★多額ローン、就職先はブラック…Fランク大学卒業生の厳しい現実?なぜ入学者減らない?

少子化が進む日本で、「大学全入時代」となって久しい。いわゆる「Fランク大学」といわれる大学の中には
定員割れのところも多いため、願書を書いて面接を受けるなど型通りの試験を受ければ、晴れて大学生だ。

Fランク大学をめぐっては、「工学部の授業で因数分解を教える」「就職先がブラック企業だらけ」などの
“伝説”が多くの人に知られているが、それでもなぜ、高卒で就職するでもなく、専門学校で特定の技術を
身につけるのでもなく、Fランク大学に進学する人が後を絶たないのか? そう訝がる声も多い。

ところが、Fランク大学に入学する学生の多くが、大卒の学歴にこだわっているわけではなく、その背景には
高校教師の怠慢があるという実態が、取材を進めるうちに見えてきた。

あるFランク高校生の親は、口々にこう言うのだ。
「先生は就職を勧めず、Fランク大学になら入れると言うんです」

実は高卒の就職率は95.8%(2013年春卒業者)と、大卒の93.9%(同)より高い。しかし、ブルーカラー系
職種が多く、3年で半分が辞めるといわれるくらい離職率が高い。これが「七五三現象(大卒7割、高卒5割、
中卒3割が入社3年時点で会社に残る)」といわれる所以である。

高校教師からしてみれば、卒業生にすぐ会社を辞められれば、間を取り持った自分の面目は丸つぶれだし、
高校の信用力も落ちる。すると自分も上から責められるから大層困る。すぐ辞めたOB、OGがちょくちょく
相談に来るのも面倒だ。さらに、あらためて就職先の候補を開拓するのもしんどい。(以下略)

http://biz-journal.jp/2013/12/post_3591.html