>>343
以下の(1)と(2)の違い(どちらも「校正する」って表現で扱われる事が多い)
今回の場合>338は(1)を指してると思われる。

(1). 個人で計測器の精度や確度を調べるための校正:

このタイプの校正は、一般的に、ユーザー自身が設備を調整または校正して、そのパフォーマンスを確認する方法を指します。
これは、特定の手順に従って行われ、精度と確度のレベルを評価するために比較的信頼性のある結果を提供します。しかしながら、この手法は個々の能力や理解度に大きく依存し、校正に使用する設備や手段の精度にも依存します。

また、この手法は、公式な検証または証明書が必要ない状況で使用されます。
これは、あくまで装置が適切に動作しているかどうかを確認するための方法であり、個々の結果に対する絶対的な信頼性を提供するものではありません。

(2). ISO/IECによる校正と校正証明書の取得:

ISO/IECによる校正は、国際的に認識された標準に従って行われます。
ISO/IEC 17025は、試験および校正に関する一般的な要件を定めており、組織がその精度と確度を公的に証明するために使用されます。
このような校正は、認定された専門の校正ラボで行われ、その結果は校正証明書として提供されます。

校正証明書は、該当する装置の性能が特定の基準を満たしていることを公的に証明する文書で、装置が必要な精度で動作していることを証明する重要な資料です。
これは、規制環境での作業、契約の要件、あるいは品質保証のために必要となることがあります。

ISO/IECによる校正は、一般的には、業界の専門知識、高度な技術設備、そして独立性を保つための手順とプロセスを持つ認定機関によって行われます。
結果は非常に信頼性が高く、法的に有効です。