>>681
食後代謝異常スレを立てるチャンス?

http://www.hatchobori.jp/blog/2017/02/post-487-296117.html
さて このように 食後高血糖と食後高脂血症は
インスリン抵抗性等によるインスリン作用の低下を共通の基盤として起き
両者が合併することも多いので
「食後代謝異常」という疾患概念も生まれつつあります
いずれにせよ
食後高脂血症と食後高血糖の両方が合わさると
より血管内皮障害がひどくなり
相乗的に動脈硬化が進展することは明らかですが
どちらがより危険かという検討では
食後高脂血症の方が
血管内皮機能をより大きく低下させるとの報告もあります
食後高脂血症の方が 食後高血糖よりも持続時間が長く
より長時間にわたって悪影響を及ぼすためと考えられています
今日のお話をまとめると
糖尿病の患者さんは
高TG血症や低HDL-C血症がないか注意され
たとえ空腹時のTG値が正常であっても
食後TG値が高くないか注意する必要がありますし
逆に 空腹時TG値や食後TG値が高い方は
空腹時高血糖 食後高血糖がないか
注意される必要があるでしょう
食後高脂血症と食後高血糖は 腐れ縁コンビなのです
心配な方は 空腹時だけでなく 食後2時間の血糖値 中性脂肪値を
一度測定されてみることをお勧めします


とりあえず御愁傷様
http://www.hatchobori.jp/blog/2017/02/post-543-286664.html
日本でも 約11,000人の方を平均15.5年にわたり追跡調査した結果
食後TG値が 84 mg/dl未満群に比し
*84~116mg/dl群では1.67倍
*117~167mg/dl群では 2.0倍
*168mg/dl以上群では 2.86倍
冠動脈疾患の発症リスクが上昇することが明らかにされました