掲載日時:2019年6月23日(第1稿:6/24昼頃まで掲載)

本日の朝日新聞報道について

 2019年6月23日付朝日新聞朝刊において、3年前に本学院が自律的キャリア形成の
一環として外部に委託して行った研修に関する報道がなされました。
 本学院としての考えを以下にお示しいたします。
 Society5.0時代の到来をみすえ、社会のあらゆる分野で急速な変化が進行する中、
教育の果たす役割はますます重要になっています。大学等の学校教職員はその使命を
果たすべく教育力の向上および教育の質保証に努めらければならず、個人の能力・資質を
向上されるための研修が求められており、文部科学省も「大学設置基準等の一部を改正する省令」を
2017年4月1日に施行し、研修を義務化しています。
 本学院はこうした変化にいち早く対応し、全教職員を挙げて学修者本位の学院へと転換し、
教育力の向上に取り組み、研修を通して必要な教職員個人の能力・資質向上に努めているところです。
 当該の研修は上記の趣旨で実施したもので、講師の発言等について朝日新聞社には、
5月22日付で以下のように文書で回答しています。
 学修者本位の学院の実現には主体性が求められ、消極的な受講姿勢を指導した発言です。
改善後、講師は称賛のフォローをしています。受講者の研修後のレポートでも
「多くの学びが得られ、参加してよかった」との感想が述べられています。
 その上で、講師の発言に不適切な部分があったことは、本学院でもその場で把握し、
その日のうちに委託先に対して改善を申し入れました。
 繰り返しになりますが、今後はより一層教育の役割が重要になることは明白です。
学校は教職員本位から学修者本位へと転換し、誰よりも教職員一人ひとりがそれに応じた
使命と責任を果たさなければなりません。このことを肝に銘じ引き続き学生・生徒・児童・園児の
成長支援にまい進していきます。

学校法人 追手門学院 理事長 川原 俊明