ウィキペディアでエルヴィスプレスリーのヒット曲を調べたら面白い事がわかった。
ロック黎明期の50年代では、アメリカ、イギリスを除いた他ヨーロッパ諸国も
ロックに付いていけてないロックの後進国だったのだと。

まず、非英語圏でのエルヴィスのチャート成績はエルヴィス全盛期黄金期の50年代では無く、
除隊後の60年以降の方がずっと好成績で、ちょうどオペラ曲とかをシングル化し始めた頃である。
更に興味深いのは、何とイギリスにおいてすら除隊後の方が成績が良い。
つまり、ジョンやポール等の後のロックミュージシャンになる人達は50年代のエルヴィスに愛したが、
そうではないその他大勢の人達は当時の日本人と同じ様にGIブルースとかブルーハワイとか
丸くなったエルヴィスを大歓迎していたのだと。
アクの強いものは、その文化が発展途上にある国では大々的には受け入れられない。

youtubeでビートルズの64年のオーストラリア公演を前座込みで見たけど
再発見と言うかあきれてしまった。
前座の人達が57年頃のエルヴィスのカバーばかりで、64年には既にロック的には終わっていた人なのに。
66年の武道館の前座でもクリフリチャード曲とか演ってた日本とオーストラリアも大して変わらない
ロックの二等国だったんだなと勉強になりました。