横浜DeNAよ、背水の陣を敷け!

現役時代、俊足・巧打の内野手として活躍した野球解説者の高木豊氏(59)が、借金12の5位と苦しむ横浜DeNAについて
「ここまで来たら背水の陣ですよ。メンバーは固定で、昨年のメンバーに戻すべき」と、3年連続でのCS進出の策を投げかけた。

筒香、ロペス、宮崎といった安定した数字を残している3選手は、けがなど以外ではスタメン出場を続けているが、
その前後を打つ選手たちについては、頻繁に変わるのが今年のラミレス監督による采配の特徴だ。

中畑清監督時代にはヘッドコーチも務めた高木氏が、残り37試合は腹を括るべきと力説した。

 使われ続けることで、選手の中にも責任感が生まれると、高木氏は熱弁した。
「仕事というのは責任感で成り立っている。使われたことに対して結果が出ないから責任を取る、これはわかります。ただ、毎日使われ方が違うと選手も、どう責任を取っていいかわからない」。

そこで提案したのが昨年、若さ溢れる戦いぶりでCS優勝、日本シリーズ進出を決めた打線に戻して、さらに固定することだ。

「桑原がレギュラーでできないかと言われたら、去年はできたんだからそれを信じる。倉本もショートである程度数字を残したんだから、それで使う。
広島だって選手層が厚いと言われますけど、けがや相手投手によって多少入れ替えるだけで、ほとんどいじっていない。そこが強みなんです」
と、苦しい時こそはっきりとしたチームの在り方を見せるべきだと説いた。