御禿は声優養成所の講師やれそうだな
現場でスパルタする方が性に合ってるか

https://hayabusa3.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1408833399/

152 :名無しさん@恐縮です@転載は禁止:2014/08/24(日) 08:51:43.97 ID:A/THg1Oi0
ガンダム製作時、ブーム以前の79年10月に発行された声優ムックでの声優志願者へ向けた富野の寄稿。
35年も前なので考え変わってるかもしれないが、参考まで。
全文じゃなく最初と最後のみの抜粋。

アニメ流行の当節ならば“声優”というのは独立した職業のようにきこえもする。
しかし、本来、声優という職能は、演技者(俳優)の持つ才能の一部でしかない。
演技者であってこそ声優という部分の才能も発揮される。
現に声優だけを職業として、その人気だけで自分の実力を楽しんでいる声優は少ない。
声だけで演技するという事は、単なる発声の訓練ですむものではない。
つまり、演技者(俳優)としての能力があって、初めてなし得るという事を忘れないで欲しいのだ。
なぜ?なぜだろう?
…そう。声一つとっても、肉体があるから、人格があるから、多種多様の声があるのだ。
人格(人としての)のあらわれが声である。声だけで人間は存在しないということなのだ。
これを、当たり前と感じた瞬間から、あなたは声優入門の第一歩を見失うだろう。

半分でも自分の適性にあっていると思うのならば、あとは情熱を傾けるだけだ。
だが、若さゆえの間違いというものはある。それをしないための知性であろう。
その第一歩を間違えなければ、あとは力をつけていく一点だけを見つめてすすめばいい。
忍耐である。若い時にやらねばならぬ事をやってゆく。
これは人生を知る上で大切なことなのだ。
そして、最後に具体的な指針を示そう。
本当に声優になりたいあなたなら、まず“演技”という単語を辞書で調べることぐらいやって、ごらんなさい。
次にこの稿の中の知らない単語を辞書で調べなさい。
そして、本当の最後です。“さ、し、す、せ、そ”と叫んでごらんなさい。
あなたの声に表情がありますか?なければ表情をつけてごらんなさい。
あなたの俳優修行の始まりです。