消費者は平気で嘘をつく!?
先日UPしたこちらの記事に思わぬ反響があり。
「消費者の声はモノづくりの役に立たない」という内容に、
某大手シューズブランドの偉い方から「大賛成」とコメントまでいただきまして。
ということでチョーシに乗ってもう一発書いちゃいますね。
なぜ消費者の声はモノづくりの役に立たないのか。
「平気で嘘をつくから」です。
例えばモニタリングやアンケートで「こういう商品があったら買うか?」という質問に対して、
yesと答えた人が実際に買うかと言ったらほとんど買わないと思います。
その気が無いのにyesと答えているから。
「嘘をつく」は言い過ぎかもしれませんね。
yesと答えたい気分だったのかもしれませんし、
もしかしたら「yesと答えたら喜んでくれるかも」という
サービス精神がそうさせたのかもしれまん。
ただいずれにしてもほとんどの消費者が真剣に、
切実に回答しているわけではない、ということです。
ためしに「yesと答えた人は
“商品化した際に必ず買う”という誓約書を書いてもらう」と条件付けたら、
ほとんどの人がnoと答えるでしょう。
それくらい恣意的に集めた消費者の声なんて当てにならないんですよ。
なので作り手の皆さんは、いちいちそんなものに振り回されてはダメですよ。