海棲爬虫類と原生爬虫類
海棲爬虫類が好きです。
恐竜ではなく、あくまでも爬虫類であり、海中なら恐竜も凌駕する獰猛な奴ら。
特に、モササウルスはフォルムも素晴らしい!
そんな古代の大型爬虫類に魅了されて、大型爬虫類飼育しています。
再浮上。機会があればモサの三日月鰭説の是非でも検討しますかね。
私は三日月尾鰭賛成派ですけど。
つーか、モサ科で最も進化しているともされるプロトサウルスの復元、
最近はさらに進んだのねえ。
ほとんど魚竜みたいになって、同様に背鰭があったかも、なんてのもある。
白亜紀末期の大絶滅さえなきゃ、ほんとうに第二の魚竜になっていたのかもなあ。 >>121
魚竜と見分けがつかない位に収斂進化したかもね。
目は魚竜ほどは発達してないみたいだから、深海まで潜るようになったかは分からないけど。 魚竜の場合、尾の先の下折れの部分、つまり尾ヒレのある部分の尾椎が
細い棒のようになっていますが、魚竜化したとされるプロトサウルスでは、
同じようなヒレがあると考えられている下折れの部分の尾椎が
背腹方向に大きく広がっています。棘突起と血道弓が伸びている。
同じ形のヒレがあるとは考えにくいのではないでしょうか? 少し扁平な形とかをしてた可能性は大いにあるし、
動かし方もまだまだ進歩の余地ありだった可能性は高いと思うよ。
少なくともイルカやイクチオサウルスほどシャープな生物じゃなかったのは
確かだろう。
何しろ、完成型といえるジュラ紀以降の魚類に比べれば、
骨格からうかがえる収斂度は、まだまだだからな。
モササウルス類全体が三畳紀型魚類の段階に依然とどまってた感じだよね。
タラットアルコンなんか2億年近く後のモササウルスに不気味なほど似てる。
後々の肉食恐竜そっくりな三畳紀のクルロタルシ類みたいだ。
偶然だろうけど、いったん放散した魚竜と原鯨類はそれぞれ三畳紀末、始新世末期に規模は違えど
絶滅イベントに遭遇し、それを潜り抜けられた系統のみがあの水力学的な極致ともいえる体型を得てる。
(同時にそれ以外の「中途半端な原始的系統」が消えてしまい、多様性の一面を永久に失った)
一方、モササウルスはといえば白亜紀末期の絶滅イベントを潜り抜け損ねてしまったからな。
別にモササウルスが劣ってたとかじゃなく、たまたま悪い条件が重なったせいだろうが。
(逆に魚竜や鯨はたまたま良い条件が重なって一部だけは生き残れたともいえるか) >>124
>偶然だろうけど、いったん放散した魚竜と原鯨類はそれぞれ三畳紀末、始新世末期に規模は違えど
>絶滅イベントに遭遇し、それを潜り抜けられた系統のみがあの水力学的な極致ともいえる体型を得てる。
>(同時にそれ以外の「中途半端な原始的系統」が消えてしまい、多様性の一面を永久に失った)
なんて事だ、その視点が全く頭から抜け落ちてたよ。 なるほど 過渡的に似ていたということですか。
もうひとつ骨格で気になったのは魚竜はすべて細長いのも太いのも
肋骨がびっしりで、体がほとんど固まっているんじゃないかということ
これは海トカゲ類と全く異なります。 骨格をみると、魚竜は胴体を上下方向には全く曲げられない。
サメやマグロもそうだろう。腰が曲がらない。
鰓で呼吸し、泳ぎ続けることが最も重要だからだろう。
海トカゲはかなり腰が曲げられただろう。内臓の配置もクジラ類に似ているから
胴体部の背腹方向の運動が可能と思われる。
尾は左右運動が基本だが、上下方向にも十分柔軟だったろう。
有鱗目ではたとえばカメレオンやオマキトカゲのように
尾をまるで手のように使うことができる種類もいる。
海トカゲの尾の先の下向きに捻った部分は、ヒレがついた推進エンジンであると同時に
かなり器用に動かせたのではないか 魚竜と海トカゲがある進化段階ではそっくりでありながら
魚竜が魚の泳ぎ方と形へと収斂していったのは、おそらく
背腹方向に骨格が固かったからではないだろうか?
この泳ぎ方は魚竜にとっては呼吸法においておおきなマイナスだったか。 水生爬虫類はどれも鯨のようなテレスコーピング(鼻孔が頭頂部の方にズレていく進化)が起きてないのが
興味深いですねえ。基本となる運動が上下か、左右かが恐らくこれを分けるのでしょうな。
呼吸の際は水面に向けて上昇しつつ体をひねらせるような感じで左右どちらかの側の鼻先を水面に跳ね上げ、
ブシュッと呼気を噴き上げ&吸気し急速潜航をしたんでしょうか。
クジラの場合は上下運動なんで上昇すれば、素直に頭周辺が海面上に出ますけどね。
上下運動が基本のイルカのような「綺麗な形」での連続ジャンプをしつつ高速遊泳するのは無かったかもしれません。
(魚がそうであるようにジャンプ自体は普通にしたでしょうけど) オオトカゲは浮いているだけで首が水面上にでるようです。
尾が重いのでしょう。
彼らには呼吸の問題はなかったのかもしれません。 息継ぎということで、疑問なのは、プロトサウルスのような
下側の長いひれです。
常識的に考えて、これは振れば振るほど沈んでいくのじゃないかと。 >>131
細長い胸鰭は水を掻くには効率が良いと思うけど、何故沈むと思うのかな? プロトサウルスの尾びれの話です。
魚の尾びれは、切れ込みが入っていて上下に割れていますが、
尾びれを振る場合
切れ込みの上側のヒレに押された水は\(後ろ斜め下方向)に
切れ込みの下側のヒレに押された水は/(後ろ斜め上方向)に
これが合わさって真後ろに海水が押し出され、体は水平に進みますが
プロトサウルスの尾びれの場合、下側だけが大きいので
斜め上方向にだけ海水が押されるので体は沈むと考えられます。 >>134
そんな単純な話ではないと思うけどね。水中のベクトルは。
流体力学は詳しくないけど、逆カルマン渦とか色々あるんじゃなかったっけ? >>134
尾鰭の話だったのね。
プロトサウルスの重心に対して頭を沈ませる方向のモーメントが掛かるだろうと。
俺の解釈は単純過ぎるから眉唾で聞いてほしいんだけど、体に生じている浮力と
可変できる断面形状(この場合は頭部と鰭)に掛かる水の抵抗があるから、
前方方向に力を合成して推進力とする事は容易なんじゃないかな。 推進力はもちろんありますけど、ひたすら下降していく
海底を徘徊する魚とか、
前足のヒレが強い上昇力をもっているような魚じゃないとだめじゃないかな 理屈で納得出来ないなら実例を見れば分かるかな?
上下非対称の尾鰭でそんなに深度調節に難が出ると思うならば、
オナガザメが泳ぐ動画を見ればそうはならない事が分かると思うよ。
プロトサウルスとは上下が逆だけど、オナガザメは尾鰭の上側が非常に長い上下非対称形状。
でもひたすら上昇とか胸鰭で必死に姿勢制御とかしてないから。 それにしても魚竜とモササウルスでは胴体部の骨格がまるでちがう。
魚竜は胴体を固めて尾を短くさせていった
一方モサの尾はますます発達して、地球生物最強の尾であったろう オナガザメは長い尾がどのように付くかを示していると思う。
先っちょに尾びれは必要なしか
モササウルスに収斂進化したのかもしれない オナガザメは極めて優秀な泳者であるので、長い尾の先に尾びれをつけることは
どうでもよいことを証明している。
しかしモササウルスの尾の先端部に何等かのヒレはついていた。
特に上側に三角ひれがついていたされるが、これは尾びれの上部分というより
背びれ、つまり尾のための垂直安定ヒレであったのじゃないか。
これを魚の推進力を得るための尾びれの上の部分と勘違いしたため
本来なら水平にあったモサの尾びれを深く水面下に垂れて位置させて、
尾びれの下の部分に当てはめて、上の尾の背びれと合わせて
魚の尾びれにしてしまった。
尾の先端部のヒレと上側の三角ひれはそれぞれ目的のことなるヒレであった。
こういう可能性もある。 尾びれの上(背側)が長い場合、下向きの推進力になる
尾びれの下(腹側)が長い場合、上向きの推進力になる
これが正解 水中を泳ぐための究極の形態がイルカや魚竜といわれるが
たとえばマグロ型に対してカジキ型もある。
あるいはサメは軟骨魚類特有の柔らかい体でうねる。
あるサイズを超えると、水抵抗や浮力を考慮すると
細長い+うねる長い尾型がベストになるんだろう
ジンベイザメやナガスクジラは細長い。
ではなぜ、バシロサウルスがなぜ主流にならなかったかというと
クジラはもともと尾がたいして強力でも長くもない動物で
推進エンジンとしての尾は弱かったから、この細長い型を
ベストに生かせなかったのだろう いや、でもバシロサウルスはちょっと極端に長いだろ。特殊化しすぎてる。
暖かい海の浅いところを泳ぐために特化した生物だったとみるべき。
そういう意味で、モササウルスの多くに近いと思うぞ。
あと原始的な魚竜類のキンボスポンディルスとかにも。 原鯨類は当初は尾ではなく、下半身全体をうねらせる手法だったんだろう。
つまり当初は尾ではなく後脚が推進用の鰭の役割をしていたと思われ
(現在のアザラシがこの手法)
何かの切っ掛けで、それが尾に変わった、というわけだ。
ジョージアケタスが参考になるかと(後ろ脚の鰭化を極端に進めた原鯨類)。
バシロサウルスほど特殊化せずに、むしろイルカに近い体型を獲得しつつあったドルドンですら骨格上は「腰」から前が長めで
腰から後ろ、つまり「尾」が比較的短いことがわかる。 しかし、こうしてみるとロドケタス類からドルドン類あたりまでの500万年間ほどで
極めて骨格上でも大きな進化が早い速度で起きてたとみるべきだろうな。
後ろ脚が腰の骨あわせて急速に無くなってしまって体躯も巨大化してる。
水陸両用から完全水棲化が起きた結果だろうが。
ロドケタス類とドルドンみたいなの間に正確にはプロトケタスの類が入るんだろうけど
それにしたって急激だ。つーかロドケタスとプロトケタスを同じ科に入れていいものかと思うほど。 今で言えば僅か500万年弱で陸上出産する鰭脚類から
陸に既にあがれずに水中出産する鯨にくりそつなのが生まれるようなものだな。
進化って不思議。 更に言えばオオカミみたいなクマみたいなのから鰭脚類に進化するまで同じく500万年ほど。
計1000万年弱で陸生の四足歩行の肉食、雑食系の地味な生物が魚型になれるわけだ。
魚がサンショウウオみたいのになるまでの進化の時間からするとかなり早いな。
陸→水のほうが水→陸よりずっと簡単らしいや。 過酷な陸上移動でパワーをつけた爬虫類や哺乳類が
海に里帰りすると、短期間で支配的地位になれるってことかな 進化の過程で水生だった時代を既に経験しているからかとも思う。 水抵抗は、断面積に比例して、速度の2乗に比例するということだから
10m超の巨大生物は恐ろしい水抵抗を受けている。
もはやどろっとした液体というイメージではないか。
この大きさレベルだとマグロのような尾びれを早い周期で狭い振幅で振るという
やり方ではもう無理ではないだろうか
極端にいえば、地中生活者はほぼ最大の抵抗の中にいる。
モグラやミミズはいわば地中遊泳者ともいえるが、
前足で掻くか、うねるかで、抵抗が大きくなるにつれて
尾びれは役に立たなくなる。
大きな抵抗の中で推進力を得るのは、強力な前足(ヒレ)か
長くて強力でうねる尾ではないだろうか?
尾は全体で占める割合が高い(長い)ほどいい。 魚竜は尾びれ
首長竜は前ヒレ
海トカゲは尾を
それぞれ主エンジンにしていたのは
もとはほとんど同じようなトカゲでありながら
身体の機能の差異が異なる進化の道を歩ませたのだろうな
だから海トカゲが このスレを立てた>>1の人は、もうここを見てないんだろうか。 デイノスクスは恐竜をバクバク食う現代のとは比べ物にならない馬鹿デカイワニと思ってたのに、実際は現代でも居る巨大ワニと変わらないと知って残念。 >しかし、最近の研究によればその数値は過大なものではないかともされ、10メートル程度だったとする説もある。
また、現世に存続するイリエワニも大型の個体では10メートルを超えるものも存在する。
って書いてあるけどどうなのかな。
そのプルサウルスっていうのが一番デカイのか 現生種では最大7mみたいだ
https://ailovei.com/?p=72032
古代のは見つかっている化石の数は少ないだろうし
最大級が見つかっている可能性は低いな プルスサウルスはなんと新生代なんやで。
南米の中新世と比較的新しい時代。ライバルだった恐竜がいなかったので
更にでかくなったのだろうか…。
あとはっきり確認されたわけじゃないが、パラケラテリウムの化石には
遺骸を食べたワニの歯の跡らしきものがあって、その大きさたるや10メートル級ではないかともされるらしい。 >>161
恐竜もそうだけど、ほとんど全部の化石で見つかってる生物は
その種の平均的な大きさの個体だろうな。
だから現生種の最大値と比べて大きい、小さいやるのって、違う気がする。
シロナガスの30メートル級なんて捕鯨してた時代でも稀な記録。
(メスの方が大きいけど、それでも大体25ⅿ位が平均)
まあ、これでも既知の海生爬虫類のどの種よりも大きくはあるんですけどね。
ようやく、25メートル位あるかも?な魚竜の化石が出てきたようですけど。 一部、文字化けしちゃった。すんません。
メスの方が大きいけど、それでも大体25メートル位が平均 >>164
へーシロナガスクジラはメスのほうが大きいんだ
史上最強最大の生物は女の子なわけだ
ティラノサウルスもメスのほうが大きいらしい
爬虫類の大型肉食系はワシもハヤブサもニシキヘビもボアもメスのほうが大きいから多分ティラノサウルスもそう
ヘビに近いモササウルスなど多分メスのほうが大きいと思う
シャチは群だと最強無敵だけど、単体ではシロナガスクジラは無理でしょう
モササウルスならシロナガスクジラを単体でやれるかな? >>164
クジラがそれほど大きくなれたのはオキアミのおかげでしょうね
オキアミに効く細菌をばらまいたら地球の生態系がおおきく変わりそう シャチの尾びれパワーはやはりすごい
軟骨のサメでは太刀打ちできなそう
https://www.youtube.com/watch?v=HLhwZ1a91sU
4分30秒から なんで軟骨魚類のサメに匹敵、追い落とすほどの硬骨魚類がいないんだろうか。 その地位にイルカ、シャチなどがいるからかと
ちょっと大きくなってもそれらに喰われて終わる
マッコウ、ダイオウイカなどは深海に逃げることで大型化できたとも言われる >>169
白亜紀の海には色々凄そうな肉食の硬骨魚がいた。
今、いないのは一にクジラ、二にサメ、三に寒冷化ってとこだろうが、
まあ硬骨魚自身の能力もあわさって、色々原因は多岐にわたって複雑そう。 >>166
一方でマッコウは明らかに雄の方がでかいんだよ。歯鯨は大抵、そうだが。
多分、雄の方が大きくない&雌の方が大きい生物は、雄同士が激しく闘争して勝者が雌を囲い込むという
羊膜類に比較的よくある繁殖方法をとらないから。したがって雄は大きくなる必要がないのだろう。
(霊長類でも一夫一婦制の繁殖戦略の種の方が雄雌の体格差が小さい。
現生人類も又、近縁種〜ゴリラ、チンパンジー、猿人等の絶滅人類種に比べると小さいらしい)
一方で雌はどうしても子供や卵を産む必要性からある程度の大きさの体を維持しないといけない。
雌の方が大きくなったというより、雄が省エネで小さくまとまったという感じだろうな。 >>172
小さくまとまったと言うが
シロナガスクジラはオスでも大きい
ワシタカハヤブサも大型鳥類で高速飛行する
アナコンダ、ニシキヘビはヘビ類最大種で小さくない
そもそもオスは小さくまとまる必要がない
メスも大型種なので無理に大きくなる必要もないのよね まあ、小さくまとまるは言い過ぎかもな。
身体を出来るだけ大型化させる「雄間の軍拡競争」の必要がないって言い方にしておこうか。 メスの囲い込みなくてもオス同士の戦いや縄張り争い、エサの奪い合いがあるから、オスも大きいことは有利なことなんだけどね シャチは、尾びれを叩き下ろしている。
モサは、トカゲでありながら、背骨を上下に波打たせることができるように
適応したらしい。
つまり胴体部は上下運動、尾は側方運動が可能だった。
これがどういう泳ぎ方を可能にしたのか
独特の泳ぎ方だったのだろう。 >>176
だからこそ上であがった多くの種のオスも「メスよりちっと小さい」程度でしかないのでは、と。 猛禽類とニシキヘビ、アナコンダなどは
明確にメスのほうが大きい
ちょっと小さいどころではなく一回り以上メスが大きいのよ 前提とする基準が統一されていないから、“一回り”を“大きな差”とするか“ちょっとの差”とするかは各々で違ってくるよね。 サメはシャチに全く敵わないようだが、海生爬虫類とはどうなんだろ。 >>179
ヘビや鳥類は他種を含め、
哺乳類のように雄が縄張りを確保し、そこに多くメスを囲うような
一夫多妻制をとる傾向がほとんどないか、少ないのが共通点という生き物達だ。
(ヘビは特定の相手を持たず、繁殖期に出会った相手と交尾する乱婚的で、
鳥類は一夫一婦制の傾向が元から強い)
ここがカギかもしれないな…。 >>182
今のクジラ、イルカがそうであるように
「場合による」だったんじゃないのかな。体の大きさの比率が基本的にすべてだろ。
身体が小さいうちはモササウルスだって他の肉食動物の良い餌だったことだろう。
(しかも、シャチとかと違って同種・同族の個体も捕食者側だった可能性大)
シャチだって子供や若ければ大型の強肉食性のサメは脅威だ。
餌として攻撃されたら食われちまう可能性は高いからな。
(だから子供のいるシャチの親や群れはサメを非常に恐れ、警戒している) すでに言われてることかどうか知らないけど
モササウルスって櫓だな
櫓泳法だと思う
これは革命的な泳法であったので、あっというまに
頂点捕食者になったのであろう。 https://kotobank.jp/image/dictionary/nipponica/media/81306024011953.jpg
http://oceansofkansas.com/Osborn1899/PLATE%20XXIII-Sml.jpg
櫓べらがモサの尾の先端から3分の1の括れたヒレ部分に当たる。
櫓腕に相当するのは尾の根元から3分の2の部分
櫓腕に相当する尾の部分は強力な筋肉で覆われ、いわば強力なアームとして
ヒレを強く大きく振っても左右へのブレを吸収できる。
だから尾は長く強力であることが重要であるし
尾びれはむしろサメ型でないほうが効率的 櫂は水上に浮かぶ船が推進するためのもので
水中を泳ぐためのものじゃない。 モサの尾びれの部分は尾椎が腹方向(下方)に曲がっている。
ヒトの腕でいえばこういうイメージ
https://www.sanspo.com/geino/images/20140630/oth14063005030010-p2.jpg
手首を尺側(小指側)に曲げて尾びれのように振ってみると
まっすぐ伸ばして振るよりはるかにパワーがある。
というのは、尺骨側の筋肉が収縮してより大きな運動になるからだろう。
モサの尾でいえば、尾を腹側に曲げる筋肉にぐっと力が入ることになるが、
これは、陸上で体を尾で支えるために発達した筋肉なので
海中育ちの魚類には発達しえない筋肉ではないか 櫓はスクリュープロペラの原理と同じといわれている。
つまり単なるドア運動ではなく、そこに捻りと半円運動が加わる。
モササウルスの尾は、櫓よりはるかにしなやかで長く幅広く
強力な筋肉で覆われてバネのような弾力がある。
櫓運動を可能にしているのは、陸上移動で構築された頑丈な骨格と
そこに着く筋肉故だろう。
半ば無重力状態で進化した魚との決定的な違いがあるのでは 尾びれを左右にふるより、上から下に叩き下ろす方が
重力で加速されパワフルになるのはまちがいない。
櫓の場合、下向き半円を描く継続した振り子運動になるので
重力にも加速され、もっとも効率的かしれない
尾ヒレをやや下にねじることで、不随意運動的な振り子運動にできる。
この振り子運動の錘として、短い矢じりのような典型的な魚のヒレより
長さと重さのある長いヒレのほうが有効ではあるまいか サメ帝国の逆襲
日本でこれほど海トカゲに関して書かれた本はないのじゃないか
モササウルス類の肋骨にはクジラ類との類似があると書いてある。 モササウルス類が尾ヒレを30度ほど下に傾けて振るとしたら
振り子運動の重力加速度により靭帯だけでも効率的に振り続けることが
できたのではないか。
振り子運動なので強く振って尾びれが両端に振り上がるとき、
尾には上向きの力が発生する。
つまり尾びれの左右運動が尾の中間部ではU字型の左右運動+上下運動に変換される。
これはモサとクジラ類の類似性の原因かもしれない。 >>193
おもろそうな本の紹介サンクス
三畳紀になってサメ帝国の挑戦者(というかより上位の王朝?)
な羊膜類出自の覇者達が何度も役者を変えながら絶えていないが、
そもそもなぜ、彼らが現れる余地が三畳紀以降はあるのか?とかいう点について
なにか言及してたかな?
科博でやった企画展のパンフではその点に触れながら、なんでなのかは不明、とあったけど。
まあ、読んでもみればわかるか。 サメ類はあらゆる時代のある一定レベルの脅威で(淘汰するような)
陸から海への帰還組は、海洋適応が進んで
もはやサメ類が脅威でなくなり越えた時点から大繁栄するのじゃないかな
あとは帰還者同士のなわばり争いになる >>192
前もどっかでそんなこと言ってたけど、重力の影響を受けるなら、持ち上げる時にチャラになるだけでは?
モササウルスも普通に左右に動かしてたと思うけど、違うと思う根拠って何? >>194
意味がサッパリわからない
どうして振り子の動きをしてると仮定してるのか
どうして上向きの力を受けるのか? 変な長文延々垂れ流すのでお察し。
相手するだけ無駄だと思うよ。 他のスレで縦横無尽に振れる尻尾に十字型のヒレがあったかもしれないとか、
もしかしたらスクリューの様に回転運動かもしれないとか言ってた奴と特徴的に同じ奴だと思う
魚の様に左右に振るより上下に振った方が効率がいいと主張するところや
質問にはさっぱり答えない、妄想垂れ流しの所から間違いないと思う
また新しい仮説が思い付いたらやってくるかも 要するに尾びれをふる軸(いわば蝶番の軸)の問題じゃないか
尾びれを水平に左右に振れば
位置エネルギーは変わらない
尾びれを例えば30度下げると、振る軸も傾く。
傾いた軸で左右に振れば、位置エネルギーが変化して振り子運動になる。
こうかな 「これが恐竜王国ニッポンだ」ではモササウルスはお魚ヒレを採用してなかったな クジラ類がオーバースローなら、モササウルス類はスリークォーター
クジラ類が一度振り下ろして上げる間に、
モサ類は左右斜め上から往復振り降ろすわけだから
張り飛ばす水量に遜色はないかもしれない。
ただ左右のブレはあるだろうけど シマヘビは体をくねらせず、尾の先だけ高振動で振ることができる
https://www.youtube.com/watch?v=WUcf_l5PzxM
これがモササウルスにも可能なら、高振動で尾びれだけを
ふることができたかもしれない 推測の結論としましては
モササウルスは尾を二拍子で振ることで
尾先の板状の長い尾びれを左右にわずかな力で効率的に振れた。
速度を上げるときには、胴体をくねらせることなく尾びれを高振動させることが
できた。
http://music.animato-jp.net/images/c2.gif >>203
NHKって恐竜系でポカすること珍しくねえし。 モササウルスのお魚鰭は発見されてないしね
海蛇、ウナギなどなど、こういう尾鰭も多い 尾鰭のあることが確実なプラテカルプスと他のモサ科の骨格の決定的な違いから
「モササウルスはじめ他の種には三日月形尾鰭がない」という研究結果が示されない限り、
実に見苦しい言い分だな。 そんなこと言いだしたら、古生物学は水掛け論になっちまう。
化石証拠の仮説はみな、確実じゃなくなる。 >>208
大型海洋動物にウナギの様な尾鰭をもつものは存在しない。 >>212
昔はいたんじゃねw
首長竜みたいなのが今いるか? 三日月尾びれといっても、オナガザメではもう尾びれとは呼べない形の
尾びれに進化していて、機能的にも同じといえない。
モササウルス類に収斂進化したような尾びれ
ただモサとは上下が逆で、
重力加速・慣性モーメントを利用できないからパワーはかなり劣るので
主流にはなれなかったのではないだろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=lHoCCPsRuhg&feature=youtu.be >>212
リュウグウノツカイとか
そもそもモササウルスはだいぶ魚類イルカサメとは骨格違うからな
体はよく曲がるし尾は長い
後ろ足も大きい >>207
羽毛ティラノと一緒に裸トロオドンが記憶に新しい。 nhkはモササウルスが尾で獲物を張り倒す場面も描けばよかった。
次のジュラワでは尾で船を沈める場面が有りそう。 >>216
あったあったww
毒舌&昔のことを引っ張る金子隆一センセーが御存命だったら、
彼の本でまた何を言われるか、わかったものじゃないほどのヤラカシだった。 イルカもマグロもサメも尾びれの回転軸は固定されている。
しかし、長い尾があって強靭かつ可変なアームとして機能する場合、
尾を長軸方向に沿って捻れば、尾びれの回転軸の角度自体を変えることができる。
つまり、常に最適な角度を選択できる。
ここにモササウルス類の圧倒的な優位性があるのでは。 >>203
かといって昔のように鬣のような背鰭や櫂型の尾をもつものでもなく、
なんだが申し訳程度に、三日月型の上の部分を足したようにみえる尾だったな。