>>88
私がまず必要だと思っているのが
「共同募金はおかしいけど必要だから(強制的なやり方も)仕方ない」

という「雰囲気」への問いかけだね。
ネットでも「集金に回らせるのはおかしいけど、福祉の資金は必要だから仕方ない」といった声を時々聞くのだけど、本当にそうなのか。

福祉のための資金集めなら「集金に回るよう強制」しても良いのか、断りにくい雰囲気の中の集金や会費への上乗せ徴収のような形で「強盗・恐喝」を繰り返しても良いのか。
福祉のための資金は、「生活や地域の人間関係を人質にとる陰湿な強制」の中で、無理やり集めるべき性質のものなのか、と。
まず、「おかしいと思っても黙認せざるを得ない雰囲気」があると、一部で「やり方を変える」べく動き出しても、すぐに立ち消えになってしまいかねないから。

地域の団体を通して強制的に巻き込み集金に回らせたり「寄付」を強奪するやり方は

「使い道以前に集め方としておかしい」
「仮に福祉のためであっても、やってはいけないこと」

ではないのか。
この点をまず、はっきりとさせておかないと「仕方ない」「地域の団体、住民が負担するのは当然(公然とこんなことを言う地方議員もいる)」といった雰囲気になってしまいかねない。

実際には、共同募金の場合は「福祉のための募金」とすら言えないわけだけど。
本来は政治の枠組みの中で議論しながら予算を作り、その「住民の合意」にもとづいて活動すべき行政団体(自治体の「子会社」としての社会福祉協議会)が、

「民間」組織を自称しながら行政の圧力によって住民を奴隷にする最も卑劣な手口で、「みかじめ料」を奪い勝手に使っているのだから。

ただ、まずは
「(強制ではないと喚きつつ)地域の団体を通して強制する」

やり方は「使い道以前の集め方の問題」として、「どんな目的の資金を集める上でもやってはいけないこと」ではないか、ということを問いかけていく必要があると思う。
集め方さえまともなら「使い道」は(福祉だろうが娯楽だろうが)勝手にしてください、としか言いようがないわけで、その点はもう「自治会の集金」とは関係のない話だからね。