>>199-202>>204-216の流れが面白かったので、自分の経験を書き込んでみる。
個人的には>>215の言うことに同意。
(水月氏の仕事そのものは必要なものだと思ってもいるが)

自分自身は現在30前半で私学専任講師3年目(社会科学系)だが、
今でも所属している学問領域で自分は三流四流レベルの研究者だと思っている。
正直、今の自分より頭が切れて論文も優れているという常勤職じゃない研究者は腐るほどいる。
その状況がDに入った時点でわかっていただけに、
できる限り「点」ではなく「面」で勝負するようにしてきたのがこれまでの自分。

このスレでも何度も挙がっている「コネ」を作っていくことはもちろんその一つだし、
研究テーマで自分のやりたいことと「ニーズ」がありそうな題材を掛けあわせて、
かつ、自分の所属する学会での評価も考えながら(あるいは評価されそうな学会に入会して)
D〜ポスドク時代は業績をつくっていた。
また、指導教授からの「雑用」も自分の今後の肥やしと思って積極的にこなしていったら、
案外早く専任の話が転がってきた。

もちろん、自分の専門が社会科学系だからこそ「掛けあわせ」ができたのかもしれないが、
その領域で自分が一流という評価を受けていない者はイロイロやって評価されるポイントを
複数つくっていかないと結局生きていけないと思う。