現在のタクシー業界における仁義の一つに「引き抜き厳禁」がある。
在職中の運転手が転職活動中に同業他社への面接も厳禁である。
しかし、抜け道はある。「会社説明会への参加」である。
表向きには「面接ではない説明会」なので、履歴書の提出は無いが、
人事担当者からの基本的な待遇や規定の案内は受けられる。
例えば、ノルマ(足切り金額)や未収手数料(チケット、クレカ、交通系)負担の有無や
歩合比率(ノルマ達成以上の有無、例えば売上金額の55%以上や公休出勤時の65%以上等)
の情報は収集できる。(これら利率以下の会社は、聞かれるまでは答えないブラック会社)
現在の東京23区と武蔵野、三鷹市における営業売上げの平均は税込5万円以上。
これは、大手4社でなくとも基本的にやる気のある運転手なら流しでも充分に稼げる。
この場合、12〜13勤務の月給は40万円以上、個人差はあれど手取支給は約35万円以上。
1乗務6万円以上の場合、月給は45万円以上、個人差はあれど手取支給は約40万円以上。
ちなみに、賞与は年3回で4ヶ月毎にノルマ達成以上の場合、20万円以上で年60万円以上。
これに加え、年間売上げ700、800、900、1,000万円等により5〜20万円の特別賞与がある。
これらを下回る給与のタクシー会社の場合は、業界デビューの給与保障の待遇者以外は、
条件の良い同業他社への転職者が続出している。