>>139の続き

少●拳法がトラブルの多いことはOBも認めている。

(ソース)
http://www.dream-company.net/zaregoto/daigaku.html

在学中は、勉学はもとより(?)部活動に励む。
鹿児島から出て来た私は、ただ男として強くなりたいと考えていた。
それにアクション俳優に憧れていた。
そんな田舎者の私をとても親切で頼もしそうな先輩方が、
有無を言わさずにある武道系クラブの道場へ連れて行って下さった。
そして、体験入部を勧められ、その後は焼き鳥屋でご馳走して下さった。
とても、とても優しい兄貴の様な先輩方だった。
焼き鳥屋へ連れて来られた私と同様の入学生達は声も高らかに
「自分は、入部します!」と酔った勢いで宣言していた。
かく言う私も、国分高校の同級生の●●君と一緒に爽やかに入部を宣言していた。
先輩方は、優しかった。とても、とても、優しかった。
そう…、その夜までは…。
翌日、ルンルンと道場に行くと、昨夜の優しい先輩方がいらっしゃった。
だが、先輩方の雰囲気がなんだか違う。挨拶しても、返事がない。
ん?どうされたのかな?それに雰囲気が、何だか…、怖い。
そう、昨夜の顔は芝居であったのだ。そして一度でも入部宣言した者に待っていたのは、
約束された灰色の学園生活であった。
西南学院大学少林拳法部、伝統的な大学の武道部であった。
私もそこに4年間在籍する事になった。
18歳の少年から見たら、4年生はおじさんである。
それがただのおじさんじゃなかったのが恐怖である。
道場の中には、化け物、いや怪物が一杯いた。(諸先輩、ご勘弁下さい。)
そんな怪物を相手に、乱取りといってわずか6オンスのグローブで戦うのである。
もちろん、勝てる訳がない。勝てるどころか、毎日ボコボコである。
鼻も折れた。田舎者の少年は、どんどん暗い男になっていった。
部を辞められなくて、遂に大学を辞めて逃げ出した同期もいた。
それでも同期の連体責任として、私達が締め上げられた。
まさに地獄の日々が続いた。爽やかなキャンパス生活などは夢のまた夢であった。
まさに「押忍(おす)」の世界であった。