特定の分野での経験やスキル、知識を豊富に持っていることと、今後の自分の成長は本来は無関係なはずなのですが、
経験値が高い人ほど、無意識のうちに上限値を決められているふしが見えることがあります。
ここに自己評価のズレが重なると、求人を選択する基準にぶれが生じて、自分の力が必要とされ生かされる求人を見落としたり、
逆に自分のキャリアが必要とされにくい会社ばかりに応募を続けたりしてしまい、やがてキャリアの迷子になってしまいます。
ちなみに自己評価のズレとは、特定の環境やコンディションに依存していたこれまでの実績を拡大的にとらえてしまい、
周囲の評価よりも自己評価を高めに自覚しているケース、逆にかなり応用範囲も広く、他業界から見てもかなり高い評価を得られる力量がありながら、
ご自身で過小評価してしまっているケースなどです。先に異業界に転職した先輩や、異業種の知人・友人、転職コンサルタントなど、
自身のキャリア価値を客観的にアドバイスしてくれる人を複数見つけて、転職市場における自分自身のキャリア価値を把握することを強くお勧めします。
退職すると決めた以上は、自分自身を大切に、自分が気持ちよく働き続けることだけを目的に、最善の活動と選択をしていただきたいと思います。