【危険】”札大の施設の大半は「旧耐震基準」(1981年6月以前の基準)の建物だ!”【緊急】

耐震基準には「旧耐震基準」と「新耐震基準」があり、新耐震基準をクリアしていることが
一定の耐震能力を備える目安になっている。建築基準法は1950年に制定された。
建築基準法の中には耐震性に関する基準があり、大地震が発生する度に改正された。

1971年の改正では、マンション内の鉄筋コンクリートの柱部をより強固なものにするよう義務付けられ、
液状化現象を未然に防ぐために、木造建築でも基礎部分をコンクリートにすることが義務付けられた。

ターニングポイントは1981年6月1日の改正で、1981年の改正以前を「旧耐震基準」、
1981年の改正以降を「新耐震基準」と呼ぶ。

「新耐震基準」とは、「大地震が起きても人命に関わる甚大な被害が出ないこと」であり、
建物の強度に関して次のような基準がある。

・震度6強から7に達する大規模地震で倒壊・崩壊しないこと
・震度5強程度の中規模地震ではほとんど損傷しないこと

阪神淡路大震災では、死者の大部分が建物の倒壊が原因であり(死者の88%)、
建物の倒壊被害は1981年以前の「旧耐震基準」の建築物(全体の70%)に集中していた。

熊本地震では、「旧耐震基準」による建物702棟のうち225棟が倒壊した(倒壊率32.1%)。
「新耐震基準」による建物の倒壊は、1042棟のうち80棟である(倒壊率7.6%)。

札幌大学の敷地内の施設のデータを見てみよう。

1967年完成 1号館
1968年完成 2号館
1975年完成 3号館
1981年完成 図書館

お分かりだろうか。
現在、学生が毎日授業を受ける1・2・3号館の全てが「旧耐震基準」による建物なのだ。
2号館に増築されたプレアホールも、むろん「新耐震基準」を満たしていない。
新しく見える図書館も「旧耐震基準」による建物であり、いくら改装して一見新築のような
めぇ〜ず保育園や学生立志テラスS-wingを作ろうとも「旧耐震基準」である事実は変わらない。

1・2・3号館は学生と教員の命を守るために、「新耐震基準」に従って、とっくに建て替えられるべき施設だった。

SWITCH makeup and restroom(パウダールーム) 、子育てサロン Stove、SCore ダンスコミュニケーションラボ、
SUICC、学生立志テラス S-wing、ヘルメス、POOL PARK スケートボードパーク ……
札大は、こんな馬鹿な施設の数々を作る前に、学生の命を守る教室を確保すべきだった。

次に震度7クラスの地震が襲う時、はたして札大の教室は安全だろうか。