X



熱帯亜熱帯を野生生物保全その他の視点でレスるスレ
0408名無虫さん2018/05/17(木) 18:21:19.58ID:???
南太平洋に浮かぶニューギニアで、鮮やかなライムグリーン色の血液が流れるトカゲが見つかった!
なんと人間の致死量の40倍に相当する胆汁が含まれているのだという。

 今月16日に米科学誌『サイエンス・アドバンシズ』に掲載された論文によると、
米ルイジアナ州立大学生物科学科のザカリー・ロドリゲス研究員らのチームは、
ニューギニア古来のトカゲ「プラジノハエマ(Prasinohaema)」に着目。

 調査チームは、ニューギニアの低地に生息する51種類のトカゲ計119匹を捕まえて調査した。
このうち新種を含む6種類27匹は緑色の血液を持つトカゲで、残りの45種類92匹は通常の赤い血液だった。

遺伝子解析の結果、緑色の血液のトカゲには、4つの遺伝的系統があり、赤い血を持つ共通の祖先から進化を4回経て、
現在の体になった可能性があることがわかった。

 ギリシャ語で「緑の血液」を意味する「プラジノハエマ」の血液には、肝臓の細胞で作られる胆汁が高濃度で含まれている。
この胆汁の色素が抗酸化物質として、病気の予防に役立っているのではないかと指摘する研究者もいるが、
実際にどのような機能を持っているかはいまだ解明されていない。

  血液検査で肝機能の項目に登場する「ビリルビン(単位mg/dl)」をご存知だろうか?
役目を終えた赤血球から出されたビリルビンは、肝臓で処理されて胆汁に排出される成分で、
数値が高いと皮膚が黄色くなる黄疸の原因になることで知られている。

 しかし、これまでの研究でビリルビンがマラリアの原因の寄生虫を殺す毒があることも明らかになっていることから、
ロドリゲスさんは、トカゲの緑の血液にも、有効な物質が含まれている可能性があるとして、
引き続き研究を続けていくと話している。

画像:ニューギニアに生息する血の色が緑のトカゲ(Chris Austin/LSU)
ttp://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/4/8/24811/180516172305_1_900x600.jpg
関連動画
The Mystery of Lime-Green Lizard Blood ttps://youtu.be/EV3uxYTS3p4

ハザードラボ
ttp://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/4/24811.html
0409名無虫さん2018/06/22(金) 04:50:13.74ID:???
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/061300257/
原因不明、アフリカの古木バオバブに迫る危機
樹齢数千年というアフリカの巨木バオバブが次々と枯れている。原因は不明だ。
2018.06.13

 南アフリカのリンポポ州にある巨大でたくましいバオバブの木。樹齢数千年と言われる幹には洞(ウロ)ができていた。
その空間は巨大で、周囲は45メートル。洞の内部にパブまで作られていた。

「サンランド・バオバブ」と呼ばれるこのパブは、20年間観光客にも人気で、木の中でお酒が酌み交わされた。ところが、
2016年8月、洞を支える巨大な壁(樹幹の一部)の1つが枯れて壊れ、その8カ月後には別の壁と次々枯れて壊れていった。
今では洞を支える壁は半分になってしまっている。

 サンランドの木が枯れたのは、洞の中に人が入り込んだためと思う人は多いだろう、でも、実際は違う。同様のことが、
アフリカ全土のバオバブの木で起きているからだ。科学者グループが2018年6月11日に学術誌「Nature Plants」に発表した
内容によれば、アフリカでは、この12年間で、特に大きく古いバオバブの木が次々に枯れているという。
0410名無虫さん2018/06/22(金) 04:51:43.94ID:???
 サンランドの木がたどった運命は、愛すべき変わった風貌のバオバブの将来を暗示しているのかもしれない。
バオバブが枯れた原因はまだわかっていないが、科学者たちは気候変動が原因ではないかと考えている。

 研究の共著者であるルーマニア、バベス・ボヨイ大学のアドリアン・パトラット氏は、「1000年から2000年の樹齢でも
バオバブは元気で、見るたびに驚きます。でも、数年後に、その木が枯れて倒れてしまうかもしれないというのはもっと驚くべきことです」と話している。

「統計的に考えれば、こんな短期間で、ここまで多くの古いバオバブが同時に自然に枯れることなど、ありえません」
0411名無虫さん2018/06/22(金) 04:54:14.15ID:???
バオバブが枯れていく

 バオバブの特徴は太い幹とまばらな枝だ。まるで木が逆さに植えられているようにも見えるほどだ。円状に樹幹が増えていくという成長の仕方から、
内部に大きな空洞ができることが知られている。空洞は、人が入れるほど大きくなることがある。

 バオバブは種子植物としては最古の部類に入り、9つの種がある。さまざまな名前で呼ばれ、伝承や伝説にも数多く登場する。
アフリカからアラビア、オーストラリアに分布し、乾燥した落葉樹林、砂漠、サバンナでは貴重な存在だ。(参考記事:「監獄の木」の異名をもつオーストラリアのバオバブ)

 パトラット氏は、2000年代初めからバオバブの研究を始め、ここ15年間の大半を費やして、特に大きく古い60本以上の木を特定し、
放射年代測定によって樹齢を計測した。というのも、セコイアやオークなどの木とは違い、バオバブは年輪から樹齢を判断できないからだ。
成長とともに年輪は消え、また古いバオバブほど内部に巨大な空洞ができているため、従来の方法で樹齢を調べるのが難しいのだ。
0412名無虫さん2018/06/22(金) 04:55:34.61ID:???
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/061300257/?P=2
 パトラット氏が注目したのは、Adansonia digitataという学名を持つアフリカのバオバブだ。
この種は、アフリカ大陸や近隣の島々のほぼ全域に分布している。

 パトラット氏によると、アフリカでは、特に大きく古いバオバブは南部に集中している。しかし、2005年以降、
最古級の13本のうち8本が、そして最大級の樹高のバオバブ6本のうち5本が、部分的に枯れたり、枯死したりした。しかも、
この中には、パブとして使われた「サンランド・バオバブ」をはじめ、ジンバブエの「パンケ」という聖なるバオバブ、
「グルートブーム」と呼ばれるナミビアの大木、ボツワナにある「チャップマンのバオバブ」といった、世界的に知られるバオバブが含まれている。

 研究データの母集団は小さいとはいえ、憂慮すべき兆候であることに変わりはない。「バオバブは人間の何世代にもわたるほど
長生きするのが普通です。この状況が続けば、私たちのほうがバオバブよりも長生きしてしまいそうです」とパトラット氏は話す。
0413名無虫さん2018/06/22(金) 04:59:21.12ID:???
タンザニアのダルエスサラーム大学の植物学者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるヘンリー・ナダンガラシ氏も、
この発見に衝撃を受けた1人だ。ナダンガラシ氏は、「バオバブに問題など起きはしないと安心しきっていました」と述べている。

原因は気候変動か

 パトラット氏のグループは、木が枯れる原因は病気ではなく、気候変動による温暖化と乾燥化の影響ではないかと考えている。
巨木として知られるバオバブばかりでなく、ほかのバオバブの木が枯れるペースが上がっていることもわかっている。
アフリカの中でも、温暖化が進んでいる地域では特にそれが顕著なのだ。

 もちろん、気候変動とバオバブの大量枯死を結びつけるのは早計で、さらなる調査は必要だろう。ただ、学術誌「Biological Conservation」で
発表された別の研究で「絶滅の危機に瀕したマダガスカルの3種のバオバブのうち、2種が気候変動による被害を受けている」と
結論していることを看過すべきではない。
0414名無虫さん2018/06/22(金) 05:06:35.78ID:???
 地球の温暖化で降雨量の変動が激しくなることで、バオバブの生育地は限られていくだろう。マダガスカル政府は、
今後の生育地としてふさわしい保護地域を決めきれずにいる。(参考記事:「新種のキツネザル、まんまる目玉でリスより小さい」)

 中米コスタリカの熱帯雲霧林でも植物が被害を受けている。メキシコ国立生態学研究所の森林生態学者で、同じくナショナル
ジオグラフィックのエクスプローラーであるタリン・トレド・アセベス氏は、これも温暖化による可能性が高いと言う。(参考記事:本誌2015年6月号「消える北米の森」)

「残念ですが、バオバブの研究からわかったことは、驚くべきことではありません」とトレド・アセベス氏は話す。「アフリカ南部で起きている、
古いバオバブの大量枯死の理由はわかりません」

 トレド・アセベス氏は、研究の対象となったバオバブの数が少ないことを指摘し、非常に考えにくいことだが、
古い個体の自然枯死である可能性もゼロではないとも述べている。
0415名無虫さん2018/06/22(金) 06:29:10.31ID:???
しかし、アセベス氏は続ける。「バオバブは、2000年以上生きるのが普通です。研究者は特に古い個体に注目していますが、
この短い期間で70%以上が枯れたということに、注目すべきです」。つまり、短期間に多くのバオバブが枯れていることを見れば、
やはり自然枯死とは考えにくいということだ。

「2005年から2017年まで、ほんの12年です。バオバブの長い寿命を考えれば、自然枯死と片付けることはできません」
0416名無虫さん2018/07/10(火) 18:14:53.32ID:???
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/070900303/
動物
コウモリを錯覚させて逃げるガ、進化の謎を解明
独特の尾で音をかく乱、錯覚めぐる進化の重要性を示唆
2018.07.10
アフリカ原産のヤママユガ、アフリカオナガミズアオ(Argema mimosae)が巨大な緑色の「翼」を広げると、卓球のラケットほどの大きさになる。
見た目が美しいだけでなく、腹をすかせたコウモリにとって、このガは大きな翅の間にジューシーで栄養たっぷりの体をもつ貴重なご馳走だ。

 アフリカオナガミズアオの後翅からは、独特な形の一対の長い尾(尾状突起)が垂れ下がっている。いかにも捕まえやすそうに見えるかもしれないが、
すぐれた反響定位(エコーロケーション)の能力をもつコウモリがこのガをねらうと、たいてい捕まえ損なってしまう。いったい何が起こっているのだろうか。
(参考記事:「珍しい肉食コウモリ、大きな爪で獲物捕らえる」)

 7月4日付けの科学誌「Science Advnces」に発表された研究によると、この尾は獲物を探すコウモリの反響定位の音波をそらすのに役立っているという。

「ガは1頭なのに、コウモリは2つの的をねらっているように見えました」と米ボイシ州立大学の感覚生態学者で、今回の論文の筆頭著者であるジュリエット・ルービン氏は言う。

 それがどう有利に働くのか? コウモリの攻撃が、急所である体の中心部からそれるのだ。

 ルービン氏らはこの仕組みを確認するため、オオクビワコウモリ(Eptesicus fuscus)とさまざまな大きさや形の尾状突起をもつ各種のガで実験を行った。
一部のガについては、人工的に尾状突起を短くしたり長くしたりした。その結果、非常に面白い傾向が明らかになった。

「後翅と尾状突起が長くなるほど、ガはコウモリから逃げのびやすくなるのです」とルービン氏は言う。なお、ルービン氏はナショナル
ジオグラフィック協会の支援を受けている。
0417名無虫さん2018/07/10(火) 18:16:47.63ID:???
生死を分けるほどの効果

 尾状突起が数センチ長くなったぐらいでは、たいした恩恵はないように思えるかもしれない。実際、ガがコウモリから逃れるための巧妙な適応には、
ほかにもいろいろある。例えば、ハチノスツヅリガ(Galleria mellonella)は、近づいてくるコウモリの声を聞き取れる高感度の聴覚を進化させた。また、
ボルネオ島のスズメガは生殖器を振動させて超音波を出し、天敵であるコウモリのレーダーを妨害できる。(参考記事:「小さな“声”で獲物に近づくコウモリ」)

しかし、ガの尾状突起が作り出す錯覚には、生死を分けるほどの効果があるのかもしれない。

ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/070900303/?P=2
尾状突起をそのまま残したアフリカオナガミズアオは、コウモリの攻撃を73%も逃げ延びられた。しかし、ガの尾状突起の一部を切除したところ、
攻撃を約45%しかかわせなくなった。さらに、尾状突起を完全に切除すると、飛翔能力には影響がないように見えたにもかかわらず、攻撃を逃れられたのは34%だった。

 興味深いのは、尾状突起はガを完全に見失わせるものではなく、コウモリの攻撃が後翅や尾状突起に向かうように、錯覚を起こさせている点だ。
(参考記事:「【動画】「ニセのクモ」で鳥をだまして食べるヘビ」)

「コウモリが尾状突起を足でつかんで引き裂くことはめったにありませんでした」とルービン氏は言う。「たとえそうなっても、ガは首尾よく逃げられるようです」

忘れてはならないのは、このガが非常に大きいことです、とルービン氏。

ハグルマヤママユの仲間(Loepa megacore)。捕食者から逃れるために、ソナーを妨害する振動から目玉のような模様まで、
ガはさまざまな防御戦略を編み出してきた。(PHOTOGRAPH COURTESY UNIVERSITY OF FLORIDA)
0418名無虫さん2018/07/10(火) 18:21:06.87ID:???
永遠に続く「軍拡競争」

 研究チームは、ガとコウモリの戦いを撮影するだけでなく、ヤママユガ科の詳細な系統樹も作成した。その結果、コウモリを欺くヤママユガの尾状突起は、
1つの共通の祖先から生じたものではなく、複数回にわたり別々に進化してきたことがわかった。このことは、捕食者であるコウモリの存在が、
ガの尾状突起を独特な形に向かわせたと同時に、錯覚をめぐる進化がこれまで考えられてきた以上に重要である可能性を示している。
(参考記事:「【動画】双頭のヘビに擬態するイモムシ、瞬きも」)

「私がいちばん驚いたのは、コウモリの反響定位を欺くさまざまな戦略があり、各種のガがその似たような戦略を独自に編み出したように思われることです」
と米ウェイクフォレスト大学でコウモリの反響定位を研究する生物学者のアーロン・コーコラン氏は言う。

 コーコラン氏は、この研究のもう1つの知見にも注目している。コウモリは数カ月間、毎晩、長い尾状突起をもつガを追いかけていたのに、一向に狩りが上達しなかったのだ。

「コウモリが反響定位によって上手に世界を知覚していることを明らかにするのに、科学者たちは数十年を費やしてきました」と氏は言う。「今回の研究で、
コウモリたちが十分な時間を与えられたにもかかわらずガを捕まえる技術が上達しなかったという事実は、この盲点がコウモリの知覚に
生まれつき組み込まれていることを意味します」

 もちろん、ヤママユガは、ある日突然、進化の軍拡競争に勝利したわけではない。

 ガはコウモリのソナーを確実に欺く方法を見つけたのかもしれないが、コウモリが今後、ソナーより視覚に重きをおくように進化することもありえる。
その場合、ガの長く複雑な形の尾状突起は長所から短所に変わるかもしれない。

 それが進化の美しさであり、怖さでもある。試合に勝ったと思った途端、ルールが変更になり、今日の勝者が明日のご馳走になるかもしれないのだ。
0419名無虫さん2018/07/13(金) 18:46:05.06ID:???
CNN) フィンランド・トゥルク大学の研究チームは12日までに、巨大な針を持つ新種のハチを発見したと発表した。
写真では、一見普通のハチの胴体から針が突き出ているのが見える。

トゥルク大学の生物多様性部門に所属する教授によれば、発見された新種はクリストピュガ属の寄生バチの一種。
ペルーで回収したサンプル群に含まれていた。

クリストピュガ属の針は刺すためだけでなく、ふ化の際の宿主となるクモを動けなくして殺す目的でも使われる。
針でクモを自らの網に包み込んだ上で、体内に卵を産みつける。

同教授はクリストピュガ属の産卵管について、宿主のクモに毒を注入する目的や、
クモの網を閉じ合わせる「フェルト針」としても使用されると指摘。新種が巨大な針を持っている理由に関しては、
仮説として、樹木の表面の穴などに差し込んで宿主のクモに届かせる一種の「バール」の役割も果たしているのではないかと推測する。

この種の行動を取る寄生バチは数多くいるが、新種はその針の大きさと太さで異彩を放っている。

同教授によれば、寄生バチの針が長いのは普通だが、先端が非常に太いのはまれ。
今回の新種が通常の人間の大きさだと仮定すると、身長の50%以上を針が占める計算になるという。

ttps://www.cnn.co.jp/storage/2018/07/12/0e4fd8f51d83b0852cd3af11827a30f2/t/768/432/d/wasp-stinger-discovery.jpg

CNN
ttps://www.cnn.co.jp/fringe/35122383.html
0420名無虫さん2018/07/31(火) 17:01:46.81ID:???
>>418
>コウモリが今後、ソナーより視覚に重きをおくように進化することもありえる

いや、そりゃちょっとねえだろw

少なくともココウモリ類は、そっちの進化に意味を見いだせないで5000万年近く経ってるし。
視覚では夜行性のヨタカなどの鳥に対し不利だからこそ、彼等は聴覚にかけることで、新たな生態地位を得た。
聴覚はガの対抗手段を差し引いてもお釣りがくるほどメリットがあるわけだ。
0421名無虫さん2018/08/01(水) 17:20:56.97ID:???
記事に従うと、オヒキヤママユだのオナガミズアオだのの尾はコウモリへの対抗策として出来た、なんて書いてあるが

ガと呼ばれる生き物の4〜5割くらいが、尾がヒラヒラした翅を持つようになったらコウモリも超音波と耳だけでなく
目もある程度使うように選択され始めるかも知れんが
むしろ尾なんて削ぎ落した、どころか前翅よりずっと小さな後翅の種類が殆どだからなあ

周年、大量にマダガスカルオナガヤママユばかりが発生する森林とかだったらそんなコウモリが出来るかも知れんが
でも、そもそもヤママユガ科って飛ぶの下手だよなあ
0422名無虫さん2018/08/18(土) 15:06:41.08ID:???
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3186341
希少な「タケネズミ」、マチュピチュの竹林で10年ぶり確認 初撮影
2018年8月17日 16:09 発信地:リマ/ペルー [ ペルー ボリビア 中南米 ]
南米ペルーのマチュピチュ遺跡周辺で、10年ぶりに確認された「タケネズミ」と呼ばれるげっ歯動物。ペルー国立自然保護区
管理事務局提供(2018年8月3日撮影、16日公開)。(c)AFP PHOTO-SERNANP

【8月17日 AFP】南米ペルーのマチュピチュ(Machu Picchu)遺跡周辺で、「タケネズミ」として知られる希少なげっ歯動物が
10年ぶりに確認され、このたび初めて写真撮影に成功した。

 ペルー国立自然保護区管理事務局(SERNANP)によると、保護区に囲まれたインカ帝国の城塞都市マチュピチュの竹林で、
警備員が「Dactylomis peruanus」という学名のげっ歯動物を発見した。マチュピチュでは、2008年を最後に目撃例が途絶えていた。

 ペルー当局によると、この「タケネズミ」は亜熱帯または熱帯雨林気候の地域に生息している。ボリビア北部のアンデス
(Andes)山脈中腹でも目撃例がある。ペルーでは極めて希少なために、その存在はほとんど知られていない。(c)AFP

普通のタケネズミは
ポケットゴファーに似たがんじょうなつくりの原始的な齧歯(げつし)類で,ネズミ科,タケネズミ亜科に属する。
中国中・南部からアッサム,マレー半島,スマトラにチュウゴクタケネズミRhizomys sinensisなど3種が分布する。体長23〜48cm,尾長5〜20cm,体重1〜4kg。

全然別物だw
図鑑だとアフリカデバネズミの近くに載ってたな
0423名無虫さん2018/09/02(日) 21:10:16.95ID:???
ミャンマーの旧称マルタバン、現モッタマー市
タンルウィン川の北岸にあり、対岸がモウラミャイン

そしてミャンマーのタンルウィン川やシッタン川の流れ込むこの部分を
マルタバン湾と呼んできた
ポルトガルなどがここに拠点を作ったりもした

で、昆虫だとメンガタカブト、つまりTrichogomphus martabaniの種小名にその名が残っている
メンガタカブトって今までの図鑑でも何となく分布がミャンマー寄りであるような書かれ方をしてるんだよなあ
0424名無虫さん2018/09/10(月) 18:04:27.72ID:???
ttps://www.cnn.co.jp/world/35125335.html
映画に登場の「青い鳥」、野生種の絶滅を確認 ブラジル原産
2018.09.10 Mon posted at 11:03 JST

(CNN) 米20世紀フォックスの映画「リオ(邦題:ブルー 初めての空へ)」で有名になったブラジル原産の青い鳥、
アオコンゴウインコ。映画の主人公「ブルー」は、自分たちの種を絶滅から救おうと、米国からブラジルを目指す旅に出る。

しかし保護団体のバードライフ・インターナショナルはこのほどまとめた報告書で、野生のアオコンゴウインコの絶滅を確認したと発表した。

同団体はアオコンゴウインコを含む8種の鳥類について、絶滅を確認または絶滅した疑いがあるとした。うち半分はブラジルに
生息する。主な原因として、森林伐採による生息地の喪失を挙げている。

報告書では、大陸に生息する種の絶滅のペースが、初めて島に生息する種の絶滅のペースを上回ったとも指摘した。

報告書をまとめた同団体の専門家は、「これまでの数世紀の間に絶滅した鳥類の90%は、島に生息する種だった」「だが、
増大する絶滅の波が大陸を覆いつつあることが、我々の調査で確認された。原因は主に、持続不可能な農業や伐採によって
生息地が失われたり破壊されたりしたことにある」と解説する。

映画が公開されたのは2011年。主人公のインコのブルーは、米ミネソタ州で飼育されていたが、最後に残った野生のメスと出会って
自分たちの種を救おうと、飼い主と一緒に旅に出る。

しかし映画は既に手遅れだった。調査の結果、最後のメスは2000年に死んでいたと思われることが分かったという。

ただし全ての希望がなくなったわけではない。報告書によると、野生の種は絶滅したが、飼育されているアオコンゴウインコはまだ60〜80羽が存在している。
0425名無虫さん2018/10/02(火) 20:24:08.44ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/100100424/
動物
眠っている鳥の涙を飲む蛾を発見、世界で3例目
わざわざ鳥の目から水分を補給するのはなぜか?
2018.10.01

 ブラジル、アマゾンのジャングルで、眠っている鳥の涙を飲む「ガ」が見つかった。同国では初めての報告で、世界的に見ても、これが3例目だ。

 ガやほかの動物の涙を飲む姿は、これまでにもたびたび目撃されてきた。これは、必須栄養素である塩分を得るためだと考えられている。
塩分は植物の蜜には含まれておらず、他の場所では見つけるのが難しいからだ。(参考記事:「ワニの涙をすするチョウとハチ」)

 鳥の涙も、同じ理由で狙われたのかもしれない。しかし、今回目撃された地域では、近くの川が毎年はんらんし、多くの塩分が土壌から
水に溶け出している。つまり、塩分は簡単に手に入る。このため、9月17日付けで学術誌「エコロジー」にこの発見を発表した、
ブラジル、マナウスにある国立アマゾン研究所の生物学者レアンドロ・モラエス氏は困惑している。

「こうした環境にありながら、なぜこれらのガは鳥の涙を飲んで塩分を補給しているのか、非常に興味深い問題です」と同氏は話す。

めずらしい光景

 モラエス氏は、夜中に両生類や爬虫類を探している時に、鳥の涙を飲むガを発見した。アマゾン、ソリモンエス川沿いの森の中で、ヤガ科に属するガ、G
orgone macareaが、クロアゴアリドリの首にとまっているのを見つけたのだ。眠っている鳥に出くわすことさえ珍しいと同氏は言う。

「しかし、一番驚いたのは、ガが鳥の目の中に口吻を差し込んでいることに気づいた時でした」

 ガは、口の一部である長い管状の口吻を、ストローのように使って液体を吸う。以前マダガスカルで発見された、鳥の涙を飲む別のガの口吻には、
涙を飲む際に体を固定するのに役立つと思われる突起があるが、これがアマゾンで見つかったガの口吻にもあるかどうかは、まだわかっていない。
しかし、口吻は十分に長く、鳥が目を覚まさないよう、かなり離れた所からでも涙を飲める。(参考記事:「授粉にまつわる植物と動物の驚異の生態」)
0426名無虫さん2018/10/02(火) 20:25:11.63ID:???
 通常は、ガがこの「ストロー」を使って動物から何かを吸うことはない。涙を飲むガが新たに発見された地域の熱帯雨林では、
チョウやガが川のはんらんで浸水した土壌の近くに集まり、口吻を使って塩分を含んだ水をすする。

 しかし、水が引くと、塩分を含んだ水も他の場所へ流れてしまい、昆虫は塩分補給に困ってしまう。「ある時期にある地域で塩分の
供給源が不足することにより、ガは鳥の涙から塩分を得ようとするのかもしれません」とモラエス氏は話す。

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/100100424/?P=2
 あるいは、ガは別の種類の栄養を求めているのかもしれない。タンパク質だ。通常、ガは植物の蜜からタンパク質を摂取しているが、
涙にはアルブミンとグロブリンという2種類のタンパク質が含まれているため、これを吸うことで、サプリメントのように栄養を補っている
可能性がある。タンパク質の摂取量が増えると、より長く飛べるようになり、繁殖能力が向上し、寿命が延びると考えられる。

「脊椎動物の体液は、主要な代替タンパク質源です」と同氏は言う。たとえば吸血ガは、動物や人間の血をえさとする。

涙を飲まれた鳥に危険はないのか?

 ガが涙を飲む目的が何であれ、涙を飲まれた鳥に影響があるのかどうかは、解明する必要がある。ガは鳥の睡眠中を狙っており、
鳥が不快感を示さないことから、涙を飲まれても気にしていないと考えられる。

「通常、眠っている鳥は、危険を感じるとすぐに目を覚まして逃げ出します」とモラエス氏。

 しかし、涙を飲む行為自体が、鳥に危険をもたらす可能性はある。涙を飲むガは、ウシやスイギュウなどの家畜の目をつつく際に、
目の病気を媒介している疑いがある。(参考記事:「目から寄生虫が次々と、14匹を摘出、初の感染例」)
0427名無虫さん2018/10/02(火) 20:27:04.40ID:???
 涙を飲む昆虫は、ガだけではない。昨年、スリランカで涙を飲むハリナシミツバチを初めて報告した米カンザス大学のマイケル・エンゲル氏によると、
さまざまな昆虫が涙を飲む、新たな報告例が増えているという。

 しかしながら、世界最大の熱帯雨林で、約1300種の鳥や推定250万種にも及ぶ昆虫など、信じられないほど多様な動物が生息する
アマゾンのジャングルでの目撃報告は、めったにない。

 涙を飲む行動のほとんどが、アフリカ、アジア、マダガスカルの熱帯地域で目撃されている。「涙を飲む行動は多様であると考えるべきですが、
今はまだほとんど知られていません。今回の発見により、その興味深い行動の生物地理学的な範囲が広がりました」とエンゲル氏は話す。

 モラエス氏はアマゾンでのフィールドワークを続け、自分の周囲を注意深く観察するつもりだ。「今回の報告は、アマゾンに生息する
2種の動物が関わっている一例に過ぎませんが、このおかげで、他にも何千もの未知の生態学的な関係が存在することに、思いをはせるようになりました」
0428名無虫さん2018/10/25(木) 02:51:29.71ID:???
ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/40601.php
世界で昆虫が急速に減少していることがわかった──プエルトリコで約40年間で60分の1に
2018年10月23日(火)11時02分
松岡由希子

世界中で昆虫が減少している Ines Carrara-iStock

<プエルトリコの熱帯雨林の節足動物が約40年間で60分の1に減少し、ドイツでは27年間で76%減少していることがわかった>
プエルトリコの熱帯雨林で、60分の1に減少

カリブ海に浮かぶプエルトリコの熱帯雨林で、1970年代半ば以降、気温が2度上昇し、昆虫やヤスデ、ワラジムシなどの節足動物のバイオマス
(生物量)が1970年半ばに比べて60分の1に減少していることが明らかとなった。

米レンセラー工科大学のブラッドフォード・リスター博士は、1976年と1977年、プエルトリコ北東部のルキリョ熱帯雨林で、粘着テープと捕虫網を使って節足動物を採集し、
そのバイオマスを測定していた。そして、2013年と2014年にも同様の採集と測定を実施し、1976年および1977年の測定データと比較した結果を、科学誌「米国科学アカデミー紀要」で公開した。
変温動物は気候温暖化に弱い

この研究論文によると、2013年1月にルキリョ熱帯雨林の地表や林冠で粘着テープを使って採取された節足動物のバイオマスは、1976年7月に比べて60分の1に減少し、
地上の捕虫網で採取した節足動物のバイオマスも8分の1に減った。節足動物の減少に伴って、これらを食料とするトカゲ、カエル、鳥類も減少していることが確認されている。

熱帯雨林で生息する節足動物などの変温動物は、1年中、安定的な気温に順応していることから、気候温暖化に弱いとみられている。リスター博士を中心とする研究チームは、
1976年から2013年までの間に平均の最高気温が2度上昇している点にも注目し、気温の上昇に伴って節足動物が明らかに減少していることも突きとめた。
0429名無虫さん2018/10/25(木) 02:53:09.77ID:???
エルニーニョ現象が熱帯雨林の節足動物に影響している面もあるものの、研究チームでは「節足動物の減少をもたらしている主たる要因は気候温暖化である」と
結論づけたうえで「節足動物の減少によって、熱帯雨林の食物網を破壊するおそれがある」と指摘している。
欧州でも急速に昆虫が減少している

欧州でも、昆虫の数が急速に減少している。蘭ラドバウド大学のキャスパー・ホールマン博士らの研究チームが2017年10月に発表した研究論文によると、
ドイツの自然環境保全地域63カ所で飛翔性昆虫が1989年から2016年までに27年間で76%減少した。

リスター博士の研究成果は、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「地球全体の気温が2度上昇すると地球環境にとって深刻な脅威となる」との
見解を裏付けるものでもあり、プエルトリコの熱帯雨林から私たちに向けられた"警告"として重く受け止めるべきかもしれない。
0430名無虫さん2018/10/27(土) 03:45:52.07ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/102600241/
アフリカでワニの新種が見つかる、80年ぶり
800万年前にできた火山に分断され、別々の進化を遂げていた
2018.10.26
アフリカの中央部で、新種のワニが発見された。ワニの新種が正式に記載されるのは、じつに80数年ぶりのことだ。(参考記事:「イヌ属で150年ぶりの新種見つかる」)

 カメルーンからタンザニアにかけての広大な場所に生息するこのワニは、Mecistops leptorhynchusと名付けられ、10月24日付けの学術誌「Zootaxa」に論文が掲載された。

 この種はこれまで、西アフリカに生息するアフリカクチナガワニ(学名:Mecistops cataphractus)と同じ種だと考えられてきた。アフリカクチナガワニの学名が変更
されることはない見込みだ。今回の新種記載によって、現在、近絶滅種(critically endangered)に分類されているアフリカクチナガワニの生息数はさらに減少することになる。

 論文の筆頭著者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもある米フロリダ国際大学のマット・シャーリー氏は、現在のアフリカクチナガワニの野生での
生息数をわずか500匹と推定している。(参考記事:「凶暴なナイルワニが侵入、ルート不明、米フロリダ」)
800万年以上前に分断されていた

 シャーリー氏によれば、アフリカクチナガワニのウロコは大きくて重く、皮膚も固いが、新種M. leptorhynchusの外見の印象はより柔らかくなめらかだ。
また、アフリカクチナガワニの頭部には骨が隆起している部分があるが、M. leptorhynchusにはそれがない。

 だが、何より大きな違いは遺伝子にある。論文によると、2つの種の遺伝子が分かれたのは800万年以上前、現在のカメルーンにあたる場所に
火山群ができたころだ。火山活動によってこの一帯の往来を妨げる山ができ、それ以来遺伝子の交流が途絶えることとなった。

 こうして地理的に隔てられたことで2種はそれぞれ独自の進化を遂げた。現在では、特定の重要な遺伝子の塩基対が5%以上も異なっているという。
0431名無虫さん2018/10/27(土) 03:47:23.94ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/102600241/?P=2
失われていたタイプ標本

 近年、ワニの分類を見直す動きはほかにもある。たとえば、米国自然史博物館のジョージ・アマート氏は、コビトワニは1種ではなく3つの種に
分かれることを示しているし、シャーリー氏とアマート氏のグループは、ナイルワニに2つの異なる種が存在することを見つけた。

 しかし、シャーリー氏によると、正式な記載と命名の手続きが行われたのは、1935年以降でM. leptorhynchusが初めてだ。米アイオワ大学や
米フロリダ大学の助けを借り、世界中の博物館のたくさんの標本を選別するという作業も行われた。シャーリー氏自身も、アフリカ14カ国を
巡る徹底的な現地調査を実施した。

 この作業は大変だった。西アフリカの種M. cataphractusについて、公式にこの種を定義する「タイプ標本」がどこにもなかったからだ。
責任はナチスにある。シャーリー氏によると、第二次世界大戦中、ドイツ軍の爆撃機が英ロンドン自然史博物館を攻撃した際、このワニのタイプ標本が
破壊されたらしいという。そのため、新しい標本を指定せざるをえなかった。さらに、M. leptorhynchusのタイプ標本が、種を判別しづらい
若い個体であるということも、作業を困難にした。(参考記事:「世界を変えた航空戦「バトル・オブ・ブリテン」」)
0432名無虫さん2018/10/27(土) 03:49:13.46ID:???
西アフリカの種は絶滅寸前

 今回の研究は、既存種と新種のどちらのワニの保護活動にもつながるはずだが、特に対応が急がれるのが西アフリカのアフリカクチナガワニだ。
シャーリー氏らは、コートジボワール政府やガーナ政府、そしてさまざまなNGOと協力し、アフリカクチナガワニを飼育して野生に帰す活動を行っている。
もっとも大規模な取り組みが行われているコートジボワールの動物園では、現在30匹以上のワニが飼育されている。

 生息地の喪失や密猟は、両方の種に影響を及ぼしている。残されたアフリカクチナガワニは少なく、とても見つけづらい。シャーリー氏は、
「何カ月も何年も」かけてこのワニを探してきたが、最終的にDNAのサンプルを採取できたのは、わずか15匹から20匹だった。
(参考記事:「ワニを殺してワニを守る、矛盾抱えるワニ猟に密着」)

 状況は今までになく切迫している。シャーリー氏は、「絶滅の危機はすぐそこまで迫っています。いつ消えてしまっても不思議ではないのです」と
話している。(参考記事:「世界最大のオアシス、国境を隔てた水源を守れるか」)
0433名無虫さん2018/11/25(日) 22:23:05.10ID:???
ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/post-11313.php
獲物の頭部を収集するコレクター・アントの謎

Ants in Florida Collect Skulls to Decorate Their Nests
2018年11月19日(月)18時30分
ハナ・オズボーン

フロリダアリの巣にはなぜアギトアリの頭がたくさんあるのか60年以上謎だった Starvingphotographer-REUTERS

<60年間謎だったフロリダ州のアリの不思議な「風習」の謎が一部だが解けた>

米フロリダ州に生息するヤマアリの一種に、科学者の注目が集まっている。このアリはもともと、種類の違うアリを殺した後、切断した頭部で巣を飾り付ける、
という謎の「風習」で知られてきた。今回新たに、そのヤマアリが攻撃時に化学物質を分泌して獲物に偽装(化学擬態)し、毒性の蟻酸をかけて殺すことが明らかになった。

「フロリダアリ」という名のこのアリは、60年以上前から科学者らの研究対象になってきた。生息地は米南東部に限られ、フロリダ州全域および
アラバマ州とジョージア州の一部で見られる。

フロリダアリの発見後すぐ、科学者たちはその巣が大顎を持つアギトアリの頭部で一杯になっていることに気が付いた。アギトアリは、恐ろしい捕食者として
知られるアリなのにもかかわらずだ。そのため当初は、アギトアリが使わなくなった巣にフロリダアリが引っ越したせいではないかと考えられた。

フロリダアリはアギトアリに特化した捕食者ではないか、という仮説もあった。

国際社会性昆虫学会の機関紙「Insectes Sociaux」に11月16日に掲載された論文で、米ノースカロライナ州立大学のアドリアン・スミス准教授は、
フロリダアリがアギトアリを攻撃する際に何が起きるのかを観察。その結果、フロリダアリはアギトアリと同じ化学物質を分泌して化学擬態することを発見した。
獲物の身体を覆うロウと同じロウを作ってまとうのだ。
0434名無虫さん2018/11/25(日) 22:25:17.07ID:???
カメラが、次に何が起きるかを記録していた。フロリダアリはアギトアリに毒性の蟻酸をかけて動けなくした後、死骸を巣穴に引きずり込み、切断した。
死体を運んで頭部を切断

「この行動で、フロリダアリの巣の中に多くのアギトアリの頭部があったことの説明がつく。60年以上ぶりだ」と、論文にはある。

この2種類のアリの進化関係や、フロリダアリが頭部を飾る行動でどんなメリットを得られるかを理解するためには、今後さらなる研究が必要だとスミスは言う。
「今、フロリダアリは我々が知る中で最も化学的に興味深いアリだ」と彼は言った。「これまでは死んだアリの頭部を集める不気味なアリの一種、
くらいにしか見られていなかった。それが今や、化学擬態の進化を理解するためのモデル生物になるかもしれない」

その日まで「フロリダ州のへんな生き物リストに加えておこう」、とスミスは言った。
0435名無虫さん2018/12/05(水) 02:49:01.82ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/120300527/
昼に活動するコウモリを発見、夜行性の謎を解く?
「コウモリは鳥に追われて夜行性になった」説を支持
2018.12.04

 東南アジア、マレー半島の東30キロの沖合に浮かぶティオマン島は、熱帯雨林に覆われた小さな島。陸上を歩くナマズや空を飛ぶヒヨケザルなど、
たくさんの珍しい動物が暮らしているが、つい最近も奇妙な行動をする動物が見つかった。昼間に狩りをするコウモリだ。(参考記事:「“空飛ぶサル”は2種だけではなかった ヒヨケザル」)

 世界を見渡すと、ほぼすべてのコウモリが夜に狩りをする。ところがティオマン島では、数匹のブライスキクガシラコウモリが真昼に昆虫を追いかけて飛ぶ姿が、
連日観察されたのだ。

「とりわけ興味深い、ありえない行動です」と、2018年2月、学術誌「Mammalia」にこのコウモリの昼間の狩りについての論文を発表した、
米ジョージ・メイソン大学の大学院生マーカス・チュア氏は言う。

 昼間に活動するコウモリが見つかったのは、これが初めてではない。ほかにも昼行性コウモリについて3つの例が報告されているが、いずれもコウモリたちが
暮らすのは“島”だ。この共通点を、科学者は見逃さなかった。それどころか、進化における大いなる謎を解く手がかりととらえた。
なぜコウモリは夜行性になったのかという謎だ。(参考記事:「コウモリやナマケモノはなぜ逆さまでも平気なのか」)
鳥に追われて夜行性に?

 地球上に生息するコウモリは、およそ1400種。果物や花の蜜、虫、そしてときにカエルを食べるが、ほぼ例外なく夜間に狩りをする。

 40年以上前から提唱されている一つの仮説は、「コウモリは鳥に追われて夜行性になった」というもの。ツバメのように、コウモリと同じ獲物(昆虫など)を
食べる鳥たちに追いやられる、あるいはタカやハヤブサなど、コウモリを捕食する鳥に追いやられることで、コウモリが今日の姿に進化した5400万年前には、
すでに夜行性になっていたとする仮説だ。
0436名無虫さん2018/12/05(水) 02:51:37.79ID:???
もう一つ、「コウモリが熱に弱いため夜行性になった」とする説もある。黒くて薄い翼が太陽光線を吸収しやすく、昼間に外にいると高温に
なり過ぎる恐れがあるというものだ。

英アバディーン大学の動物学者ジョン・スピークマン氏は、約30年前にコウモリの夜行性に関する研究を始めた。同氏はこれらの仮説を検証するため、
コウモリの天敵がいない、コウモリと獲物が競合する動物がいない、あるいはその両方がいない島を探した。

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/120300527/?P=2
 そして、ポルトガルの西の沖にあるサン・ミゲル島を研究場所に選んだ。この島には昆虫を食べるコウモリ、アゾレスヤマコウモリが生息し、昼間に飛ぶ姿が
よく見られることが知られていた。また、同島には競合したり天敵となる鳥がほとんどいないので、最初に調査する場所に適していると思われた。

「コウモリが夜行性である理由を理解しようとするには、昼行性のコウモリを観察して、何をしているのか、何が起こっているのかを知る必要があると考えたのです」
とスピークマン氏は話す。同氏の研究チームはサン・ミゲル島を訪れるとすぐに、日中に飛んでいるコウモリを実際に見つけたと言う。
(参考記事:「【動画】雪の中で冬眠するコウモリ、初報告、日本」)

「例外」が仮説を支える

それぞれの仮説は、ほかのいくつかの島々でも検証された。
1995年、スピークマン氏は高温説を検証するために、学生をサモアに派遣、気温が上昇する日中に活動する固有種サモアオオコウモリを調査した。

サモアオオコウモリが果物を食べに現れる時間と島の1年間の気象の変化を比較したところ、サモアオオコウモリは、最も暑い時間を必ず避けていたが、
日射しのある中でも現れることが頻繁にあったとスピークマン氏は言う。このことから、コウモリが高温を避けて夜行性になったという仮説は正しくない可能性が考えられた。

一方、捕食者か競合者、またはその両方がいない場合、コウモリは昼間に活動することができる。これは、昆虫を食べるコウモリにとって特に理想的なケースだ。昆虫は、日中の方が100倍近くも多いからだ。

「これがまさに、いくつかの島で起きている状況です」とこの研究に後から加わったイタリア、フェデリコ2世ナポリ大学の動物生態学者ダニロ・ルッソ氏は話す。
0437名無虫さん2018/12/05(水) 02:52:46.21ID:???
2009年?2010年、同氏の研究チームはガボンのすぐ西に浮かぶサントメ島を訪れた。同島に生息するノアックカグラコウモリの活動を記録することが目的だ。
この島には肉食の鳥がいないため、コウモリが日中に現れるのではないかと考えられたからだ。予想通り、ノアックカグラコウモリは決まって午前9時から午後3時か4時ごろまで狩りをすることがわかった。

「昼行性のコウモリという例外が、コウモリは敵を避けて夜行性になったとする仮説を支持しているのです」とルッソ氏は言う。(参考記事:「メキシコ肉食コウモリの飛翔 撮影の真相」)

次々と見つかる手がかり

 コウモリが夜行性になった原因は捕食関係にあるらしいという点には、それぞれの科学者は同意している。

 しかし、今回の論文については、慎重な姿勢を崩していない。昼行性のコウモリが生息している島であっても、その島にすむ別のコウモリは夜行性の場合もある。また、
昼行性のコウモリのサンプル数がわずかしかないことを考慮すると、確信を持って何かを言うことは難しい、とスピークマン氏は話す。

 それでも、ティオマン島での発見のように、コウモリの夜行性に関する謎を解き明かす新たな手がかりは、次々と見つかっている。チュア氏は語る。
「今回の発見が示しているのは、コウモリの適応力は、私たちが考えていたよりもはるかに高い、ということだと思います」
0438名無虫さん2018/12/16(日) 17:55:06.55ID:???
WWF=世界自然保護基金は、東南アジアを流れるメコン川の流域で、去年1年間に157種もの動植物が新種と確認されたと発表しました。映画の登場人物の
名前をとって「スカイウォーカー」と名付けられたサルなど、ユニークな名前が付けられた生き物もあります。

WWFは生物多様性の宝庫として知られるメコン川の流域で毎年、生態調査を行っていて、このほど、去年1年間の調査結果を発表しました。

それによりますと、新種と確認された157種の内訳は、植物が91種、は虫類が26種、魚類が23種、両生類が14種、ほ乳類が3種となっています。

このうちミャンマーで見つかったテナガザルは、新種と確認されるまでに10年ほどかかったことから、映画「スターウォーズ」の登場人物の修行の日々や
苦難になぞらえて「スカイウォーカー・フーロックテナガザル」と名付けられました。

このほか、金髪が特徴のコウモリは、アメリカの芸能人の名前をとって「ランス・バス・コウモリ」と呼ばれています。

メコン川流域で確認された新種の生き物は、調査が始まった1997年からこれまでに2600種を超えた一方、急激な経済成長に伴う開発で環境破壊が
深刻化しているため、WWFは「多くの未知の種が発見されないまま絶滅するおそれがある」としてより徹底した保護を訴えています。

ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20181216/K10011748711_1812160045_1812160501_01_02.jpg

NHKニュース
ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20181216/k10011748711000.html
0439名無虫さん2018/12/17(月) 19:13:31.57ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/121400552/
絶滅と思われたカエルを再発見、13年ぶり、南米
オタマジャクシにならず、母の袋の中で卵が孵化、エクアドル
2018.12.17
 10年以上目撃されていなかった謎めいたカエル、ツノフクロアマガエル(Gastrotheca cornuta)がエクアドルの森に現れ、生物学者たちを喜ばせている。

 このカエルの外見は独特だ。金色の目をしていて、その上には角のような皮膚の突起がある。夜行性で木の上にすんでいるが、なんといっても、
カンガルーに似た奇妙な子育てを行うことで知られている。卵は母親の背中にある袋の中で孵化し、オタマジャクシではなく、親と同じ形をした
子ガエルになって出てくるのだ。(参考記事:「一挙紹介、子どもを背負う動物たち」)

 カエルが見つかったのは、エクアドル西部にあるチョコ地域の、コタカチ・カヤパス生態系保護区に隣接する人里離れた場所だ。
そこを調査していた環境保護団体「トロピカル・ハーピング」の生物学者たちは、正体不明のカエルの鳴き声を耳にして、
懐中電灯をヤシの木に向けた。(参考記事:「カタツムリを「吸う」新種ヘビ5種を発見、南米」)

 鳴き声の正体がツノフクロアマガエルであることは、光る目からわかった。そこに居合わせた生物学者の一人、セバスチャン・ディ・ドメニコ氏は、
「興奮のあまり、飛び跳ねてしまいました」と言う。彼らは、袋の中に子どもがいるメスを含めて4匹のツノフクロアマガエルを集めることができた。
つまり、いまや希少となってしまったが、健全な森には、一定の個体数のツノフクロアマガエルがしっかりと生息している可能性があるのだ。

 エクアドルは、多様な両生類の宝庫として知られている。同国内には少なくとも589種類の両生類が生息し(新種も毎年発見されている)、
そのうち45%は固有種、すなわちエクアドルだけに生息する種類だ。(参考記事:「トゲ肌からツル肌に早変わりする新種カエルを発見」)
0440名無虫さん2018/12/17(月) 19:14:40.07ID:???
森林減少率は南米第1位

 だが、彼らは危険にさらされている。国連食糧農業機関(FAO)によると、エクアドルの森林減少率は南米第1位で、森林が毎年
約2%ずつ消失している(南部では3%近い)。さらに、エクアドルは中南米第2位のパーム油輸出国で、アブラヤシやカカオ、
バナナのプランテーション、道路建設、農業、鉱業などの企業活動も拡大している。(参考記事:「アフリカの小国ガボンで
探る新しいパーム油生産」)

「絶滅したと思われていたツノフクロアマガエルのような希少なカエルが見つかったことは驚きであり、希望がもてます」とルイス・コロマ氏は話す。
コロマ氏は、エクアドルの首都キトを拠点とする両生類の研究保護団体「セントロ・ハンバトゥ」を率いている。同氏によると、
エクアドルにいる他の少なくとも5種類のフクロアマガエルの仲間は、ここ30年以上目撃されていない。(参考記事:「新種のカエルを発見、
オタマジャクシにならず」)

「気候変動や致命的な病原体であるツボカビなどは、比較的新しい深刻な脅威です。生息地の喪失という従来からの脅威も続いています。
ツノフクロアマガエルは、その両方を生き延びたのです」とコロマ氏は言う。ただし、今後も生き延びられるとはとても言えない、とも付け加える。
(参考記事:「「カエルの楽園」で致死的なカエルツボカビを発見」)

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/121400552/?P=2
エクアドルの自然保護事情

 エクアドルの自然保護制度は比較的強力だ。名目上、国土の少なくとも20%は伐採や開発ができない地域に指定されている。しかし、
取り締まりが緩い場合もあり、国立公園の中でさえ伐採が急速に進んでいると指摘する保護活動家もいる。チョコ地域で活動している
いくつかの団体は、それに対抗するため、保護区域のすぐ外側にある土地を購入したり、伐採された場所に植樹したりする活動を行っている。
その費用をまかなうために、エコツアーも開催している。「トロピカル・ハーピング」はそのひとつだ。
0441名無虫さん2018/12/17(月) 19:16:23.92ID:???
一度に購入できる土地は限られているため、完璧な解決策とは言えない。しかし、「ひとまず緩衝地帯を設けて開発を防ぐというのは、
効果的な方法です」と話すのは、これまでにツノフクロアマガエルの当面の生息地を含む200平方キロメートル余りの土地を
購入している「ホコトコ基金」の代表、マーティン・シェーファー氏だ。寄付は誰でも行うことができる。200ドルで約4000平方メートルの
土地を購入でき、基金も同額を拠出する。

もちろん、地元の土地所有者全員がカエルの絶滅や森林の消失を気にかけているとは限らない。「生き残るために必要なことだけを
する人もいます。それは、森林を伐採する会社に土地を売ることなのかもしれません」とディ・ドメニコ氏は言う。しかし、自然保護活動に
協力してくれる人もいるという。「地元の人々が自然保護活動に参加すると、アイデンティティやつながりを感じ、動物たちのことを
気にし始めてくれるのです。私はその様子を直接見てきました」

同氏がこの地域でエコツアーを開催するときは、「何も壊さず、もっとよい方法で、生物多様性には人々に益をもたらす価値があります」
というメッセージを伝えようとしているという。

アマゾンにも匹敵する生物多様性

 正式にはトゥンベス・チョコ・マグダレナ生態地域と呼ばれる一帯は、東側はアンデス山脈に接し、北はコロンビアを抜けてパナマまで、
南はペルー北西部までのびている。ツノフクロアマガエルの生息地はその一部で、エクアドルでもっとも手つかずの低地雨林が残されており、
ジャガーなどの貴重な最上位捕食者も生息する場所だ。しかし、ここは世界でも特に危険にさらされている場所の一つでもある。
「チョコの生物多様性はアマゾンにも匹敵するほどです。しかし、ほとんど調査は行われておらず、急速に消滅しつつあります」と
ディ・ドメニコ氏は言う。(参考記事:「世界はアマゾンを救えるか、はびこる闇と負の連鎖」)

 だからこそ、この地域を優先的に保護すべきだと主張する生物学者もいる。前出のマーティン・シェーファー氏は訴える。

「この珍しいカエルもそうですが、チョコの野生生物を救えるときは今しかありません」
0442名無虫さん2018/12/22(土) 15:42:14.20ID:???

14.9416667,98.6438889,3a,75y,90t/data=!3m8!1e2!3m6!1sAF1QipPpn3hjk-JEChtPXlOcuNcUP2zrnoOj
LRSbVAXR!2e10!3e12!6shttps:%2F%2Flh5.googleusercontent.com%2Fp%2FAF1QipPpn3hjk-JEChtPXlOcuNcUP2zrno
OjLRSbVAXR%3Dw360-h270-k-no!7i960!8i720!4m15!1m9!4m8!1m3!2m2!1d98.6455716!2d14.940992!1m3!2m2!
1d98.664894!2d14.932808!3m4!1s0x30e68346d5de383f:0x102b9d4b5e01b1c4!8m2!3d14.9416667!4d98.6438889

トンパプーン県はタイとしては年間雨量が多い、でもやっぱりサバンナって言われがち
でも、こんな湿地があったりすると思いも掛けんものがいるって事か
0443名無虫さん2019/01/10(木) 04:12:28.91ID:???
ニューギニアの首都ポートモレスビーとその周辺は年間雨量が少ない
ニューギニア南東部は首都の対岸に行くと年間雨量が2.5〜5倍になるが

でも対岸まで行かなくても、同じ海岸でも標高800mまで上がれば
ttps://ceb.wikipedia.org/wiki/Varirata_National_Park
Varirata National Park
平均気温21℃、年間雨量2449o、最少雨月雨量72mmとまあ亜熱帯多雨林
自分はケッペンと吉良バイオームをごっちゃにしてあるいは切り替えながら見るのが好きかな

乾燥気味だと思ってた所の傍でも山があればいきなりこうなる場合もある訳か

でもニューカレドニアなんて西海岸は山に登っても最後まで乾燥してるらしいので、この方法が
100%うまく行くわけではない
0444名無虫さん2019/02/15(金) 03:23:36.96ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021300101/
スローロリスのかわいい顔 怖い意味があった
愛らしい顔が印象的なスローロリス。ほかの動物に違うメッセージを送っている
2019.02.14
 テディベアのような目、ボタンのような鼻、レッサーパンダとナマケモノを合わせたような顔――ジャワスローロリスは、その愛らしさは一ニを
争うと言ってもいい動物だ。ところが、人間の目にはかわいらしく映っても、ほかの動物は、スローロリスの顔を危険を警告する信号として
受け取っている可能性がある、という。 (参考記事:「【動画】絶滅危惧のスローロリス、ペットから森へ」)

 スローロリスは東南アジアに生息する小型のサルで、霊長類で唯一毒を持つ。毒は唾液に含まれており、ひじの内側にも毒腺をもつ。
(参考記事:「新種スローロリスを発見、ボルネオ」)

「唾液とひじの2つの毒を混ぜると、毒性はさらに強くなります」と英オックスフォード・ブルックス大学の保護生物学者、アナ・ネカレス氏と話す。

 恐ろしい武器を持つ一方で、スローロリスは体が小さく動きも遅い(スローロリスのスローは「遅い」からついた)。これがスローロリスの戦略だ。
自分が危険な存在であることを、他の動物に知らせることができれば、争いに巻き込まれることはないからだ。

「こうした戦略をもつ動物は多いです。たいてい、自分の強さや優位性を示すために色を使います」とネカリス氏は言う。

 こうした色を「警戒色」という。警戒色をもつことで知られる動物は多様だ。スカンクやアナグマなどの哺乳類、鮮やかな色をしたヤドクガエルも
そうだ。意外なところではテントウムシも毒をもつ。 (参考記事:「色覚のない敵に「派手さで警告」は通用するか?」)

若い個体ほど目立つ顔

 ネカリス氏らが先日、学術誌『Toxins』(2019年2月5日付)に発表した論文によると、8年かけて200体以上のスローロリスを「キャッチ・アンド
・リリース方式」で調査した結果、ジャワスローロリスの顔の模様が警戒色の基準に合うことが判明したという。

 スローロリスの顔を見てみよう。顔の模様は、一番危険な部位である口に注意を引き寄せるようになっている。
0445名無虫さん2019/02/15(金) 03:25:25.69ID:???
これはイヌワシ、ニシキヘビ、オオトカゲ、オランウータンといった、スローロリスの捕食者の視覚に高い効果を発揮する。この発見が
私たちに教えているのは、ほかの動物たちには当たり前の話に過ぎないということだ。

 ネカリス氏はスローロリスを「愛らしく、小さな、ふわふわとした『死の毛玉』」と表現した。

 ネカリス氏らは、研究を通じて、スローロリスの別の特徴も見つけた。若い個体は年長の個体よりも攻撃的だというのだ。

 25年間スローロリスを研究してきたネカリス氏は、長年スローロリスの年齢による行動の違いを感じていた。2歳以上の成体は
一般に捕獲しても暴れない。しかし、若い個体(1?2歳)は注意が必要だ。

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021300101/?P=2
「若い個体は、私たちを殺す気で向かってきます。見た目以上に力は強いですし、叫び声を上げる個体もいます。口の中に、毒のある唾液も
しっかりため込んでいます」とネカリス氏。
 若い個体が激しく抵抗すると身体測定すら、ままならないという。

 ネカリス氏ら研究者は8年かけてスローロリスの攻撃性のレベルを記録。若い個体には「魔の二歳児(日本で言うイヤイヤ期)」とでも
呼ぶべき時期があることを発見した。しかも興味深いことに、若い個体のほうが、顔の模様のコントラストが強い傾向が見られるというのだ。
(参考記事:「【動画】攻撃的な犬はホルモンに違い、改善に光」)

 このことは、スローロリスの顔の模様は外敵に対する警告以外に、別の目的があることを示している。

 例えば、ジャワスローロリスは、オスとメスがつがいで暮らし、森の中でサッカー場ほどの広さのなわばりをつくる(残念ながら、
インドネシアのジャワ島は、農業や開拓で森が減っており、今以上の数のスローロリスが住める余地は残されていない)。
一組のつがいは、同じ縄張りで最長8年間暮らす。つまり、若いスローロリスは自分のなわばりを持つためにライバルと闘わなければならない。
(参考記事:「コモドドラゴンの生息地が広がらない意外な理由」)

「若い個体はけがが多いです。肉が壊死するほどひどい傷も時々見られます」
0446名無虫さん2019/02/15(金) 03:26:31.91ID:???
ネカリス氏は、若いスローロリスは自分のなわばりを勝ち取り、なわばりを守り続けることが重要だったので、スローロリスは進化の過程で
自分の毒と強さを顔の模様で周囲に知らせることにしたのではないかと、考えている。

ライバルとの争いにも模様ですごむ

 米カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の進化行動生態学者、テッド・スタンコウィッチ氏は、スカンクからジャイアントパンダまで、
多くの動物の警戒信号を研究してきた。スタンコウィッチ氏によると、警戒信号は通常、捕食者に対してしか使われないという。
(参考記事:「SNSに惑わされるな、飼うとヤバい動物10種」)

「スローロリスが、自身の毒を捕食者だけでなく同種の成体に対しても活用しているとすれば、非常に珍しい例です。警戒信号をうまく利用した妙案と言えるでしょう」

 スタンコウィッチ氏は、ネカリス氏らの研究に関して「興味深く信頼性も高い」としながらも、もう少し踏み込んでスローロリスの毒性も計測し、
若い個体が攻撃的で顔の模様のコントラストが強いのと同じように、毒も若い個体のほうが強いのかを確かめればもっと良かったと述べている。

 スローロリスは年をとるにつれ警戒信号が変化する。警戒信号を使うほかの動物たちには、そうした現象は見られないからだ。
「スカンクは生まれたときから白い縞の毛皮で、一生、その模様のままです。ほかの肉食動物も同じだと思います」とスタンコウィッチ氏は言う。

 体が小さい、捕獲されやすい、なわばりを求めて動き回るために攻撃されやすいなど、若いスローロリスは成体と比べると、
自身が持つ毒と攻撃性を周囲にアピールする理由がたくさんあるという可能性もある。

 「生物の進化とは、例外なく複雑なものなのです」ネカリス氏は結んだ。
0447名無虫さん2019/02/19(火) 19:44:04.43ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021200099/
ブラジルでカマキリを続々発見、おそらく新種
立派な角をもつカマキリも、「カマキリ・プロジェクト」の成果
2019.02.17
 南米ブラジルの沿岸部に広がる森林で、新種と見られるカマキリが次々に見つかっている。この地域の森は、20世紀のあいだにおよそ
90%が失われてしまったが、十分な調査が行われておらず、世界屈指の生物多様性を誇ると考えられている。

 調査しているのは非営利団体「Projeto Mantis(カマキリ・プロジェクト)」の研究者グループ。ナショナル ジオグラフィックの支援を受け、
この森を複数回にわたって調査、発見された新種と見られるカマキリは5?7種に上る。
 特に印象的なのは、頭に角のような不思議な突起をもつカマキリ。2017年のクリスマス直前、リオデジャネイロの北東にある
グアピアス生態系保護地域で見つかった。チームを率いていたレオナルド・ランナ氏によると、夜間に明るい照明で虫をおびき出したとき、
光沢のある赤い脚と見事な一本の角を持つ手のひら大のカマキリが現れたという。(参考記事:「花に擬態したカマキリの
雌雄が似てない理由を解明」)

「あまりに立派な姿だったので、とても驚きました」とランナ氏は言う。これはZoolea属のカマキリだが、新種である可能性が高いという。
よく似た角をもつカマキリは、これまでもいくつかの種が確認されているが、まだ知られていない新種もたくさんあると見られている。
チームは新種かどうかを突き止める考えだが、それには時間をかけて博物館の標本と丹念に比較する作業が必要だ。

角は何のため?

 カマキリの頭に立派な角がついている理由ははっきりしないが、擬態のためではないかと考えられている。ランナ氏は、「シルエットを
ごまかすため」である可能性があるという。つまり、捕食者の目に入っても、獲物の頭ではなく、木の芽などの(食べられない)別のものに
見せているのかもしれない。(参考記事:「ギャラリー:姿を隠す動物たち 写真43点」)

 カマキリは身を隠すのがとてもうまい。ランナ氏らは、狙いを定めてカマキリを探すため、狭い範囲を明るく照らせる懐中電灯をもって
夜の森を歩き回っている。(参考記事:「魚を食べるカマキリを発見、科学者も驚く視覚」)
0448名無虫さん2019/02/19(火) 19:45:23.08ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021200099/?P=2
 研究者グループは、リオデジャネイロ近郊でも新種のカマキリを収集した。このカマキリについての論文は、ペルーのサン・イグナシオ・
デ・ロヨラ大学に在籍するカマキリ専門家、フリオ・リベラ氏が中心となって執筆を進めている。リベラ氏は「Projeto Mantis」のチームとも
連携して研究や調査を行っている。

 このカマキリもかなり大型で、頭の上に複数のこぶがついており、それが集まって小さな角のように見える。Vates属の新種と見られ、
今まで主にアマゾンの熱帯雨林に生息すると考えられていた。現在、チームはこの新種の種名について検討している。

「こんな大きな昆虫がこれまで気づかれることなく生息していたなんて、とても信じられません」とリベラ氏は話す。

 新たに見つかったカマキリたちのなかで特に目立つ一種は、リオデジャネイロの西にあるかなり標高の高い草地で見つかった。ランナ氏によれば、
「風の中で優雅に触角を動かしていた」という。赤とオレンジの色が特徴的なこの大型カマキリは、Coptopteryx属のカマキリに似ている。ただ、
この属のカマキリは近隣の国の乾燥した低地で見つかることが多いので、こちらも新種である可能性が高そうだ。
(参考記事:「実はすごい、知られざるカマキリの秘密」)

 なお、研究のためにカマキリを殺している研究者もいるが、ランナ氏のグループは違うという。生きたまま放すか、飼育するか、死んでから
採取するかのいずれかにしている。

 リベラ氏によると、カマキリは生態系の大事な一員であるのはもちろんだが、同時にカリスマ性をもっていると言う。大きな目、獲物を狙う
独特なポーズ、そして華麗な一撃を加える前肢を持つカマキリは、人々の心をとらえて放さない。

「カマキリは、私たちの目を昆虫の世界に向けてくれます」とリベラ氏は言う。「そして、たくさんのことを教えてくれるのです」(参考記事:「カマキリは人生の師匠」)
文=DOUGLAS MAIN/写真=LEONARDO LANNA/訳=鈴木和博
0449名無虫さん2019/02/20(水) 04:34:20.42ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021900112/
角もつタランチュラ アフリカで新種で発見
背中に大きく柔らかい角状の突起をもつ新種の大型クモがアンゴラで見つかった
2019.02.19
 アフリカ南西部に位置し、オカバンゴ川でも知られるアンゴラ共和国。この国の南東部で昆虫学者のジョン・ミジリー氏は
フィールド調査をしていた。調査中に捕獲し容器に入れたタランチュラを、夕方キャンプに戻って詳しく見ると、ミジリー氏は驚いた。
(参考記事:「世界最大のオアシス、国境を隔てた水源を守れるか」)
 パチパチと燃える焚き火の明かりに照らされた奇妙な形のタランチュラは、背中の真ん中に、大きくて少し柔らかい角状の突起があったからだ。

 ミジリー氏は南アフリカのクワズール・ナタール博物館に所属しているが、クモは専門外だ。そこで、タランチュラを撮影し、
共同研究者である南アフリカのプレトリア大学のイアン・エンゲルブレヒト氏に写真を送り見てもらった。
「イアンからは、フォトショップで加工した写真だろうという返事が来ました」とミジリー氏は笑う。

 次の夜もミジリー氏は調査に出かけ、背に大きな角状の突起があるタランチュラを再び見つけた。

「新種だと確信しましたよ。見つけた生物が早い段階で新種だとわかるケースは、そうはありません」と語る。(参考記事:「タランチュラの新種
7種を発見、過去最高の標高で」)

 ミジリー氏らのチームは、新種のタランチュラを「驚きをもたらすもの」という意味のラテン語からCeratogyrus attonitiferと名付け、
2019年2月6日付けの学術誌『African Invertebrates』で研究結果を発表した。

 アンゴラでは、26年間も内戦が続いた。内戦は2002年に終結したものの、アンゴラにどんな生物が分布しているかのかはわかっていないことが多い。
(参考記事:「没後20年、写真が語る故ダイアナ妃の生涯」)

クモを釣る?

 2015年、ナショナル ジオグラフィック協会と科学者からなる国際チームは、「オカバンゴ原生自然プロジェクト」を立ち上げた。
0450名無虫さん2019/02/20(水) 04:35:34.52ID:???
このプロジェクトの目的は、重要でありながら正しく評価されていない地域の調査と保護活動だ。今回、新種のタランチュラを発見したミジリー氏も、
アンゴラ中部・東部の種を調査するために、プロジェクトが派遣した専門家の一人だ。

「まるで魚を釣るようでした」とミジリー氏は話す。「クモの力は強くて、草をしっかり握っていないと持って行かれてしまいそうでした」

 背中に大きな角状の部位があることから、このタランチュラはすぐにCeratogyrus属の仲間に分類された。この属のクモの多くは、
似たような突起物を背にもつ。ただ、これまで見つかっているクモの「角」は、これよりずっと小さくて硬い。発見されたC. attonitiferの角は、腹部と同じくらい長く、柔らかいのが特徴だ。

 背中の「角」が何に使われているのかを含め、C. attonitiferの生態を知るには今後の研究を待たなくなてはならない。いまわかっていることは、
C. attonitiferが昼間は巣穴の底で眠り、夜になると穴の入口で昆虫などの獲物を待ち構えて襲う、夜行性の待ち伏せ型捕食動物であるということだ
(毒液を使って獲物を殺し、栄養たっぷりの昆虫の体液をすすっているのだろう)。
生息地の変化には弱い種

 ミジリー氏は、野営地の周りの300平方メートルほどの場所で10個の穴を発見した。これは捕食動物としては高い密度だ。しかし、
この種はアンゴラの1つの湖の周囲でしか見つかっていない。
0451名無虫さん2019/02/20(水) 04:36:43.98ID:???
「バブーンスパイダーは、住む場所の好みがとてもうるさい」のだと説明するのは、英ハーパー・アダムス大学の生態昆虫学者ヘザー・キャンベル氏だ
(同氏はこの研究には参加していない)。「バブーンスパイダー」とは、アフリカに生息するタランチュラの亜科の総称だ。
「決まった砂にしか巣穴を作らない種や、特定の岩に沿ってしか巣穴を作らない種など、生息地の条件が決まっているものがいます」
(参考記事:「【動画】野生タランチュラの命がけの劇的交尾」)

 生息地の生態系が破壊された場合、このようなクモは簡単にほかの場所に移り住むことができない。バブーンスパイダーは、
寿命が長いが繁殖率が低いため、今回見つかった新種は絶滅の危険性が高い「危急種」に分類された。
(参考記事:「世界の昆虫種の40%が減少、数十年で絶滅の可能性」)

 生物多様性の基礎研究は、オカバンゴの秘密を解き明かす上で大きな役割を果たす。「出かけるたびに、
素晴らしい、驚くような新しい発見があります」と、キャンベル氏も言う。
0452名無虫さん2019/02/22(金) 22:59:06.94ID:???
1981年を最後に生存が確認されていなかった大型のハチが、インドネシア・北マルク諸島で発見された。「Megachile pluto」は成人の親指ほどの
大きさをもつオオハキリバチの一種で、調査隊は人間がほとんど訪れない島でメスを1匹発見し、撮影に成功した。

イギリスの博物学者、アルフレッド・ラッセル・ウォレスが1858年に発見し、「ウォレスの巨大蜂」とも呼ばれる。
https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/11F65/production/_105737537_giant_bee_v2_640-nc.png
https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/5ADF/production/_105736232_cbolt_giant_bee_sample.jpg

今年1月に調査隊がこのハチをあらためて発見しようと、インドネシアにおけるウォレスの足跡をたどり、探検旅行を再現した。

自然史カメラマンのクレイ・ボルト氏が、生きている巨大ハチの写真と動画を最初に撮影した。

「もう存在しないと思い込んでいたこの『空飛ぶブルドッグ』のような昆虫を目にして、息を呑んだ。本物の証拠が自然の中で、自分たちの目の前にいるなんて」とボルト氏は喜んだ。

「本物の固体がいかに美しくて大きいか実際に目にして、自分の頭のそばを通り過ぎていく時に巨大な羽根がぶーんと音を立てるの聞いた。素晴らしかった」

北マルク諸島でこのメスが発見されたことで、この地域の森林には希少な昆虫がまだ生息しているのではないかと期待が高まった。
0453名無虫さん2019/02/22(金) 22:59:48.80ID:???
「Megachile pluto」の売買を取り締まる法的規制は今のところ存在しない。

調査に参加したプリンストン大学の昆虫学者でハチ専門家のイーライ・ワイマン氏は、今回の発見が、ハチの生態の理解向上へ
向けた研究へとつながり、絶滅を阻止するための取り組みに寄与することを期待すると話した。

今回の調査は、米自然保護団体「グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション(GWC)」が支援して実現した。GWCは数々の
「失われた種」を再発見しようと、世界的な調査事業を立ち上げた。

「このハチを自然保護のシンボルとして世界的に有名にする方が、ただ静かに収集して忘れ去られていくより、種の未来は明るいと確信している」とGWCの広報担当、ロビン・ムーア氏は話した。

GWCは今年1月にも、南米ボリヴィアでオス1頭しか残っていないと思われていた希少なカエルの固体を複数発見したと発表している。

■ウォレスの巨大蜂 (Megachile pluto)

・推定の翼幅6センチで世界最大のハチ
・メスはシロアリ塚に巣を作る。大きなアゴで集めた樹脂で巣を固め、外敵から守る
・生息には低地林の樹脂や木の幹に作られたシロアリの巣を必要とする
・ウォレスは、生物の進化論をチャールズ・ダーウィンと共に構築した。巨大なハチについては「黒い大きなスズメバチのような昆虫で、クワガタのような巨大なあごをもっている」と説明していた。

https://www.bbc.com/japanese/47327283
0454名無虫さん2019/03/09(土) 15:52:15.13ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030800150/
透明カエルの新種発見 エクアドル金鉱候補地で
地下資源の利権に翻弄される限られた生息地。希少な種の保護を阻む背景に汚職も
2019.03.08
 南米エクアドル、アンデス山脈のふもとの丘陵地帯を流れる小川のほとりで、美しい新種のアマガエルモドキが発見された。
この成果は、2019年2月26日付けの学術誌「PeerJ」で発表された。 (参考記事:「熱帯雨林の新種:グラスフロッグ」)

 アマガエルモドキは、皮膚が半透明で内臓が透けて見えるカエルだ。一生のほとんどを樹上で過ごすが、繁殖時は水辺に下りる。
今回見つかった新種のアマガエルモドキも半透明の体をしているが、背中に黄色の斑点が多数あり指には水かきがないという、
ほかの仲間と比べて珍しい特徴があった。 (参考記事:「緑色の骨を持つ半透明のカエル、ペルー」)

 この新種は、生息地のマンドゥリアク川保護区にちなんで、マンドゥリアクアマガエルモドキ(Nymphargus manduriacu)と
名付けられた。標高1200メートル近辺を流れる川の渓谷の狭い地域にだけ生息し、オスはかん高い鳴き声で交尾相手を探す。

 生息地は、民間の自然保護区の中にあるが、採掘権も認められており鉱山開発が進んでいる。今回の論文によると、
金や銅の鉱脈探査の影響で、マンドゥリアクアマガエルモドキはすでに絶滅の危機に瀕しているという。

 現在、エクアドルでは鉱山開発が「激増」している、と論文の筆頭著者であるサンフランシスコ・デ・キト大学の研究者
フアン・マヌエル・グアヤサミン・エルネスト氏は述べる。アンデス山脈には多くの固有種と未記載種が生息するが、
このカエルも開発による生息地の破壊の脅威にさらされている種の1つと言える。

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030800150/?P=2
保護地なのになぜ守れない?

 エクアドルでは、金などの地下資源の権利を政府から取得できる制度がある。この制度では、自分が所有していない
土地に対して採掘権を取得できる。もちろん、法律では、土地の所有者や地域社会と協議することが義務付けられている。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)
0455名無虫さん2019/03/09(土) 15:53:16.16ID:???
 新種のカエルが見つかった地域は、エコミンガ財団という保護団体が所有している。しかし、エクアドル政府は、何の協議もせずに、
オーストラリアに拠点を置く世界最大の鉱業会社BHPの子会社であるセロ・ケブラドに採掘権を売却したのだ
(BHPにコメントを求めたが、返答はなかった)。

 環境や人権を専門とするエクアドルの弁護士エステバン・ファルコーニ氏は、開発を進める会社を相手取った訴訟に発展する
可能性があると話す。しかし、訴訟しても勝ち目があるかは不明だ。というのも、「エクアドルでは、石油の開発により経済を
てこ入れする思惑が外れたこともあり、近年鉱業を推進しようとしている」(米オレゴン大学の生態学者ルー・バンデグリフト氏)からだ。
現在のエクアドルでは、法廷は行政の影響を大きく受ける傾向にある。

 エクアドルでは、隣国のコロンビアやペルーに見られる大規模な鉱業プロジェクトは行われてこなかった。そうした中で、
開発が進む背景には汚職の問題がある。その代表がホルヘ・グラス元副大統領だ。グラス元副大統領は、ブラジルの
建設会社から1350万ドルの賄賂を受け取ったとして、2017年12月、懲役6年の判決を受けている。

 鉱山採掘は、アマゾン川流域の国々の自然に「壊滅的な影響」を及ぼしてきた過去がある。ただ、エクアドルの憲法には、
自然に対する不可侵の権利が謳われており、他国のようにはならないと考えられてきた。それだけに「自然保護活動家は、
最近の政府の鉱業推進政策を警戒している」とバンデグリフト氏は話す。
0456名無虫さん2019/03/09(土) 15:54:14.03ID:???
発見をカエル保護の大きな声に

 研究者は、発見したアマガエルモドキの新種を国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで、個体数が極めて減少している
「近絶滅種」に指定するよう提言している。 (参考記事:「絶滅と思われたカエルを再発見、13年ぶり、南米」)

 自然保護団体は、今回の件を、鉱業の影響でエクアドルの希少動物が大きな危機に直面していることを示す象徴だと考えている。

 エクアドルには600種近くの両生類が生息すると言われる。「そのうちの20%以上は、まだ分類学な記載がない『未記載種』のままだ」と、
エクアドルのジャムバツ両生類研究保護センターの所長ルイス・コロマ氏は言う。なお同氏は、今回の論文の研究チームの一員ではない。
(参考記事:「半透明のかわいい新種カエル、コスタリカで発見」)

 コロマ氏は続ける。「今回の研究は、この新種とその他の絶滅の危機に瀕する両生類を、鉱山開発から守る大きな抗議の声なのです」

文=DOUGLAS MAIN/訳=牧野建志
0458名無虫さん2019/04/02(火) 02:32:03.47ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/032900193/
新種の極小カエルを発見 ホチキスの針サイズ
学名は「ミニ・マム」その脳は針の上に載るほど、マダガスカル
2019.03.29
 「とても小さい」ことを表す英単語をいくつ知っているだろう? 思い浮かぶのは「ミニチュア」(小型)、「ミニスキュール」
(微小)、「ミニマム」(最小)あたりだろうか。(参考記事:「新種のカエル3種を発見、ブドウ粒大」)

 これらの言葉は、アフリカ東岸沖のマダガスカル島で見つかった新種の極小カエル3種を説明にもなるが、学名でもある。
(参考記事:「世界最小の爬虫類、新種ミニカメレオン」)

 カエル3種に、それぞれ「Mini mum」「Mini ature」「Mini scule」と名付けたドイツ、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの
進化生物学者マーク・シェルツ氏、これら3種とほかに2種の極小カエルの新種に関する論文を2019年3月27日付けで学術誌
「PLoS ONE」に発表した。『Mini』は、新しくできた属名だ。

「これらのカエルの脳は、針の上に乗るほどの大きさです。人間と同じ臓器をすべて持っているのに、親指の爪の4分の1ほどの
大きさしかないのは、驚異的なことです」とシェルツ氏。

 今回発見された中でも最小の「ミニ・マム(Mini mum)」の体長は、8〜10ミリほど、紙用の標準的なホチキスの針ほどの大きさだ。
最大の種である「ミニ・チュア(Mini ature)」でも14.9ミリ、マイクロSDカードほどの長さしかない。ちなみに現在、世界最小のカエルは、
体長およそ7.7ミリ、イエバエほどの大きさで、世界最小の脊椎動物でもある。(参考記事:「最小の脊椎動物、7.7ミリのカエル」)

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/032900193/?P=2
 これら3種のカエルは、それぞれマダガスカルの一部にしか生息しない。特にミニ・マムの生息域は極めて限られており、個体数も
把握されている。このため、論文の著者は、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで「近絶滅種」に指定するよう求めている。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)
0459名無虫さん2019/04/02(火) 02:33:12.64ID:???
ウィットに富んだ学名には功罪も

 見つかった新種は、マダガスカルヒメアマガエル亜科の仲間。このグループのカエルはどれも小さく、今回の発見で
合計108種になった。マダガスカルでは毎年、平均10種が新種として記載されている。

 シェルツ氏の研究チームは、2014年に研究を始めて以来、40種以上を発見してきた。もちろん新種の発見は、決して
易しいことではない。小さなカエルはマダガスカル南東部にある隔絶された森の落ち葉や、北部山岳地帯のうっそうと
した草の茂みに暮らす。カエルを見つけること自体が難しいのだ。

 また、そもそも外見がよく似るカエルの形態的な違いを特定することは、通常の大きさであっても難しい。それが極小の
カエルともなれば、なおさらである。そこで今回の研究では、遺伝子を解析したり、マイクロCTスキャンでカエルの歯や骨の
わずかな違いなどを明らかにすることで、それぞれが独立した種であることを確かめた。(参考記事:「魚類スキャン計画が
スタート、約3万種完遂目指す」)

 これらの小さなカエルは、アリやシロアリ、トビムシといった小さな生物を獲物にするなど、ほとんど競争相手がいない
生物学的なニッチ(生物が利用する環境の要因)を活用するために、わざわざ体を小さくする方向へと進化してきた可能性が高い。
(参考記事:「274種の新種発見、韓国:トビムシ」)

 米ハーバード大学の進化生物学者で、南米の小型両生類が専門のジム・ハンケン氏は、今回の論文では、骨や歯、タンパク質の
分子構造などの優れた分析結果を示して、これらの小さなカエルが新しい属を新設するに足る理由があることを記していると説明する。
0460名無虫さん2019/04/02(火) 02:34:16.83ID:???
 ただ一方で同氏は、今回の学名の付け方は「混乱を招きかねない」と懸念する。というのも、新たな属がつくられると、すでに
知られている生物が新たな科に再分類されたり、属名がすでに別の生物に使われているなどして分類に混乱を招くことがあるからだ。

 その好例が南米に生息するエディプスサラマンダー(Oedipina complex)だ。この両生類は、当初フロイトによる精神分析の概念
『エディプス・コンプレックス』と同名の「Oedipus complex」(近縁種はOedipus rex)と命名された。しかし、その後、別の属との
重複を避けて、Oedipinaに属名が変更されたという経緯がある。

「機知に富む学名を付けても、後でその生物をより詳しく調べた結果、学名を変更しなくてはならなくなることがあるのです」と
ハンケン氏は話す。

 今回発見した3種の極小カエルに「ミニ・マム」「ミニ・チュア」「ミニ・スキュール」という学名を付けたシェルツ氏は、一般の人たちの
興味を引くために選んだものだと主張する。「科学の多くは、そっけないのです。科学を身近にするためにも、こうした命名が
あってもいいと私は考えています」
0461名無虫さん2019/04/09(火) 20:55:29.67ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/040700212/
紫色の巨大なリスに遭遇した、なぜ紫?
インスタグラムで写真が話題、インド
2019.04.09
 インド南部で出会った動物に、アマチュア写真家のカウシック・ビジャヤン氏は衝撃を受けた。濃い赤紫色をした巨大なげっ歯類が、
木の枝から枝へ飛び移っていたのだ。

 ビジャヤン氏は、体重1.8キロほどもありそうなこのげっ歯類の写真をインスタグラムに投稿。すると、ネット上でたちまち話題になった。
写真はケーララ州で撮影されたものだが、このリスが本物だと信じようとしない人もいた。何しろ、黒、クリーム色、そして濃い
赤紫色の鮮やかな体色をしていたのだから。しかし、インドオオリス(Ratufa indica)は実在の動物だ。マラバルオオリスとも呼ばれている。(参考記事:「セクシーポーズをきめるリス 愉快な写真の秘密」)

「まさにこういう姿です。見事な写真です!」と、米アリゾナ大学の保全生物学者で『Squirrels of the World(世界のリス、
未邦訳)』の著者の1人でもあるジョン・コプロウスキー氏は賞賛する。

「哺乳類としては、最も紫に近い色です」とコプロウスキー氏。

 一方、米マイアミ大学進化生物学者のダナ・クレンペルズ氏は、インスタグラムの写真は加工してある可能性を指摘している。
「フォトショップで少し修整した可能性があります。色の自然な彩度を上げる機能がありますから」

アジアに暮らす巨大リスたち

 こうした大型のリスは、インドオオリスのほかにも3種いる。いずれもアジアに暮らし、米国のトウブハイイロリスと比べて2〜3倍の体重がある。

「このグループの4種は、大型で鮮やかな体色をしていて、熱帯の大きな果実を木の上で食べる習性があります。非常に興味を引かれますね」と
コプロウスキー氏は話す。(参考記事:「2018年 思わず笑ってしまう野生動物の写真17点」)

 クリームオオリス(Ratufa affinis)はタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア原産で、普通は茶色か黄褐色をしている。ほぼ白黒2色の
クロオオリス(Ratufa bicolor)も同様の地域で見ることができ、中国にも生息する。そしてシモフリオオリス(Ratufa macroura)は、
スリランカとインド南部に生息している。概ね黒と灰色で、濃淡はさまざまだ。
0462名無虫さん2019/04/09(火) 20:56:29.31ID:???
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/040700212/?P=2
「この4種はよく目撃される、ありふれた動物ですが、どれも個体数は減少していると考えられています」と、コプロウスキー氏は話す。

 紫色の巨体だという以外にも、インドオオリスには、他のリスにほとんど見られない特徴があると指摘するのは、米カーネギー
自然史博物館の哺乳類担当学芸員、ジョン・ワイブル氏だ。

 インドオオリスは、木の実や種子を地中に埋めるのではなく、高い木のこずえに食べ物の貯蔵場所を作るのだという。

インドオオリスはなぜ紫色なのか?

 近縁のグループの中でさえ、インドオオリスの強烈な色は目立つ。どういう進化の作用で、こんなに目を引く毛の色になったのか、
疑問に思わずにはいられない。(参考記事:「ギャラリー:地球の奇跡!目を疑うほど色彩豊かな動物たち 写真42点」)

 というのも、インドオオリスがすむ森は、シシオザル、ヒョウ、カンムリワシといった天敵のすみかでもあるからだ。これらはいずれも、
樹上で暮らすげっ歯類を狩って食べることが知られている。(参考記事:「【動画】ヒョウとハイエナが仲良く食事?」)

「確かなことは誰にもわかりませんが」とコプロウスキー氏は話した。「インドオオリスの紫の模様は、何らかのカムフラージュの役割を
果たしている可能性があります」。彼らが生息する広葉樹林には「日光がまだらに当たる部分と暗い陰の部分とのモザイク模様」ができ、
それがインドオオリスの模様に似ているからだという。(参考記事:「恐竜にカムフラージュ模様見つかる、アライグマ風」)

 つまり、インスタグラムで私たちを楽しませてくれる派手な姿は、腹を空かせた敵が近づいてきた時、姿を隠すのに
役立っているのかもしれない。だとすれば、「いいね!」を押すに値する、巧みな戦略だ。
0463名無虫さん2019/04/28(日) 21:35:56.45ID:???
ttps://www.afpbb.com/articles/-/3222912
希少なカメ、ロイヤル・タートル20匹を川へ、繁殖に期待 カンボジア
2019年4月27日 18:22 発信地:ボントラック/カンボジア [ カンボジア アジア・オセアニア ]

【4月27日 AFP】カンボジアで26日、希少な淡水ガメ、ロイヤル・タートル20匹が国内の川に放流された。ロイヤル・タートルは、
密猟や違法な川砂の浚渫(しゅんせつ)などでかつては絶滅の危機に直面していた。

 正式にはバタグル・アフィニス(Batagur affinis)に分類されるロイヤル・タートルは、捕獲や川砂の浚渫により、繁殖地である岸が
破壊されたことで絶滅の危機にひんし、カンボジア国内では2000年に絶滅したとみられていた。しかしその後、巣が発見されて保護活動が始められた。

 この日は、仏教徒の僧侶らがお経を唱え、儀式用の花束がささげられる中、20匹のカメが同国の南西部
シアヌークビル(Preah Sihanouk)州を流れるスレアンベル(Sre Ambel)川に放流された。

 自然保護団体は、ロイヤル・タートルの新たな繁殖に期待を寄せている。(c)AFP
0464名無虫さん2019/05/08(水) 21:48:50.26ID:???
ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/05/10-58.php
2年越しの調査で絶滅危惧種ジャワヒョウ10頭確認 インドネシア、保護政策が課題に
2019年5月6日(月)19時30分 大塚智彦(PanAsiaNews)
<絶滅したと思われていた野生動物でも、熱帯のジャングルに身を潜めて生き延びていたものもいる。だが、彼らが危機に瀕していることに変わりはない>
インドネシアのジャワ島にだけ生息する絶滅危惧種のジャワヒョウが、自然保護団体がジャングルに設置した隠しカメラによって10頭確認された。

インドネシアでは同じく絶滅危惧種のジャワサイの死骸が3月21日に西ジャワで発見され、残る個体数が67頭に減少しているなど、森林開発、
違法伐採、密猟などで野生動物が絶滅の危機に瀕していることが問題になっており、国を挙げての保護対策が急務となっている。

自然保護団体「コンサベーション・インターナショナル(CI)」インドネシア支部と「西ジャワ自然資源保全センター(BBKSDA)」などによる合同チームは
西ジャワ州グントゥールのパパンダヤン保護林でジャングル内に隠しカメラを仕掛けて調査を行った。その結果、10頭のジャワヒョウ(オス3頭、メス7頭)の
生息を確認した、と地元紙「ジャカルタポスト」が5月4日に報じた。

CIとBBKSDAは2016?18年の2年間、ジャングルに60個のカメラを設置して午前6時から2時間、午後10時から2時間撮影し、記録を続けた。

その結果を詳細に分析した結果、83点の画像の中から10頭のジャワヒョウの存在が確認されたという。CIインドネシアのアントン・アリオ氏は発表された
声明の中で「画像の分析から各個体のサイズ、雄雌の判別、ヒョウ柄の模様のパターンを記録することができた」と成果を強調した。

さらにアントン氏はジャワヒョウの生息が観測された地域には「ジャワギボン、ジャワ灰色リーフモンキー、ジャワスローロリス」などの希少種も生息しており、
貴重な動物の宝庫であると指摘。そうした希少動物の生息環境が「違法な森林伐採により脅かされている」と環境破壊に警告を発している。

ジャワスローロリスは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで近い将来に野生種が絶滅する危惧がある「近絶滅種」に指定されている。
0465名無虫さん2019/05/08(水) 21:50:13.15ID:???
ジャワトラはすでに絶滅

インドネシアのジャワ島には固有の動物が確認されており、かつては同じ大型の食肉目ネコ科であるジャワトラも生息が確認されていたが、
1976年の目撃情報を最後に生存が確認されておらず1980年代に絶滅したといわれている。

ところが2017年、ジャワ島西部バンテン州にあるウジュン・クロン国立公園内で職員が撮影した動画に生きているジャワトラらしき動物が写っていた。
同国立公園にはジャワヒョウも生息していることから「絶滅したとみられているジャワトラか、個体数が激減しているジャワヒョウか」とニュースになったが、
映像からはどちらなのかは断定できずに調査が続けられたが、確定的なことは現在もわかっていない。

このほかに約100年前に絶滅したとされる動物にジャワゾウがある。最近、ボルネオ島のボルネオコビトゾウがそのジャワゾウの子孫ではないかとの
研究結果が世界動物基金(WWF)によって報告されている。

ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/05/10-58_2.php
2017年には4頭の生息が確認されたジャワヒョウ

インドネシア森林環境省は2017年2月に西ジャワ州スカブミ南方のチケプ野生動物保護区で今回と同様、ジャングル内の隠しカメラによる調査で
4頭のジャワヒョウの生息を確認したと発表したことがある。

当時のAFPの報道によると、寄せられた足跡と糞の情報に基づいて2016年7月から8月にかけての28日間、隠しカメラで撮影したところ、
「黄色に黒い斑点模様のジャワヒョウ3頭」と「真っ黒なジャワヒョウ1頭」を確認したという。

また周辺などで発見した足跡や木に残された爪痕などの詳細な分析調査から、さらに別に8頭のジャワヒョウが同保護区に生息している可能性が高いことも分かったという。

同地区は不法伐採などでジャワヒョウ絶滅も予想されていただっただけに、この個体生息確認は朗報となった。CIインドネシアなどの分析では
ジャワヒョウの野生種の生息数はジャワ島全体で約500頭とみられ、その大半はジャワ島西部の森林地帯にいる可能性が高いという。
0466名無虫さん2019/05/08(水) 21:51:39.31ID:???
このようにジャワ島では固有の野生動物が絶滅の危機に瀕していたり、あるいはすでに絶滅している例が多くある。

「動物より人が優先」で、動物保護や自然環境保全などが後回しあるいは忘れられることも多いインドネシアだが、「一度絶滅した動物は二度と戻らない」
ことを肝に銘じて、自然・環境問題についての対策を少しでも政治主導で上げる努力をジョコ・ウィドド大統領に期待したい。
0467名無虫さん2019/06/18(火) 03:23:40.22ID:???
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/シュンドルボン
シュンドルボン(英語:The Sundarbans、 ベンガル語:????????、 ヒンディー語:???????)はバングラデシュ・クルナ管区南部にまたがり、
インドに接して広がるマングローブの群生地帯。バングラデシュ側はそのほとんどの地域が政府によって保護されており、
1997年には国際連合教育科学文化機関の世界遺産(自然遺産)に登録された。シュンドルボンはベンガル語で
「美しい森」を意味する。ヒンディー語ではスンダルバンと呼ばれる。スンダルバンス国立公園も同様の保護区である。

バングラデシュ政府がシュンドルボン内に火力発電所の建設を進めており、ユネスコ(世界遺産センター)と国際自然保護連合(IUCN)が
警告を発しているが、バングラデシュ政府は意に介しておらず、世界遺産委員会は危機遺産指定や登録の抹消を示唆している[1]。

ttps://www.afpbb.com/articles/-/3230300
バングラデシュで撲殺されたオオカミ、80年ぶりに確認された希少種だった
2019年6月17日 12:54 発信地:ダッカ/バングラデシュ [ バングラデシュ アジア・オセアニア ]

【6月17日 AFP】バングラデシュで家畜を襲い住民に撲殺されたオオカミが、国内で80年ぶりに確認された希少種インドオオカミだった
ことが分かった。国際自然保護連合(IUCN)が16日、明らかにした。

【おすすめ記事】3万2000年前のオオカミの頭部、ロシアの永久凍土で発見

 インドオオカミが殺されたのはバングラデシュとインドにまたがる世界最大のマングローブ林が広がる自然保護区シュンドルボン
(Sundarbans)近郊の町。IUCNによると、バングラデシュで最後にインドオオカミが確認されたのは1949年だという。

 地元当局者もAFPに対し、「画像から殺されたのがインドオオカミであることを確認した」と認めた。同当局者によるとインドオオカミは
飼育されているものも含めてインド国内に3000頭ほど生息しているが、バングラデシュ北部および北西部では1940年代に姿を消したという。

 バングラデシュではシマハイエナやバラシンガジカ、ブラックバックといった野生動物が過去数十年で姿を消している。(c)AFP
0468名無虫さん2019/07/12(金) 20:17:59.78ID:???
ttp://www.phuketnaturetours.com/Pages/index.php
プーケットの動物たち
0469名無虫さん2019/07/12(金) 21:20:13.60ID:???
>>468のアンフリサスキシタアゲハの前翅が紫がかっているのが気になった

かつては「ミランダキシタアゲハのボルネオ産のオスは前翅が紫色で
ムラサキキシタアゲハとも呼ばれる。多量に流通している大型のスマトラ亜種は
紫色にならない」なんて書いてあったり
あるいはリーデリーキシタアゲハ(タニンバルキシタアゲハ)が前翅が紫色と呼ばれたり

個人的に、クサビモンキシタアゲハの前翅に何故か紫色の強く輝く鱗粉があるのを
見た事があったり(何かのはずみでついちゃったのか)

このアンフリサスは本物だなあ
素晴らしい
プーケットなんて観光地でも、場所によってはいると
0470名無虫さん2019/08/08(木) 18:40:17.29ID:???
ttps://www.mdpi.com/1424-8220/19/9/2136/htm
ゴムの木から樹液を採取する自走式マシンの研究

これは天然ゴム価格を大幅に下げるかも?しかし
同時に大量の失業者を生み出すかなあ
0471名無虫さん2019/10/23(水) 18:32:30.44ID:???
・アマゾン生息の鳥、世界一大きな鳴き声を記録 求愛行動で

動画:ttps://youtu.be/FYcIU0igMjc

【10月22日 AFP】南米アマゾン(Amazon)北部の山岳地帯に生息するスズドリがこのほど、同じくアマゾンに生息する
ムジカザリドリの記録を抜き、世界で最も鳴き声が大きい鳥に認定された。

 スズドリの雄は、耳をつんざくような鳴き声を発して雌に求愛行動をする。その鳴き声は
クラクションに似ていて、音量はくい打ち機と同じ騒音レベルに達している。

 今回、鳴き声の録音に成功したのは、米マサチューセッツ大学アマースト校(University of Massachusetts Amherst)の
生物学者ジェフ・ポドス(Jeff Podos)氏とブラジル国立アマゾン研究所(INPA)のマリオ・コーンハフト
(Mario Cohn-Haft)氏の研究チームで、論文は米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に21日、発表された。

 研究チームは、雄のスズドリの鳴き声があまりに大きいため、なぜ雌は聴力を損なわずに至近距離で
聞くことができるのか疑問に思ったという。

 スズドリはハトほどの大きさで、体重は約250グラムと小型だ。雄の羽毛は白色で、くちばしから白い斑点で
飾られた黒色の肉垂(にくすい)が垂れ下がっている。一方、雌の体は緑色で黒いしま模様があり、肉垂はない。

 ポドス氏はAFPに対し、幸運にも雄と雌が同じ木の枝に止まって、鳴き声を発している場面に遭遇したと
語った。「雄は雌に顔を向けずに最初の音を発した。その後、雄は足を大きく広げながら、
まるで芝居のように劇的にくるりと振り返ったため、肉垂が激しく揺れた」
0472名無虫さん2019/10/23(水) 18:35:06.30ID:???
 さらに雄は、雌がいるまさにその場所に向かって2声目を発したが、
雌はその求愛行動を受け入れず、4メートルほど後方に飛んだという。

 なぜ雌が、それほど近い場所で自発的に、最大113デシベルもする雄の鳴き声に身をさらすのかは
明らかになっていない。113デシベルとは、人間が痛いと感じる閾値(いきち)を上回っており、
大音量のロックコンサートや60メートル先で離陸出力に達したターボプロペラ機の音に匹敵する。

 ポドス氏は「雌は聴覚を傷つける恐れがあるものの、雄を近くで評価しようとしているのかもしれない」と述べた。

 さらに研究チームは、スズドリの鳴き声の音量が大きくなるほど、発声が短くなることも発見した。空気の流れを
制御し、音を発生させるスズドリの呼吸器系能力に限界があることから、このようなトレードオフが起こるという
仮説を研究チームは立てている。

 このことは、性淘汰(とうた)、つまり繁殖に有利な特性の選択を通じて、スズドリがどれほどの
大声を出せるようになるまで進化するのかということについて解剖学的限界を設置すると考えられるという。

2019年10月22日 15:39 えーえふぴー
3250736
0473名無虫さん2019/11/13(水) 18:38:37.80ID:???
ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191112-00000004-jij_afp-sctch

【エーエフピー=時事】絶滅寸前と考えられていた小型のシカに似たマメジカの希少種が、ベトナム北西部の
ジャングルの中で約30年ぶりに発見された。11日の英科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション
(Nature Ecology and Evolution)」に論文が掲載された。

 背から横腹にかけての銀色の毛が特徴的なマメジカの一種(学名:Tragulus Versicolor)が初めて記録に
登場するのは1910年。ベトナム・ホーチミン(Ho Chi Minh)の北東約450キロにあるニャチャン(Nha Trang)近辺で
発見された数頭の個体を基に記録が取られた。1990年以降は確認された目撃例がなく、専門家の間では、
狩猟によってほぼ絶滅しているのではないかと思われていた。

 しかし、ベトナム人生物学者のアン・グエン(An Nguyen)氏は長年、このマメジカの一種がまだどこかに
生息している可能性があるのではないかと考えていた。グエン氏は、独ライプニッツ野生動物研究所
(Leibniz Institute for Zoo and Wildlife Research)の博士課程学生で、米野生生物保護団体
「グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション(Global Wildlife Conservation)」と活動している。

 グエン氏は、地元の村民に会いに行き、目撃証言を精査。いくつかの証言から、特徴がこの種に
間違いないと思われたため、近隣の森林生息地に動体検知カメラを30台以上設置した。

「結果は驚くべきものだった。カメラトラップ(赤外線センサーなどで野生動物の動きを感知するカメラ)を
チェックして、横腹が銀色のマメジカの画像を目にしたときは大興奮した」と、グエン氏は述べている。

 だが、研究チームは「今回この種が比較的容易に見つかったからといって、絶滅の危機に直面して
いないわけではない」と注意を促している。

 東南アジアの森林は人口増と開発による非常に大きな圧力を受けており、「そのために先手を打って
(保護に)取り組む必要がある」と、研究チームは続けている。【翻訳編集】
0474名無虫さん2019/11/18(月) 18:38:37.88ID:???
>>367
Chalcosomaの大きい方が「サイヨーク国立公園」で見つかっていると今年の情報で出ているが
国立公園全体だと基本的に乾燥が激しく、標高が800mを超える所なんて殆ど無いのになあ??
かなり有望な地域らしい
0475名無虫さん2019/11/27(水) 05:20:19.19ID:???
ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191124-00000023-jij_afp-sctch
マレーシア最後のスマトラサイが死ぬ、世界で残り80頭未満
11/24(日) 15:53配信
【AFP=時事】マレーシアの野生動物保護局は24日、同国に生存するスマトラサイの最後の一頭が死んだと発表した。
 サバ(Sabah)州野生動物保護局の担当者によると、死んだのは25歳の雌の「イマン(Iman)」。死因はがんだった。
担当者は「スマトラサイのマレーシアでの絶滅が、今や確認されたことになると思う」と述べた。

 今年5月には、マレーシア最後の雄のスマトラサイ「タム(Tam)」が死んでいた。イマンとタムは、
ボルネオ(Borneo)島に位置するサバ州の野生動物保護区で暮らしていた。

 世界自然保護基金(WWF)によると、かつてインド東部からマレーシア全域に至るまで広く分布していたスマトラサイは
絶滅の危機にひんしており、現在の生息数は80頭を下回っている。
野生下ではインドネシアに少数の個体が残るのみとなっている。【翻訳編集】 AFPBB News
0476名無虫さん2019/12/09(月) 20:35:52.99ID:???
Namtok Pha Charoen National Park
ttps://en.wikipedia.org/wiki/Namtok_Pha_Charoen_National_Park
年間雨量1500〜2000mm

ttps://blog.goo.ne.jp/rakthai2013/e/94d2b9d51e773820b24accd482c7a479?fm=entry_awc
2300mmとか3000mmとか。情報が割れるのは相変わらず

ティーロースーの滝は行き付くまでに大変な山を越えないといけないけど
パーチャルーンの滝の方が行き易い
0477名無虫さん2020/01/04(土) 22:23:31.85ID:???
ttps://www.cnn.co.jp/fringe/35147577.html
過去最大級の「怪物花」ラフレシア発見 インドネシアの森
2020.01.04 Sat posted at 13:45 JST

(CNN) ラフレシアは、他の植物に寄生する特性や耐え難い悪臭から「モンスターフラワー(怪物の花)」と
呼ばれることが多いが、インドネシアの野生生物当局者が発見したラフレシアは、
すべてのラフレシアの中で最も「怪物的」かもしれない。

インドネシアの西スマトラ州にある自然資源・保全センターによると、西スマトラの森で最近咲いた
ラフレシアは直径が4フィート(約122センチ)近くあり、記録に残っている世界最大の花の可能性があるという。

CNNインドネシアによると、不思議なことに、この花が咲いていたのは2017年に発見され
当時最大だったラフレシアが咲いていたのと同じ場所で、しかも同じ植物に寄生していた。
しかし、今回発見された花は幅が約10センチ長いという。

ラフレシアは寄生植物で、根や葉はなく、寄生している植物から水や栄養を吸収して生きている。
ラフレシアが姿を見せるのは、寄主植物の上に花を咲かせた時だけだ。

花の開口部から腐った肉のような悪臭を放つことから「死体の花」と呼ばれることもある。
しかし、その悪臭が虫を引き寄せ、それらの虫が運ぶ花粉で受粉する。

しかし、ラフレシアの寿命は非常に短く、花は開花から約1週間で枯れてしまう。
今回発見された世界最大の花も余命はわずかだ。
0478名無虫さん2020/01/30(木) 22:54:06.66ID:???
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200128-00000032-jij_afp-sctch
時事】ボリビア・アンデス山脈東部に生息する珍種のカエルがこのほど、18年ぶりに発見された。調査チームがAFPに明らかにした。

このアマガエルモドキ科のカエルは、腹部が透明なことから「ガラスガエル」の愛称で親しまれている。
腹部からは、心臓と消化管の一部が確認できる。

 調査チームは今月8日、同国第4の都市コチャバンバ(Cochabamba)東方に位置するカラスコ国立公園
(Carrasco National Park)で、カエル3匹を発見。園内で進行中の水力発電事業で生息を脅かされている、
爬虫(はちゅう)類や両生類の保護活動中だったという。

 ガラスガエルの体長はわずか19〜24ミリ、重さはわずか70〜80グラム。ボリビア西部のラパス(La Paz)、
中部のコチャバンバ、東部のサンタクルス(Santa Cruz)、南東部のチュキサカ(Chuquisaca)などに生息している。

 調査チームは発見したカエルについて、「胸元は白色だ。オスの鳴嚢(めいのう、
鳴き声を共鳴させる器官)と骨は濃い緑色だ」と説明した。

 3匹のガラスガエルは、アルシド・ドルビニ自然史博物館(Museo de Historia Natural Alcide d'Orbigny)
のカイラ両生類保全センターで管理され、専門家らが保護戦略の一環として繁殖を試みる。【翻訳編集】
0479名無虫さん2020/04/23(木) 20:57:24.35ID:???
(CNN) インドで発見された新種の毒ヘビが、人気小説「ハリー・ポッター」シリーズの登場人物にちなんで
「スリザリン」と命名された。インドの研究チームがこのほど学会誌に発表した。

スリザリンはハブの仲間の新種で、ハリー・ポッターの小説に登場するホグワーツ魔法学校の創設者の1人、
サラザール・スリザリンに由来する。小説の世界では強大な力を持つ魔法使いとされ、
ホグワーツの4つの寮のうち1つにその名前が付いている。

魔法使いのスリザリンはヘビと話ができるとされ、ヘビはスリザリン寮のシンボルでもある。
そこで研究チームは新種のヘビに「Trimeresurus salazar」の学名を付けた。一般名は「サラザールのマムシ」と呼ばれる。

マムシの仲間は東アジアと東南アジアの一帯に生息する。スリザリン種は、オスの頭の側面の赤みがかった縞模様に特徴がある。

ttps://felix-f.com/wp-content/uploads/2019/03/hphoiatcrs1_2_1200x1200-400x400.jpg

ttps://www.cnn.co.jp/fringe/35152775.html
0480名無虫さん2020/04/25(土) 03:28:44.42ID:???
アリは非常に多くの個体が集団を作って生きる昆虫であり、大きすぎる餌を分割してそれぞれの個体が少しずつ運んだり、
複数の個体が協力して大きな餌を運んだりするなどの協力行動を取ることが知られています。また、
いくつかのアリは自分たちの体で他の個体が渡る橋を作ったり、負傷したアリを安全な場所まで運ぶ救命行為をしたりといった、
社会的な行動を取る昆虫です。そんなアリの中には、なんと「自分の体を爆発させる」という奇妙な行動を取る種類が存在し、
この「爆発するアリ」の新種が発見されたと発表されています。

多くの生物が自分の遺伝子を残そうと利己的な行動を取りがちなのに対し、アリは自分が所属するコロニーを
維持するために利他的な行動を取ることで知られています。そして、ボルネオ・タイ・マレーシアなど東南アジアの
国々に生息するジバクアリと呼ばれる種類のアリは、外敵が巣に近づくなどの脅威に対して「自分の体を爆発させる」
という自己犠牲的行為に及ぶことがあります。

ジバクアリは腹部を収縮させることにより腸壁を破裂させ、爆発の衝撃で内部の分泌腺から毒性のある粘着液を放出し、
外敵を道連れにして撃退します。自爆すれば確実に自分が死んでしまうのですが、
コロニー全体からすれば利益をもたらす行為ということになります。

「体が爆発するアリ」の存在は100年以上前から西洋の科学者によって認識されており、
20世紀前半には複数のジバクアリの種類が確認されています。ところが、1935年以降は新種のジバクアリに
関する証拠が確認されない時期が続き、80年近くにわたって新しいジバクアリが発見されることはありませんでした。
そんな中、ウィーン自然史博物館やウィーン工科大学を中心とした学際的な研究チームが、
ボルネア・タイ・マレーシアのジャングルに派遣され、新種のジバクアリを発見したと発表しました。
0481名無虫さん2020/04/25(土) 03:30:00.05ID:???
国際動物学誌ZooKeysに掲載された論文によれば、研究チームは新たに15種類のジバクアリを発見し、
中でもColobopsis explodensという新種はジバクアリのモデル種として将来の研究に役立つだろうとしています。

また、ジバクアリの中には自分の体を爆発させる機能を持つ働きアリの他に、「ドアキーパー」の役割を持つ
アリが存在することも判明したとのこと。「ドアキーパー」の働きアリは、外敵が襲来した時には巣の入り口に陣取って、
特殊な形状をした頭で巣穴をふさぐことで、外敵が巣穴に侵入することを防ぐそうです。

研究者たちはジバクアリの食生活についても調査を行い、ジバクアリが藻類やコケ、死んだ昆虫、
果物、魚などを食べるとわかりました。ジバクアリについては研究者が働きアリに近づきすぎると爆発してしまい、
研究が困難な側面もあるものの、今後も調査を重ねて不可思議な生態を解明すると研究チームは述べています。

ぎがじん/news/20180423-new-species-of-exploding-ants/
0482名無虫さん2020/06/25(木) 18:22:44.47ID:???
ttps://en.wikipedia.org/wiki/Baliem_River
ニューギニアのパプア州側だが国境にもかなり近い地域にある
バリエム川(バリウム川)流域
年間雨量6000oという

某有名記者が冒険した地域である
バリウム川とかいうから白く濁った川を勝手にイメージしてしまっていた
0483名無虫さん2020/06/25(木) 18:31:33.18ID:???
Elaeocarpus ganitrus
ホルトノキ科樹木
青い果実が特徴

Toona australis
オーストラリアチャンチン(センダン科)のシノニム
https://en.wikipedia.org/wiki/Toona_ciliata
樹高60mと巨木になる
成長も早く、また材質も良い
アフリカや南米で植栽され、そこではHypsipyla robustaという
枝先に穴を掘るメイガ科のガがいないので良く成長し成功を収めている
0484名無虫さん2020/06/26(金) 17:55:40.55ID:???
これは面白い

ttps://mag.sixty-percent.com/archives/7106
ファッション業界に革命をもたらす6つのエコ繊維

コーヒーの豆かすとポリマーを組み合わせて新素材のコーヒー繊維

パイナップルの葉からピニャテックスと呼ばれる皮革によく似た天然の不織布を開発した。

バナナの木の茎から作られるバナナ繊維は驚くべき耐久性を持ち、生分解性である。
採取する茎の部位に応じて異なる重さや厚さの繊維を作ることができるため、ロープやマット、紙の製造まで幅広く利用される。
バナナ繊維は天然の竹繊維に似ているが、バナナ繊維のほうがよりきめ細かく強度が強いと言われている。

蓮繊維はシルクとローリネンを混合したような高級感があり、柔らかく、通気性が良く、汚れにくい。
製造のためには、蓮を収穫してから3日以内に茎を切り開き、中から長くて薄い繊維を取り出さなければならない。
その後繊維を洗浄し、干して乾燥させるという長い過程を経てやっと紡糸できるようになるのだ。

こういうのは現地で薪代わりの燃料だったり肥料としても注目されるものの1つだったりするから
まあその利用は計画的にしたいものだ
0485名無虫さん2020/08/08(土) 19:16:52.17ID:rSrxQGjn
地球ドラマチック「動物の赤ちゃん日記〜命レッスン〜」
0486名無虫さん2020/08/10(月) 13:55:53.78ID:???
https://nazology.net/archives/65657
シロアリに運んでもらい移動する、なまけ者の「新種コガネムシ」を発見!(ミャンマー)
animals_plants 2020/07/31
国立科学博物館とミャンマー森林研究所の共同研究プロジェクトにより、ミャンマーでは初となる「メクラシロアリコガネ属」のコガネムシが発見されました。
その後、九州大学総合研究博物館らの調査により、そのコガネムシが新種であったことが判明しています。

学名は、ギリシャ神話に登場する「イカロス」にちなみ、「イカロスメクラシロアリコガネ(Termitotrox icarus)」と命名されました。

しかも、イカロスメクラシロアリコガネ(以下、イカロス)は、シロアリに自らを運ばせるという驚きの習性を持っているようです。

シロアリを騙して運搬させていた?

イカロスは、微小な羽毛状の毛束を持つ点や背中側から見るとかなり細長い形をしている点から、一般的なメクラシロアリコガネ属とは容易に見分けがつきます。
サイズも非常に小さく、全長1.5?1.9ミリほどしかありません。

イカロスの生息場所は、シロアリの巣の中です。
シロアリの巣内には、他種の昆虫が共生していることがよくあるのですが、複雑な環境のため、共生関係についてはあまり調査されていませんでした。

しかし、本研究により、イカロスとシロアリとの驚くべき共生関係が明らかになっています。
イカロスは、後翅が退化しているため、空を飛んでの移動ができません。そこで、自力で歩く以外に、シロアリに運んでもらい巣内を移動していたのです。
この習性を「運搬共生」と呼びます。
0487名無虫さん2020/08/10(月) 13:57:10.82ID:???
それにしても、なぜイカロスはシロアリに食べられないで済むのでしょうか。

その理由は、シロアリ側のある習性にありました。

シロアリには、もともと自分たちの卵や幼虫をアゴで挟んで運ぶ習性があります。研究チームによると「イカロスはおそらく、
卵や幼虫のように振る舞うことでシロアリを騙し、自分たちを運ばせている」というのです。

こうした行動は前例がなく、メクラシロアリコガネ属では初となっています。

九州大学の研究チームは「シロアリによって運ばれる新種の姿を見たときには、驚きのあまり2ミリほどしかないこの虫が、
はるかに巨大に見えました。シロアリの巣内には、私達がまだ知らない世界が広がっています。これからも地道な調査を重ね、
昆虫の面白さを明らかにしていきたいと思っています」と述べました。

小さな体で大自然を生き抜くには、こうした巧みな知恵が必要です。まさにイカロスは、昆虫界の「小さな巨人」と呼ぶにふさわしいでしょう。

研究の詳細は、7月28日付けで「Acta Entomologica Musei Nationalis Prague」に掲載されました。
0488名無虫さん2020/08/27(木) 18:23:57.51ID:???
ttps://epinesis.net/archives/aplopeltura-boa-4319.html
エダセダカヘビは歯をナイフのようにしてタニシの蓋を切り落とす、東邦大学
2020年8月18日

Aplopeltura boa, Blunt-headed tree snake ? Mueang Krabi District flickr photo by Rushen! shared under a Creative Commons (BY-SA) license
エダセダカヘビ(Aplopeltura boa)。

ry

東南アジアや中国、台湾、琉球列島などに生息するセダカヘビ科は3属15種からなり、いずれもタニシ・カタツムリなどの巻貝を主食とするヘビだ。
当然ながら殻の部分は食べられないため、このヘビが殻から中身を引きずり出すのは困難であるかに思われるかもしれない。

だが、セダカヘビの仲間では上アゴと下アゴの骨が完全に分離しており、さらに左右の下アゴもそれぞれ前後に動かすことができるのだ。
このまるで”工具”のような特殊なアゴを使って、セダカヘビはカタツムリの殻から身の部分を引きずり出して食べることができる。

興味深いことに、セダカヘビの多くは下アゴが左右非対称となっており、右の下アゴの方がよく発達している。これは、カタツムリなどの巻貝の大部分が
右巻きであるからだ。殻が右巻きなら、左の下アゴの方が奥まで牙が届きやすい。そこで、発達した右の下アゴでしっかりと巻貝を固定し、
左の下アゴで中身を引きずり出すというわけだ。

以下ソース
0489名無虫さん2020/10/10(土) 20:48:46.56ID:???
>>183
>海に面している山の西斜面ばかり見てしまうが、東斜面がむしろ重要だと書いてある
朝の気温が低く霧が発生している時間に日差しが照らして乾季に地面の乾燥が抑えられるのが東斜面で、
こういう所は午後は日陰になって蒸発が抑えられる
西斜面は、霧の無い暑い時間帯に日光が当たって乾いてしまう、との事

ttps://ameblo.jp/laten-amerika/entry-12629591221.html
2020年10月06日(火)
ゾウが活躍するミャンマー奥地の森 アラウンドーカタパ国立公園

>ガイドと砂浜に腰を下ろし辺りをながめると、下ってきた北側が斜面が常緑樹林で、南側の崖の上部が落葉樹林となっているのがはっきり分かる。

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Alaungdaw_Kathapa_National_Park
Alaungdaw Kathapa National Park
内陸のサガイン州の山沿いだ

このブログ記事にも、本来はインドシナ半島が乾季の2月に撮影されたものなのだが
霧がかっている画像がある
0490名無虫さん2020/10/17(土) 17:25:03.12ID:???
https://www.afpbb.com/articles/-/3310026
「不毛の砂漠」に樹木18億本、衛星画像とディープラーニングで発見 アフリカ
2020年10月15日 16:31 発信地:東京 [ 日本 アジア・オセアニア ]

【10月15日 AFP】不毛の大地にしか見えないアフリカのサハラ(Sahara)砂漠やサヘル(Sahel)地域に、
これまで知られていなかった豊かな緑が点在していることが、高精細衛星写真とディープラーニング(深層学習)技術を
組み合わせた研究で明らかになった。英科学誌「ネイチャー(Nature)」(電子版)に14日、論文が掲載された。

 研究チームによると、西アフリカのサハラ砂漠やその南縁に広がるサヘル地域と乾燥半湿潤地域に、
従来のイメージを覆す約18億本もの樹木が生えているのが分かったという。

 論文の筆頭著者を務めたデンマーク・コペンハーゲン大学(University of Copenhagen)の地理学者、
マルティン・ブラント(Martin Brandt)氏は、「サハラ砂漠にこれだけ多くの木々が生えていることに、とても驚いた」とAFPに語った。

「もちろん、一本も木がない場所は広範囲に及ぶ。だが、木々が密集している場所もあり、砂丘の間にもあちこちに木が生えていた」
0491名無虫さん2020/10/17(土) 17:31:16.20ID:???
米航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センター(Goddard Space Flight Center)が協力した今回の調査は、
森林破壊を食い止める取り組みや土壌の二酸化炭素貯留量のより正確な測定の指針を示すデータを
研究者や自然保護団体に提供するものだ。

研究では、面積130万平方キロを対象に、1万1000枚を超える衛星画像を分析した。ディープラーニング技術の
活用にはプログラムを訓練する必要があり、ブラント氏は丸1年かけて9万本近くの木を自ら数えて分類した。

 論文を査読した米ニューメキシコ州立大学(New Mexico State University)植物環境科学部の
ナイオール・ハナン(Niall P. Hanan)氏とジュリアス・アンチャン(Julius Anchang)氏は、
今回用いられた技術について「一定の制限はあるものの、間もなく世界中の全ての木々の位置と大きさを
地図化することが可能になるだろう」と述べている。(c)AFP/Sara HUSSEIN

>丸1年かけて9万本近くの木を自ら数えて分類した。

1つの衛星画像の地点の下に降りて、そこで樹種や大きさ(直径樹高材積のみならず場合によっては各種バイオマス)を
調べ上げそれを教師データに出来たら、砂漠全体の画像を作った判別マシンに掛けて
確かにどんどん出力できるよなあ

大したもんだ

>一定の制限はあるものの、間もなく世界中の全ての木々の位置と大きさを
地図化することが可能になるだろう

未知の樹種とかもどんどん出て来たり
だが樹種が〜である確率何%って表示されるから、何か中途半端な樹種があって怪しいならそこに行って調べれば良いんだよな
0492名無虫さん2020/10/17(土) 17:35:30.10ID:???
https://www.afpbb.com/articles/-/3310275
「適切な」生態系3割回復で、種の絶滅7割回避 研究
2020年10月16日 18:07 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]

【10月16日 AFP】農地など人間の用途のために開発されて久しい土地の生態系を30%回復できれば、絶滅が予測されている
動植物種の70%が救われ、産業革命以降の人間活動で排出された二酸化炭素(CO2)量の半分が吸収できる──
地球を癒やすための野心的な青写真を描いた論文を、国際専門家チームが14日に発表した。
ただし、適切な回復対象を選ばなければ、最大限の効果は望めないとしている。

 筆頭著者でブラジルのリオ・カトリック大学(PUC-Rio University)で教える国際持続可能性研究所
(International Institute for Sustainability)のベルナルド・シュトラスシュブルグ(Bernardo Strassburg)所長は、
「優先度の高い地域で生態系を回復することで、気候と生物多様性の二重の危機の克服に大きく貢献できる」とAFPに語った。

 研究では、かつて湿地だった土地を元の自然状態に戻すことが、種の保全と地球温暖化の抑制の両面で最も費用対効果が高いと分かった。

 2番目の優先分野は熱帯雨林だが、温帯林やサバンナ、低木地などあらゆる種類の生態系に、それぞれ果たすべき役割があるという。
生態系の回復を目指すべき面積は合わせて約900万平方キロで、ブラジルの国土とほぼ同じ広さとなる。

 研究チームはコスト面にも着目。手当たり次第に保全活動を行うよりも、重要な地域に集中的に投資するほうが、
費用効率性は少なくとも10倍向上すると結論付けた。

 シュトラスシュブルグ氏は、国連(UN)が2020年代を「生態系回復の10年(Decade of Ecosystem Restoration)」と位置付けている点を指摘。
自然環境を再生するほうが、工学的・技術的な解決策を開発するよりはるかに安価な「手に届く果実」だと考えている企業も多いとして、
「新型コロナウイルス流行による経済危機からの回復に際し、各国が環境にやさしい方法を選択するか
どうかに多くが懸かっている」と述べた。(c)AFP/Marlowe HOOD
0493名無虫さん2020/11/12(木) 18:19:43.59ID:???
AFPBB NEWS 2020年11月11日 17:44 発信地:パリ/フランス
https://www.afpbb.com/articles/-/3315265
新種のサル発見 すでに絶滅の危機か ミャンマー

 【11月11日 AFP】ミャンマー中部の森で樹上生活をする新種のサルを発見したとする論文が11日、動物学専門誌
「ズーロジカル・リサーチ(Zoological Research)」に発表された。

 発見されたのはラングールと呼ばれるサルの一種で、ミャンマー中部にあるポパ山(Mount Popa)にちなみ、
「ポパラングール(Popa langur)」(学名:Trachypithecus popa)と命名された。

 ぼさぼさのグレーの毛、目の周りの白い輪が目立つ仮面のような顔と柔軟な体が特徴で、木の上で生活し、葉を主食にしている。

 論文によると、ポパラングールは少なくとも100万年前から生息していたが、野生に現存する個体は200〜250匹のみ。
 そのうち約100匹を擁する最大の個体群が、ポパ山麓に生息しているという。

 ミャンマーの最大都市ヤンゴンにある環境保護団体フローラ・ファウナ・インターナショナル(FFI)の研究員で、
今回の論文の責任著者であるフランク・モンバーグ(Frank Momberg)氏によると、ポパラングールは分布域全域において生息地の消失や狩猟の脅威にさらされている。
 専門家は、ポパラングールを「近絶滅種」に指定するよう勧告するつもりだ。
0494名無虫さん2020/11/18(水) 20:37:15.43ID:???
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/c8151c0e4b4dae8ddae3f2ad54686e5532f5b57f
ヘビ? トカゲ? 進化の過程で四肢をなくし、再び取り戻した例外的な生物
11/18(水) 18:50配信
──進化の過程で四肢をなくした後、再びこれを取り戻した例外的な生物。その理由が明らかに......
進化論では「長い年月を経て脚などの複雑な構造が一度失われると、その子孫がこれを再現することはほとんどない」と考えられてきた。
しかし、フィリピンの一部の島に生息するトカゲの一種「ブラキメレス属」は、進化の過程で四肢をなくした後、
再びこれを取り戻した例外的な生物である。

約6200万年前に四肢を失い、約2100万年前に取り戻した

米クラーク大学やオクラホマ大学らの共同研究チームは、進化形態学、生体力学、生態学、古気候学を効果的に統合し、
その形態や移動様式、生息地の環境や気候にまつわるデータをもとに、四肢を失ってヘビのような形態となっていた
ブラキメレス属がどのようにして再び四肢を取り戻したのかを解明した。

一連の研究成果は、2020年11月11日、英国王立協会の学術雑誌「フィロソフィカル・トランザクションズB」で公開されている。

ブラキメレス属は約6200万年前に四肢を失ったとみられている。古気候データによると、約3000万〜5000万年前は、
生息地が乾燥し、土壌が緩かったことから、ブラキメレス属はこの環境下で進化し、四肢をなくしたと考えられる。

その後、2500万年前までには気候がより湿潤化して、土壌は水を含んで固くなり、植生も増えた。ブラキメレス属が
さらに進化して四肢を取り戻したのは約2100万年前で、生息地で気候が現在のような
熱帯モンスーン気候に遷移した時期とほぼ一致している。
0495名無虫さん2020/11/18(水) 20:41:09.60ID:???
■ 湿潤な環境では、四肢を持つ種のほうが速く移動できる

研究チームは、5本指の四肢を持つ種や四肢のない種を含め、ブラキメレス属の13種147匹をフィリピンとタイで捕獲し、
乾燥地や湿潤地といった環境の違いによって、歩行や穴掘りなど、それぞれの動作がどのように異なるのか実験を行った。

その結果、湿潤な環境では、四肢を持つ種のほうが速く移動でき、湿った固い土壌で穴をうまく掘ることができた一方、
乾燥した環境では、四肢のない種のほうが移動しやすく、土の中にも潜り込みやすいことがわかった。

研究チームは、一連の研究結果をふまえ、「気候が湿潤化するにつれて、固い土壌でも穴掘り移動ができるよう、
ブラキメレス属が進化し、四肢を持つようになったのではないか」と考察している。
Brachymeles
0496名無虫さん2020/11/25(水) 18:17:03.05ID:???
https://news.yahoo.co.jp/articles/e55b4b2575944b00820a8950800c234fc47a4929
気温38℃でも森は育った、温暖化で「熱帯林が危機」は誇張? 通説覆す研究結果
11/25(水) 7:16配信
光合成を直接抑制するという説に反証、閉鎖空間「バイオスフィア2」の森
世界で最も高温の熱帯雨林は、南米アマゾンではなく、米国アリゾナ州ツーソン郊外の砂漠にある。閉鎖空間の人工生態系「バイオスフィア2」の中だ。

 1990年代初頭に施設内に植えられた、熱帯の樹木に関する研究の成果が最近になって報告され、驚くべき事実が明らかになった。
ここの樹木は熱帯林が今世紀中に到達すると見積もられているどの推定よりも高い温度に耐えているという。

 最近、森林科学者に希望を与える研究成果が多く発表されている。今回の研究もその1つだ。地球がもっと高温になり、
大気中の二酸化炭素濃度が高くなっても繁栄できるような予想外のメカニズムが植物には備わっているのかもしれない。

 熱帯林は今も人間と自然の両方からの脅威にさらされているが、一部の研究者は、気候変動によりいまの熱帯林が
差し迫った危機に直面しているという悲惨な報告には誇張があるのではないか、と考えるようになっている。

ry
0498名無虫さん2021/01/11(月) 18:44:48.57ID:???
クモがカエルを捕食。 2枚の葉っぱを縫い合わせた「新型トラップ」を発見(マダガスカル)

 アフリカ南東沖に浮かぶマダガスカル島にて、アシダカグモによる新型のトラップ(罠)が発見されました。

 このトラップは、2枚の葉っぱを絹糸で縫い合わせるようにしたもので、間に空洞のようなスペースができます。

 この空洞に日差し避け目的で入りこんだ獲物を、中で待ちかまえていたクモが仕留めるようです。

 研究は、昨年の12月11日付けで『Ecology and Evolution』に掲載されています。

(以下略、続きと画像はソースでご確認下さい)

ナゾロジー 2021/1/10(日) 21:00
https://nazology.net/archives/79266
0499名無虫さん2021/03/07(日) 16:13:02.04ID:???
カンボジアの希少なカメ、ロイヤル・タートルが飼育下で産卵 国内初

【AFP=時事】カンボジアで絶滅の危機にひんして保護されている希少なカメ、ロイヤル・タートルが飼育下で初めて産卵した。
 自然保護団体が今週、明らかにした。
 同国の動物保護活動にとっては大きな成果となる。

 野生生物保全協会(WCS)は2日、飼育中のロイヤル・タートル5匹が計71個の卵を産んだと発表した。

 正式にはサザン・リバー・テラピン(Southern River Terrapin)に分類されるロイヤル・タートルは、捕獲や川砂の浚渫(しゅんせつ)により、繁殖地である岸が破壊され、カンボジア国内では2000年に絶滅したとみられていた。
 しかしその後、巣が発見されて保護活動が慎重に始められた。

 WCSの自然保護プロジェクトの責任者は、「雌のロイヤル・タートルは、2006年に保護センターで順調に育ち始めたが、飼育中のロイヤル・タートルが産卵したのはこれが初めてだ」と語った。

 今後は、ふ化用の人工的な巣をつくるか、このまま様子を見るという。

AFP=時事 3/4(木) 15:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d20e81599df8db6612d7973ff6b66e2ddea74964
0500名無虫さん2021/03/19(金) 20:02:17.16ID:???
カメ食べて19人死亡 マダガスカル

【AFP=時事】アフリカのマダガスカルで、カメの肉を食べた住民らが食中毒の症状を訴え、子ども9人を含む19人が死亡した。現地当局が18日、明らかにした。

 保健・食品安全当局によると、東部バトマンドリ(Vatomandry)で15日、保護対象動物のカメを食べた34人が病院に搬送され、10人が死亡したという。

 一方、地元知事によれば、同じカメの肉を食べた子ども9人が自宅で死亡した。

 保健当局は、カメや20種類余りの魚について、夏季の11〜3月には有毒性の海藻を餌としている恐れがあるため食用にしないようかねて警告していた。

AFPBB News 2021年3月19日 12時0分

https://www.google.com/maps/@-19.328515,46.7357537,7z
首都アンタナナリボとほぼ同緯度くらいのところで海岸沿い
まあ熱帯多雨林地域だろうが森林破壊が酷い国だからなあ
0501名無虫さん2021/04/25(日) 01:29:19.13ID:???
>>177
その辺りにも一応はキャノピーウォーク付きの森林公園があったみたいだが
小規模なものか

同様に小規模なのがバンコクの
Ptt. Forest In The City
8/6 Sukhaphiban 2 Rd, Dok Mai, Prawet, Bangkok 10250 タイ
本来は熱帯季節林いやサバンナ程度のところで
水を乾季に与えまくって森林っぽく見せているような所

現在はCovid-19変異株のため休業中

それよりはバンコクの南に隣接する
シーナコンクアンカン公園
73 Soi Wat Rat Rangsan, Bang Kachao, Phra Pradaeng District, Samut Prakan 10130 タイ
の方が規模も大きいかな
0502名無虫さん2021/05/12(水) 21:34:07.26ID:???
ブラジルでオレンジ色の新種カエル発見、紫外線で蛍光を発する

■大西洋岸森林の高地に生息、「新種」には異論も

 オレンジ色で、蛍光を発し、親指の爪ほどの大きさしかない新種のカエルがブラジルの大西洋岸森林で発見された。
 コガネガエル属の一種で、新たに付いた学名はBrachycephalus rotenbergae。
 論文は4月28日付けで学術誌「PLOS ONE」に発表された。

 コガネガエル属には少なくとも36種が存在し、ハロウィーンでおなじみの野菜に色が似ていることから
英語では「pumpkin toadlet(カボチャ小型ヒキガエル)」と呼ばれている。
 コガネガエル属の鮮やかな皮膚の色は、ヤドクガエルなどと同様に、触れると死に至るほどの
毒があることを捕食者に知らせる警告色ではないかと考えられている。

(以下略、続きと画像はソースでご確認下さい)

ナショナル ジオグラフィック日本版 5/12(水) 18:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/98fefe6ee1c5df9855b637e557c407fbc6b42667
0503名無虫さん2021/05/26(水) 09:09:31.91ID:???
Stichophthalma uemuraiウエムラワモンチョウはベトナム中南部の山地に分布する、
というのでもうちょっと見たら普通にBao Locでダラットもあるラムドン省であった

♂ですら前翅長70mmとゴドフレイと比肩(オスに限れば超えている?)という大物
まあ、年中多雨多湿なところに本来はユーラシア熱帯性のものが南下して
たまたま雨量の多い山地で巨大化したり、綺麗な紋を作ったりすることが
随所で見られる、という現象の一例か
0504名無虫さん2021/06/01(火) 14:44:01.32ID:???
チョコレート色のアマガエル、ニューギニアの熱帯雨林で新種発見

(CNN) オーストラリアの研究チームが、ニューギニア島低地の熱帯雨林でチョコレート色をした新種のアマガエルを発見したとして、オーストラリアの動物学会誌に論文を発表した。
 
 アマガエルといえば普通は緑色をしているが、今回見つかった種は褐色をしていたことから「チョコレートフロッグ」と命名された。

(以下略、続きと画像はソースでご確認下さい)

CNN.co.jp 5/31(月) 12:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/6676ac23724eef98b44fc574f923f40a96fc5ab1
0505名無虫さん2021/06/07(月) 14:16:21.05ID:???
タイ伝統的ハーブ「ファータラーイジョーン」を新型コロナ治療薬に承認

タイ保健省は、タイの伝統的なハーブ薬である「ファータラーイジョーン(???????????)<
英名 Andrographis paniculata、和名 穿心蓮>」を、新型コロナウイルスの軽度の症状に対する治療に使用することを承認しました。

アヌティン・チャーンウィラクーン副首相兼保健大臣率いる国家医薬品システム開発委員会は、
「ファータラーイジョーン」を国家必須ハーブ薬リストに追加する発表を行いました。2021年6月2日付けの官報に掲載され、すでに有効です。

タイ式医療・代替医療開発局とタイ式医療従事者は、長らく「ファータラーイジョーン」が新型コロナウイルスの
症状を緩和させることをタイ保健省に認めさせるために戦ってきました。

同局はこれまで、臨床試験で「ファータラーイジョーン」が新型コロナウイルスに有効であると主張。
しかし、科学的根拠はないと主張する西洋医学を学んできた医師らの強い抵抗に遭ってきたとのことです。

タイランドハイパーリンクス
https://www.thaich.net/news/20210607ca.htm

キツネノマゴ科の植物
0506名無虫さん2021/07/04(日) 21:47:14.12ID:???
https://www.thaich.net/news/20210704bs.htm
タイ水産局、13の外来種を飼育・繁殖禁止に
2021年7月4日 配信

タイ農業・協同組合省水産局は2021年8月16日より、在来の水生生物や地域の生態系に
脅威を与えていると考えられる、13種類の外来種の飼育と養殖を禁止することを明らかにしました。

水産局チャルムチャイ・スワンナラック副局長によると、外来種が在来種に大きな影響を与えているとし、例として3年前に
エビ養殖場に入り込んだSarotherodon melanotheron(ブラックチンティラピア)を挙げ、
養殖場と在来種に大きな損害を与えたと述べました。

魚種
1. ????????????? Blackchin tilapia
Sarotherodon melanotheron
2. ??????????? Mayan cichlid
Mayaheros urophthalmus
3. ?????????????? Zebra cichlid
Heterotilapia buttikoferi
4. ???????????????? Cichla ????????????
Peacock cichlid, Butterfly peacock bass
Cichla spp.
0507名無虫さん2021/07/04(日) 21:51:16.21ID:???
5. ???????????????? Rainbow trout
Oncorhynchus mykiss
6. ????????????????? Sea trout
Salmo trutta
7. ??????????????? Largemouth black bass
Micropterus salmoides
8. ???????????????????? Goliath tigerfish, Giant tigerfish Hydrocynus goliath
9. ?????????? Jade perch Scortum barcoo
10. ?????????????????????????????????????? GMO LMO
他の水生種
1. ??????? Chinese mitten crab Eriocheir sinensis
2. ???????????? Triangle shell mussel Hyriopsis cumingii
3. ????????????????????????????? Hapalochlaena Blue-ri nged octopus Hapalochlaena spp
0508名無虫さん2021/08/01(日) 17:55:45.09ID:???
ボルネオ島固有のカエル2新種発見 京大グループ

 ボルネオ島のマレーシア領内にある世界自然遺産の山で2種類の新種のカエルが見つかったと京都大学の研究グループが発表しました。

 京都大学の福山伊吹さんらの研究グループは、ボルネオ島のムル山に生息する固有種のカエル「タカネチョボグチガエル」の新種2種類を発見したと発表しました。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

tv-asahi [2021/07/31 10:22]
news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000224179.html
0509名無虫さん2021/10/10(日) 09:28:32.07ID:???
フアイカーメイン滝の源流が900mクラスのカラー山だったのか
0510名無虫さん2021/10/11(月) 00:56:32.80ID:???
14.852502,98.9419984,13z
khaokala
幾つかの昆虫の名産地と言われたことがある

棚の美しいHuai Mae Khaminの滝の源流もある
シーナカリンダムの湖の西岸の北の方
基本的には乾燥している山の筈なんだがなあ

更に近隣にマラリア対策云々まで書かれている施設すらある
これは危ない

それにしても「某クリーク」といい、全山がじめじめヌルヌルの
湿った山が好生息地って訳ではないんだなあ
サンクラブリーやトンパープムの西の方だけなのかと思ったら
局所的にあちこちに良い所があるのか
0511名無虫さん2021/10/23(土) 10:45:41.92ID:???
Bingのお薦めで
バウカカイという地名が出て来て
ベトナムのクアンガイ省にあると

どこかと思ったら緯度経度で
15.3674987,108.8264911
なのか

海のそばにある湖のような所で
タケで湿地(というか決して浅くない沼地)に柵のような構造で
囲った部分を作り
そこに泥を盛り上げ、そこにマングローブを植える
そこでマングローブが育つ

マングローブは数十mもあるような高木ではないし
熱帯の低地の水辺は栄養塩類だけは豊富なことが多い(土壌酸が多いとか白砂だとダメだが)から
まあ10年もしたら、防潮林という意味では十分に育つ

切ったらまずいところは残すべきだが、余裕があるならある程度伐採して炭にする
固い木材が多いので木炭としては適しているし既に各国で計画植栽と伐採利用もされている

そして切った部分だけで一定期間エビ養殖もする
しかしエビ養殖で酸素を入れ過ぎて硫酸酸性化し始めたら養殖を止めてすぐ石灰投入、
またタケ切って来て泥盛り上げる所から始めると

安価なルーティーン化が出来れば湿地の森林利用として確かに回せるって事で
実際、多くの国が中進国化した東南アジアではあちこちでこんな事をやっている

でも政情不安定だとこういうコツコツ手間のかかる事は出来なくなってしまうからなあ
0512名無虫さん2022/01/23(日) 13:37:14.67ID:???
タイで新種のタランチュラ、竹の空洞に生息 人気ユーチューバーが発見

(CNN) タイ北西部の森林で、竹の幹の空洞の中に生息する新種のタランチュラが発見された。
 同国コンケン大学の研究者によると、竹にしか生息しないタランチュラが見つかったのは初めてだという。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

CNN 2022.01.20 Thu posted at 10:58 JST
0513名無虫さん2022/01/25(火) 05:06:18.36ID:???
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/122400634/
最大の花「ラフレシア」の栽培に初めて成功した植物学者の物語
「そんなことは不可能だとみんなに言われました」、10年で16の花を咲かせる
2022.01.22

寄生植物であるラフレシアは、宿主を圧倒しない程度に個体数を制限していると、インドネシアのジャワ島にある
ボゴール植物園の植物学者ソフィ・ムルシダワティ氏は語る。しかし、人間からの圧力でその存在が危ぶまれる中、
ラフレシアのこの性質が、みずからの生き残りを困難にしている。

ラフレシアの花は、雄花と雌花に分かれている。受粉のためには、雄花と雌花が同じタイミングで1.5km以内の距離
(媒介者が花粉を受け渡せる程度の近さ)で咲かなければならない。開花期間が1週間にも満たないことが、
問題をいっそう複雑にしている。ラフレシアの寿命が数カ月?数年であることを考えれば、受粉のチャンスはほんの一瞬と言っていい。

 ムルシダワティ氏がラフレシアを咲かせるのに用いる方法は、手で受粉させる方法でも、種子から発芽させる方法でもない。
彼女が編み出したのは、ラフレシアに寄生されたミツバカズラの組織を、別のミツバカズラに接ぎ木するという方法だった。

ムルシダワティ氏がラフレシアの研究を始めたのは、海外の大学院を修了してボゴール植物園に戻ってきた2004年のことだった。
いろいろなプロジェクトを考えていた彼女は、ジャワ島原産のラフレシア・パトマ(Rafflesia patma)を養樹場で
栽培することを指導教官から提案された。ほかの植物学者たちが70年間も挑戦と失敗を繰り返してきたテーマだ。

ムルシダワティ氏は試行錯誤の末、以前英国でトネリコの繁殖に用いられた接ぎ木の手法を改良して用いることにした。
0514名無虫さん2022/01/25(火) 05:08:30.75ID:???
ラフレシアの種子や、ラフレシアの花芽が出ているミツバカズラの根を採取した。初期の頃は、
ラフレシアが寄生したミツバカズラの全体を根こそぎ引き抜いて持ち帰ったこともあった。

次に、種子を植える試験と、ラフレシアが寄生したミツバカズラを復活させる試験、そして、
ラフレシアの寄生したミツバカズラの根を、養樹場で育てたミツバカズラの根に接ぎ木する試験を並行して進めた。

彼女は、自分の仕事はラフレシアの研究にとっては大きな一歩だったが、種の保存にとっては小さな一歩だったと言う。
花芽の死亡率は90%と高いし、ラフレシア・パトマ以外のラフレシア(ジャワ島の隣の島に自生していて、
採取が容易なラフレシア・アルノルディイなど)の栽培はまだ成功していないからだ。

マレーシア・クランタン大学の生態学者ズルハズマン・ハムザ氏は、ムルシダワティ氏の取り組みは種の保存を
バックアップする重要なものだが、栽培を強調しすぎると、自然の生息地でラフレシアを保護するという
真の仕事から遠ざかってしまうと指摘する。

ほかの研究者は、栽培することでラフレシアの生存率が上がり、世界中の人々がこの自然の驚異を目にしやすくなると
擁護する。「その生物の保護が促進されるのであれば、どこで栽培してもいいのです」と、モリーナ氏は言う。
彼女が「植物界のパンダ」と呼ぶラフレシアの面白さを知れば、ラフレシアの保護に貢献したいと思う人はもっと増えるはずだ。
0515名無虫さん2022/01/28(金) 21:34:15.45ID:???
https://news.yahoo.co.jp/articles/260b77d0f15596ecec81a1830e2734c701f79d01
「幽霊のような」サルなど224の新種動植物、メコン川流域で発見=WWF
世界自然保護基金(WWF)は26日、東南アジア5カ国を流れるメコン川流域で2020年に見つかった新種の動植物224種のリストを発表した。

新たに見つかったのは、目の周りが幽霊のように白いサルや、カエル、イモリ、多肉性の竹など。絶滅危惧種も含まれる。

メコン川はカンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ヴェトナムを流れる。
0516名無虫さん2022/03/03(木) 21:44:59.54ID:???
幻の花ラフレシアの新たな自生地を発見 国立環境研究所などの研究

 ラフレシアは「世界最大の花」として知られているため、名前や姿くらいは知っているという人も多いと思うが、実は生息地は少なく、また生態に関しても謎が多い。
 そのラフレシアに関して、国立環境研究所らの研究チームが、これまで未知であった新たな自生地を発見した。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

財経新聞 2022年3月3日 10:47
https://www.zaikei.co.jp/article/20220303/662501.html
0518名無虫さん2022/03/19(土) 05:12:47.65ID:???
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/031400120/
キングコブラは実は4種だった、謎氷解、遺伝子から明らかに
種の保全や効果的な抗毒素の開発につながる期待も
2022.03.15

 2021年8月、インドの非営利団体カリンガ財団の生物学者で、キングコブラを専門に研究する
P・ガウリ・シャンカル氏らは、キングコブラには遺伝的に異なる4つの系統があると学術誌
「Molecular Phylogenetics and Evolution」に発表した。

これらの系統は、以下のように地域によってわけられる。ガーツ西部(インド南西部)、
インド=中国(インド東部と中国)、インド=マレー(インドネシアとマレーシア)、ルソン島(フィリピン)だ。
0519名無虫さん2022/05/26(木) 09:47:20.13ID:???
>>443
コスタリカのサンホセは大平洋岸寄りの標高1000m程度の高原にあり
年間雨量は1700~1900mmとかなり多いが乾季がかなり強く
熱帯雨林とはちょっと言えない

そこから5時間ほど北西に行って標高1400mにモンテ・ヴェルデ雲霧林があり
ここは一気に年間雨量が3000㎜になって、有名な鳥のケツァール等も見られる

これは雨量が多いとして知られるカリブ海側なのかなあ?と思ったら意外にも太平洋岸の方が近い

比較的乾燥しているとされるエルサルバドルにも山地には2500mm程度の雨量の地域がある
0520名無虫さん2022/07/02(土) 20:48:03.56ID:???
ttps://www.cnn.co.jp/fringe/35189857.html
地中で獲物を捕らえるウツボカズラの新種発見 インドネシア
2022.07.02 Sat posted at 13:00 JST

食虫植物ウツボカズラの新種がこのほどインドネシアで発見された。獲物を捕らえる袋状の部分が地面の下に伸びているのが特徴で、
ミミズや昆虫の幼虫、甲虫など地中で暮らす生き物を餌にしているとみられる。

これらのウツボカズラは、同国ボルネオ島に位置する北カリマンタン州の土の中から見つかった。他のウツボカズラ同様、
葉が変化した捕虫袋があり、その中に落ちた獲物を栄養源にする。(大型の種の中にはネズミを捕らえるものもいる)

これまで知られた中で、獲物を地中で捕獲する種は存在していなかった。

このウツボカズラは特殊な地下茎を形成し、小さくて白色の、葉緑素のない葉を付けると、研究者らは説明する。
捕虫袋はこの葉よりはるかに大きく、赤みがかった色をしている。

チェコのパラツキー大学オロモウツに在籍し、今回の研究論文の筆頭著者を務めたマルチン・ダンチャーク氏が
報道向けに発表したところによると、当該の種の捕虫袋は最大で長さ11センチ。くぼんだ地形もしくは土壌で直に形成され、
地中で暮らす生き物を捕らえる。たいていはアリやダニ、甲虫を捕まえるという。
0521名無虫さん2022/07/04(月) 20:43:19.45ID:???
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/e2f81cf0422c40df3999e211f991272fa7a0ba8b
巨大スイレンの新種発見 英キュー王立植物園 7/4(月) 17:43
【AFP=時事】英ロンドンのキュー王立植物園(Kew Gardens)は4日、スイレン科オオオニバス属の
新種を発見したと発表した。新種の発見は19世紀半ば以来となる。

 オオオニバス属はこれまで、「オオオニバス(Victoria amazonica)」と「パラグアイオニバス(Victoria cruziana)」の2種類が知られていた。新種はオオオニバスだと
思われており、キュー王立植物園で177年間、ボリビア国立植物標本室(National Herbarium of Bolivia)で34年間、気付かれずにいた。

しかし今回、キュー王立植物園とボリビアの専門家らが調べたところ、第3の種であることが判明した。数年にわたる調査の研究結果は4日、
学術専門誌「フロンティアーズ・イン・プラネット・サイエンシズ(Frontiers in Plant Sciences)」に掲載された。

 新種のオオオニバス属「Victoria boliviana」は、野生では葉の直径が3メートルにもなり、世界最大。
0522名無虫さん2022/08/04(木) 13:14:54.44ID:???
>>177
ベネズエラのマラカイボ湖周辺は
そこらの書籍に「極めて高温多湿で熱帯病多発地帯」と書かれているが
一方で気候を見ると年間雨量1000mmにも達せず場所によっては砂漠気候にすらなる

しかしマラカイボ湖の南の地域であるSur del Lagoはカカオの産地として知られる

この辺りは標高2000mもある山地もあって、雲霧林も広がっている
そういう所でならカカオ栽培ができると
0523名無虫さん2022/08/20(土) 20:30:58.83ID:???
https://news.yahoo.co.jp/articles/a96263aa3d781a02c79c1d24d5e16dd8323f12f6
非常に珍しいハチドリの一種、約10年ぶりに撮影される
8/20(土) 9:30

コロンビア在住の自然保護活動家が、このほど世界で最も見つけにくく謎めいたハチドリの一種、アイガシラハチドリを再発見しました。
光沢をたたえるエメラルドグリーンの羽が特徴的なアイガシラハチドリが目撃されたのは10年強ぶりのことで、
撮影された目撃例としては今回がわずか2回目。悲しいことに、この鳥もまた生息地の消失に脅かされる地域で見つかる生物なのです。

アイガシラハチドリ(学名Campylopterus phainopeplus)は、もともと1946年にコロンビアのシエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ山地で発見された鳥です。
ケンバネハチドリ属の仲間と同様に、ハチドリとしては大きい方。そのうえオスはエメラルドグリーンの羽、わずかに湾曲した黒いクチバシ、
そして光の量や当たる角度によって色の変わる青い首という専門家が見れば簡単に識別できるような特徴を持っています。
しかし、この鳥は発見以来見つけにくいままで、これまでの確認された目撃情報は2010年、大自然の中での1度のみでした。

アイガシラハチドリはその希少性から、2021年には自然保護団体のパートナーシップによる『再発見したい鳥10種リスト』に
連ねられるほどになっています。前述のパートナーシップはリストの公開に合わせて、NGOのRe:wildが主導する
The Search for Lost Birdsという新たな取り組みの発足も発表しました。

ry
0524名無虫さん2022/08/21(日) 13:40:52.68ID:???
https://flowercenter.jp/15296
2022年5月17日
世界最大級のウツボカズラ(ネペンテス・トランカータ)展示中

兵庫県立フラワーセンターの大温室【食虫植物室】で、展示中のウツボカズラ(ネペンテス・トランカータ)の捕虫袋がギネス級の大きさになっています!
現時点のサイズで、世界最大級56.5㎝(捕虫器本体は53㎝:ギネス世界記録(捕虫器)は43㎝)になります。
この個体は6月中旬くらいまで、ご覧いただけると思います。ぜひこの機会に世界最大級をご覧ください。

その後長さ部門でギネス認定された

Nepenthes truncataはミンダナオ固有種で低地から1000mまでに生息する
0525名無虫さん2022/08/27(土) 11:44:16.59ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/Quararibea_cordata
Quararibea cordata
South American sapote or chupa-chupa

semi-deciduous, fruit tree (up to 45m in height), native to Amazon rainforest vegetation in Brazil, Colombia, Ecuador, and Peru.
It bears orange-yellow fruit which are soft, juicy, sweet and contain 2-5 seeds. Fruit is usually eaten out of hand, though it may be juiced.[2]

アオイ科というが元アオギリ科辺りかなあ
アマゾン流域などで45mにもなるが栽培すると10m位に留まる
甘くて繊維質で直径10cmオーバーの果実をつける

何か世界各地で植えられ始めている
0526名無虫さん2022/09/28(水) 21:07:42.43ID:???
新種のヘビ3種を発見、南米エクアドルの墓地で

■岩の裂け目でひそやかに暮らす「地球上で最も研究の進んでいないヘビの仲間」

 南米エクアドルで、新種の陸生ヘビ3種が発見された。
 いずれもサンゴヘビモドキ(Atractus)属の仲間で、2022年9月15日付けで学術誌「ZooKeys」に記載された。

ナショナル ジオグラフィック日本版 9/28(水) 7:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/51679ae9aaa4d270e1b0e689e88fd4094df3569b
0527名無虫さん2022/10/08(土) 21:13:57.99ID:???
【AFP=時事】ブラジルと英国の研究チームはブラジル北部イラタプル川自然保護区(Iratapuru River Nature Reserve)で、
樹高が25階建てのビルに相当する88.5メートル、幹周9.9メートルの巨木にたどり着いた。
 アマゾン(Amazon)熱帯雨林でこれまでに確認された中で最も高い木だとしている。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

AFP=時事 10/8(土) 12:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/717b6c3340cff1092650078f706cf120dec64dd1

https://en.wikipedia.org/wiki/Dinizia_excelsa
Dinizia excelsa
The tallest measured specimen is 88.5 m (290 ft) with a circumference of 5.5 m (18 ft)

アマゾン流域は東南アジア島嶼部ほど平均樹高が高くないのだが
この樹種だけは東南アジアのものを超えるなあ
気温が高く水の凝集力も小さくなりがちな熱帯で88.5mはよく頑張った
熱帯だと水の凝集力で水を上昇させられるのは150m以下だったか
0528名無虫さん2022/10/10(月) 10:06:19.72ID:IVkDhCVJ
熱帯もなにも
日本世界含め野生動物に餌が足りない
ちゃんと食えてるのは動物だけか?
0529名無虫さん2022/10/10(月) 10:06:51.30ID:IVkDhCVJ
動物園の動物だけだろしっかり食えてるのは
ひどいやつらだなまったく
どんどん投げろよ 食い残し インドを見習えよ
0530名無虫さん2022/10/17(月) 03:15:01.83ID:ghu+blaw
ケッペンのサバナ気候とサバンナの生態系の分布が微妙に違っている件
もちろんサバナ気候の乾燥限界寄りの方では重なる部分もあるだろうけど、もっと乾燥したサンブルやツァボやカラハリ砂漠でも多く見られる
ケニアで本当にサバナ気候のモンバサ辺りだと、世界遺産ミジケンダカヤの聖なる森林群みたいに森になってしまう
サバンナの生態系が乾燥寄りの方がいいのは、草食獣にとっては乾燥を好む草が栄養価が高い種類が多いことと、肉食獣にとっては草食獣が特定の水場近くに集中してて狩りやすいことがあるみたいだけど、
なぜケッペンは年降水量1500mm以上の地域までサバナ気候にしたんだろう
上限が1000mmでもいいくらいだと思う。まあ現地に行ってないのは確実だけど。でも、地理の授業で典型としてあげられるブラサビルやバンコクやダーウィンは絶対周辺の植生はサバンナじゃないと思う
0531名無虫さん2022/10/26(水) 16:35:58.02ID:???
>>530
動植物と気候の関係は生物学で出て来る気候とバイオームの関係図で見た方が良い

ブラサビルやバンコクやダーウィンはバイオームの雨緑樹林という事で良い

そしてバイオームとケッペン気候を比べて何だよこれはと見直す事になる
熱帯雨林と熱帯多雨林でどう違うんだとか、
実際には熱帯でも最少雨月60mmって結構難しいぞとか(アフリカでは非常に少ない)

またケッペンは亜熱帯を定義していないとか、バイオームではサバンナの下にステップ気候がなくて
いきなり砂漠になるとか色々違う
0532名無虫さん2022/10/26(水) 16:51:15.47ID:???
ケッペンのは農業の区分と考えると良い、という説がある
熱帯が最寒月平均18℃以上としたのもココヤシ栽培が出来る限界との事

だがこれも突っ込みどころがあって「北半球で栽培されているココヤシの限界」らしい
ココヤシは南半球で誕生したため南半球のココヤシの方がDNA塩基配列の変異が大きく
もうちょっと涼しくても栽培できるものがあり、ロードハウ島などではそれが植えられている
一方、北半球で現在あるものでは沖縄本島では植えてはあるが熟さない

旧ソ連は20世紀後半に独立したばかりのアフリカ各国を支援し、そこでケッペン区分でステップ気候の地域には
放牧を指示してちゃんと成功している
もうちょっと雨が多かったら綿花とかゴマとかなど

農業も本来は生態学に沿うべきなんだが、こういう例外もあるからそこは柔軟に対応するしかない
0533名無虫さん2022/10/28(金) 21:39:40.05ID:???
アマガエルの新種6種、中米エクアドルで発見(1/2) - CNN.co.jp
www.cnn.co.jp/fringe/35195308.html

2022.10.28 Fri posted at 16:56 JST

(CNN) 南米エクアドルの環境省は、アンデス山脈の東側斜面でアマガエルの新種6種が見つかったと発表した。

発表によると、新種のアマガエルは教皇庁立エクアドルカトリック大学と国立生物多様性研究所の研究者3人が、
リャンガナテス国立公園とサンガイ国立公園で発見した。両国立公園は、アマゾンの森林の豊かで多様な生態系が守られている。

3人の研究者の1人、サンティアゴ・ロン氏は26日、カエルの新種6種の発見は4年がかりだったとCNNに語った。


研究チームは山奥の森林で2008年と15年、17年に調査を行い、データを分析して論文をまとめた。
0534名無虫さん2022/11/03(木) 01:07:13.95ID:???
ttps://en.wikipedia.org/wiki/Salix_tetrasperma
Salix tetrasperma, commonly called Indian willow, is a medium-sized tree of wet and swampy places,
shedding its leaves at the end of monsoon season.

It grows in many parts of south and southeastern Asia, including India, Pakistan, Bangladesh,
Nepal,[2] Laos, and Thailand,.[3]
0535名無虫さん2022/11/03(木) 21:21:16.22ID:???
つべの
6mLHajvEHXA

タイ マングローブ林再生プロジェクト
ブラザー工業がタイランド湾で行ったマングローブ植林
0536名無虫さん2022/11/05(土) 20:21:39.73ID:???
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/0f7cdb7f0ff604e5fbe74467f49baf599948a9a4
新種のフクロウを発見、100年前から謎だった奇妙な鳴き声の主がついに判明
11/5(土) 8:30

アフリカのプリンシペコノハズク、だがすでに絶滅の恐れ

アフリカ大陸西海岸の沖に浮かぶ小さなプリンシペ島では、夜な夜な奇妙な鳴き声が聞こえるという。

その声を耳にした者はそう多くはない。誰も住む者のない島の南部に広がる原生林から、日暮れ直後に聞えてくるのは、
虫か、猫か、はたまた猿の鳴き声か。島民が初めてこれについて記したのは1928年のことだが、夜の闇のなか、
高くそびえる木々の間を見通す術もなく、これまで正体がつかめていなかった。

 しかし最近になってようやく、その声の主は小さな黄色い目を持つ新種のフクロウであることが明らかになった。
この発見は、2022年10月30日付けで動物学の専門誌「ZooKeys」に発表された。

「プリンシペコノハズク(Otus bikegila)」と名付けられた新種は、体が小さく茶色いコノハズクの仲間で、木の上から獲物を探し、
襲い掛かる捕食者だ。今のところ、夜行性のプリンシペコノハズクが何を食べるのか、どのように狩りをするのか、
その奇妙な鳴き声の意味はなど、まだわかっていないことが多い。
0537名無虫さん2022/11/19(土) 10:48:32.35ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/Afromontane
The Afromontane regions are subregions of the Afrotropical realm, one of the Earth's eight biogeographic realms,
covering the plant and animal species found in the mountains of Africa and the southern Arabian Peninsula.

エチオピア区とされる地域のうち山岳地だな

アフリカは乾燥地が多く熱帯雨林は赤道寄りの西アフリカに多いと言われがちだが
それらの地域も2ヶ月かそれ以上の乾季があるのが普通だ

一方で東アフリカの山岳地には、平均気温では23℃くらいとバイオームとしては熱帯でなく亜熱帯だが
いわゆる月降水量60㎜を切る乾季が無いところも一部あったりする
もちろん、東アフリカの低地の大半は乾季が半年どころか下手すると9か月も続くような草原地帯だ

コーヒーの原産地とされるエチオピアなどではこのような山地でコーヒーノキ属各種が分布しているが
比較的雨の多いこのような場所は人も住むし農業地帯にもなるし水源にもなるし、というわけで
どんどん開発が進み、やっぱり森林は減ってしまう
0538名無虫さん2022/11/19(土) 11:12:11.56ID:???
バンコクの周辺の植生か
そもそも海に近くて湿地で塩分濃度が微妙に多くて
高さ20m以上の高木もあまり生えなかったんだよな
マメ科セスバニア属の低木がびっしり生える藪とか
場所によってはガマがいっぱい生えた湿地だったりした
(今でもバンコク都内東部のミンブリー区やバンコク南東のサムットプラカーン県などは
そういう所が多い)

その中で川の流れに比較的近い所は樹木が生えたが
乾季に葉を落とすものも多い雨緑樹林で
超出木的な、高さ40mを超えるものは殆ど無かった

だがチャオップラヤー川沿いで特に海に近くもないのに川が蛇行してくっ付いて島化した
クレート島とか、運河で島化したシーナコーンクアンカン公園のある地域などは
土壌の水分濃度などもあって少しだけ高い木があったりもして、そんな中でベンガルボダイジュ辺りが気根を垂らしまくってたりすると
やっぱり熱帯雨林っぽくない?って思ってしまう人もいるか

カンボジアでは乾季のある所でも土壌の上の方はそこそこの粗さあるいは細かさの粒子(砂質だとダメ)、
下は粘土、などだと、上手く乾季に水が残って樹木が40m以上に高木化するところもある
そして粘土質云々でちょっと引っ掛かるのは、上記のタイのクレート島は粘土質の土を使って
ミャンマー南部のモン族(Mon)の人達が古くから移民して素焼きの陶器を作っている地域であるという事である

バンコクではスクムウィット通り沿いでベンチャキティ公園が拡張して森林公園と名乗るようになったが
まだ樹木はそんなに大きく育っていない
水を撒いているうちに30mとか余裕で超えて来るだろう
しかし数百m離れたルンピニー公園から来た?ミズオオトカゲは早速住み着いているのかw
0540名無虫さん2023/01/12(木) 21:41:47.14ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/Blue_River_Provincial_Park
リビエール・ブルー州立公園
ニューカレドニア南部

>>118
例えば上記の国立公園はニューカレドニアで最も美しい森林公園、らしいんだが
ちょっと検索してみると赤土の乾いた土地も多い

>The park includes two biomes typical of New Caledonia: maquis shrubland overlying peridotite rock and tropical rainforest.

主要都市ヌーメアから一番近いところにあるが、それで峠の向こうは面倒だから行かないでおこうとなったら
最後まで乾燥した低木林しか見ずに終わるという訳だ
0541名無虫さん2023/01/13(金) 03:44:43.38ID:???
https://www.peacocksuk.com/peafowl-breeds/spalding-peacocks/
マクジャクとインドクジャクの雑種でスポルディングクジャク、というが
これを紹介した文献が日本に全く無いぞ

オスのマクジャクとメスのインドクジャクの雑種とされる
マクジャクは雌雄とも緑が強いがインドクジャクのメスは茶色い
この雑種だとメスもある程度色付くがマクジャクほどでなく
オスはインドクジャク寄りの青い首だがちょっとだけ首の羽毛が粗い感じになるとか
中間的になる
更にこれを戻し交配してしまうともう何が何だがという感じになる

更に本来はインドクジャクとマクジャクは分布が全く重なっていなかったのだが
今ではマクジャク生息地に飼育し易いインドクジャクがどんどん逃げ出していて
いつ交雑してもおかしくない状況である
0542名無虫さん2023/01/31(火) 21:15:45.00ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/Chukrasia
Chukrasia tabularis
インドマホガニーと呼ばれる事もあるセンダン科植物
ニームとも違う
30~40mにもなる
原産地はインド~東南アジア大陸部だが
カメルーンやナイジェリアや南アフリカやコスタリカやプエルトリコやアメリカ合衆国でも
導入されている
https://tropical.theferns.info/viewtropical.php?id=Chukrasia+tabularis

ニームのように薬になったりサントールのように果物を食べたりは出来ないが魅力的な樹木
0543名無虫さん2023/02/02(木) 20:28:20.40ID:???
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%A2%E3%83%93
モアビ
Baillonella toxisperma
アカテツ科

アフリカでも最も高くなる木の1つか
60~70m等と書いてある
ガボンやコンゴ共和国に分布

サクラに似た材質で木材としても重要で
また果実も食用になり種子(というか仁)の油も食用油になる
ただし種子そのものは催吐作用があって焼くようになる
学名も毒のある種って意味なのかな

木材のおがくずは刺激性が強くて微粉だと喉がイガイガするとか書いてある
密度は0.8台でかなり重い

湿潤林に多いが、乾季が多少ともあるアフリカ低地熱帯林に合わせて
葉が落ちてから花が咲くなどの性質もある
拠水林あるいは河畔林に多い、という

東南アジアにコオムパッシア・エクセルサに代表される80mオーバーの木が多いのだが
南米アマゾンも>>527みたいに88.5mもある木もある

東南アジアはアルプス~ヒマラヤ造山帯+フィリピンの太平洋造山帯のお陰で
火山性で土壌の養分が比較的多いので高木化し易い!などというが、
ゴンドワナのやせ地を無理に熱帯化しただけで50mが精一杯と言われるアフリカや南米も
一応は高い木は存在しない訳ではない、という事になる

でもフタバガキ科のように菌根菌を上手く使っているかというとまだまだなんだろうなあ
マメ科なら根粒菌は飼っているが、リン酸を集めないと始まらない
0544名無虫さん2023/04/13(木) 01:03:19.06ID:???
世界最大の淡水魚、次に記録を更新する魚は? 300kgのエイが昨年久々に塗り替え高まる期待
■「巨大魚はまだそこにいる」、次もメコン川? それともアマゾン? あるいは……

 世界最大の淡水魚を見つけ、研究し、保護する「メガフィッシュ・プロジェクト」をゼブ・ホーガン氏が思いついたのは、20年前、東南アジアのメコン川で仕事をしていたときだった。
 プロジェクトの核にあったのは、「どの種が最も大きいのか?」という問いだ。
 「簡単な答えがあると思ったのです」と、米ネバダ大学リノ校の魚類生物学者であるホーガン氏は言う。
 「それは間違いでした」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e30513f190e18406ca57b048ede40c88de7511cb

Urogymnus polylepis「ヒマンチュラ・チャオプラヤ」や
メコンオオナマズや
パーカーホーや

あるいはピラルクーやピライーバ
あるいはナイルパーチ

あるいはヨーロッパオオナマズ
あるいはオオチョウザメ、シロチョウザメ
あるいはアリゲーターガー

淡水魚最大議論は止まらないが、
まともにやるとチョウザメばかりが上位に来るなんて言う人もいる
0545名無虫さん2023/04/13(木) 01:31:47.06ID:???
>>538
タイ南部で北緯11度以南ならケッペン区分としてはAmで
バイオーム区分で熱帯多雨林、という所が出て来る

観光・リゾート地のプーケット島などは年間雨量2200㎜だが3ヶ月は乾季がある、
という事になっている
しかし山がちな地形ゆえ山の斜面で海に面した所なら年間雨量が3000㎜を超える所も多く
そういう所では40mオーバーの超出木につる植物や着生植物が付きまくった
いかにも熱帯多雨林という感じになっている

島で最も栄えているビーチであるパトンビーチに行く直前の道でも沿道からそんな山が
見える所もある
20世紀中期まではトラもいて、20世紀後半まではアンフリサスキシタアゲハが飛んでいた、
というが、今では大型動物は少ないしビーチ近くではカの駆除のため薬剤散布もしているので
昆虫などはなかなか見かけない
ゾウは内陸の保護・観光施設で見られるが、大型のチョウなんて一部の保護林くらいでしか
見つからないか

超出木!と思ったら、それネジレフサマメだよwwwって事もある
そこそこ巨木だし板根もできるが
0546名無虫さん2023/04/13(木) 17:23:43.26ID:???
プーケットだと山に遮られた島の内陸部はやっぱりサバンナ的になりがちで
一度伐採された所などはオープンフィールド寄りになってなかなか回復しない
土壌は赤土の所もあるが珪砂質の所もあってどちらにしろ痩せている

農業をするとしたら大量に堆肥などを作って投入しないといけない
生ゴミなどを集めて赤土と適量混ぜて腐葉土化したものを使ったりする
また雑草とかコケとか池の底に溜まる泥とか色々使う

更にここで「森林が乾燥しないためには60mm/月あれば何とかなるが
畑地だと100mm/月でも足りない、下手すると150mm/月以上だ」というのが効いて来てしまう
ケッペンの通りだと乾季3ヶ月と思っていたら農地で考えると5ヶ月くらいやっぱり水が足りないとなって
灌漑施設がどうしても必要になる
幸いにして世界有数の観光地ゆえ所得の多い人が多く税金も大量に投入されているから
良い野菜や果樹や観賞用植物のために金を掛けて大小様々な灌漑施設が作られている
(バンコクよりも平均所得が高くタイで最も豊かであるとされる。とにかく欧米の金がどんどん落ちるので
物価も高い)
0547名無虫さん2023/04/13(木) 17:33:23.02ID:???
ゴム園のタッピング作業のロボット化は中国で研究しているが
実際にゴム園を見ると「雑草刈りが先だ」と気付くだろう
ゴム園の地面から高さ1~2mくらいが草に覆われているような所も多く
その中でパラゴムノキの樹皮をV字型に削ってラテックスを受ける容器を取り付けないといけない

しかし雑草を刈りすぎると雨季に土壌が流出してしまうから迂闊にやらない方が良い
適度な高さだけ刈ってある程度残す、切ったものはマルチ化して撒く、などした方が良いか

今はAIが発展してきているが、物体検出でパラゴムノキの樹幹だけ見分けて
そこに取り付いて更に樹皮の刻み目の適度に下に容器を取り付け、
その僅かに上をV字型に削る、というのが必要になる
削りながら、次に作業すべき樹木を探していくことになる
その土地の区画の周縁に来たら隣の列のパラゴムノキへと作業を移すとか
決して易しくない

パラゴムノキ産業では今でも周辺国の低賃金労働に頼っていたりして
それらが発展したらもう無理になってしまう
一方で、パラゴムノキ栽培地は乾季の厳しい所にも広まっていて
乾季にはラテックス採取も出来ないがとにかく木材としては使えるから、という事で
頑張って植えられていて、かなり大きくなっている地域もある
しかし塩分に弱いので岩塩の多い所に植えられて枯れてしまう例もある
0548名無虫さん2023/04/13(木) 17:48:46.88ID:???
ゴムよりもっと儲かるとされているのがアブラヤシだがこれは批判されまくりである
広大な土地を使い、その中をトラックで移動しながら果実の房を収穫していき
それを即日に加熱して種子内部を生化学的に不活性にしないと油が分解してしまうから
林内は逆に草を刈られまくっていて生物多様性が低いと文句を言われまくりである

クローラ型の作業車量にすると燃費が落ちてしまうので、導入も難しいか

タイ南部ではそれでも雨量が多いのでアブラヤシを植え易いが
これをタイ中部以北で植えようとしたら灌漑用水を相当使わないと栽培できない
いい加減に植えて水を撒くだけで何とかなると思っていた施設で
どんどん枯れてしまった、という事例もある
土壌水分センサーと水道管電磁弁搭載の点滴灌漑装置を使って年間雨量980㎜地帯だけど栽培できた!
という所もあるが、まだ普及には遠い

水利権に強い農場だけがうまく栽培出来ていて、格差ばかりが広がっている、などともいう

本来は乾季には木の葉が半分以上落ちてしまう雨緑樹林だからアブラヤシなんて
無理に植えない方が良いのだが
パラゴムノキも熱帯性半落葉樹で乾季の末に落葉する

スリランカでは教育その他用に大量に電子工作キットを導入して
確かに技術者は育成していて各国で働いているのだが、これを地元のIoTにはまだ活かせていないという
去年の経済破綻危機も化学肥料高騰を有機農業で補う!とやろうとして大失敗したというものであった
0549名無虫さん2023/04/14(金) 04:06:51.35ID:???
>>101
かなりの内陸の乾季でも夜間の湿度が80%を軽く超えていたりする
これでうまく風が吹いて山の斜面を登れば、
100mで飽和水蒸気量到達前に1℃減、到達後0.5℃減ペースであれば
(0.55℃というのは飽和水蒸気量を考慮せずガバガバ過ぎるという)
https://sys.amsstudio.jp/region/baggage_ace/tokyo/0000010681/doc/00004.pdf

の表に従えば
例えば最低気温25℃で湿度80%だと
23.1*0.8=18.48だが、21.1℃で飽和してしまう

実際飛行機で離陸すると僅か高さ300m台で雲がある事もある

夜間に湿度ほぼ100%になるような所もあり、朝あたりに風向き次第で
うまく結露してくれれば湿度が保たれる、という事になるか
0550名無虫さん2023/04/25(火) 10:41:27.83ID:???
天然繊維製造のフードリボン(沖縄県大宜味村、宇田悦子社長)は、パイナップルの葉などから繊維を抽出する機械を独自開発した。
葉に高圧で水をたたきつけ、繊維以外をそぎ落とす。同社は国内外のパイン産地に機械を置き、天然繊維の大量生産を目指す。
捨てられていた葉を活用するため、農家の所得向上にもなる。

これまでは回転する金属の刃で葉を削る手作業で繊維を取り出していた。
乾燥までの作業工程は数時間かかっていたが、新しい機械は5秒で済むという。
3年がかりで開発し、特許も取得した。パインの収穫が始まる石垣市で5月から稼働させ、導入する地域を広げていく。

同社が覚書を結ぶインドネシアの農業団体から、パイン産地9千カ所への設置要望もある。同国では今秋の量産を計画している。
フィリピンやタイ、中国でも設置に向け、現地で協議している。

《後略》

(東京報道部・照屋剛志)

全文はソース元でご覧ください
沖縄タイムスプラス|2023年4月25日 9:00
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1141631
0551名無虫さん2023/05/19(金) 21:49:39.57ID:???
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B8%E3%82%AF
オオバイチジク
中華人民共和国南部から東南アジアが原産。標高130メートルから2100メートルの地域で育つ。
葉は大きくて厚い[1]。実は甘く、食用である。幹に直接花を咲かせ実を付ける幹生花(幹生果)である。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f0/Tr%C3%A1i_v%E1%BA%A3.jpg
こんな典型的な幹生花のイチジク属植物だが、何とか甘くて食えると
だが東南アジアでもフィリピンなど多くの地域では見向きもされず、有毒なのではと食べない人も多いという

一方で栽培は困難だという
イチジクのように挿し木でどんどん増える訳ではないと
0552名無虫さん2023/06/18(日) 15:06:39.59ID:???
Macrophasma biroi
ニューギニアの巨大ナナフシ
海野氏が紹介
足込みで40㎝以上という
頭から腹先まで25㎝は確実にあるが腹先の尾毛も2㎝込みでか
この尾毛はマダガスカルオオトビナナフシAchrioptera fallax
のように長さ3~4㎝で幅も木の葉のように広いとかではない
0553名無虫さん2023/07/26(水) 21:00:46.45ID:???
「地中」で花を咲かせて実を結ぶ新種のヤシ発見
■現実の世界は人間が想像しうるよりずっと奇妙だ。

 宇宙は私たちが考えている以上に奇妙であるだけではなく、私たちが考えうる以上に奇妙である。- ヴェルナー・ハイゼンベルク「Across the Frontiers」(1974)

 生物を学ぶ学生として、私は数多くの奇妙な物事に出会ってきたが、想像すらしたことのない奇妙なものの1つが、地中でのみ花を咲かせ、実を結ぶ植物だ。
 この植物は科学にとっての新参者であり、ヤシ科(Arecaceae)の中で、地中に花を咲かせ、結実させる唯一の種だ。
 この植物はその生き方、たとえばどうやって受粉するのか、どの生物が授粉するのか、送粉者(昆虫や鳥類など)はどうやって花を見つけるのか、など数々の疑問を私に抱かせた。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

forbesjapan 2023.07.25
0554名無虫さん2023/07/28(金) 05:21:54.99ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/El_Yunque_National_Forest
アメリカの自治連邦区であるプエルトリコの北東端近くにあるエル・ユンケ国立森林

最高標高1065mとそんなに高くないが年間雨量6000mmに達するところもあり
熱帯雨林となる

プエルト・リコは書籍によっては熱帯雨林気候と書かれているが
実際にはケッペンで見ると1~2ヶ月くらい乾季があって
バイオームで見ると低地は年間雨量1500mmにも達しない所が多く
完全な熱帯雨林ではない所の方が多い
実際低木林で安定している所も多い

そんな中で少なくともここだけは完全な熱帯雨林という事になる
まあ、どうしても山には行かないといけないという事か
0555名無虫さん2023/09/09(土) 19:34:09.13ID:???
https://nangokuzukan.ti-da.net/e12032622.html
日本国内で、オオシママドボタル(沖縄本島では移入種)が
アフリカマイマイ(当然移入種)を食おうとしている画像が載っている

もっと大きなサンヨウマドボタル類などがアフリカマイマイを食っている画像は多い
0556名無虫さん2023/09/19(火) 13:27:10.36ID:???
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A2%E3%83%B3_(%E6%A4%8D%E7%89%A9)
マモン(スペイン語: mamon Melicoccus bijugatus)は、ムクロジ科の植物。球状の実を付ける果樹である。
中南米、カリブ海の熱帯地方に自生あるいは移植されており、アフリカ、太平洋の一部にも広がっている。

高さ25mに達し、複葉の葉序は互生である。葉は長さ5 - 15cm、幅2.5 - 5cmの楕円形。雌雄異株であるが、しばしば雌雄混株が見られる。
花は花弁が4枚、雄蕊が8本。実は緑色で長さ2.5 - 5cm、幅2cm程の卵形である。
果肉はオレンジ色、サーモンピンク、黄色であり、食感はみずみずしいものから練り物のようなものまで見られる

実は房状に成り、ライチとライムの間と評される。密着した薄く硬い外皮を持つが、歯でひびを入れるのが伝統的である。
外皮の下の果肉(仮種皮)は酸味があってなめらかであるが、種が大半を占めるため、全体を口中に含んですすって食する。

熱帯原産の植物であるため、高温を好み、氷点下では葉が損傷する。 もっとも、南アメリカでは高度1000mの高地にも分布し、
氷点下付近の気温も耐えるなど低い気温も許容し、渇水にも適応し降水量の乏しい地域でも生育する。

街路樹としても一般的に用いられている
0557名無虫さん2023/09/24(日) 09:23:47.28ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/Dracontomelon_dao
Dracontomelon dao, the Argus pheasant-tree,[3] Pacific walnut, Papuan walnut, New Guinea walnut,
paldao or simply dao,[4] is a tree in the family Anacardiaceae, native to tropical Asia.

ウルシ科で樹高37m以上の高木になるパルダオ
熱帯アジア~オセアニアに広く分布するが多雨地域の方が多いか
果実は食用で木材も加工しやすく木目も美しく有用とされる
0558名無虫さん2023/09/24(日) 09:44:13.92ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/Sumac
中東地域に「スマック」「スィンマーク」という香辛料があり
原料はシチリアヌルデRhus coriariaという地中海のウルシ科ヌルデ属の植物の果実
酸味がある
だが北米のスタグホーン・スマックRhus typhinaも同様に使われる
アジアの温帯~熱帯各地に同属の種類がある
Rhus taitensisは東南アジアからオーストラリアまで分布する
そして各地のアラブ系移民がそれらを使っている、という事になる

だが同じウルシ科のToxicodendron radicansなどがそっくりの赤い実をつけるので
西アジア系の移民が皮膚炎を起こす事もあった

日本のヌルデは白っぽく熟すが表面にリンゴ酸カルシウムが結晶して上品な酸味がある
現時点で日本のクルド人移民がこれを使っているという例は無いようである
0559名無虫さん2023/09/24(日) 09:50:39.75ID:???
大きなスズメガであるパノプススズメについて調べていたら
英名がmango hawkmothで幼虫の餌がマンゴーとドリアンとマンゴスチンと
後が上記のパルダオとスマック
巨大なガで見栄えもするが現地では害虫だな
0561名無虫さん2023/10/03(火) 18:05:52.85ID:???
日本で戦国~安土桃山時代に使われた火縄銃の球の鉛は
タイの今のカーンチャナブリー県北部のトンパプーム郡の
中央平原のソントー鉱山で採掘されたものであった
現地でビルマからの支配を脱したナレースワン大王も活躍した時代である
(ナレースワン王の映画にも火縄銃が、それも手持ちのハンドガンタイプのものが多数登場するが
下手するとフリントロック銃まで登場する)

一方で火縄銃の引き金にバネをつけて引き金を引いてから点火までの時間を
少しでも早くしようとしたのはこれまたタイ南部のリゴール、今のナコンシータマラート
付近で始まった、らしい

全く関係ないのだが、この両地域とも何故かテナガコガネがいる地域なんだよなあw
特にナコンシータマラートのテナガコガネは遠く離れた台湾のものに
模様やオスの生殖器がやや似ている
カーンチャナブリー北部のテナガコガネはこれより特化が少ないがそれでもミャンマー南東部の個体群と
基本的には同じ特徴を持つ、要するにレーマンテナガコガネに似ている?とされるものである

山など自然が豊かな所に鉱山があり、あるいは山と海に面した深い港もあるところが貿易中継点となって
栄えた、というだけと言えばそれまでだが
ナコンシータマラートのテナガコガネについて「台湾から香木の大径木を持ち込んだ時にウロにでもいたのか?」
という珍説を唱える筋もごく一部にいる
それほどに特異な隔離分布なのである

近世の大航海・戦国時代と物流と、近隣の森林地帯(そのものが香木など産物を多く出した筈である)との関わりとか
もっと素直に昔の第三紀~第四紀の気候・地質の変遷による隔離か、とか、想像するだけなら色々可能である
0562名無虫さん2024/01/06(土) 22:50:21.68ID:???
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/7db142b2e1992c729db733dba5e5125a9ccf4216
《ブラジル》棘なし「ペキ」が市場に=知られざるスーパーフード
25年にわたる研究の末、棘のないペキの苗木が今年市場に出回る見込みだ。ペキは中部ゴイアス州特産の果実で、
中心にある種の周りには棘があり、食べる際に注意が必要だが、新しい品種ではその心配がなくなる。
ゴイアス州の育苗業者が生産し、数カ月後には市場に供給される予定だと、5日付CBNサイトなどが報じている。

ペキは、先住民の言語であるトゥピ語で「とげのある皮」を意味し、鋭い大量の棘がこの果物の特徴で、それを噛まずに
注意深く食べる必要がある。それ故に敬遠する人も多いが、くせになる独特の風味があり、
栄養面でも優れており、魅力的な果物であることも確かだ。
 抗炎症作用で知られるオメガ9系の不飽和脂肪酸が豊富で、ビタミンAの前駆体であるカロテノイドやビタミンCが
豊富で、知られざるスーパーフードだ。
0563名無虫さん2024/01/06(土) 22:52:24.03ID:???
 「従来のペキのようなクセは少なく、優しい味わいだ。ペキ初心者にとっては、棘なしで始める方がはるかに安心して
味わうことができる。そして、ペキ愛好家にとっては、口に含んで果肉の食感を楽しむことができ、さらに堪能することができるでしょう」と述べた。
 棘のないペキは、マット・グロッソ州のある農家が偶然庭先で発見し、Ematerとブラジル農牧調査研究公社
(Embrapa)に協力を依頼したことで研究が始まり、20年経ちようやく結果につながった。

https://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Column/ISQ000009/ISQ000009_011.html
第11回 ブラジル――「ツンデレの果実」ペキー
ペキーとはブラジル中西部を中心に広がるサバナ地帯であるセハード(セラード)原産のバターナット科の木のことで、
皮をむくと一見栗のようにも見えるその果実は食用として供される1。絞ってジュースにしたり果実を漬けて「ぺキー酒」にしたりすることもあるようだが、
ほとんどしない果実自体の味に比べて香水のような香りがかなり強いため2、予めスライスしたものを他の食材と共に
調理することも少なくない。よって、ペキーの実を丸ごと食するのは筆者にとって初めての機会であった(写真1、2)。

筆者は少しかじってみることにした。すると…口の中がチクチクしだした。そう、ペキーの実の中心にある種の部分には大量のトゲがあり、
それが筆者の舌に刺さってしまったのである3。  
0564名無虫さん2024/01/06(土) 23:01:45.04ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/Caryocar_brasiliense
Caryocar brasiliense, known as pequi or "souari nut", like its congeners, is an edible fruit popular
in some areas of Brazil, especially in Centerwestern Brazil.

このペキーという種類に限ればサバンナ地帯に多いんだな
樹高10mほど

同じバターナット科でもアマゾンやギアナに行くと35mくらいになるのが多いと
そしてそういうのは木材としても有用とされる
0565名無虫さん2024/01/14(日) 10:20:05.89ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/Serran%C3%ADa_de_Macuira

Parque Nacional Natural Macuira
ナトゥラル・マクイラ国立公園
マラカイボ湖の北の西側に突き出た半島の一部

この地域は砂漠気候にすらなっているほどの乾燥地なのだが
標高700mオーバーの山の一部は山地熱帯雨林や雲霧林になっている
山の稜線を境に砂だらけの地域と森林にくっきりと分かれている

こういう地域の生物の種分化とかが面白い
0566名無虫さん2024/01/16(火) 14:23:35.26ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/Leuser_Ecosystem
ルーセルエコシステム
スマトラ島の北部の低地熱帯雨林
スマトラゾウ、スマトラトラ、スマトラサイ、スマトラオランウータンが同時に生息する

哺乳動物の大型種はスマトラ北部に多いのか
ラフレシアは南部だったかな
ショクダイオオコンニャクはどこでもあったような

スマトラヒラタは北部のものが鋸歯の領域が長くて格好良くて値段も高いw
だがマンディブラリスは中部でエラフスホソアカは南部だったかなあ
コーカサスはスマトラのものが最大と言われがちだが
南部が大きいという場合と中部が細長いという場合がある

チョウだとミランダキシタアゲハは中部に多かったか

マテバシイ属の巨大な葉とドングリの種類もスマトラ中部だったな
マンデリンは北部か

アミメニシキヘビの大物のニュースはスマトラ中部の東側のリアウ州辺りでよく出て来る
0567名無虫さん2024/02/07(水) 13:45:59.95ID:???
https://en.wikipedia.org/wiki/Mangifera_pajang
「ウンバン」として紹介されたことがあるウルシ科マンゴー属の果物
embangと書くので注意
BambaganとかMawangともいう

ボルネオ特産で樹高50mにもなる事がある
皮はしっかりして分厚いが「ナイフで切れ目を入れれば手で?ける。むしろ本家マンゴーより剥き易く
ミカンを剥くような感じ。しかしベタベタの汁が出る」

中はほぼマンゴーと同じだが、その皮周りの汁が曲者でウルシ科ゆえの被れを起こす事がある
これにかぶれてしまった後で普通のマンゴーに対してもアレルギーを起こすようになって
どちらも食べられなくなってしまった、という話もある
0568名無虫さん2024/02/23(金) 01:00:17.78ID:???
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bc2c5a349df57742bfcfa9a2f2eaf2f9c95fa77
オオアナコンダの新種を発見、“世界で最も重いヘビ”に隠されていた衝撃の事実
見た目はそっくりだが「遺伝的に深く隔たる」種が存在していた! 南米

世界で最も重いヘビが大きな秘密を隠していたことが明らかになった。2024年2月16日付けで学術誌「MDPI Diversity」に掲載された
論文によれば、南米にすむオオアナコンダ(Eunectes murinus、英名Green Anaconda)は、実際には遺伝的に異なる
2つの種に分けられることがわかった。両種の見た目は非常に似ているため、専門家でさえ区別できないほどだ。

「遺伝的には5.5%異なります。私たちとチンパンジーの遺伝的差異が約2%だといえば、この違いの大きさが実感できるでしょう」とフライ氏は述べる。

遺伝子データを解析した結果、氏らは、北部と南部のオオアナコンダの明確な違いを発見した。この発見に基づき、氏らは北部で見つかった
オオアナコンダをキタオオアナコンダ(Eunectes akayima、英名Northern Green Anaconda)という別の種に分け、
E. murinusは南部のミナミオオアナコンダ(英名Southern Green Anaconda)としようと提案した。

ry

今回の研究では、キイロアナコンダ(E. notaeus)とダークスポットアナコンダ(E. deschauenseei)、
ボリビアアナコンダ(ベニアナコンダ、E. beniensis)をキイロアナコンダ1種に統合すべきだという主張もしている。
興味深いことに、ベーメ氏はこちらの結論にはあまり同意していない。

 この発見は、オオアナコンダで行われたのと同じ遺伝学的研究に基づいている。しかし、これら3種の場合は
オオアナコンダとは反対に、別々の種とするほど遺伝的な違いは十分大きくないとフライ氏らは主張している。
0569名無虫さん2024/03/03(日) 09:56:27.59ID:???
https://www.cnn.co.jp/fringe/35215949.html
カエルの体からキノコ生える、初の事例に研究者も困惑 インド

(CNN) インドのカルナータカ州にある道路脇の池で、生物研究者のグループが脇腹から小さなキノコの生えたカエルを発見した。

このカエルは「ゴールデンバック・フロッグ」の一種で、学名はハイララナ・インテルメディア。インド南西部のカルナータカ州や
ケララ州で多く見つかる。小さなカエルであり、成長しても体長は約7.4センチにとどまる。

その後、菌類学者が写真を通じ、カエルの脇腹から生えていたキノコを「クヌギタケ」と特定した。クヌギタケは大抵、
枯れ木の腐った部分に生える。生物の遺体を分解する腐生菌であり、通常は枯死または腐敗した有機物から栄養を取る。
ただ、2023年の研究で、生きた植物を糧に成長する生態に進化できる可能性が判明した。

23年の研究ではさらに、クヌギタケが生きた植物や樹木と共生関係を築けることも示唆された。クヌギタケは宿主の
植物から栄養を摂取することも、宿主に栄養を与えることもできる。樹木の場合、クヌギタケが枯れた枝を
取り除くのに役立つ可能性があるという。

米コーネル大学獣医学部の博士研究員アリッサ・ウェッテラー・カガナー氏は
「菌類は環境の変化に適応するダイナミックな生物。異なる環境や気候で新しい宿主に接触すれば、
私たちが思いもよらない場所で育つのかもしれない」
「他の点で健康なカエルなら、このキノコに皮膚を少々侵されても悪影響を受けず耐えられる」可能性はあると指摘。
一方で、カエルの真菌感染は例が非常に多く、キノコが「皮膚上で大きく成長したり、体内に潜り込んだりした場合、真菌症の症状を呈するかもしれない」とも述べた。
レスを投稿する


ニューススポーツなんでも実況