合丼氏は思考が経営者なんだろうけれど、決定的な勘違いをしているよ

雇い主が従業員の賃金を低く抑えたいと思うのは当たり前
従業員が賃金を多くもらいたいと思うのも当たり前
売り上げが確保できれば、従業員への賃金を増やすのもやぶさかではないというのは、雇い主として評価できるよ
でもね、問題はそんなところじゃないんだ

同人界隈において、絵師は基本的に雇い主を必要としていないんだよ
なぜなら、絵師は自分の絵を自分で直接売れるのだから

合丼氏は、自分は依頼料という資本を注入することで、採算割れのリスクを背負っていると声高に言っているけれど
現状は絵師側の絵を仕入れて販売している「小売店」状態なのだから、リスクを背負うのは当たり前なのよ
絵師側にとっても、あらかじめ絵に一定の値がつくならば、そのほうがいいという人もいるだろうし
しかしながら、売れる絵を描ける絵師ならば、そんな「小売店」も必要ではないんだよね
自分で直接絵を売ればいい話なのだから

採算割れのリスクを減らすには、作品としての価値を上げるか仕入れの値段を下げるかなんだけど、
後者を選択すると、絵師にとっての「小売店」のメリットが薄くなるから、同人界隈では前者しか選択の余地がないんだよね
合丼氏は宣伝や割れの撲滅による売り上げ増を見込んでいたけれど、
フェチ関係の人間は自分から情報収集に励むから、宣伝はそれほど効果が見込めないと思う
割れ防止の活動については、売り手として大いにやるべきだと思うけれど、モグラ叩き状態だろうし・・・

最後に少しフォローするけれど、作品としての価値の上昇は、文章力の向上以外にもまだ手段があるんだよね
特に合丼氏の場合、たまにシチュエーションの選定眼が光ることがあるから、妄想力を磨けば活路はあるかも