「オタフーリガン、あるいはmob」(このスレ的には「表現の自由戦士」と同等だろう)が多用する「藁人形論法」への批判から始まり、彼らの戦時中的なメンタリティーまで分析した藤田氏の見事な考察だと思う。
というわけで、長いけど全文張らせて。


石川優実 @ishikawa_yumi
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
クソフェミはどこにいる?女性の選択の自由とは。 - また余計なことを・・・
http://www.ishikawayumi.jp/entry/feminism.181012
3:09 - 2018年10月12日

↓(引用)

藤田直哉 @naoya_fujita
これはホントそう。性嫌悪で叩いているフェミニストはほとんど見なかった。
「いろんなブログやツイッターを見たけども「性的だから」という単純な個人の感覚で批判している人なんて本当に一部ではないのか?」

藁人形論法というのがある。本人の言ってないことを言ったかのようにして作り上げた仮想の像を叩いて論破した気になる論理的な誤謬。
明らかにフェミ叩きではこれが起きてて、ヴィクトリア朝的性嫌悪やオタクカルチャー嫌いに仕立てあげられている。

声を上げている人たちが、オタク文化の中で仕事してたり、コミットしてきていたり、ポルノコンテンツを作ったり消費を公言してたり、ヌードグラビアに出ていたり、という側面は、綺麗さっぱりなかったことにされている。

mobやイナゴと呼ばれる人たちの問題視されてる行動の主たるものだと思うよ。
実態や現実、他者そのものを見ることが出来ず、脳内にバーチャルな像を捏造してそれと独り相撲してるから、「フィクションと現実の区別つかなくなっとるんちゃうか」「◯◯のせいちゃうか」と疑念を生んでしまう

こういう藁人形論法は、自分が知的でフィクションとリアルの区別のつくオタクだと自認しているのなら、今すぐ辞めなくてはならない。論理的誤謬だし、事実に反している非科学的な理解でしかないから。

「藁人形論法」や「敵味方」二分法の思考をしやすくなる状況、それを自己正当化しやすい状況というのはあって、恐怖、脅威、切迫感が生じる「戦争」がそれ。戦争モデルでの状況認識が行われているのが色々と悪いのでは、と思わないこともない。

外敵がいる、潜在的な戦争状態だ(冷戦、イデオロギー戦争だ)、祖国を(愛着ある文化を)防衛しなくてはならない、内部にスパイがいるかも、利敵行為は粛清、
疑わしければ過剰に攻撃してもやむを得ない、外側から敵が侵略してくる……こういう世界認識による行動と自己正当化なんだろう。

オタフーリガン、あるいはmobの人たちの、外部からは問題視されるにもかかわらず当人たちが正当化し続けている言動の背景にはこういう情勢認識が透けて見える。

↓(続く)