていたんだけど・・・・。」
黒川奏「せっかく緑川さんが勧めてくれたからスマホでいっぱい撮ろうってなって。そうしたら、緩い下り坂の先に綺麗な野原があってね。そこまで降りてからだだっ広い野原をバックに何枚も撮ったから結城さんに見せようってなって・・・・。」
藤白七姫「そこまでは良かったんだけど・・・・。」
東郷「やっぱりハチに刺されたとか?それとも他の観光客のこの場に合わない破廉恥な光景でも見たとか?」
そんな泥がついた2人を前に東郷さんはよく分からない質問をした。破廉恥?この場ってどこなんだろう・・・・すると藤白さんはすぐに答えた。
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「よく見たら何気なく理由が分かったような気がした。制服のスカートや足に泥が跳ねた後が。そして、履いているであろうローファーを見ると、なんか凄い塊になってる。少しだけ動くとネチャネチャと音がする。」
東郷「あの・・・・怪我しているんじゃないですか?それとも何かに取り憑かれたとか?イギリスといえば幽霊に対して寛大らしいですから漂っていても不思議ではないですね。今までの経緯を説明して。」
「2人とも、なんか疲れたような顔をしている。苦痛というよりは疲れていただけだったみたい。そして、2人は理由を話した。」
藤白七姫「い、いや〜実は東郷さんや結城さんより1時間早く着いちゃってね。奏の提案でその辺りを見て回ろうってことで鳥とか珍しい木とか見ていたんだけど・・・・。」
黒川奏「せっかく緑川さんが勧めてくれたからスマホでいっぱい撮ろうってなって。そうしたら、緩い下り坂の先に綺麗な野原があってね。そこまで降りてからだだっ広い野原をバックに何枚も撮ったから結城さんに見せようってなって・・・・。」
藤白七姫「そこまでは良かったんだけど・・・・。」
東郷「やっぱりハチに刺されたとか?それとも他の観光客のこの場に合わない破廉恥な光景でも見たとか?」
そんな泥がついた2人を前に東郷さんはよく分からない質問をした。破廉恥?この場ってどこなんだろう・・・・すると藤白さんはすぐに答えた。
74証言集 終末軍と私たち
2025/03/19(水) 00:27:11.03ID:BX4QDLES 藤白七姫「またあの岩がある分かれ道に戻ろうとして、緩い坂を上り始めたんだけど、奏が遅れててね。」
黒川奏「なんか地面がすごく泥んこで、靴がもう重くなってきた。だからスピードが出なかったのよ。」
藤白七姫「だから、少し湿った場所で待ってて、追いついたらまた歩いたんだけど、私もなんか靴が重くなった気がした。」
黒川奏「まあ、こんな地面だからぬかるむっていうのは自然よね・・・・。また距離が開いちゃった。」
藤白七姫「仕方ないから私の服の裾を摘ませた。草地があるからそっちに行こうとしたけど足が思ったより動かないって言うか・・・・。草地に踏みこんだらズボッて沈んだ。」
藤白七姫「それから坂に来た時は無理だったのよ。どれだけ歩いてもズルズルって滑る。私はなんとか泥んこから抜け出そうとするけど前に進めないの。」
そういって、藤白さんは指を指した。なんかマーガリンを塗った後みたいな細い線が田んぼみたいになった地面に見える。
藤白七姫「あれが最初に滑ったところ。こんなはずはないって思ったからまたアソコまで進んだけど靴・・・・ローファーに泥がべっとりついてるから滑るのよ。もうそこから先はもう上れないわ。」
黒川奏「私も藤白さんを後ろから押したんだけど滑って力めないの。だから相談して管理施設に助け求めたんだけど・・・・。」
そういえば、スマホは電波が届かないにしてもトランシーバーは使えたはず。なんでだろう・・・・。
藤白七姫「警備員さん曰く、深刻な怪我や発症でもない限り派遣はできません。もっと重要性のあるほうを優先して自力で何とかしてくださいって・・・・。」
黒川奏「だから、しばらくここで立ち止まって体力が戻るのを待つことにした・・・・藤白さん、もう動けそう?」
藤白七姫「う〜ん。今足を上げてるけど地面が掴めないっぽい。ここまで来るのに1時間以上も歩いたからヘトヘトなのかな・・・?」
黒川奏「なんか地面がすごく泥んこで、靴がもう重くなってきた。だからスピードが出なかったのよ。」
藤白七姫「だから、少し湿った場所で待ってて、追いついたらまた歩いたんだけど、私もなんか靴が重くなった気がした。」
黒川奏「まあ、こんな地面だからぬかるむっていうのは自然よね・・・・。また距離が開いちゃった。」
藤白七姫「仕方ないから私の服の裾を摘ませた。草地があるからそっちに行こうとしたけど足が思ったより動かないって言うか・・・・。草地に踏みこんだらズボッて沈んだ。」
藤白七姫「それから坂に来た時は無理だったのよ。どれだけ歩いてもズルズルって滑る。私はなんとか泥んこから抜け出そうとするけど前に進めないの。」
そういって、藤白さんは指を指した。なんかマーガリンを塗った後みたいな細い線が田んぼみたいになった地面に見える。
藤白七姫「あれが最初に滑ったところ。こんなはずはないって思ったからまたアソコまで進んだけど靴・・・・ローファーに泥がべっとりついてるから滑るのよ。もうそこから先はもう上れないわ。」
黒川奏「私も藤白さんを後ろから押したんだけど滑って力めないの。だから相談して管理施設に助け求めたんだけど・・・・。」
そういえば、スマホは電波が届かないにしてもトランシーバーは使えたはず。なんでだろう・・・・。
藤白七姫「警備員さん曰く、深刻な怪我や発症でもない限り派遣はできません。もっと重要性のあるほうを優先して自力で何とかしてくださいって・・・・。」
黒川奏「だから、しばらくここで立ち止まって体力が戻るのを待つことにした・・・・藤白さん、もう動けそう?」
藤白七姫「う〜ん。今足を上げてるけど地面が掴めないっぽい。ここまで来るのに1時間以上も歩いたからヘトヘトなのかな・・・?」
75証言集 終末軍と私たち
2025/03/19(水) 05:47:09.28ID:dDpezzi2 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
なんだかんだで、2人は辛そうにしていた。多分立ちっぱなしだから体力を吸われていると思う。もちろんここまで来た以上放置はしたくない。
東郷「分かりました・・・・黒川さん、なんとか後ろに下がれませんか?」
黒川奏「う、う〜ん。今動かしてみるね・・・・あ、まだぬかるむわね・・・・滑る・・・・ごめん、はまってまだ動けそうにないわ・・・・。」
東郷「うかつに近づくとミイラ取りがミイラになるっていう感じですね。このままでは野獣みたいに沈んでしまいますね。」
その映画はイギリス海軍の上級将校が見せた短編映画だけど、分かることは採石場みたいな立ち入り禁止の場所に行ってはいけないのと音楽が不気味だっていうぐらい・
東郷「では、ちょっとなにか使えそうな道具が無いか探してきますね。これは軍を呼ぶ必要はないでしょう。友奈ちゃんには苦労かけるけど、あの状態なら何も出来ないから問題ないわよね?」
東郷さんは何かを探しにだだっ広い公園の中を歩いて行った。私は2人の様子を見守る・・・・もちろんトランシーバーはONにしている。
私は重い空気をなんとかしようと泥に沈みそうな2人に質問した。なるべく核爆弾の製造工程については触れないほうがいいと思った。
〈今体力ってどのぐらい戻ってますか?〉
藤白七姫「あ、なんか少し動けるかも。うん・・・・」
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なんだかんだで、2人は辛そうにしていた。多分立ちっぱなしだから体力を吸われていると思う。もちろんここまで来た以上放置はしたくない。
東郷「分かりました・・・・黒川さん、なんとか後ろに下がれませんか?」
黒川奏「う、う〜ん。今動かしてみるね・・・・あ、まだぬかるむわね・・・・滑る・・・・ごめん、はまってまだ動けそうにないわ・・・・。」
東郷「うかつに近づくとミイラ取りがミイラになるっていう感じですね。このままでは野獣みたいに沈んでしまいますね。」
その映画はイギリス海軍の上級将校が見せた短編映画だけど、分かることは採石場みたいな立ち入り禁止の場所に行ってはいけないのと音楽が不気味だっていうぐらい・
東郷「では、ちょっとなにか使えそうな道具が無いか探してきますね。これは軍を呼ぶ必要はないでしょう。友奈ちゃんには苦労かけるけど、あの状態なら何も出来ないから問題ないわよね?」
東郷さんは何かを探しにだだっ広い公園の中を歩いて行った。私は2人の様子を見守る・・・・もちろんトランシーバーはONにしている。
私は重い空気をなんとかしようと泥に沈みそうな2人に質問した。なるべく核爆弾の製造工程については触れないほうがいいと思った。
〈今体力ってどのぐらい戻ってますか?〉
藤白七姫「あ、なんか少し動けるかも。うん・・・・」
76証言集 終末軍と私たち
2025/03/20(木) 00:14:42.93ID:KbOZuJo+ 結城 友奈(声 - 照井春佳)
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藤白さんは前を見て、見たところ数pぐらい動いたと思う。けど奏さんと離れそうになって思いとどまったらしい・・・・。
黒川奏「あれ?動けたんじゃないの?行こうよ・・・・。」
藤白七姫「無理だよ。奏置き去りにしたくないし、もし引っ張れたら・・・ふんっ!・・・このっ!・・・・あっ・・・・。ごめん、まだ抜けないよ。」
黒川奏「だから言ったのに・・・・。」
そういえば今何時かなって思い出したように時計を見た。もう12時になっている。東郷さんが戻ってくる気配はない。辺りに誰も人は現れないし雲はまだ覆ってる。
私は乾いたちょうどいい場所を見つけて座ろうとしたけど、なんか虫がゾロゾロでてきたので立った。藤白さんが何かに気付いたように話しかけてきた。
藤白七姫「あーっ・・・・結城さん。この辺りって蚊とか羽虫が多いから離れたほうがいいよ。私と奏でこんなことになったのは虫さされが嫌だから・・・・。避けないとと思って。」
だけど日本の蚊と違って耳元で騒がないしやっかいというイメージも湧いてこない。見てみると形も違う。藤白さんは誰から聞いたんだろう。すると何とも言えずにお腹の音がかすかに聞こえた。
黒川奏「藤白さん。これ食べよう?なんかイギリス人が見よう見まねで握ったらしいけど。多分おいしいよ。」
おもむろに汚れたカバンから出したのは異様なほど丸いおにぎり。なんか知っているおにぎりと違う。
<友奈ちゃん。そっちの様子は?変なことされてない?>
そういわれたので私は返事した。「なんか2人はカバンから変なおにぎりを出して食べようとしているよ。」って。東郷さんは安心して切った。
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藤白さんは前を見て、見たところ数pぐらい動いたと思う。けど奏さんと離れそうになって思いとどまったらしい・・・・。
黒川奏「あれ?動けたんじゃないの?行こうよ・・・・。」
藤白七姫「無理だよ。奏置き去りにしたくないし、もし引っ張れたら・・・ふんっ!・・・このっ!・・・・あっ・・・・。ごめん、まだ抜けないよ。」
黒川奏「だから言ったのに・・・・。」
そういえば今何時かなって思い出したように時計を見た。もう12時になっている。東郷さんが戻ってくる気配はない。辺りに誰も人は現れないし雲はまだ覆ってる。
私は乾いたちょうどいい場所を見つけて座ろうとしたけど、なんか虫がゾロゾロでてきたので立った。藤白さんが何かに気付いたように話しかけてきた。
藤白七姫「あーっ・・・・結城さん。この辺りって蚊とか羽虫が多いから離れたほうがいいよ。私と奏でこんなことになったのは虫さされが嫌だから・・・・。避けないとと思って。」
だけど日本の蚊と違って耳元で騒がないしやっかいというイメージも湧いてこない。見てみると形も違う。藤白さんは誰から聞いたんだろう。すると何とも言えずにお腹の音がかすかに聞こえた。
黒川奏「藤白さん。これ食べよう?なんかイギリス人が見よう見まねで握ったらしいけど。多分おいしいよ。」
おもむろに汚れたカバンから出したのは異様なほど丸いおにぎり。なんか知っているおにぎりと違う。
<友奈ちゃん。そっちの様子は?変なことされてない?>
そういわれたので私は返事した。「なんか2人はカバンから変なおにぎりを出して食べようとしているよ。」って。東郷さんは安心して切った。
77証言集 終末軍と私たち
2025/03/20(木) 00:28:32.01ID:KbOZuJo+ 結城 友奈(声 - 照井春佳)
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すると、動けない藤白さんに奏はおにぎりを食べさせているのがみえる。足は泥だらけで動いているのか分からないし、なんかペットに餌付けしているようにみえた。
藤白七姫「まずい・・・・これなんなの?豚の角煮?」
黒川奏「なんか工員が言うにはハギスを醤油で焼いたって。あ、紅茶飲む?なんか美味しいから飲んでって渡された。ぬるいよ。」
藤白七姫「たぶん力になるかも。飲ませて・・・・。」
体勢もあって上手に飲めないからか口に直接流し込んでいる。案の定こぼしている。
藤白七姫「あ〜っ。ありがとう。少し元気になれたよ奏。」
その後、東郷さんの帰りを待ちながら私は離れた場所で蒸し鶏を食べた。味は薄い。イギリスならではの素の味がした。
<ある程度拾えたわ!いま戻る途中よ。大分離れたわね。>
東郷さんが戻ってくると分かって私は先が見えたように思えた。周りは穏やかに時間が流れているけど誰も来ない。私が事実を本部に伝えてもマニュアル通りの対応をされそうな気がする。
本当なら肉を食べさせたいけど、変に近づいたら東郷さんに看過されそうなのでやめた。さっきと比べて2人に笑顔が戻っていた。
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すると、動けない藤白さんに奏はおにぎりを食べさせているのがみえる。足は泥だらけで動いているのか分からないし、なんかペットに餌付けしているようにみえた。
藤白七姫「まずい・・・・これなんなの?豚の角煮?」
黒川奏「なんか工員が言うにはハギスを醤油で焼いたって。あ、紅茶飲む?なんか美味しいから飲んでって渡された。ぬるいよ。」
藤白七姫「たぶん力になるかも。飲ませて・・・・。」
体勢もあって上手に飲めないからか口に直接流し込んでいる。案の定こぼしている。
藤白七姫「あ〜っ。ありがとう。少し元気になれたよ奏。」
その後、東郷さんの帰りを待ちながら私は離れた場所で蒸し鶏を食べた。味は薄い。イギリスならではの素の味がした。
<ある程度拾えたわ!いま戻る途中よ。大分離れたわね。>
東郷さんが戻ってくると分かって私は先が見えたように思えた。周りは穏やかに時間が流れているけど誰も来ない。私が事実を本部に伝えてもマニュアル通りの対応をされそうな気がする。
本当なら肉を食べさせたいけど、変に近づいたら東郷さんに看過されそうなのでやめた。さっきと比べて2人に笑顔が戻っていた。
78証言集 終末軍と私たち
2025/03/20(木) 01:14:53.21ID:KbOZuJo+ 結城 友奈(声 - 照井春佳)
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お互いお腹を満たして、あとは東郷さんが戻ってくるのを待つだけで・・・・。すると、急に藤白さんは前に進もうとし始めた。相変わらず滑ってるし転びそうにもなってる。
藤白七姫「さっ、なんかおにぎりで元気出たっぽいから脱出するよ・・・。」
黒川奏「なんか足の動き遅いけど、泥がかからないようにしてる?私、いまそんなの気にしてないから。思いっきり力んで。」
藤白七姫「え?いいの?・・・・じゃあ踏ん張らなきゃ・・・。ううっ!」
そんな会話を聞いて友達思いだって伝わる。まあ、最初から微妙に前へ進んでいると思ってる。奏はなんか泥だらけになってきた。藤白さんは抜け出そうと後ろに思いっきり泥をはね飛ばしている。こっちにもちょっとかかりそうに。
だけど・・・・ある程度進んだものの緩い坂を前に止まった。肩で息をしているような・・・・。
藤白七姫「ご・・・ごめん。また靴が滑っちゃう。少し充電するわ。」
黒川奏「うん、いいよ・・・・私も充電させて。」
まだかな東郷さん。すると、奏は後ろから手を回してそっと抱きついた。藤白さんはビクンと揺れる。そういえばこの時代に来る前に本来の世界線を聞かされたのを思い出した。どうやら私と東郷さんはバーテックスとよばれる怪物と戦って負けそうになると一線を越えないようにセッションしていたらしい。そして思わず気付いたことがあったので質問を投げかけてみた。
もしかしてローファーもとい靴を脱げたら抜け出せるんじゃないって。すると藤白さんは静かにこちらを見て言った。
藤白七姫「最初にここで動けなくなってから、靴に色々詰まっちゃってね。振っても指を入れても脱げないの。だからこれで抜け出すしかないわ・・・・。でも・・・奏、どうして?」
黒川奏「私は飲んで食べるより、こうしたほうが元気になれるよ♪もう足下冷たいけど藤白さんの体温で冷えた心も温まるから。」
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お互いお腹を満たして、あとは東郷さんが戻ってくるのを待つだけで・・・・。すると、急に藤白さんは前に進もうとし始めた。相変わらず滑ってるし転びそうにもなってる。
藤白七姫「さっ、なんかおにぎりで元気出たっぽいから脱出するよ・・・。」
黒川奏「なんか足の動き遅いけど、泥がかからないようにしてる?私、いまそんなの気にしてないから。思いっきり力んで。」
藤白七姫「え?いいの?・・・・じゃあ踏ん張らなきゃ・・・。ううっ!」
そんな会話を聞いて友達思いだって伝わる。まあ、最初から微妙に前へ進んでいると思ってる。奏はなんか泥だらけになってきた。藤白さんは抜け出そうと後ろに思いっきり泥をはね飛ばしている。こっちにもちょっとかかりそうに。
だけど・・・・ある程度進んだものの緩い坂を前に止まった。肩で息をしているような・・・・。
藤白七姫「ご・・・ごめん。また靴が滑っちゃう。少し充電するわ。」
黒川奏「うん、いいよ・・・・私も充電させて。」
まだかな東郷さん。すると、奏は後ろから手を回してそっと抱きついた。藤白さんはビクンと揺れる。そういえばこの時代に来る前に本来の世界線を聞かされたのを思い出した。どうやら私と東郷さんはバーテックスとよばれる怪物と戦って負けそうになると一線を越えないようにセッションしていたらしい。そして思わず気付いたことがあったので質問を投げかけてみた。
もしかしてローファーもとい靴を脱げたら抜け出せるんじゃないって。すると藤白さんは静かにこちらを見て言った。
藤白七姫「最初にここで動けなくなってから、靴に色々詰まっちゃってね。振っても指を入れても脱げないの。だからこれで抜け出すしかないわ・・・・。でも・・・奏、どうして?」
黒川奏「私は飲んで食べるより、こうしたほうが元気になれるよ♪もう足下冷たいけど藤白さんの体温で冷えた心も温まるから。」
79証言集 終末軍と私たち
2025/03/20(木) 01:29:24.87ID:KbOZuJo+ 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
そんな話を聞いてると後ろから足音が。東郷さんだっ!振り向くと東郷さんが背中に色々背負って現れた。まるで昔話の始まりみたいな・・・・。
東郷「大変でしたよ。色々運ぶのに苦労しました。なんか学校から家よりも遠く感じましたね。あら?なんか大分進んでいるみたいですね。」
藤白七姫「お願いなんとかして!どうにか過ごし動けたけどもう体は電池切れよ。なんか足が滑って躓きそう・・・・。」
黒川奏「私も!なんか足から力が抜けるわ・・・・。でも充電は今も出来てるから少し持ち直せるかも。」
東郷「あー、はいはい。じゃあその姿勢をキープしてね。」
そういうと、荷物を降ろして長い棒を持って前に出た。なにをするつもり?すると、棒の先を思いっきり2人の足下に置いて揺すり始めた。厚めの泥が自然とはがれていく。
さすが東郷さん。もしかして足下の泥を払って抜けやすくするんだね!でも東郷さんはまだこれは前座だっていう。更に長い棒で泥を薙いでいく。
ある程度やると2人の足下がよく分かるようになった。泥越しにローファーの模様も色合いも見えた。大体10分ぐらい経ったかな・・・・。時計を見ると午後13時を過ぎていた。
東郷「あー、もうちょっと準備があるからゆっくり充電してね。」
それから短くて太い木を使ってシャベルみたいな感じで泥を避け始めた。ある程度は綺麗になってきた。
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そんな話を聞いてると後ろから足音が。東郷さんだっ!振り向くと東郷さんが背中に色々背負って現れた。まるで昔話の始まりみたいな・・・・。
東郷「大変でしたよ。色々運ぶのに苦労しました。なんか学校から家よりも遠く感じましたね。あら?なんか大分進んでいるみたいですね。」
藤白七姫「お願いなんとかして!どうにか過ごし動けたけどもう体は電池切れよ。なんか足が滑って躓きそう・・・・。」
黒川奏「私も!なんか足から力が抜けるわ・・・・。でも充電は今も出来てるから少し持ち直せるかも。」
東郷「あー、はいはい。じゃあその姿勢をキープしてね。」
そういうと、荷物を降ろして長い棒を持って前に出た。なにをするつもり?すると、棒の先を思いっきり2人の足下に置いて揺すり始めた。厚めの泥が自然とはがれていく。
さすが東郷さん。もしかして足下の泥を払って抜けやすくするんだね!でも東郷さんはまだこれは前座だっていう。更に長い棒で泥を薙いでいく。
ある程度やると2人の足下がよく分かるようになった。泥越しにローファーの模様も色合いも見えた。大体10分ぐらい経ったかな・・・・。時計を見ると午後13時を過ぎていた。
東郷「あー、もうちょっと準備があるからゆっくり充電してね。」
それから短くて太い木を使ってシャベルみたいな感じで泥を避け始めた。ある程度は綺麗になってきた。
80証言集 終末軍と私たち
2025/03/20(木) 01:59:10.35ID:KbOZuJo+ 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
そんな作業を続けていく内に、2人の顔が明るくなりそうになってるのを見た。会話はそれなりのものだった・・・・。
藤白七姫「もうある程度充電は進んだわ。後はここから抜け出すのみね・・・・。なんか少し靴が動かせるかも。」
黒川奏「なんか、あの日の夏を思い出すよね。部活帰りに脇道で・・・・。」
藤白七姫「よ、よしてよ。あの2人いるのに。正直今の私達がお互いをよく知る前だったから仕方がないっていうか・・・・。」
それから東郷さんは質問をした。
東郷「どう?抜け出せそう?」
そうすると、2人は自然と前に向かって歩き始めた。靴にはまだ泥がついてるけど、最初の時よりは足取りがよくなってる。
藤白七姫「見て!私達抜け出せた!」
黒川奏「やっと自由になれるね。」
だけど程なくして動きは止まった。理由はよく分かる。
東郷「そこから、こちらへ歩いてはいかがですか?この辺りの虫は刺したり吸ったりしませんよ?」
藤白七姫「嫌なの!わたし虫苦手なの!まっすぐ進んで抜け出したいよ!・・・・あれ?なんかまた滑ってきてる?」
黒川奏「押さなきゃ・・・・押さなきゃ・・・・あ、また滑って力めない・・・。」
東郷「じゃあ第2弾行くわよ。」
それから、何本か太い木の板を出してきた。明らかに木からはがれ落ちた様なものだった。東郷さんは、2人の歩く場所に1枚ずつ投げるように並べていった。そして、2人の足下に残った1枚を持って行く。
東郷「足を上げて。これを噛ませるから、慎重にね。」
@
そんな作業を続けていく内に、2人の顔が明るくなりそうになってるのを見た。会話はそれなりのものだった・・・・。
藤白七姫「もうある程度充電は進んだわ。後はここから抜け出すのみね・・・・。なんか少し靴が動かせるかも。」
黒川奏「なんか、あの日の夏を思い出すよね。部活帰りに脇道で・・・・。」
藤白七姫「よ、よしてよ。あの2人いるのに。正直今の私達がお互いをよく知る前だったから仕方がないっていうか・・・・。」
それから東郷さんは質問をした。
東郷「どう?抜け出せそう?」
そうすると、2人は自然と前に向かって歩き始めた。靴にはまだ泥がついてるけど、最初の時よりは足取りがよくなってる。
藤白七姫「見て!私達抜け出せた!」
黒川奏「やっと自由になれるね。」
だけど程なくして動きは止まった。理由はよく分かる。
東郷「そこから、こちらへ歩いてはいかがですか?この辺りの虫は刺したり吸ったりしませんよ?」
藤白七姫「嫌なの!わたし虫苦手なの!まっすぐ進んで抜け出したいよ!・・・・あれ?なんかまた滑ってきてる?」
黒川奏「押さなきゃ・・・・押さなきゃ・・・・あ、また滑って力めない・・・。」
東郷「じゃあ第2弾行くわよ。」
それから、何本か太い木の板を出してきた。明らかに木からはがれ落ちた様なものだった。東郷さんは、2人の歩く場所に1枚ずつ投げるように並べていった。そして、2人の足下に残った1枚を持って行く。
東郷「足を上げて。これを噛ませるから、慎重にね。」
81証言集 終末軍と私たち
2025/03/22(土) 03:05:25.44ID:rFcBK4ad 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
見た目、腐っていて折れそうな感じだけど、東郷さんは2人の泥だらけの足下に置いた。たぶん間違ったら2人とも泥だらけになりそう。
午後、雲から太陽がちょっとだけ顔を出す。雨は降ってない。だけど蒸し暑い。藤白さんは自然と足を置いた。その途端、目の色が変わった。
藤白七姫「奏!これ足がしっかり踏めるよ!行けるわ!」
黒川奏「早くして!もう足の感覚がないよ!これ以上押せないし動けない〜!」
藤白七姫「行くよ…!」
それから、藤白さんは泥だらけのローファーでしっかり踏み込んだ。少しずつぬかるみから抜け出していく2人。
藤白七姫「やった・・・。」
黒川奏「嬉しい・・・・。」
それから東郷さんは適当な大きさの木々を地面において、そこを歩かせるようにした。2人は少し滑りそうだけど、ぐんぐん歩いて行く。奏も手を離した。
大体10分ぐらいしたと思う。黒川さんも汚れた靴で抜け出した。気のせいか風が私達の顔を撫でた。
東郷さんは自然と肩を降ろした。それから手分けして置いていった木や枝を路肩に避けていく・・・・。さて2人は?
黒川奏「だいじょぶ?なんかよろよろしてるけど?」
藤白七姫「あ〜、まだ足下が悪いわね。ちょっと滑るわ。でも動けるよ私たち!」
そして、ようやく丘を登り切って乾いている地面まで来ることができた。
@
見た目、腐っていて折れそうな感じだけど、東郷さんは2人の泥だらけの足下に置いた。たぶん間違ったら2人とも泥だらけになりそう。
午後、雲から太陽がちょっとだけ顔を出す。雨は降ってない。だけど蒸し暑い。藤白さんは自然と足を置いた。その途端、目の色が変わった。
藤白七姫「奏!これ足がしっかり踏めるよ!行けるわ!」
黒川奏「早くして!もう足の感覚がないよ!これ以上押せないし動けない〜!」
藤白七姫「行くよ…!」
それから、藤白さんは泥だらけのローファーでしっかり踏み込んだ。少しずつぬかるみから抜け出していく2人。
藤白七姫「やった・・・。」
黒川奏「嬉しい・・・・。」
それから東郷さんは適当な大きさの木々を地面において、そこを歩かせるようにした。2人は少し滑りそうだけど、ぐんぐん歩いて行く。奏も手を離した。
大体10分ぐらいしたと思う。黒川さんも汚れた靴で抜け出した。気のせいか風が私達の顔を撫でた。
東郷さんは自然と肩を降ろした。それから手分けして置いていった木や枝を路肩に避けていく・・・・。さて2人は?
黒川奏「だいじょぶ?なんかよろよろしてるけど?」
藤白七姫「あ〜、まだ足下が悪いわね。ちょっと滑るわ。でも動けるよ私たち!」
そして、ようやく丘を登り切って乾いている地面まで来ることができた。
82証言集 終末軍と私たち
2025/03/22(土) 03:22:00.56ID:rFcBK4ad 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
正直、車を引きずり出すより大変だった。しかも草地が虫が湧くから嫌だっていうから抜け出すのに苦労したと思う。2人はすぐにお礼を言ってきた。
藤白七姫「ありがとう!おかげで脱出できたよ!」
黒川奏「あの時松で引き留めたの本当に良かったよおおお!」
その場で談笑する私たち。気がついたら時間は午後2時になろうとしていた。藤白さんは黒川さんの顔についた汚れを拭いていた。見下ろして藤白さんは言う。
藤白七姫「ほら・・・みてごらん。あそこで私たち進めなかったのよ。」
黒川奏「うん、なんか滑って前に行けなかったね・・・。」
藤白七姫「あの時ね、奏が辛そうな顔してたから、何とか戻ろうとしたんだよ。でも前に進めなかった。足下が滑って空回りするけど引っ張ったよ・・・・。」
黒川奏「そうだね・・・・私も押したよ?もう靴もドロドロ。どこかで洗いたいな!」
そんな会話をしているのを見た東郷さんは、割り込んでいくように話に混ざった。
東郷「あの〜、出来ればこの場を借りて話してほしいことがあります。最初に松空港であって屋上で排尿したときに恰も正しいかのように力説していましたね?うちの友奈ちゃんに変なことを教えたごめんなさいと撤回してくれませんか?」
根に持ってた東郷さん。2人の返答は予想外なものだった。
藤白七姫「あー・・・・ごめん。なんか凄く疲れがぶり返しているから横になりたい。川辺とかないかな?靴も脱げないし。」
黒川奏「足下なんか気持ち悪い。その話は後にして。」
東郷「え・・・・え・・・・?」
@
正直、車を引きずり出すより大変だった。しかも草地が虫が湧くから嫌だっていうから抜け出すのに苦労したと思う。2人はすぐにお礼を言ってきた。
藤白七姫「ありがとう!おかげで脱出できたよ!」
黒川奏「あの時松で引き留めたの本当に良かったよおおお!」
その場で談笑する私たち。気がついたら時間は午後2時になろうとしていた。藤白さんは黒川さんの顔についた汚れを拭いていた。見下ろして藤白さんは言う。
藤白七姫「ほら・・・みてごらん。あそこで私たち進めなかったのよ。」
黒川奏「うん、なんか滑って前に行けなかったね・・・。」
藤白七姫「あの時ね、奏が辛そうな顔してたから、何とか戻ろうとしたんだよ。でも前に進めなかった。足下が滑って空回りするけど引っ張ったよ・・・・。」
黒川奏「そうだね・・・・私も押したよ?もう靴もドロドロ。どこかで洗いたいな!」
そんな会話をしているのを見た東郷さんは、割り込んでいくように話に混ざった。
東郷「あの〜、出来ればこの場を借りて話してほしいことがあります。最初に松空港であって屋上で排尿したときに恰も正しいかのように力説していましたね?うちの友奈ちゃんに変なことを教えたごめんなさいと撤回してくれませんか?」
根に持ってた東郷さん。2人の返答は予想外なものだった。
藤白七姫「あー・・・・ごめん。なんか凄く疲れがぶり返しているから横になりたい。川辺とかないかな?靴も脱げないし。」
黒川奏「足下なんか気持ち悪い。その話は後にして。」
東郷「え・・・・え・・・・?」
83証言集 終末軍と私たち
2025/03/22(土) 03:30:20.14ID:rFcBK4ad 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
結局、撤回はされないまま4人で川辺に行った。そこで足を突っ込んで揺すっていく内に靴は脱げた。2人は喜んだ。
そこで足と靴を洗った。結局タオルを使って拭いたけど綺麗に取り切れてない。藤白さんと黒川さんは残ったおにぎりを食べて紅茶を飲んでから草地に静かに寝転んだ。
やがて静かに寝息を立てていく。疲れが取れていない。東郷さんはその一連の様子でなんの返事も無かったことを悲壮な顔で見ていた。
東郷「信じられないわ!せっかく沢山の枯れ木を見つけて苦労して運んで、2人を底なし沼みたいな道から助けたのに!どうすべきなの・・・・?」
とりあえず2人が起きてから改めて話そうと言うけど、ケロッと忘れて工場に帰っちゃうかもと警戒を強めていく。そして、東郷さんの下した決断は・・・。
東郷「友奈ちゃん!確かお弁当箱に醤油差しありましたよね?」
醤油差しは終末軍兵士の意見を取り入れた結果、JAPANソースという名称で日本から取り寄せた鯛焼き型をしたアレです。
まさか鼻に刺すの?それとも口の中に流し込むとか?私は東郷さんがそんな動きをするのではと恐れた。こんなの私の親友のやることじゃないよ・・・。
東郷「安心して。そんな咳き込ませるようなことはしません。外で排尿するのがそんなに好きなら、私が望むままに変えてみせましょう!」
そういうと東郷さんは川にいって醤油差し・・・・もう鶏肉にかけるのに使ったから空だよ・・・・を川の水に突っ込ませて中を綺麗にしてから、小さい中にたっぷり水を入れた。
@
結局、撤回はされないまま4人で川辺に行った。そこで足を突っ込んで揺すっていく内に靴は脱げた。2人は喜んだ。
そこで足と靴を洗った。結局タオルを使って拭いたけど綺麗に取り切れてない。藤白さんと黒川さんは残ったおにぎりを食べて紅茶を飲んでから草地に静かに寝転んだ。
やがて静かに寝息を立てていく。疲れが取れていない。東郷さんはその一連の様子でなんの返事も無かったことを悲壮な顔で見ていた。
東郷「信じられないわ!せっかく沢山の枯れ木を見つけて苦労して運んで、2人を底なし沼みたいな道から助けたのに!どうすべきなの・・・・?」
とりあえず2人が起きてから改めて話そうと言うけど、ケロッと忘れて工場に帰っちゃうかもと警戒を強めていく。そして、東郷さんの下した決断は・・・。
東郷「友奈ちゃん!確かお弁当箱に醤油差しありましたよね?」
醤油差しは終末軍兵士の意見を取り入れた結果、JAPANソースという名称で日本から取り寄せた鯛焼き型をしたアレです。
まさか鼻に刺すの?それとも口の中に流し込むとか?私は東郷さんがそんな動きをするのではと恐れた。こんなの私の親友のやることじゃないよ・・・。
東郷「安心して。そんな咳き込ませるようなことはしません。外で排尿するのがそんなに好きなら、私が望むままに変えてみせましょう!」
そういうと東郷さんは川にいって醤油差し・・・・もう鶏肉にかけるのに使ったから空だよ・・・・を川の水に突っ込ませて中を綺麗にしてから、小さい中にたっぷり水を入れた。
84証言集 終末軍と私たち
2025/03/23(日) 02:45:41.85ID:xhTi4pIA 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
それを2つ用意した・・・・。東郷さん、私に一度たりとも見せたことがない怪しい顔つきになってる!なんか怖い!
醤油差し(中身は川の水)を持って寝ている藤白さんと黒川さんに近づく東郷さん。夏らしい暑い風がちょっと吹いているから2人のスカートは少しはだける。
当然、スカートがふわりと捲れると履いているパンツがこんにちわ。履いている色の情報量が妙に多い。藤白さんは水色で黒い縁取りがさわやか。黒川さんは白に柄もの。高校生ってこんなのも履くんだ・・・・。
と、寝てる2人をいいことに東郷さんは抜き足差し足で近づいて、醤油差しを向けた。・・・・・なにをするの?
疑問に浸るまもなく、東郷さんはニヤリとした顔でパンツに思いっきり醤油差しを握った。川の水が飛び出してそのまんまポタポタとパンツに落ちてしみこんでいく。もちろん濡れていく。
え?え?まさか・・・・。パンツはどんどん色が変わる。まるで毒でも浴びせる時代劇みたいなやり方・・・・。いよいよ私は顔が蒼くなった。
東郷「構いません。友達に変なことを教えたのを詫びてくれたら膝枕しようかと思ってましたが、こうしなければ頭が納得しません!」
2人はにやけ顔で寝ている。もう1つの醤油差しでどんどん水をパンツに染み込ませる・・・・。こうして2人ともお漏らししたような状態になった。
東郷「もういいでしょう。起きた時が楽しみですね。」
それを終えると、東郷さんはニヤリ顔を消していつものすまし顔に戻った。時間は午後2時50分ぐらい。もうそろそろ夕方になる・・・・。
@
それを2つ用意した・・・・。東郷さん、私に一度たりとも見せたことがない怪しい顔つきになってる!なんか怖い!
醤油差し(中身は川の水)を持って寝ている藤白さんと黒川さんに近づく東郷さん。夏らしい暑い風がちょっと吹いているから2人のスカートは少しはだける。
当然、スカートがふわりと捲れると履いているパンツがこんにちわ。履いている色の情報量が妙に多い。藤白さんは水色で黒い縁取りがさわやか。黒川さんは白に柄もの。高校生ってこんなのも履くんだ・・・・。
と、寝てる2人をいいことに東郷さんは抜き足差し足で近づいて、醤油差しを向けた。・・・・・なにをするの?
疑問に浸るまもなく、東郷さんはニヤリとした顔でパンツに思いっきり醤油差しを握った。川の水が飛び出してそのまんまポタポタとパンツに落ちてしみこんでいく。もちろん濡れていく。
え?え?まさか・・・・。パンツはどんどん色が変わる。まるで毒でも浴びせる時代劇みたいなやり方・・・・。いよいよ私は顔が蒼くなった。
東郷「構いません。友達に変なことを教えたのを詫びてくれたら膝枕しようかと思ってましたが、こうしなければ頭が納得しません!」
2人はにやけ顔で寝ている。もう1つの醤油差しでどんどん水をパンツに染み込ませる・・・・。こうして2人ともお漏らししたような状態になった。
東郷「もういいでしょう。起きた時が楽しみですね。」
それを終えると、東郷さんはニヤリ顔を消していつものすまし顔に戻った。時間は午後2時50分ぐらい。もうそろそろ夕方になる・・・・。
85証言集 終末軍と私たち
2025/03/23(日) 18:18:47.01ID:h0xdtY9D 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
それから、まだ日の長い夏の夕方の中でわたしと東郷さんはしばらく周辺をグルグル回った。ちょうご午後3時になった時に戻ると・・・。
案の定、2人ともまだ寝ていた。さすがに帰りに乗る飛行機がなくなると拙いので2人を起こした。のらりくらりと起きる2人。すっかり元気になっていたんだけど。
東郷「もうそろそろ帰り時ですよ。起きてくださいね?」
藤白七姫「あ、寝過ぎたね・・・・。え?え?・・・なにっ!?ええっ!嘘でしょ?」
黒川奏「なんか雨降った?冷たい・・・・ええっ!?」
東郷「あらあら、私達も気付きませんでしたが、どうやら寝過ぎたようですね?」
藤白七姫「うあああああああああ!漏らしたああ!?」
黒川奏「ひいいいっ!?私も!?」
顔を真っ赤にしてスカートをまくる2人。当然お尻まで濡れている。もちろん漏らしたわけじゃないけど、そう見える。私は黙っておくことにした。高校生2人を前に中学生じゃ勝ち目はない・・・・。
黒川奏「どどどどどうしよう!!替えのパンツなんて持ってくるわけないよ!」
藤白七姫「おおおお落ち着いて!今は乾かそう!脱いで脱いで!」
更に、2人とも汚れたカバンからティッシュを出してパンツの表面を蒼い顔をしながら拭きはじめた。そしてスルッと脱ぐ。風が拭いていてお尻が見えた。さすがにスカートのシミまでは取れるはずがない。
東郷「あら?ごめんなさい。さすがに私も替えなんて持ってくるはずないから、このまま飛行機に乗るしかないわね?」
ノーパンになってパンツを風に晒す2人を前に、東郷さんは薄笑いを浮かべながら淡々と話す。それから2人はビニール袋におしっこがついたことになってるティッシュを放り込んだ。川の水なんだけど!
東郷「これは考察ですけれど、おそらく外で排尿を続けた結果、体の中の信号がおかしくなったからだと思いますね。こんなの私も初めて見ます。」
@
それから、まだ日の長い夏の夕方の中でわたしと東郷さんはしばらく周辺をグルグル回った。ちょうご午後3時になった時に戻ると・・・。
案の定、2人ともまだ寝ていた。さすがに帰りに乗る飛行機がなくなると拙いので2人を起こした。のらりくらりと起きる2人。すっかり元気になっていたんだけど。
東郷「もうそろそろ帰り時ですよ。起きてくださいね?」
藤白七姫「あ、寝過ぎたね・・・・。え?え?・・・なにっ!?ええっ!嘘でしょ?」
黒川奏「なんか雨降った?冷たい・・・・ええっ!?」
東郷「あらあら、私達も気付きませんでしたが、どうやら寝過ぎたようですね?」
藤白七姫「うあああああああああ!漏らしたああ!?」
黒川奏「ひいいいっ!?私も!?」
顔を真っ赤にしてスカートをまくる2人。当然お尻まで濡れている。もちろん漏らしたわけじゃないけど、そう見える。私は黙っておくことにした。高校生2人を前に中学生じゃ勝ち目はない・・・・。
黒川奏「どどどどどうしよう!!替えのパンツなんて持ってくるわけないよ!」
藤白七姫「おおおお落ち着いて!今は乾かそう!脱いで脱いで!」
更に、2人とも汚れたカバンからティッシュを出してパンツの表面を蒼い顔をしながら拭きはじめた。そしてスルッと脱ぐ。風が拭いていてお尻が見えた。さすがにスカートのシミまでは取れるはずがない。
東郷「あら?ごめんなさい。さすがに私も替えなんて持ってくるはずないから、このまま飛行機に乗るしかないわね?」
ノーパンになってパンツを風に晒す2人を前に、東郷さんは薄笑いを浮かべながら淡々と話す。それから2人はビニール袋におしっこがついたことになってるティッシュを放り込んだ。川の水なんだけど!
東郷「これは考察ですけれど、おそらく外で排尿を続けた結果、体の中の信号がおかしくなったからだと思いますね。こんなの私も初めて見ます。」
86証言集 終末軍と私たち
2025/03/23(日) 18:32:00.38ID:h0xdtY9D 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
2人は完全に真っ青になってアソコを拭きはじめた。ノーパンだし風も吹いてるから毛も見えてしまう。そこそこな生え方。
東郷「せっかくなので川で洗いませんか?」
そんなアイディアを出すと、2人は首を横に振って否定した。ちなみに川の水は臭いを嗅ぐと澄んでいますが魚を飼う水槽みたいな感じです。
藤白七姫「嫌だっ!生臭くなってカビが生えるわ!・・・・・ど、どうしよう・・・・こんなの子供に見られたら!!」
黒川奏「これ以上汚したくない!靴の臭いおかしいもん!濡れて気持ち悪いよ〜!小学生じゃないのに!こうなったら結城さん!私達2人を前後に挟んで!そして人から見られないようにして!!」
東郷「それは出来ません。そもそも戻る場所が全然違いますから。途中までしか行けませんね。ほら、今日は私達以外は誰も歩いていませんよ?これに懲りたら、当分外で自発的にしないほうがいいでしょう。間に合わないなら漏らすことですね。」
2人はもう何も言わずに荷物をイソイソと纏めた。私たちも元来た道を入り口まで目指した。
1時間以上なので夕方5時までには戻ってこれたけど、職員は泥だらけに近い靴をみて唖然とした。
東郷「あ、友人が途中ではぐれて探すのに苦労したんですよ。道を間違えたらしくて。」
それから、乗り合いバスに揺られるけどスカートのシミはそれまでに消えた。座るけど顔が真っ赤で周りを気にしてる。ちなみにおしっこで濡れたということになってるパンツ2枚はカバンの奥に臭いが漏れないように二重三重でしまわれている。
そして、飛行機でコニングスビーに帰還したのは予定通り午後8時。そこで2人と別れた。
藤白七姫「寝る前にはトイレに行ってよ!」
黒川奏「次は足場の良い場所で会おうね!」
2人はスカートを押さえながら、お尻に濡れた跡を残しながら別のバス乗り場を目指した。東郷さんは笑いながら見送った。
@
2人は完全に真っ青になってアソコを拭きはじめた。ノーパンだし風も吹いてるから毛も見えてしまう。そこそこな生え方。
東郷「せっかくなので川で洗いませんか?」
そんなアイディアを出すと、2人は首を横に振って否定した。ちなみに川の水は臭いを嗅ぐと澄んでいますが魚を飼う水槽みたいな感じです。
藤白七姫「嫌だっ!生臭くなってカビが生えるわ!・・・・・ど、どうしよう・・・・こんなの子供に見られたら!!」
黒川奏「これ以上汚したくない!靴の臭いおかしいもん!濡れて気持ち悪いよ〜!小学生じゃないのに!こうなったら結城さん!私達2人を前後に挟んで!そして人から見られないようにして!!」
東郷「それは出来ません。そもそも戻る場所が全然違いますから。途中までしか行けませんね。ほら、今日は私達以外は誰も歩いていませんよ?これに懲りたら、当分外で自発的にしないほうがいいでしょう。間に合わないなら漏らすことですね。」
2人はもう何も言わずに荷物をイソイソと纏めた。私たちも元来た道を入り口まで目指した。
1時間以上なので夕方5時までには戻ってこれたけど、職員は泥だらけに近い靴をみて唖然とした。
東郷「あ、友人が途中ではぐれて探すのに苦労したんですよ。道を間違えたらしくて。」
それから、乗り合いバスに揺られるけどスカートのシミはそれまでに消えた。座るけど顔が真っ赤で周りを気にしてる。ちなみにおしっこで濡れたということになってるパンツ2枚はカバンの奥に臭いが漏れないように二重三重でしまわれている。
そして、飛行機でコニングスビーに帰還したのは予定通り午後8時。そこで2人と別れた。
藤白七姫「寝る前にはトイレに行ってよ!」
黒川奏「次は足場の良い場所で会おうね!」
2人はスカートを押さえながら、お尻に濡れた跡を残しながら別のバス乗り場を目指した。東郷さんは笑いながら見送った。
87証言集 終末軍と私たち
2025/03/27(木) 23:23:19.10ID:x6B0JZEV 結城 友奈(声 - 照井春佳)
@
なんだろう・・・・・とても申し訳ないことをした気分になる。それから軍の手配したミニバスで基地へと戻った。バス越しにちょうど近くのバス停で列に並ぶ藤白さんと黒川さんの姿が。
どっちも顔を真っ赤にしてスカートを押さえつけている。何も履いていないから仕方がないね・・・・。
ミニバスに揺られて、私達は基地へと帰ってきた。さて、変な違和感をお抱えではないでしょうか?5月にキャンベラにのって7月と8月はランカスターとリンカーンになる・・・・。
それが本来の予定だったんだけど、実は大変なことが起きちゃった。3月20日までプロヴォストT.1、3月22日からジェットプロヴォストと来て
5月にキャンベラっていう感じだったけど、まずキャンベラの飛行テストを行った時に、4機飛ばして2機が煙を吹いて異様な姿に。
そして旋回は出来たけどエンジンからかすかに炎が見えたらしく、結局消化剤を散布した滑走路に降ろして検査をしたら部品の一部の配線がショートしていたことが分かった。
結局ジェットプロヴォストでの講習が伸びることになる。どうにか2機は直ったけど、今度は追加で送られてきた6機がエンジン始動と同時に火花を散らした。
もはや今のキャンベラに終末軍兵士を乗せて訓練させるのは危険と判断して全機が飛行停止になってしまう。結局、エンジンの配線や燃料パイプの劣化を見落としたままエンジンを始動したことがきっかけとされた。
こうして全てのキャンベラは修理工場送りになっちゃって、ジェットプロヴォストの訓練が伸びちゃった。最終的にキャンベラの修理が終わるのは6月19日。
この間、私たちはPR活動でヒースロー空港に行ったりフランスの様子を飛行機で見に行ったりした。既にジェットプロヴォストでの訓練は充分なまでに完了している。
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なんだろう・・・・・とても申し訳ないことをした気分になる。それから軍の手配したミニバスで基地へと戻った。バス越しにちょうど近くのバス停で列に並ぶ藤白さんと黒川さんの姿が。
どっちも顔を真っ赤にしてスカートを押さえつけている。何も履いていないから仕方がないね・・・・。
ミニバスに揺られて、私達は基地へと帰ってきた。さて、変な違和感をお抱えではないでしょうか?5月にキャンベラにのって7月と8月はランカスターとリンカーンになる・・・・。
それが本来の予定だったんだけど、実は大変なことが起きちゃった。3月20日までプロヴォストT.1、3月22日からジェットプロヴォストと来て
5月にキャンベラっていう感じだったけど、まずキャンベラの飛行テストを行った時に、4機飛ばして2機が煙を吹いて異様な姿に。
そして旋回は出来たけどエンジンからかすかに炎が見えたらしく、結局消化剤を散布した滑走路に降ろして検査をしたら部品の一部の配線がショートしていたことが分かった。
結局ジェットプロヴォストでの講習が伸びることになる。どうにか2機は直ったけど、今度は追加で送られてきた6機がエンジン始動と同時に火花を散らした。
もはや今のキャンベラに終末軍兵士を乗せて訓練させるのは危険と判断して全機が飛行停止になってしまう。結局、エンジンの配線や燃料パイプの劣化を見落としたままエンジンを始動したことがきっかけとされた。
こうして全てのキャンベラは修理工場送りになっちゃって、ジェットプロヴォストの訓練が伸びちゃった。最終的にキャンベラの修理が終わるのは6月19日。
この間、私たちはPR活動でヒースロー空港に行ったりフランスの様子を飛行機で見に行ったりした。既にジェットプロヴォストでの訓練は充分なまでに完了している。
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