人間の脳を食べて死に至る脳疾患を克服した一族の驚異的な「進化論」とは?
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かつて人肉を食べる慣習のあったパプアニューギニアのフォア族では、人肉食が原因で生じる脳の難病が流行し、多くの人命が失われてきま
した。
しかし、頻発する脳疾患の流行をくぐり抜けて生き延びた人には、ダーウィンの進化論を体現する遺伝的「進化」が発生したことが明らかに
なっています。
パプアニューギニアの高地に住むフォア族では、かつて死者の魂をなぐさめ弔う儀式として死者の人肉を食べる慣習がありました。
フォア族では死者の肉体は男性が、死者の脳や内臓は女性や子どもが食べる習わしだったとのこと。
なお、1950年代にかつてパプアニューギニアの一部を統治していたオーストラリア政府によって禁じられたことから現在では人肉食は行われ
ていません。

人肉食の習慣のあったフォア族では、致死率が非常に高い脳疾患がしばしば流行しては多くの人命が失われるという状況が発生していまし
た。
なお、NINDSによると年間ベースではフォア族の人口の2%がこの病で命を落としていたとのこと。
謎の脳疾患に罹患(りかん)する人の大半が女性であることなどを手がかりに、後に、この病は「クールー病」と呼ばれるクロイツ
フェルト・ヤコブ病 の一種の脳疾患であることが分かり、その原因が人肉食にあることが突き止められました。
クールー病を発症するメカニズムは、人間の脳を食べることでタンパク質の変異した感染因子であるプリオンが体内に取り込まれ蓄積される
ことで生じるというもの。
クールー病を発症すると、脳や臓器が小さな穴だらけのスポンジ状になり、初期には認知症の症状が現れ、次第に言語喪失、筋肉収縮、記憶
喪失などの症状を経て死に至るとのこと。
なお、クールー病の潜伏期間は非常に長かったため、人肉食の慣習が廃止された後も発病する人は継続的に現れているそうです。