例えば「巨大なイクチオサウルスが発見された」って記事があって
原語を確認してみるとIchthyosaurと書いてある
Ichthyosaurusは属名でIchthyosaurは「Ichthyosauria(魚竜類)の一種」を指す言葉なんだが
日本語でこの辺の訳し分けが確立していない

あるいはTyrannosauroideaとTyrannosauridaeで指し示す範囲の広さが全く違ってくるけど
訳するとどっちも「ティラノサウルス類」になったりする
どうにか区別しようとすると未だにリンネ式表記を便宜的に借りて「上科」「科」にしておくぐらいしかない
さらに一般メディアだとそれすら通じにくいのでこれまた「ティラノサウルス」でまとめられることすら有る

結局、日本みたいな非ヨーロッパ言語圏だと用語自体を訳してしまうから
「それが原語だと何に当たるのか」を理解しないといけない分だけ手間が増える
やっぱりこれハンデだよなあって