>>49
他のとこでも書いた気がするけど、
自然淘汰という点で多分、恐竜や中生代の大型動物が最も大ピンチだったのは、
白亜紀後期序盤だったと思う。

最盛期の一角を占めてただろう時代であるジュラ紀後期以来、脈々と続いてた
長期にわたって大繁栄してた「名門」といえる系統がこの頃に続々と姿を消した。
剣竜は消滅、アロサウルス上科は消えていき、メガロサウルス(スピノサウルス)科は化石が見つからなくなり、
ディプロドクス(含むディクラエオサウルス)類はいなくなり、魚竜とプリオサウルス類と大半の翼竜が絶滅した。

恐らく、主因はオントンジャワ海台噴火をはじめとする大規模な火山活動の続発だろう。
(ケルゲレンやラージマハールとか他にぞろぞろ…)

しかし、それでも恐竜達は滅びず、白亜紀は終わらなかった。
白亜紀最終盤にデカン噴火があったことから、
それで恐竜はじめ多くの生物が痛めつけられてた可能性は
充分にあると思うけど、これで滅ぶ方に向かってたというのは
これまでの経緯からして、どうにも眉唾。

むしろ白亜紀に何度もあったように「大変だが致命的ではない」事態でしかなく、
そのまま何事もなければ、また即座に隆盛を極めたんじゃなかろうか。
たまたま、その時、隕石が落ちてきさえしなければ。