加計学園グループは20以上の教育施設を経営しているが、採算が取れているのは、岡山理科大だけといわれる。千葉科学大や倉敷芸術科学大は定員割れが続き、赤字が慢性化しており、岡山理科大の黒字で補填(ほてん)しているという。
 当然、多額の借金も抱える。2015年3月から岡山理科大と倉敷芸術科学大のキャンパスを担保にして、日本私立学校振興・共済事業団から50億円を超える借り入れをした。その利息の返済が来年3月から始まる。
 加計孝太郎理事長が"来年4月開校"にこだわったのは、獣医学部新設で補助金、入学金、授業料を手に入れ、返済に回すつもりではなかったのか? いずれにしても、学部新設で政治権力者と結託して"ひと儲(もう)け"しようと思われても仕方がない。


加計学園が破綻しても岡山理科大学は存続するよね