3 運動の推奨
肥満例では,食事療法に加えて運動療法の指導が必要であるが,心機能の評価は事前に実施すべきである。
過度な運動,無酸素運動は血清尿酸値の上昇を招くため避け,適正な体重(BMI<25)を目標にして,週3回程度の軽い運動を継続して行うことが好ましい。
有酸素運動は血清尿酸値に影響せず,体脂肪の減少に伴ってインスリン抵抗性が改善し,血圧値の低下,トリグリセリド値の低下,HDL-コレステロールの上昇,耐糖能の改善など高尿酸血症・痛風患者に合併しやすいメタボリックシンドロームの種々の病態を改善させる。
http://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0052/G0000210/0033