数学理論の無矛盾性問題に対してヒルベルトは
自らの考えたメタ数学(数学理論自体の算術化)で
無矛盾性を証明するヒルベルト計画を打ち上げた

しかしながら、このヒルベルト計画は
ゲーデルの証明した不完全性定理によって
ヒルベルトが想像した形では実現できないことが示された

(数学の論理学的基礎づけとしての)
数学基礎論は死んだといわれる由縁である

ハイエノールトの「フレーゲからゲーデルまで」は
数学基礎論の誕生から死までを描いた貴重な本である